オイルフィルターとは?
オイルフィルターとは、エンジンオイルの汚れを綺麗にしてくれる役割をもちます。
オイルフィルターを交換しないと、エンジンオイルが常に汚れている状態が続き自動車に負担をかけてしまい、冷却・洗浄・潤滑・密閉・防錆などに悪影響を及ぼし、自動車本来の性能は下がり、酷いケースでは、故障に繋がる事もあります。
未使用のエンジンオイルは、サラサラで色も綺麗な状態です。エンジンを動かす度に、金属片やゴミなどを吸収し続け、オイルの色も黒くドロドロに変化していきます。数ヶ月同じオイルを使用していると、老廃物が溜まってしまいますが、オイルフィルターを通って巡回する事によって、オイルを綺麗な状態を長い間維持する事が可能になります。
フィルターの中身は、通常みる事はできませんが、中に入っているエレメント(ろ紙)で汚れを取り除き、エンジンオイルの汚れ防止や様々な効果があります。
オイルフィルターの仕組み・構造
「オイルフィルター構造」・エレメント (ろ紙)・リリーフバルブ (流し弁)/ アンチドレーン弁・サポートスプリング (セットスプリング)オイルフィルターの構造には、根詰まりを起こした時に、油の流量を確保する為に流し弁があります。
更に、エンジンを始動した時に給油切れを起こさないように、エンジンが停止中にオイルバンに逆流する事を防止できるなど複雑な構造になっています。
オイルフィルターの内部には、細かい線があるろ紙が入っています。ろ紙がある事によって、老廃物を捉え自動車のパワーロス不足を防ぐ事ができる仕組みになっています。自動車によって、オイルフィルターの大きさは異なり、軽自動車であれば「コンパクトなオイルフィルター」SUVやLLミニバンなどの大型車には「大きなフィルター」が準備されています。
フィルターにも、オイルと同じで何を強調した特性があるかなど、製造するメーカーによって特徴も様々になっています。オイルの性能が分かれているのと同じで、オイルフィルターにも色々な種類があります。
オイルフィルターの交換時期は?
エンジンオイルの交換は、ガソリン・ディーゼル・軽自動車どれも距離での交換時期は、1万5千km若しくは1年に1回を目安にする事が多いです。
オイルフィルターの交換は、2回に1回と言われています。オイル交換を走行距離ベースで考えると、1万キロが目安になります。
2回に1回の交換になるオイルフィルターを距離で考えると、2万キロが交換の目安になります。年間を通して、全く走らない場合のオイルの状態は、あまり汚れないイメージがありますが、月に数回エンジンを動かすだけで老廃物が溜まっていき、もちろんオイルフィルターにも汚れが蓄積されるため長い間置いとく事はお勧めできません。
お店に頼んで、作業をしてもらった時に必ず運転席近辺に、次回交換時期が記載されたシールなどが貼られています。走行距離で計算されているので、とても分かりやすくなっています。
交換時期が分からなくなってしまった時は、エンジンを一度始動させてからオイルレベルゲージを使い、付着しているオイルの色を確認すれば汚れを確認する事ができます。
■交換しないと?
オイルフィルターを、交換しない場合どうなるのでしょう。
例えばエンジンオイルを、自動車を購入してから一度も交換しなければ、オイルの量が減ってしまい車の故障に繋がります。
オイルフィルターを交換しないと、フィルターでゴミを集める事が出来なくなります。ゴミが、一ヶ所に集める事ができなくなるので、オイルと一緒にゴミが様々な所に流れてしまいます。噴射する場所に詰まったり、カーボンが溜まってしまうと自動車の調子が悪くなってしまいます。
オイルフィルターを交換しないだけで、自動車が壊れてしまい高額な修理が必要になってしまう事もあります。
オイルフィルターの交換。かかる費用は?
オイルフィルターの交換にかかる費用は、軽自動車・コンパクト・ミニバンなどは、フィルターの価格が工賃込みで大体1,000円くらいが多いです。
大型のSUVや輸入車になると、フィルター本体の価格も高くなります。オイルフィルターを交換する時は、オイルも一緒に交換するのをおすすめします。
フィルターだけ交換も可能ですが、車によってフィルターを外したと同時に大量のオイルが出てくるケースもあるので注意が必要です。大量のオイルが出なくても、作業が終わってからのオイルの量の確認は行わないといけないです。
まとめ
オイルフィルターの交換は愛車のコンディションを保つためにとても大切です。
オイルフィルターのみの交換を、ガソリンスタンドや量販店やディーラーなどで可能か聞いてみると、単体では作業できないと言われてしまう事が多いですが、オイルフィルターだけを交換しても、オイルが汚れていれば直ぐにフィルターも汚れてしまい、どちらにもメリットがありません。
適切なタイミングとメンテナンスで愛車を大切に乗ってあげてくださいね。