【復活】トヨタのグランビアの名前が復活!17年ぶり
トヨタのグランビアが復活
トヨタは5月21日、新型『グランビア』(Toyota Granvia)をオーストラリアで発表しました。このグランビアという名前が復活するのは実に17年ぶり。期待が高まりますね。
■トヨタの初代グランビアは1995年に登場
初代グランビアは1995年、日本国内でデビューしました。トヨタの最上級ミニバンとして投入されたものの、1997年に日産が『エルグランド』を発売すると、販売面では劣勢に立たされた過去があります。
そこでトヨタは、1997年に5ナンバーボディの『ハイエースレジアス』、1999年のマイナーチェンジ時には、グランビアの兄弟車『グランドハイエース』、ハイエースレジアスの兄弟車『ツーリングハイエース』を投入。しかし、合計4車種をもってしても、エルグランドを超える人気を獲得できず、2002年に生産を終了になりました。
2002年にはアルファード投入
2002年、トヨタは後継車として『アルファード』を発表。
乗用車ライクな乗り味や豪華な内装、押し出しの強いフロントマスクなどがユーザーに好評で、後に登場した兄弟車の『ヴェルファイア』とともに、エルグランドを上回る販売台数を維持しています。
■新型グランビアは乗用ワゴンとして復活
トヨタのグランビアが復活
トヨタは今回、オーストラリアで新型グランビアを発表しました。グランビアの車名が復活するのは、2002年以来、17年ぶり。
新型グランビアは、トヨタが2019年2月、フィリピンで発表した海外向けの『ハイエース』新型がベース。新型ハイエースは、刷新された専用プラットフォームにより、快適性を大幅に向上させるとともに、優れた安全性を実現。顧客の日常生活やビジネスに活用できる高い基本性能と耐久性を追求しています。
この海外向け新型ハイエースをベースにした乗用ワゴンとして登場したのが、新型グランビア。外観は新型ハイエースに対して、メッキを強調した専用フロントグリルが与えられており、押し出し感を演出。バンパーもボディ同色に変更され、商用車感を払拭しています。ホイールも専用デザインに。
新型ハイエース同様、セミボンネット化したパッケージを生かしながら、信頼感や力強さ、機能美を追求しました。快適で先進的な空間を連想させるエクステリアデザインにしたとのことです。
■新型グランビア、インテリアがラグジュアリー
トヨタのグランビアのインテリア
インテリアは、商用車の新型ハイエースとは異なるラグジュアリーな仕上がりになりました。
また最大で8名乗車が可能で、2列目シートはキャプテンシートも選択でき、乗員がリラックスして着座できるとのこと。リアサスペンションは、4リンクとして、乗り心地を追求した。コネクティビティの面では、最新世代のマルチメディアシステムを採用。4つのUSBポートと12個のスピーカーを装備することができます。
■新型グランビア、気になる発売日は?
新型グランビアは2019年第4四半期(10~12月)、オーストラリア市場に投入される予定。
パワートレインは1種類、グレードは2種類を設定する、とのことです。
■気になる!日本発売は?
残念ながら、今のところ目途はたっていない様子。
続報に期待しましょう。