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プリウスの販売台数が低迷しているデザイン以外の2つの理由。

プリウスの販売台数が低迷しているデザイン以外の2つの理由。

トヨタ自動車は、プリウスをマイナーチェンジし、12月17日に発売開始しました。販売台数が落ち込んでいたプリウスでしたが、今回のデザイン変更のテコ入れは販売の起爆剤となるのでしょうか。プリウスの販売台数が落ち込んでいる理由はデザイン以外に2つの理由があるのでは と感じます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


はじめに

2018年12月17日、トヨタ自動車は、プリウスをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて販売開始しました。

販売台数が落ち込んでいたプリウスでしたが、今回のデザイン変更のテコ入れは販売における起爆剤となるのでしょうか。

個人的に販売台数が落ち込んでいる理由はデザイン以外にも2つの理由があるのではと感じます。

まず始めに、今回のマイナーチェンジ内容について詳しく紹介します。

マイナーチェンジの概要

2015年に現行のプリウスが発売され、今回のマイナーチェンジでは不評だったデザインを可能な範囲で大きく変更してきました。

プリウスの販売店は、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店で、月販目標台数は6,600台に設定されています。

マイナーチェンジされた新型プリウスの店頭発表会は2019年1月19日(土)・20日(日)となっています。

主な変更点はフロントやリアのグリルやバンパー、ランプ類がリニューアルされマイルドな印象になりました。

一部で「プリウスPHV」と同様のデザインになるのではと噂もありましたが、変えてきましたね。

主な変更点について見ていきましょう

先進的で洗練された内外装デザイン

一番わかりやすい変更点はデザインです。
グリルやバンパー、ランプ類などの意匠を変更し、マイナーチェンジ前とかなりイメージが変わりました。

室内の質感も高めてきました。

インストルメントパネルやフロントコンソールトレイなどにブラック加飾を採用し、上質感のある落ち着いたデザインになりました。

ボディカラーもブルーメタリックとエモーショナルレッドⅡ追加し全9色の設定となっています。

更に「ツーリングセレクション」は、外板色とブラックの幾何学調ルーフフィルムをあしらったカラーリングを採用し、スポーティでプレミアムな印象をもたせています。

コネクティッドサービス

新型クラウンやカローラで採用したコネクティッドサービスを全車に標準搭載してきました。

専用通信機DCM(Data Communication Module)でT-Connectサービスを3年間無料で使うことが可能です。

内容は、専任のオペレーターに24時間365日、口頭で目的地設定や情報検索を依頼できるオペレーターサービスや、トヨタスマートセンターで収集するリアルタイムな交通情報や地図データなどをもとに、より最適なルートを探索し、ナビゲーション車載機に配信するハイブリッドナビ機能などドライブが快適になるサポートがついています。

スマホアプリのLINEにマイカーを“友達”登録することで、ナビゲーションの目的地登録や航続可能距離の確認などができるLINEマイカーアカウントも今の時代ならではのサービスですね。

安全機能を強化

安全装備も強化されています。

以下の最新安全装備が全車に標準装備となりました。

・昼間の歩行者も検知対象とするプリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
・車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストするレーンディパーチャーアラート
・全車速に応じて追従走行を支援するレーダークルーズコントロール
・夜間の見やすさをサポートするオートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」

また、駐車場などから後退する際に、左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラー内のインジケーターの点滅とブザーにより、注意を喚起するリヤクロストラフィックアラートもオプション設定可能となっています。

便利・快適機能を拡充

フロントコンソールトレイ内に設置された「おくだけ充電(ワイヤレス充電)」(グレードによりオプション設定)のスペースを拡大し、大型スマートフォンにも対応しています。

個人的な話ではありますが、筆者もスマホを最近買い替えiPhone XS Maxにしましたが、ワイヤレス充電は本当に便利で、クルマについていると便利だろうなと感じます。

プリウスがでた頃は大型スマートフォンの想定が無かったのではと思いますが、iPhone XS Maxなどの大型スマホも充電できるのは嬉しい限りです。

背もたれ面と座面からシート表皮の熱気や、エアコンの冷風を吸い込むことで冷涼感をもたらす吸い込み方式のシートベンチレーション(「Aプレミアム」に標準装備)を前席に採用し、快適性を高めています。
シートベンチレーションは夏場は快適でしょうね。

TRDやモデリスタのカスタムパーツもマイナーチェンジにあわせて発売!

