カーナビとは?
そもそもカーナビとは、自動車の現在位置と目的地への道順を人工衛星などで使用して、自動車に搭載した画面に表示する装置のことをいいます。このカーナビの存在によって、昔は必需品であった地図帳が車の中では見かけることが少なくなりました。
カーナビの登場によって地図を持ち運ぶことがなく、手軽で便利になった反面、活用する人にとって困ることがあります。例えば、ポータブル カーナビ技術の進歩の進み具合があまりにもめざましく、新しいものがどんどん登場することです。
そのため、自分にはどのポータブル カーナビが適しているのか、判断することが難しくなっています。まず、カーナビとポータブル カーナビとの違いを見ていきましょう。
■ポータブル カーナビとカーナビの違い
カーナビには、通常タイプの「備え置きタイプのカーナビ」=「カーナビ」と、簡単に車に取り付けることができて、外にも持ち運びができる「ポータブル カーナビ」があります。
これらカーナビの市場を二分する「カーナビ」と「ポータブル カーナビ」の具体的な違いは下記となります。
・画面の大きさ
備え置きのカーナビと、ポータブル カーナビの大きな違いは、画面の大きさといえます。ポータブル カーナビは持ち運びやすくするため、画面が小さなタイプが多くあります。一方、カーナビは、ポータブル カーナビよりも大きな画面という特徴があるのです。
・設置する場所
備え置きのカーナビは、配線などが複雑なため手間がかかりますが、ポータブル カーナビの場合は、シンプルなものだとシガーソケットに接続するだけというものがあり、取り付けが比較的簡単となっています。
・精度の違い
備え置きのカーナビもポータブル カーナビも自動車の位置の測定はGPS信号を使用しています。しかし、カーナビの場合は、GPSに加えて車速パルスとジャイロセンサーで位置を測定しています。
ポータブル カーナビも車速パルスを拾うということは可能ですが、備え置きのカーナビよりも精度は良くないのです。
・価格の違い
備え置きのカーナビの価格は、10万円~30万円程度と高価なものが多くありますが、ポータブル カーナビは高価なものでも4万円~6万円となっており、価格に差があります。安価なものだと、2万円前後で購入することが可能となっています。
これらの価格は、あくまで目安なので、機種やお店により違いがありますので、自身で確認するといいでしょう。
備え置きのカーナビ、ポータブル カーナビどちらを選択するのがいいのかというと、例えば、正確な精度や細かい表示を大きな画面で利用するのであれば、備え置きのカーナビが良いといえます。
基本的な簡単なルート案内でその他の機能や精度を気にしないのであれば、ポータブル カーナビをおすすめです。価格差もありますので、自身の都合に合ったカーナビを選ぶといいでしょう。
■ポータブル カーナビとスマートフォンの地図アプリ
スマートフォンの普及・進化とともにスマートフォンの地図アプリの精度も向上し、便利になっています。そのため、地図アプリ、備え置きのカーナビ、ポータブルカーナビを選ぶか悩んでいる方も多くいるはずです。
ここでは、ポータブルカーナビとスマートフォンの地図アプリの特徴をメリット・デメリットで比較していきます。
■グーグルマップ
グーグルマップを利用する最大のメリットは、無料ということです。無料でありながら、渋滞情報や渋滞回避ルート案内の精度は、とても良いです。
グーグルマップはスマホの位置情報から渋滞や、交通規制情報を収集しており、リアルタイムの渋滞情報においてトップといっていいでしょう。
グーグルマップを目的地までのルート案内にするのは、スペックは十分なのですが、カーナビとしての細かいケアが不十分であるのがデメリットです。
例えば、案内表示の見えづらさや音声の小ささ、音声案内のタイミングの遅延など、まだまだ最適化していないことに気づくことでしょう。
複雑な経路を設定することができないため、目的地まで寄り道をしたいという方にはおすすめできません。さらに、最新情報がナビで反映はされますが、一方で通信問題が発生しパケット代の費用は深刻な問題となります。
■地図アプリ(スマホのナビアプリ)
地図アプリは、一般的なカーナビを意識している画面構成をしており、グーグルマップと比べると分かりやすい画面構成になっています。
地図アプリは、ポータブル カーナビと近いのですが、日々ネット上で更新される最新の地図データを参照していますので、ポータブルカーナビと比較すると、地図データの更新が不要という点がメリットであり、地図データの更新費用や、手間を考える必要がありません。
