マツダ アクセラとは
2003年マツダは長年親しまれてきたファミリアに代わる、世界戦略車を発売する事になりました。それがアクセラです。アクセラはファミリアよりも車体が一回り大きく、あらゆる状況に対応できるよう設計されました。
アクセラは大きく分けて4ドアセダンと、4ドア+ハッチバックモデルのスポーツを用意しました。初代アクセラ・モデルBK系の登場です。
この初代アクセラのボディサイズはヨーロッパの市場をにらみ、いわゆるCセグメントサイズに準じて少し大きく設計されています。
このアクセラは欧州などでも評判がよく本年度も発売され続けているマツダのロングセラーカーです。
マツダスピードとは
マツダスピードは、かつて存在していたマツダ系列のモータースポーツ会社です。
マツダへ統合されたのち、現在は「マツダスピード」ブランドは消滅しています。
マツダ スピードアクセラの魅力
マツダスピードアクセラは、2.3リットル直噴ターボエンジン搭載し、トランスミッションは6速MTが組み合わされる。駆動方式はスバル『インプレッサWRX STI』や三菱『ランサーエボリューションX』のようなAWD(4輪駆動)ではなくFWD(前輪駆動)。最高出力264馬力、最大トルク38.7kgmというエンジンスペックは、車両重量1450kgと比較的軽量に仕上がったボディには十分強力。パワーウェイトレシオは約5.5kg/psだ。
実際にドライブしてみると、楽しさは全グレードのなかで突出している。クラッチが重かったり低速トルクが不足して発進に神経を使ったりといったことは全くなく、MTに乗り慣れたドライバーならいきなり乗っても何の違和感もない。
初代マツダ スピードアクセラ
基本スペックは、2.3リッター4気筒・直噴ターボの264馬力でFF駆動車になります。モデルは6MT・5ドアのみの設定で価格は241万円からとなっています。
Boseサウンドシステム、ディスチャージド・ヘッドランプ、キーレスエントリーなどのオプションを含めても約260万円となっており、比較的求めやすい金額になっていました。
通常のアクセラとの違いは一番目を引く部分としては、やはりエアインテークの為に開けられた大きな口が目を引き、それ以外には前後バンパー、18インチタイヤ、リアスポイラーが大人しく主張しています。
気になる走りの性能ですが、真っ先に目を引く数字はやはりパワーウエイトレシオ5.3kg/psで数あるライバル社と比較しても断トツのパワーウェイトレシオです。
マツダスピードアクセラの売りでもある2.3リッター直噴ターボエンジンは、アテンザ272ps・38.7kgmより8psデチューンされて、264psと38.7kgmを発揮。
またその一方、車重は4WDのアテンザより170kgも軽い1390kgですから、言うまでもなくアクセラの方がだんぜん速く、この1台からスピードアクセラのじゃじゃ馬伝説が始まりました。
2代目マツダ スピードアクセラ
2009年に登場した2代目マツダスピードアクセラは、エンジンには初代と同じ形式のエンジンを搭載したため、動力性能は初代とほぼ変わりません。
エクステリアは初代と同じアクセラと差別化が図られていました。2代目アクセラはエクステリアこそ変わったものの、ほとんど初代と同じ感覚です。
3代目マツダ スピードアクセラ
スピードアクセラは2代目で生産を休止していますが、マツダアクセラは2019年の東京オートサロンにマツダ3という名のアクセラを登場させています。
この登場に伴いスピードアクセラがラインナップされるのではという噂が出ていますが、スピードアクセラの噂は定期的に上がって来るので大きな期待はせずに、その動向を見守る方が良いのかもしれません。
■気になる!マツダのスピードアクセラは復活する?
マツダはコンパクト・ハッチバック、『Mazda3』新型を発表したばかりだが、早くもハイパフォーマンスモデルが設定される可能性があることが、英Autocar誌の調べでわかった。
2006年には『マツダスピード アクセラ』(北米名 Mazdaspeed3)が発売。復活となれば実に14年ぶりの登場となる。
注目のパワートレインは、『アテンザ/Mazda6』から流用される2.5リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンで、最高出力は253ps、最大トルク420Nmを発揮。最高出力189ps、最大トルク252Nmの2.5リットル直列4気筒自然吸気エンジンを大きく超える。
駆動方式は前輪駆動のFFか、全輪駆動か、または両方設定されるか不明だが、トランスミッションは6速MTが期待されている。
「マツダスピード」ブランドは消滅してしまっているが、このハイパフォーマンスモデルのデビューは、2021年までに実現される可能性が高いという。
マツダ スピードアクセラの評価
まず一番に言われている事は、マニュアル設定しかこの車にはないという点です。この時点である程度乗り手を選ぶ車という事が分かります。
AT全盛の時代にあえてMT車しか作らない姿勢は賛否両論あるとは思いますが、そこにこの車を作る意味と存在理由がしっかりと盛り込まれています。
評価はすこぶる分かれていて販売台数にもしっかりと表れていますが、同時にマツダの挑戦する姿勢も表れていると感じます。
この車のオーナーの意見は比較的好評です。一番の魅力は、「安くて速い」この一言ではないでしょうか。
速さだけを語るならこの車は文句なしで断トツの評価を頂ける車でしょうしそれに値する車ですが、総合評価となると少し分が悪くなります。
決して広いとは言えないパッケージスペース、ライバルのインプレッサと比べた際の評価などは少し悪いようですが、それも加味したうえでこの車をマツダは世に出し評価を見ている気がします。そういう意味では今後のマツダを占う一台になるのかも知れません。
まとめ
マツダスピードアクセラの名前を知る人は、オーナーか、余程の車好きの方ではないでしょうか。
オーナーであるならもう何も語る必要はなく、車好きの方なら1度は乗ってみたいと思われることでしょう。アクセルを思い切り踏み込んだ時の加速は、まさにスポーツカーの領域です。
ギアを1速ずつ上げていく度に座席に押し付けられるようなGを感じる幸福感、その速さを確実に与えてくれるのがこのマツダスピードアクセラという車です。