アウディ A8新型 フルモデルチェンジは8年ぶり
■アウディ A8新型 発売日は10月15日
アウディジャパンは、8年ぶりに全面改良したフラッグシップモデル『A8』(Audi A8)について、10月15日から販売を開始すると発表しました。
量産車初となるレーザースキャナーの搭載で運転支援システムをより進化させたほか、アウディとして初めてマイルドハイブリッドシステムを採用したのが特徴。
■世界初 レベル3の条件付き自動運転システムを可能に
アウディジャパン フィリップ・ノアック 社長
アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は、9月5日に都内で開いた発表会で「4世代目となる今回のA8は世界で初めてレベル3の条件付き自動運転システムを可能にすべく開発された。合計23個のカメラやセンサーを搭載し、量産車として世界初となるレーザースキャナーのような高度なセンサーも含まれている」と新型A8を紹介しました。
また、「レベル3の機能であるトラフィックジャムパイロットは国際的な技術認証や道路交通法の関係で、まだいずれの市場でも導入されてはいない」としながらも、「今回、日本で発売する新型A8は洗練されたレベル2の運転支援システムを提供している。例えばアウディドライブアシストは発進から高速走行まで加速、減速、レーンキープにおいて連続的にドライバーをサポートし、より高い安心感と快適性を実現している」とも述べています。
■アウディ A8新型 安全機能は
安全面では、見通しの悪い交差点でのフロントクロストラフィックアシストや、全方位からの事故を予防するプレセンス360、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、トラフィックジャムアシスト、アクティブレーンアシスト(ALA)の3機能を統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)などを搭載します。
また夜間の安全な視界確保に貢献するHDマトリクスLEDを装備しました。
32個のLEDを個別に点灯制御することで、前走車および対向車のドライバーを眩惑することなく、最大限の照射範囲を実現。
さらに70km/h以上で作動するアウディレーザーライトは一般的なハイビームの2倍の照射距離を持っています。
■アウディ A8新型 マイルドハイブリッド
また、ノアック社長は、マイルドハイブリッドについて「回生ブレーキによる発電、22km/h以下でのアイドリングストップ機能、55~160km/hの間での高速走行時にアクセルペダルから足を離すとコースティング(惰性)走行モードになる機能によって燃費向上が期待できる」と語っていました。
■アウディ A8新型 パワートレイン
パワートレーンは最大出力340psの3リットルV型6気筒直噴ターボと、同460psの4リットルV型8気筒直噴ツインターボ、マイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載する2種類のガソリンエンジンと8速ティプトロニックの組み合わせになります。
■アウディ A8新型 新車価格は1140万円~
A8新型ですが、価格は1140万~1640万円としています。
3リットルV6ターボ搭載のA8 55 TFSIクワトロが1140万円、4リットルV8ターボ搭載のA8 60 TFSIクワトロが1510万円、A8L 60 TFSIクワトロが1640万円。
最後に
アウディのフラッグシップセダンである、A8がフルモデルチェンジして登場です。
様々な面でブラッシュアップされたこのセダン。気になる方はぜひ試してみてくださいね。