しかし、スマートフォンアプリゆえの問題で、着信などの通知が邪魔をすることがあります。また、スマートフォン上で動作させるアプリなので、スマホの充電・通信料・発熱などの問題もあります。
■ポータブル カーナビ(ポータブルナビ)
スマートフォン上で動作するアプリ、例えばグーグルマップなどのGPSの精度はどうしてもスマートフォンに依存してしまいます。
カーナビ用として最適化していないため、車でナビを使用していると、どうしても微妙な誤差がでてくるのです。
一方で、ポータブル カーナビ「CN-G510D」は、現在地の正確な位置を測位するため「Gロケーション」を搭載しています。
これは、日本の「みちびき」、アメリカの「GPS」、ロシアの「グロナス」などの衛星で位置情報信号を利用して「GPS」だけでは届きにくい場所でも、他の衛星の位置情報を参照し、高度な位置情報が把握できるようになっているのです。
地図アプリであるあるの高速と、一般道・高架下などの混同をすることがないのもメリットです。また、地図表示や音声案内のタイミング、メニュー画面の見やすさなど使用しやすくまとまっています。
その他、細かく経由地を細かく指示したり、道幅優先探索や家の形が分かる地図表示、交差点の拡大図など基本的なカーナビの性能としてはおすすめです。
ポータブル カーナビの取り付け方法
ポータブル カーナビの取り付け位置には明確な決まりはなく、小型であることから取り外しも簡単にできるでしょう。しかし、視界を妨げることなく、ドライバーが運転中でも画面を確認することができ、他の機器の邪魔にならない場所を考えなければいけません。
そうなるとダッシュボード上の中央付近に取り付ける場合が多くなります。また、吸盤を使用してフロントガラスにポータブルナビを取り付けて利用するのは、違反となりますので注意してください。
ダッシュボードにポータブル カーナビを取り付ける際には、できるだけ水平で見やすい位置を選ぶようにしましょう。取り付け位置には、周辺の汚れや油分を除去し、パーツクリーナーを薄めた中性洗剤を含ませたウエスでダッシュボードを脱脂しましょう。
パーツクリーナーを使用する場合には直接かけてしまうと、ダッシュボードを傷める可能性があるので、ウエスを一度噴いてから使用するようにしましょう。
ポータブル カーナビを取り付ける場所のベースができたら、見やすい角度で設置していきます。その際に上下左右の角度が大きすぎると、GPSの誤差がでてくるため角度を付けすぎない工夫が必要です。
■パーキングブレーキ線の接続
ポータブル カーナビの中には安全のためにパーキングブレーキをかけた状態でしか操作をすることができないタイプもあります。
その場合は、パーキングブレーキ線に接続しないとカーナビが使用できません。付属のエレクトロタップなどを使用して、パーキングブレーキ線に接続します。
パーキングブレーキ線の配線の色や場所が分からないのであれば、ディーラーやメーカーに確認するといいです。
◎ポータブル カーナビに電源を継ぐ
シガーソケットにポータブル カーナビの電源ケーブルを差し込んだら、本体に電源を繋いできちんと動作するか確認をします。取り扱い説明書の通りに行えば、難しい作業はありませんので安心してください。
ポータブル カーナビランキング
多くの人に人気のあるポータブル カーナビであれば安心して購入することができますので、まずは情報を集めることからはじめるといいです。
例えば、Amazonでのポータブル カーナビの売れ筋ランキングトップ3を通して、人気のあるポータブル カーナビを確認するといいでしょう。
Amazonのポータブル カーナビ売れ筋ランキングトップ3(2019/6/25現在)は下記となっていますので、参考にしてください。
・ポータブル カーナビ 売れ筋ランキング1位:パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G520D 5インチ ワンセグ SSD16GB
・ポータブル カーナビ 売れ筋ランキング2位:ポータブルカーナビ 7インチ液晶タッチパネル 高性能GPSカーナビゲーション 2019年 最新地図 対応
・ポータブル カーナビ 売れ筋ランキング3位:パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G720D 7インチ ワンセグ SSD16GB
以上の傾向から、ポータブル カーナビで最も人気のあるものはパナソニックのメーカーのゴリラであることや、7インチの大きさを選ぶ傾向があることが分かります。
ゴリラのポータブル カーナビが人気ある理由とは?
