トップへ戻る

セルモーターの故障?エンジンが掛からない時の対応方法を解説!

セルモーターの故障?エンジンが掛からない時の対応方法を解説!

エンジン始動時に必須のセルモーター。定期的なメンテナンスが必要なパーツではありませんが、本記事ではセルモーターの役割、構造や仕組みと種類についての説明と、故障の前兆を知らせる異音について、また、修理や交換に掛かる費用について解説します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

セルモーターとは?

ボッシュ スターターモーター

セルモーターとは、エンジンを始動するための最初の回転を与えるモーターの事です。

自動車に搭載されているエンジンは、そのほとんどがレシプロエンジンと言う形式になりますが、レシプロエンジンは構造上、自力で始動し、回転をする事が出来ません。そのため、外部から回転を与えてもらう必要があり、その回転を与えるためにセルモーターが装備されています。

最近の車は、燃費向上のためにアイドリングストップが装備されている事が多いのですが、アイドリングストップは頻繁にエンジンの停止と始動を繰り返すため、セルモーターとそれを駆動する電源であるバッテリーに負担がかかる傾向にあります。

そのため、最近では1回目の車検の際にバッテリー交換を提案される場合が多いようです。

トヨタのハイブリッドシステム(プリウス)

一方、トヨタのトヨタハイブリットシステムや、ホンダのe:HEV、ニッサンのe-POWERのような、「ストロングハイブリッド」と呼ばれるハイブリッド車には、セルモーターがありません。なぜなら、走行用のモーターがセルモーターを兼ねているからです。

スズキ マイルドHV(スターター・ジェネレーター)

モーターは電流を流せば動力を発揮し、外部から回転を与えれば発電機になるという性質を持っているので、最近ではハイブリッド用のモーターとセルモーターを兼ねた簡易的なハイブリッドシステムも登場しています。スズキの「マイルドハイブリッドシステム」等がそれにあたり、比較的低コストでハイブリッドシステムを実現しています。

セルモーターの寿命は?

乗り方で寿命は変わる

ホンダ ステップワゴン アイドリングストップ

セルモーターの寿命は、セルモーターを使用する回数と密接な関係があります。

アイドリングストップがついていない車で、燃費向上のために自分でイグニッションスイッチを切ってアイドリングストップをしている場合、セルモーターの寿命は短くなる事が考えられます。なぜなら、アイドリングストップがついていない車種では、セルモーターがアイドリングストップのために強化されていないからです。

アイドリングストップがついていない車は、比較的年式が古い車が多いので、車の経年劣化も含めて、セルモーターのトラブルが多くなる傾向があります。

アイドリングストップが付いている車では、アイドリングストップ用に耐久性の高いセルモーターが装着されていて、セルモーターを駆動するバッテリーもそれに対応して強化したものがついています。

そのため、通常の使い方ではセルモーターが故障しにくいような耐久性を確保していますが、極端に市街地走行が多く、頻繁にアイドリングストップと再始動を繰り返す場合などは故障の確率が高いでしょう。

エンジンがかからない場合はセルモーターの故障なのか?

車のトラブルで一番困るのは、「エンジンが掛からない」という事ではないでしょうか。エンジンが掛からない原因はさまざまあり、一概にセルモーターが原因とはいえません。エンジンが掛からない原因には何があるのか、一緒に見ていきましょう。

エンジンが始動しない原因のほとんどはバッテリー

バッテリー

運転席に座って、いざ出発!というときに、セルモーターが回らずにエンジンが掛からなかったら焦りますよね。そんな時だからこそ、冷静にトラブルシューティングをして行きましょう。

まず、セルモーターが回らない原因の大半はバッテリーです。最近の車のバッテリーは、アイドリングストップのために頻繁にエンジンの停止/再始動を繰り返すために、かなりの負担が掛かっています。

また、カーナビや先進運転支援装備など、最新の車では電装系の装備がたくさんついているので、その分バッテリーへの負担が大きいです。当然、メーカーもアイドリングストップ用に強化したバッテリーを搭載していますが、それでもバッテリーの寿命は短くなる傾向があります。