TRDブランドでモータースポーツ活動及びカスタマイズパーツ展開を行う株式会社「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」から、プリウスのマイナーチェンジにあわせて、新しいTRDカスタマイズパーツを発売してきました。

エアロパーツは空力効果とドレスアップ性を両立した「Aggressive Style」(LED付・塗装済・税別17万5000円)と、空力アイテムとしての機能美に特化した「Aero Dynamics Style」(塗装済・税別12万2000円)、2つのスタイリングを設定しています。

新開発の18インチアルミホイール「TRD TF9」は、ポリッシュ/マットブラックカラーで鋳造ながらシャープなメッシュスポークデザインを採用したTRDの新作でカッコいいですね。

価格は1本あたり8万3500円となっています。

その他新たに「シルバー」のドアハンドルプロテクターも追加されました。
価格は1セット3000円です。

またモデリスタもエアロキットを発売してきました。

先進的なイメージの「アイコニックスタイル」と、洗練されたドレスアップスタイリングの「エレガント アイス スタイル」の2種類が発売されました。

アイコニックスタイルは19万6560円。

エレガント アイス スタイルは、13万7160円。

さらにガーニッシュセットやスカッフプレート、シートカバーなども発売されています。

プリウスの販売が低迷している2つの理由。

プリウスのマイナーチェンジの変更点を紹介してきましたが、プリウスの販売が低迷していたのはデザイン以外にも理由があったのではいのかと感じています。

筆者が思う、低迷している2つの理由について記載します。

SUV人気

まず1つ目の理由としては「SUV人気」が挙げられると考えます。

世界的なSUV車の人気で日本でもSUVモデルが売れまくり各メーカーがこぞって新型のSUVモデルを出してきたのがここ数年ですが、トヨタもプリウスと同様のプラットフォーム「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を採用した新型車「C-HR」を発売し大人気となりました。

同プラットフォームを利用することにより「C-HR」は現行の「プリウス」と同じ車台をC-HRでも使い、車台構成部品の約9割を共有しています。

ボディサイズ的にも近しい数値ですし、スタイリッシュな「C-HR」に旧型プリウスから乗り換えたユーザーも多かったとの情報もありました。

デザイン的にいかにも「ハイブリッドカー」なデザインのプリウスと比べ、わかりやすくスタイリッシュ且つ堂々たるデザインのSUVモデルに流れたユーザーは多いと感じます。

今回のマイナーチェンジレベルのデザイン変更では、C-HRを始めとするSUVに流れた層をターゲットとして呼び戻すのは中々難しいのではないかと思います。

燃費の優位性

2つ目の理由として挙げるのは、燃費の優位性です。

プリウスの魅力といえばやはり圧倒的な燃費やエコのイメージだと思います。

プリウスの燃費は相変わらず素晴らしいの一言ではありますが、他メーカーも優れた燃費性能のクルマを出すようになってきており、他のコンパクトカー等と比べた際の燃費性能の優位性は大きく変わらなくなってきています。

また、新型N-BOXを筆頭に軽自動車の性能も普通車レベルまで向上しています。

ミニバンやセダンなどの中型普通車からN-BOXなどの軽自動車や、ノート、アクアなどのコンパクトカーに乗り換えるユーザーも増えているのも事実です。

日本の道路事情での軽自動車の使い勝手や維持・コストの安さなど、燃費だけではなくトータルな維持コストを含めて考える方が増えてきたのではないでしょうか。

燃費の圧倒的優位性が無くなり「プリウスじゃなくても」と感じ、プリウスを選択する層が減ってきたというのもプリウスの販売減の原因なのではないかと感じます。

最後に

今回のプリウスのマイナーチェンジの一番大きな変更点はデザインです。

デザイン的に奇抜すぎると敬遠していた旧型オーナーの方向けに今回はマイルドな顔立ちに変更となりました。

PHVのデザインが比較的好評なため、同様のデザインに合わせてくるかとも思っていましたが、PHV寄りではあるものの、少し変えたデザインとなりました。

SNS等での反応を見ている限りでは、若干否定的な意見が多いように思われます。

しばらくはマイチェン効果で売上は伸びると思いますが、半年後くらいにはまた売上が伸び悩む可能性もあるかと感じます。

ハイブリッドカーとしてプリウスのライバル車のホンダ・インサイトはあえてハイブリッドカー的なデザインではなく、4ドアクーペのデザインで勝負をし、米国でも高評価を得ています。

プリウスも今回のマイナーチェンジ以後の売上が伸び悩んだ場合、販売台数次第では次期型のコンセプトは大幅に変えていかないと復権は難しいのかもしれません。

このプリウスのビッグマイナーチェンジが追い風となるか逆風となるか、今後の販売台数の推移を見守りたいと思います。

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