トップへ戻る

スバルのe-BOXER(イーボクサー)とは?特徴や搭載車を紹介

スバルのe-BOXER(イーボクサー)とは?特徴や搭載車を紹介

一部のスバル車にはe-BOXERが搭載されています。e-BOXERについて知らない方や、名前は知っているけど詳細はわからない、そのような方のために今回はe-BOXERとはどういうものか、特徴や搭載車両をご紹介しています。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

e-BOXER(イーボクサー)とは

スバル XV e-BOXER

スバル XV e-BOXER

e-BOXER(イーボクサー)とは、スバル独自のパワーユニット

e-BOXERとはスバルが開発したパワーユニットです。

スバルの代名詞である水平対向エンジンに独自のハイブリッドシステムを搭載し、それらの総称をe-BOXERと呼んでいます。スバルのハイブリッド車に搭載されているシステムと考えるのが的確です。

e-BOXERではエンジン/モーター/バッテリーという3つの部品が重要な役割を果たしています。

エンジンによる駆動が基本となっていて、エンジンとモーターを走行場面や選択した走行モードに応じて最適化してくれるんです。

e-BOXERの特徴の1つとして強調されているのが、優れた重量バランスと低重心を兼ね備えたシステムレイアウトです。

上述したエンジン/モーター/バッテリーという3つの部品それぞれが左右対称に、なおかつこれらの部品が一直線上に配置されています。

水平対向エンジンのメリットの1つである低重心さと合わせて、このようなシステムレイアウトを達成しています。

エンジンやバッテリー自体のコンパクト化もなされています。

場面に応じた専用制御による走行モードの種類

e-BOXERでは5つの制御状態が存在しています。ここではそれぞれの制御について見ていきましょう。

EV走行

EV走行とはモーターのみを使って走行する方法です。発進時と低速走行時に用いることで、低速回転域におけるエンジン効率性を補うようになっています(状況によってはエンジンを始動することがあるとのこと)。

モーターアシスト走行

モーターアシスト走行は、エンジン駆動に加えてモーターを稼働させる走行方法です。形としてはエンジン駆動をモーターが補助するというようになっています。

これら2つのパワーユニットを用いた加速を可能にすることがモーターアシスト走行のメリットです。

エンジン走行

その名の通りエンジンのみを用いて走行する方法です。高回転域ではエンジン効率が優れているので、モーターを使わずとも気持ちよく走ることができます。

エンジン走行時のモーターの役割は、モーターを回して駆動に使うのではなく、必要に応じてバッテリーの充電を行うことです。

回生ブレーキ

回生ブレーキはアクセルオフの状態やブレーキングをしている時に発生するもので、減速エネルギーを電気へと変換します。これによってe-BOXERのバッテリーを走行中にも充電することができるというわけです。

アイドリングストップ

アイドリングストップ機能も搭載されています。ブレーキを踏んで車が停車した時にエンジンを停止させるシステムです。

これによって停車中のエンジンへの燃料供給を中止させて無駄な燃料消費を防ぐことができるようになっています。

e-BOXER(イーボクサー) 機能別の専用制御

上記で紹介した走行場面に応じた専用制御に加え、機能に応じた専用制御をすることもできるようになっています。

軽快な走りを提供してくれるSI-DRIVEのスポーツモード、アイサイトの全車速追従機能付クルーズコントロール使用時に利用できる回生ブレーキとモーターアシストを利用するECOクルーズコントロール、そしてモーターのトルク性能やレスポンスを活かして走破性を高めたX-MODEという3種類の専用制御です。

これらを見ても分かる通り、燃費を意識したシステムであるだけでなく走りを楽しむこともできて実用的なシステムとなっています。

e-BOXER(イーボクサー)の搭載車両

e-BOXERがどのような特長を持ったパワーユニットであるかを説明したところで、スバルの現行ラインナップでe-BOXERを搭載する2車種のフォレスター Advanceとスバル XVについて紹介します。

フォレスター Advance

スバル フォレスター 新型(アドバンス)

スバル フォレスター 新型(アドバンス)

フォレスター Advanceはe-BOXERを搭載するグレードです。フォレスターには現在4つのグレードが用意されていて、その中で唯一e-BOXERを搭載しているのがAdvanceになります。

排気量2.0L の水平対向4気筒16バルブデュアルAVCS 直噴エンジン(型式FB20)とe-BOXERそしてリニアトロニックを組み合わせたパワートレインです。最高出力107kW(145PS)/6,000rpmに最大トルク188N・m(19.2kgf)/4,000rpmのスペックを備えています(値は共にグロス値です)。採用されているMA1型交流同期電動機で、最高出力10W(13.6PS)の最大トルク65N・m(6.6kgf)となっています。

スバル フォレスター 新型(アドバンス)

スバル フォレスター 新型(アドバンス)

燃料消費率(燃費)はWLTCモードで14.0km/Lとなっていて、フォレスターの全グレードの中で最も優れた数値です。特に市街地での燃費が優れていて、11km/Lとなっています。

そのほかの情報としては、全長4,625×全幅1,815mmx全高1,715mm、車両重量はオプション装着無しの状態で1,640kg、最低地上高220mm、駆動方式はもちろん4WD、といった感じです。

なお、フォレスター Advanceの減速比3.900で、その他のグレードでは全て3.700となっています。e-BOXER搭載車の方がファイナルを落としてある点もポイントです。

スバル XV Advance

スバル XVアドバンス

スバル XVアドバンス

スバル XVには5つのグレードが用意されていて、その中で唯一のe-BOXER搭載グレードであると同時に最上位モデルにあたるのがAdvanceグレードです。

エンジンはフォレスター Advanceと同じFB20エンジン、モーターはMA1型を搭載しています。エンジンスペックからモーターのスペック、そしてバッテリーまで全て同じです。

