そもそも乗り物酔い・車酔いとは?
車酔いは大変!
車で出かける際に気になること。
もちろん出先での体調不良もありますが、一番は「乗り物酔い」になることではないでしょうか。
そもそも、乗り物酔いとは何なのでしょうか?
■車酔い・乗り物酔いとはこんな状態
乗り物酔いとは、車に乗っている最中に、顔面が青白くなったり、気分が悪くなったり、吐いてしまうことを言います。基本的には幼児や高齢者は酔いにくく、小学校入学後から酔いやすくなり、高学年になるにつれて多くなると言われています。
乗り物酔いになってしまうと、ぐったりしてしまい動けない人も多いので、ドライブやお出かけどころではなくなってしまうため、しっかり対策をしなければいけません。
次から、乗り物酔いの原因や対策方法を紹介していきます。
乗り物に乗ると、乗り物の揺れが原因で顔面が青白くなり、気分が悪くなったり、吐いてしまうことがあります。これを乗り物酔い(動揺病)といいます。乗り物の種類により、車酔い、船酔い、空酔いともいわれています。遊園地のコーヒーカップやジェットコースターなどでもおこります。ビデオゲームも乗り物酔いを引き起こすことが知られています。幼児や高齢者は酔いにくく、小学校入学後から酔いやすくなり、高学年になるにつれて多くなります。小中学校の児童・生徒の30~40%、女子の方が男子より多いという統計があります。
乗り物酔いの原因とは
そもそも、乗り物酔いの原因とはいったい何でしょうか?
もともと、人の体には、自動的に姿勢を保つ調整機能(反射)があり、これを平衡機能といいます。
この働きには内耳にある前庭や半規管という器官が重要な役をしています。
乗り物に乗って、強い刺激を内耳が受けると、その情報が脳へ送られます。しかし、その慣れない刺激がくり返されると情報過多となってしまい、脳が混乱して、自律神経に異常な信号を送ってしまうのです。
結果、冷や汗、顔面蒼白、手足の冷感、気持ち悪さなどをおこし、ついには吐くなどの症状が出てしまうのです。
乗り物酔いに負けない!乗り物酔いを予防するおすすめの方法
それでは辛い乗り物酔いを防ぐにはどうしたらいいでしょうか?
乗り物酔いになるのを防ぐための方法は色々ありますが、今回は、車に乗る前や車に乗っている際、また乗り物酔いに効果的なツボも紹介していきます。
■車に乗る前の車酔い予防法
1. 十分な睡眠をとる
出かけるのが楽しみで寝れない、予定を空けるために仕事を詰め込んで寝不足などといったこともあるかもしれませんが、しっかり寝ることは非常に大事です。
睡眠時間が十分でないと、血圧が下がってしまい、自律神経が乱れやすくなってしまいます。
2. 満腹や空腹の状態を避ける
満腹や空腹の際も車酔いになりやすくなっているので、気を付けてください。
食べ過ぎてすぐに車に乗ることは避け、また空腹の際は、何か食べれるものを持って車に乗るようにしましょう。
3. ゆったりした服装にする
体を締め付けるような服装、特にお腹周りを締め付ける服装だと、不快感を感じやすいので、ゆったりした服装をするようにしましょう。
4. 酔い止めの薬を買う
乗り物酔いの薬を事前に服用することで、薬の効果と「薬を飲んだから大丈夫」という安心感を得ることが出来るので、車酔いを防ぐのに効果的です。
薬を服用する際は、使用方法を読んだ上で服用するようにしてください。
■乗り物酔いに効果的なツボも!
内関(ないかん)
手首の内側から肘側に向かって指3本分の所です。
内関を押すことによって、平衡感覚を整え、胃の不快感や吐き気が和らぐ効果があります。
また、二日酔いにも効くそうなので、お酒を飲まれる方は覚えておきましょう。
2. 外関(がいかん)
これは、先ほどの内関の反対側に位置しています。手の甲側の手首から肘にかけて指3本分の所です。
外関を押すと、自律神経が整うことで、車酔いが和らぎます。
また、疲労回復や頭痛にも効果があるそうです。
3. 築賓(ちくひん)
膝とくるぶしの中間のふくらはぎの内側にあります。押さえてみていた居場所が築賓です。
築賓を押すことで、血液の流れが良くなり、車酔いに効果があります。
4. 手心(しゅしん)
手のひらの中心にあるツボです。
ここを押すと、血液の流れを良くしてくれ、車酔いを和らげてくれます。
血圧を正常にする働きもあるので、低血圧の人に対しても効果があるそうです。
もし車に乗っている時に乗り物酔いになったら?
乗り物酔い対策をしていたけれど、酔ってしまった・・・。
そんな場合はどうしたらいいでしょうか?
乗り物酔いになってしまった場合は、一緒に乗っている人に伝えましょう。
それからまず最初に、車の窓を開けて新鮮な空気を吸うようにしてください。新鮮な空気を吸うと、吐き気などが少し落ち着きます。
ペパーミントの精油があれば、それを1~2滴ティッシュペーパーに染み込ませ、匂いをかぐことでも吐き気は緩和されます。
同様に、ペパーミントティーを飲むことでも、吐き気を抑えることが出来ます。
また、車から降りられる場合は、降りて、新鮮な空気を吸ってリラックスするようにしましょう。
もし、乗り物酔いがあまりにも治らない場合や、大人になって初めて乗り物酔いになった方は、耳や脳の疾患がある可能性もあるため、気になる場合は病院を受診するようにしましょう。
まとめ
ここまで、車酔い・乗り物酔いに関して、原因や対策方法などを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
なってしまうと辛い乗り物酔いですが、予防方法やなってしまった時の対策方法は様々あります。
乗り物酔いに効くツボは、乗り物酔いだけではなく、二日酔いに効いたり、冷え性や高血圧にも効果があったりするので、気になる方はチェックをしてみてはいかがでしょうか。
折角のお出かけが乗り物酔いになってしまうと台無しになってしまうため、乗り物酔いが気になる方は、事前にしっかりと準備して車に乗るようにしてくださいね。