車の塗装が剥がれる理由・原因は?
車の塗装が剥がれてしまうのには、いくつもの理由や原因があります。
・紫外線
・汚れ
・飛び石(チンピング)
・イオンデポジット
・スクラッチ
・酸化
・ウォータースポット
などの原因が、塗装剝がれに繋がる言われています。
ホコリやチリなどで、車のボディに小さな傷が付き、飛び石などによる塗装剝がれなどで少しずつ塗装にダメージを与えています。紫外線による、塗装が色あせ表面の光沢が無くなり傷が付きやすくなります。
車のボディに水滴が付いている状態で、直射日光を浴びるとシミになり、シミをそのまま置いておくと塗装のベースとなる部分まで焼いてしまいます。
■車の塗装は経年劣化するもの
車の塗装は、経年劣化していきます。新しい車の塗装は、劣化しにくく少しずつ改良されていますが、10年以上経過している車の塗装はダメージが受けやすいです。
車の塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと全部で3~5層に塗り重ねられています。
「紫外線」や「鉄粉」などが、色の元になっている「樹脂」の分子結合を破壊して、粉化現象が起こりやすくなり2年くらいで塗装の色が変化してしまうと言われています。
車の手入れを全く行わなければ、粉化現象によって新車時にあるボディの光沢が失われていきます。光沢が無くなれば、どんどん車の塗装深部まで劣化が進行していきます。
■車の塗装剥がれ 防ぐ方法は?
車の塗装剥がれを防ぐ簡単な方法は、「コーティング」「ガレージ」「カーカバー」などを使い事前に対策するのが効果的です。鉄粉・鳥の糞などがついた状態をそのままにしていると、塗装が剥がれてしまうなど言われています。
鉄粉は「錆」の原因になり鳥の糞は強烈な酸が含まれるので「変色」する要因になるので、見つければ直ぐに綺麗に洗い流すなどの対策もしないといけません。
車に「コーティング」を施してあげるだけで、塗装剥がれに繋がる原因から守る事ができます。花粉や黄砂などの季節になれば、車に付着し塗装を痛める原因になっていますが、小まめに洗車するのは実際難しいです。
車を止める場所は、なるべく「日陰」になる場所か、太陽の紫外線が強い季節には「カーカバー」で紫外線から少しでも守ってあげるだけで塗装剝がれを防ぐ事ができます。
車の塗装が剥がれてしまった時の補修・修理方法、手順は?
車の塗装が一部剥がれてしまった時は、どうしたらいいのか。塗装が剥がれてしまっている場所や周辺を、ペーパーなどで研磨していきます。研磨作業ができたら、塗装する場所の周辺を新聞紙などでを使いマスキングしていきます。
マスキング作業ができれば、研磨した所にサーフェイサーを吹きかけます。次に車のボディと同じ色を、2~3回に分けて塗装していきます。時間を置き乾燥させ、また上に塗っていく作業を繰り返し行います。
乾いたのを確認したら、クリアー塗装をしていきます。クリアー塗装ができれば、最後にボカシ剤で元の塗装との色の差が分かりにくくなります。
■DIYで補修・修理する場合
自分でも補修・修理する事は可能です。
必要な道具
①ボカシ剤
②カラーペイント
③クリアーペイント
④パテ/サーフェイサー
⑤サンドペーパー
が主に必要となる道具です。
方法
ボディの状態によってサンドペーパーの種類を選びます。下地作業を念入りに行った後は、パテなどで下地が見えないように塗っていき乾燥するまで待ちます。
乾燥したら順番にカラーペイントを数回に分けて塗装して、クリアーペイントを重ね最後にボカシ剤を使用して馴染ませていきます。どの作業も焦らずに、しっかり乾くまで待つのが大切になります。
補修用品のカラースプレーは、ラッカー系になるのでコツが必要になります。缶を温めると、噴射される霧は細かくなるので塗りやすくなります。
補修用品一式を購入しても、5000円以内で揃える事ができます。天気がいい日に作業を行えば、半日で作業する事ができます。
■店舗・業者で補修・修理する場合
業者に補修・修理を依頼すれば、とても綺麗にしてくれます。
作業工程は、
①研磨 ②パテ ③マスキング ④塗装 ⑤研磨 ⑥塗装 ⑦磨き
の流れになっています。車のボディの色によって工程は少し異なりますが、大体の作業は同じになっています。
パテは「紫外線パテ」を使用し、赤外線で熱を加える事によって乾くスピードを調整する事ができます。塗装の時はスプレーガンを使用し、気温に合わせて乾くスピードを調整しています。塗装を2~3回程繰り返し、最後に磨いて馴染ませれば作業は終了です。
凄く簡単に書きましたが、塗装する場所によってパーツを外し塗る事もあれば、マスキングで回りを覆い作業する事もあります。
かかる費用は、縦横10cmの範囲で2~3万円はかかります。特に3コートのパールホワイトの色は割高になっているので、依頼をお願いする時は見積もりをお願いして見てもらった方がいいです。
簡単な補修・塗装ならタッチペンもおすすめ
■ソフト99 補修用品 キズペン
クレヨンタイプなので、垂れる心配をしなくて済みませ。調整もしやすく、塗った箇所が直ぐに剥がれてしまうなどの心配もしなくていい便利な補修用品です。
■ホルツ カラーペン
ホルツの補修ペンは、飛び石・擦り傷・塗装剥がれなどに仕様ができます。とても人気があるホルツの補修用品は、塗る時にコツが必要ないので誰でも綺麗に補修する事ができます。
車専用のタッチペンの種類は沢山あります。小さい傷から腐食が進んだり、塗装が割れてしまう原因にもなってしまいます。ペンタイプだと、失敗する事が少ないので補修はしっかりした方がいいです。
DIYでの車の塗装におすすめのスプレー 5選
■ソフト99 ボデーペン
塗装前の下塗りに使用します。防錆効果と上塗り塗料との密着性を良くしてくれます。細かな傷も消してくれます。
■ソフト99 ペイントスプレー
ソフト99のペイントスプレーはバレー式ボタン採用で、綺麗に塗装する事ができます。乾燥速度が早いので、上手に下地の上に塗り重ねする事ができます。
■ソフト99 ボデーペンクリア
塗りやすく乾燥が早いので、調整がしやすいのが特徴です。ワイド・スポットとタテ・ヨコの4パターンスプレー機能で様々な補修に対応する事ができます。
■ソフト99 ボカシ剤
補修箇所を、目立たなくしてくれます。ぼかしたい箇所に吹きかけるだけで簡単にする事ができます。
■ホルツ カーペイント
ホルツのカーペイントは、防サビ効果・耐候性に優れています。何度も重ねる事によって、光沢が出ます。
スプレーを購入する時は、メーカーを揃えて購入する事をお勧めします。
まとめ
車の塗装剝がれは、対策を行えば防ぐ事もできます。塗装剝がれの原因から車を守る事ができる、コーティング作業は自分でもできるので一度調べて見てはいかがでしょうか。
塗装を行うので最も気を付けないといけないのが、安定した状況で塗る事ができる環境を作る事です。上手に濡れる環境以外で行えば、トラブルの原因にもなるので作業を行う時は、天候や温度などにも注意しないといけません。