Amazonでの売れ筋ランキングで人気のあるパナソニックのゴリラ=「ゴリラナビ」は、主に初心者・中高年の方をターゲットにして「使いやすさ」や「見やすさ」を意識しているポータブル カーナビとなっています。
例えば、ペーパードライバー(運転初心者)の方でも「走りやすい」道路を選択できるルート検索があるということが、他社とは大きく違う特徴があるため人気があるといえます。
パナソニック ゴリラのポータブルカーナビの主な特徴は下記となります。
・VICS WIDEを活用した渋滞回避・走行中の自動ルート修正
・高速道路の逆走や事故多発地点の警告やアナウンス
・優先して走りやすい道を選ぶ「道路有線探索」
・24Vのトラックなどに対応
・1DINの取り付けキットでカーナビバネルの前方に設置可能
・バックカメラに対応(最上位機種)
・2022年7月までの無料地図更新(最上位機種)
・Gセンサーとジャイロセンサーによる高精度測位
・速度連動の音量調整
おすすめのポータブル カーナビ3選
ポータブル ケーブルの購入で迷っているのであれば、やはりAmazonの売れ筋ランキングで上位のモデルのものを選ぶと安心することができるため、参考にしてください。
■ポータブル カーナビおすすめ1・パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G520D 5インチ
安全・安心運転をサポートし、情報がぎっしりと16GBとなっています。車だけではなく、バイクに利用している方も多くいるようです。
現在地を見失うことなく目的地まで、高品質な測位システムを搭載し、信頼のゼンリン地図収録や初心者にも便利な本格ナビ機能が備わっています。
5インチのいいところは、軽自動車や小さな車のダッシュボードに取り付けても邪魔にならないことです。重量も軽く軽量であるためポケットなどにいれて持ち運ぶことができるサイズです。
Amazon参考価格:¥21,200(2019/6/23現在)
■ポータブル カーナビおすすめ2・ポータブルカーナビ 7インチ液晶タッチパネル
ポータブル カーナビの中でも比較的安価であることと、4種類(おすすめ・高速道路優先・一般道路優先・距離優先)の検索機能で目的地までのルートをさまざまに選択することができることが特徴としてあります。
Amazon参考価格:¥11,890(2019/6/23現在)
■ポータブル カーナビおすすめ3・パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G720D 7インチ
5インチよりも大きなサイズのナビですので、見やすい大画面でナビを使用したい方におすすめです。こちらも車だけではなく、バイクに利用している方が多くいます。
5インチタイプと同じく、7インチタイプでも現在地を見失うことなく目的地まで、高品質な測位システムを搭載し、信頼のゼンリン地図収録や初心者にも便利な本格ナビ機能が備わっています。
一般的に7インチのモデルは、5インチよりも大きい分、重量や価格が高くなる傾向になるのですが、ポータブル カーナビの中では1番人気のあるサイズとなっています。
Amazon参考価格:¥42,984(2019/6/23現在)
まとめ
近年はカーナビが標準装備している車が増えています。ポータブル カーナビはさまざまな機種が発売されており、性能・機能もさまざまあることを理解した上で、自分の用途に合ったポータブル カーナビを選ぶといいでしょう。
特にポータブル カーナビを選ぶ際には、車から取り出して持ち運ぶことが多くあるのか、運転中の見やすさを重視しているのか、など考慮した上で選ぶといいです。