ダイハツ アトレーワゴン
現行アトレーワゴン
「アトレーワゴン」は、軽商用車「アトレー」をベースに1999年6月に軽乗用セミキャブオーバー車として誕生しました。
大人4人と荷物を充分に乗せられる広い車内空間、利便性の高い装備。アトレーワゴンは日常使いはもちろんのことながら、ビジネスやレジャーにも幅広く用途に合わせた使い方ができる非常に優秀な車です。
2005年のフルモデルチェンジで、エアロパーツ装着のターボ車のみのラインアップとなり、「カスタムターボR」と「カスタムターボRS」のシンプルな構成に変更。荷室はユースフルホールやナットなどアレンジ可能になっています。
2017年のマイナーチェンジでは、フロントフェイスが刷新さ、リアのコンビネーションランプも変更されました。さらにテールランプとストップランプ、ヘッドランプとフォグランプにもLEDを採用しています。
また、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」、エコアイドルを全車に標準装備するとともに、リアコーナーセンサー、エマージェンシーストップシグナル、VSC&TRC、ヒルホールドシステムも併せて標準装備されています。
■「アトレー」の歴史は長い
「アトレーワゴン」を辿ると「ハイゼット」に行き着きます。
ハイゼットは、ダイハツから1960年に発売された軽トラックです。
1981年、このハイゼットの乗用版として誕生したのが軽商用車の「アトレー」です。
このアトレーが1981年に誕生し、3回目のモデルチェンジをした1999年。
アトレー3回目のモデルチェンジと同じ年に、軽自動車規格変更を受けて軽乗用車としてアトレーワゴンが誕生しました。
■4ナンバー車がアトレー、5ナンバー車がアトレーワゴン
4ナンバーと5ナンバーの違いはご存知でしょうか。
この数字はナンバープレートに2段で表記されている文字列の上段。
地域名の横に記載された2桁もしくは3桁の数字における百の位を表しています。
(例:品川400の場合”4”)
数字は0〜9までありますが、今回は4と5のみご説明させていただきます。
4ナンバー:小型貨物自動車
5ナンバー:小型乗用自動車
上記のように、それぞれ商用と乗用に役割が別れています。
また、4ナンバーの「アトレー」は2001年を持って生産を終了しており、現在は「アトレーワゴン」のみの販売となっております。
アトレーワゴンの基本スペック・燃費情報
ここでは、スタンダードモデルの「カスタムターボRS”SA Ⅲ”」の2WDと4WDの各スペックをご説明いたします。
「2WD」
全長 × 全幅 × 全高:3,395 × 1,475 × 1,875
室内(長 × 幅 × 高):2,020 × 1,310 × 1,350
車両重量:1,000kg
乗車定員:4名
燃費:15.2km/L
エンジン:水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ
排気量:658cc
駆動方式:FR
実燃費:11.6km/L
「4WD」
全長 × 全幅 × 全高:3,395 × 1,475 × 1,875(㎜)
室内(長 × 幅 × 高):2,020 × 1,310 × 1,350(㎜)
車両重量:1,040kg
乗車定員:4名
燃費:15.2km/L
エンジン:水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ
排気量:658cc
駆動方式:4WD
実燃費:12.3km/L
アトレーワゴンの口コミ・評価
フルタイム4WDだし、ターボだし仕方ないっす:(;゙゚'ω゚'):解ってはいたがここまでとは思わなんだエアコン使用する季節になったらもっとヤバそうな
でもコイツが好きなのでしょうがないんだ!そこはプライスレス♡
私の場合、荷物を積むのにとても最適ですが、通勤での運用で、燃費がとても悪く周一で満タンにしてます。エコ運転を心がけてますが、なかなかできません。
良く走りますけど ちと燃費がねー
口コミをe燃費より一部抜粋してご紹介しましたが、評価としては、燃費の面で難を感じてる方が多いようです。
それでもなお「アトレーワゴン」に対する愛を感じさせる内容や、「良く走る」という好評価も見受けます。
アトレーワゴンの新車価格と中古価格は?
アトレーワゴンの(消費税込み)新車価格は、
カスタムターボRS “リミテッド SA Ⅲ”2WD:1,683,000円
カスタムターボRS “リミテッド SA Ⅲ”4WD:1,820,500円
カスタムターボRS “SA Ⅲ”2WD:1,573,000円
カスタムターボRS “SA Ⅲ”4WD:1,710,500円
中古相場は平均金額としては140万円。
走行距離が10万kmを超えていれば、20万円代とかなり安価になるものも存在するようです。
※2020年3月現在
まとめ
フランス語で「魅力的」という意味のATTRAIから名付けられた「アトレーワゴン」。
商用目的の車だっただけに、荷物を積載する時の使い勝手はもちろん抜群です。
広い車内空間はファミリー層にも広く受け入れられました。
海外デザイナーによるデザインにより見た目も使い勝手も様々なユーザーに適用し、衝突回避システムの「スマートアシストⅢ」を搭載する事で安全性能も大きく向上しています。
アトレーワゴンは、今後も更なる進化が期待されている1台でしょう。