そのため、セルモーターが回らない場合、まずはバッテリーが正常なのかをチェックしてください。セルモーターの寿命の方が、バッテリーの寿命よりもはるかに長い事を覚えておくといいでしょう。

最新のトヨタのガソリンエンジンモデルは、アイドリングストップを搭載していない車種が増えています。理由はアイドリングストップによる燃費向上での燃料代の削減分よりも、アイドリングストップ対応バッテリーの交換コストの方が高い場合もあり、あまりユーザーメリットが無いというものです。

あのトヨタがアイドリングストップの採用を躊躇するぐらい、アイドリングストップはバッテリーに負担をかけているのでしょう。

バッテリーが正常でもエンジンが掛からない場合は?

JAF ロードサービス

バッテリーの状態が正常でもセルモーターが回らない場合は、セルモーターの故障を疑わなければなりません。

セルモーターの故障が疑われる場合、セルモーターを長い棒などでたたきながらセルモーターを回してみる方法があります。セルモーター自体が、モーターとギアという比較的単純な構造なので、単純なモーター内部の固着等であれば、これでセルモーターが回る場合もあります。

また、MT車の場合は「押し掛け」という方法もあります。運転手は運転席に座って、イグニッションスイッチをONにしたまま、ギアは1速か2速を選んでクラッチを踏んだ状態にして、後ろから人に車を押してもらって、ある程度スピードが出た時点でクラッチをつなぎます。

すると、駆動輪の回転がクラッチ、トランスミッションを通じてエンジンに伝わり、エンジンが回転を始めてエンジンが始動します。ただし、押し掛けは車の重量が重い場合等は車を押すこと自体が大変ですし、周囲の状況に気を付けて安全を確保して行う必要があります。また、AT車の場合は、物理的に駆動輪とエンジンが繋がっていないため、押し掛けはできません。

上記の方法はあくまで緊急措置ですので、エンジンが掛からない場合は、JAFや自動車保険会社のロードサービスを読んで修理工場に車を持ち込むのがいいでしょう。

もし、修理工場でセルモーターの異常を指摘された場合の部品交換費用は、一般的なセルモーターで3~5万円+工賃程度が相場となっているようです。

まとめ

エンジン

以上、エンジンが掛からない場合の対処方法を、セルモーターを中心に見てきました。
エンジンが掛からないと言うトラブルの原因は大半がバッテリーですが、まれに、セルモーター自体の故障の場合があります。この記事で、エンジンが掛からない原因や対処方法をあらかじめ予習をしておけば、いざと言うときに冷静に対応できるのではないでしょうか。

よくある質問

セルモーターの耐用年数は?

セルモーターの耐用年数は、一般的には10年10万キロ以上といわれています。最低でも、そのくらいの耐久性は持たせるようにメーカーも設計をしているようです。ただし、セルモーターはその使用頻度で寿命が大幅に変わりますので、頻繁にアイドリングストップと再始動を繰り返している車は、10年10万キロまで持たない可能性もあります。

セルモーターの故障の際の初期症状は?

セルモーター自体は、あまり故障しないパーツではあります。セルモーターの異常の初期症状は、音で確認できることが多いようです。通常、エンジンの始動の際には「キュキュ!」という甲高い音がしますが、その音が「キュルキュルキュル」と低く、長くなった場合は要注意です。
ただし、セルモーターの音が変化する原因はバッテリーの劣化も考えられるので、エンジンが掛かりづらいと感じたときは、すぐに整備上場に車を持ち込みましょう。

セルモーターはなぜ壊れる?

セルモーターの故障原因は、モーター部分にある「ブラシ」の摩耗によって発生することが多いようです。ブラシはモーターに電気を流す部品になりますが、回転するモーターに電流を流すためにモーターの回転部分に常に接触している必要があるため、モーターの使用時間が長いと、それだけブラシの摩耗も進みます。

Google検索で、カーナリズムの記事を見つけやすくできます。

Googleで追加する
  • カービュー査定

関連するキーワード


メンテナンス

関連する投稿


満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

満足度の高いカーメンテナンスサービスランキング「ミスタータイヤマン」が総合1位に!【オリコン顧客満足度®調査】

オリコン株式会社は、同社グループ会社である株式会社oricon MEが、過去2年以内に工賃を伴う自動車の整備サービスを依頼したことのある全国の18~84歳までの男女を対象に実施した『カーメンテナンスサービスについての顧客満足度調査』の結果を発表しました。


