マツダ RX-7って、どんなクルマ?
初代マツダ サバンナRX-7
マツダ RX-7はマツダを代表するスポーツカーの1つです。もともとは、マツダの「サバンナRX3」の後継車として、初代と2代目までは「サバンナRX-7」として発売されました。
マツダ RX-7最大の特徴であるロータリーエンジンは、マツダが世界で唯一量産化されたもので、通常のレシプロエンジンのようなピストンの往復運動ではなく、三角形のローターによる回転運動により動力を生み出しています。
軽量小型であるロータリーエンジンは、車体の中心近くに配置する「フロント・ミッドシップ」と呼ぶパッケージングが可能になり、理想的な前後の重量配分バランスを手に入れていました。
また、マツダ RX-7は全てのモデルにおいて格納式のリトラクタブル・ヘッドライトを採用しており、最終モデルである3代目は日本車で最後にリトラクタブル・ヘッドライトを装備した車種となりました。
初代から2代目までは「サバンナRX-7」の名で販売されていましたが、3代目であるFD型からは当時の販売店系列「アンフィニ」の名を冠して「アンフィニRX-7」として発売され、後に販売店のアンフィニ店がユーノス店と統合されたことにより、車名が「マツダRX-7」となりました。
マツダ RX-7の中古車 モデル別中古車相場・中古車価格
■2代目マツダ サバンナRX-7(1985年10月~1992年)
2代目マツダ サバンナRX-7
初代のライトウェイトスポーツというイメージを一新し、2代目では重厚さも加った高次元のスポーツカーへ進化しました。
フロント・ミッドシップを継承し、全幅を20mm拡大する一方で全長は短くなり、また、電動ソフトトップを備えたカブリオレも設定されています。
新開発の13Bツインスクロールターボエンジンは、排気量が573cc×2から654cc×2へとアップしています。最高出力は前期モデルが185ps、が後期モデルが205ps、そして限定車のアンフィニでは215psまで高められています。
平均価格 | 約181万円 | |
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中古価格帯 | 約100万円~約400万円 |
■3代目マツダ アンフィニRX-7(1991年12月~1997年10月)
3代目マツダ アンフィニRX-7
2代目から全長、ホイールベース、全高が小さくなり、全幅が広がったことで初めて3ナンバー専用ボディとなり、より安定感のあるスタイルとなりました。
低速で1基、高速では2基のターボを利用するシーケンシャルツインターボを採用し、最高出力は255psまで引き上げられています。
このエンジンをフロントミッドシップに搭載し、徹底した軽量化を行うことで、低重心化と50:50の理想的な重量配分を実現しています。
燃費は10・15モード燃費:7.2~8.1km/lです。
平均価格 | 約184万円 | |
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中古価格帯 | 約110万円~約440万円 |
3代目マツダ アンフィニRX-7
■3代目マツダ RX-7(1997年10月~2002年8月)
3代目マツダ RX-7
マツダRX7に名称が変更になって、エンジン出力は初期型は255psでしたが、後にエンジンの出力向上が行われ、1996年1月のマイナーチェンジで265ps(MT車)、1999年1月のマイナーチェンジでは280psに達しました。
マツダ ユーノス・コスモが1996年に生産を終了して以降、3代目マツダ RX-7は当時、世界唯一のロータリーエンジン搭載量産車となっていました。
しかし、日本国内市場および北米市場におけるスポーツカー需要の低下や、ターボ過給機付ロータリーエンジンの環境対策の行き詰まりなどの理由により、2002年8月に生産終了となり、RX-7は24年の歴史に幕を閉じました。
費性能は10・15モード燃費:7.2~8.1km/l です。
平均価格 | 約276.1万円 | |
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中古価格帯 | 約138万円~約698万円 |
3代目マツダ RX-7
まとめ
手前から初代マツダ サバンナRX-7、2代目マツダ サバンナRX-7、3代目マツダ RX-7
今なお人気のあるスポーツカーのため、中古車価格はかなり高くなっています。
中には安い個体も見つけられるかもしれませんが、それ相応の程度であることが考えられます。スポーツカーという車の特性上、何らかのトラブルを抱えた個体も多いため、検討する際は注意が必要です。