そのほかの情報としては、ボディサイズは全長4,465mm×全幅1,800mm×全高1,550mm、車両重量1,550kg、燃料消費率がWLTCモードで15.0km/Lとなっています。

【無料】ガリバーにスバル e-BOXERの中古車探しを依頼する

まとめ

今回はe-BOXERについて、その仕組みや特長、走行場面や機能に合わせた専用の制御、並びにe-BOXERが搭載される車種の情報を紹介しました。

スバル独自のハイブリッドシステムであるe-BOXERは燃費性能を向上させると同時に走行性能を高めることにも活用され、エコに意識しながらスポーティーな運転を味わうことができるようになっているのが印象的です。

現在e-BOXERを搭載しているフォレスター Advanceとスバル XV Advanceはどちらも同じエンジンですが、車両重量やボディサイズなどで細かな違いならびにモデルそのものの狙いが異なりますので、e-BOXERに魅力を感じる方はそれらの違いに注目して購入されることをおすすめします。

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

関連する投稿


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


走りも使い勝手もいいスバル レヴォーグ!でも、燃費ってどうなの?

走りも使い勝手もいいスバル レヴォーグ!でも、燃費ってどうなの?

2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家からの評価は高いスバル レヴォーグ。でも、普段の足として使うのであれば、やはり燃費性能が大事ですよね。ガソリン価格が高騰している今、レヴォーグの燃費を徹底チェックしていきましょう!


新型スバル WRX S4の魅力を丸ごと紹介!最新スポーツセダンの実力は

新型スバル WRX S4の魅力を丸ごと紹介!最新スポーツセダンの実力は

令和の現代において、非常に稀少な国産スポーツセダンの1台が「スバル WRX S4」です。圧倒的な動力性能を持ちつつ、日常域での扱いやすさや、使い勝手の良さも追求された優等生スポーツのWRX S4は、2021年11月に最新モデルが発表されたばかり。スバルならではの先進機能も勢揃いで、見どころ満載!WRX S4の注目ポイントをまとめましたので、一緒に確認していきましょう。


インタークーラーの役割や種類、メンテ法を解説!ターボパワーを支えるクールな部品!

インタークーラーの役割や種類、メンテ法を解説!ターボパワーを支えるクールな部品!

ターボ(過給機装置)装着車によく聞く、インタークーラーという言葉ですが、そもそもインタークーラーってなんなのでしょうか?今回はこのインタークーラーはどの様な役割を果たしているのか、またその効果についてもご紹介します。


スバル 新型レヴォーグ!おすすめグレードは?燃費は悪い?

スバル 新型レヴォーグ!おすすめグレードは?燃費は悪い?

自動車ニッポンイチを決めるカー・オブ・ザ・イヤーをゲットしたスバルの新型レヴォーグ。日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞出来た理由は何なのか、レヴォーグの何がスゴイのか、一緒に見ていきましょう!


最新の投稿


廃車ラボの廃車無料引き取り&高価買取は本当?特徴や実績を解説

廃車ラボの廃車無料引き取り&高価買取は本当?特徴や実績を解説

廃車ラボは、事故車や不動車といった廃車を見積もりから引き取り、手続き代行、スクラップまですべて無料で行ってくれる廃車買取の専門業者です。また、廃車と買取の両方で見積もりを行い、有利な方を提案してくれるので、お得に廃車を処分できるメリットがあります。そこで本記事では、廃車ラボの特徴をはじめメリットや注意点を解説するとともに、廃車と買取の実績から本当に高価買取してもらえるのか検証します。廃車の処分を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「フォレスター」発表!7年ぶりに全面刷新した人気SUVはどんなモデルに?

スバル新型「フォレスター」発表!7年ぶりに全面刷新した人気SUVはどんなモデルに?

スバルは2025年4月17日、新型「フォレスター」(日本仕様車)を発表しました。アメリカで先行投入されていた同モデルの日本仕様はどのようなモデルなのでしょうか。


外車マスターの口コミ・評判は?サービス内容や買取実績も紹介

外車マスターの口コミ・評判は?サービス内容や買取実績も紹介

外車マスターは、外車専門の買取業者で「あなたの車、あと20万円高く買い取ります」とうたっていますが、本当に高く買取りしてくれるのでしょうか。また「外車マスターって本当に信頼できるの?」と疑問を持つ方に向けて、本記事では外車マスターのサービス内容からの特徴・強みや注意点、実際の口コミによる評判、利用方法、どんな人にオススメかも紹介します。外車の売却を考えている方は、この記事を最後まで読んで参考にしてくださいね。


ホンダ新型「N-BOX」発表!高級感を高めた新仕様も登場

ホンダ新型「N-BOX」発表!高級感を高めた新仕様も登場

ホンダは2025年4月17日、人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の一部改良モデルを発表。翌日18日に発売しました。「N-BOX CUSTOM(エヌボックス カスタム)」の一部タイプにLEDフォグライト・フォグライトガーニッシュを設定するなど、より特別感を際立たせています。


【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない? それでも1位はやっぱり「ホンダ車」!年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

【軽自動車販売台数ランキング】ダイハツの復活が止まらない? それでも1位はやっぱり「ホンダ車」!年度末の販売台数人気ランキングに変化はあったのか

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2025年3月新車販売台数ランキングによると、言うまでもなくホンダ「N-BOX」が圧倒的な販売台数で1位となったほか3位まで入れ替わりはなく、人気のスーパーハイトワゴンたちの膠着状態が続いています。このほか、ダイハツがさらなる復活を見せていますが、大きな変化はありませんでした。


MOTA 車買取