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

パーツクリーナーとは?使い方やおすすめのアイテムまで徹底解説

カー用品店などで見かけることの多いパーツクリーナーですが、実際には使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、パーツクリーナーの役割や使い方、おすすめアイテムなどを紹介します。


【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

【エンジンオイル】入れすぎた場合どうなる?見方は?確認方法と対処法まとめ

エンジンオイル交換の際に、エンジンオイルを規定量よりも入れ過ぎてしまったらどうなるのでしょうか?本記事ではエンジンオイルをエンジンに入れすぎた場合のエンジンへの影響、エンジンオイルの量を測る方法や、エンジンオイルを入れすぎてしまった場合の対処法を掲載しています。


車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

車のエアコンが効かない場合と臭いや異音の原因と対処法は?上手なエアコンの使い方も紹介

季節によっては欠かせないカーエアコン。しかし、冷えない・効かないと感じることはありませんか?臭いや異音が気になっている方もいるかと思います。この記事では、車のエアコンの故障の原因や上手に使うための方法などを紹介!この記事を読んで、カーエアコンを上手に使いこなしましょう。


最新の投稿


トヨタ、「GR86」を一部改良!ソリッドグレー復活と3眼アイサイトで走りも安心感も進化

トヨタ、「GR86」を一部改良!ソリッドグレー復活と3眼アイサイトで走りも安心感も進化

TOYOTA GAZOO Racingは2026年8月6日、FRスポーツカー「GR86」の一部改良モデルを発表しました。先代「TOYOTA 86」で好評だった外板色「ソリッドグレー」を復活させたほか、RZグレードの内装や走行制御を見直し、運転支援システム「アイサイト」も3眼カメラへ進化。注文受付は8月28日から、価格は293万6,000円からです。


メルセデスAMG「GLE 63 S」改良新型、欧州で受注開始!612hpのV8ツインターボを搭載

メルセデスAMG「GLE 63 S」改良新型、欧州で受注開始!612hpのV8ツインターボを搭載

メルセデスAMGは、改良新型「GLE 63 S 4MATIC+」の欧州受注を開始しました。最高出力612psを発生する4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、AMG RIDE CONTROL+やAMG ACTIVE RIDE CONTROLなどを標準装備。ドイツ本国での価格は14万2,895ユーロからとなっています。


オートウェイの評判・口コミは?安い理由と工賃・送料、失敗しない買い方【2026年】

オートウェイの評判・口コミは?安い理由と工賃・送料、失敗しない買い方【2026年】

タイヤ交換の費用を抑えたいときに候補に挙がるのが、輸入タイヤ通販のオートウェイ。発送の早さや取付店へ直送できる手軽さが好評で、タイヤサイズと取付店の条件を事前に確認できれば、初めてでも利用しやすいサービスです。この記事では、実際の評判について、公開されている口コミと公式情報をもとに解説します。


トヨタ、「セコイア」を米国で一部改良!新オフロード仕様「トレイルハンター」を設定

トヨタ、「セコイア」を米国で一部改良!新オフロード仕様「トレイルハンター」を設定

トヨタの米国部門は、フルサイズSUV「セコイア」の2027年モデルを発表しました。新たにオフロード志向の「トレイルハンター」パッケージを設定し、専用サスペンションやオールテレーンタイヤ、アンダーボディプロテクションを採用。14インチディスプレイやToyota Safety Sense 4.0など、先進装備も強化されています。


三菱、新型「パジェロ」にS-AWC採用へ!ラダーフレームで本格走破性と快適性を両立

三菱、新型「パジェロ」にS-AWC採用へ!ラダーフレームで本格走破性と快適性を両立

三菱自動車は2026年8月4日、2026年秋に世界初公開を予定している新型クロスカントリーSUV「パジェロ」の走行性能に関する新情報を発表しました。堅牢なラダーフレームと路面追従性に優れたサスペンションに加え、車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用。本格的な悪路走破性と、長距離でも疲れにくい上質な乗り心地を追求しています。