日産の高級セダン シーマとは
日産 シーマ
スペイン語で「頂上・完成」の意味を持つ「シーマ」は、日産の最高級セダンです。
初代モデルは1988年に登場、現行モデルは2012年から発売されている5代目になります。
日産では、シーマのほか、フーガ、スカイライン、ティアナ、シルフィという計5車種のセダンが発売されていますが、その中で最も高級なセダンであり、価格も8,231,300円~という設定です。(※2019年12月現在)
日産 シーマ 中古車 モデル別中古車相場・中古価格(2000年以降)
本記事では2000年以降の中古モデルについてご紹介いたします。
■日産 シーマ4代目 F50型 2001年01月~2010年07月
4代目 F50型の「シーマ」は2001年1月に発売されました。
「バルカンヘッド」と呼ばれる特徴的なヘッドランプが設定されたほか、ドアミラーウインカーを日本車で初めて採用したモデルでもあります。その他、レーンキープサポートシステム(車線逸脱防止支援システム)を世界初採用しています。
エンジンにはV型6気筒3.0Lターボと日産初の直噴V8エンジン4.4Lを搭載します。
2010年8月、プレジデントとともに生産終了。22年の歴史にいったん幕を下ろしました。
日産 シーマ
日産 シーマ
平均価格 | 約37万円 | |
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中古価格帯 | 約9万円~190万円 |
注意したい点は、どのシーマも中古価格は新車に比べて格段に安いものの、燃費が悪いことや整備費が高値になってしまうなど、維持費がかかってしまうという点です。
■日産 シーマ5代目 HGY51型 2012年05月~
日産 シーマ
2012年5月から販売された5代目 「HGY51型シーマ」は、ハイブリッド専用車として誕生しました。
「HGY51型シーマ」はインフィニティMシリーズの「M35hL」(hはハイブリッド、Lはロングホイールベース)と基本的には同じで、「Y51型系フーガ」がベースになっています。
「HGY51型シーマ」に搭載される動力ユニットは、フーガハイブリッドと同様のVQ35HRエンジンに、「1モーター2クラッチ方式」のハイブリッドシステムを加えた「インテリジェント・デュアルクラッチ・コントロール」です。
また、変速機はジヤトコ製マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランス ミッション(AT)となっているのが特徴です。
平均価格 | 約229万円 | |
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中古価格帯 | 約100万円~690万円 |
■日産 シーマ5代目 HGY51型 試乗感想
シーマを見ると、外観塗装の見栄えの良さが際立っている。シーマは生産ラインの途中でラインから外し、手作業で水磨きを施した上でもう一度ラインに戻すという手間のかかる工程を経て作られている。それが見栄えの良さに端的に表れている。
付け加えるなら、シーマは完成後の検査も1台ずつ検査員が試乗して入念な確認をした上で出荷されている。これもシーマだけの特筆すべきポイントだ。
運転席に乗り込んでドアを閉めるとしんとした静さに包まれる。外部の音が遮断される感じになって静かな空間が生まれるのだ。この静かさは走り出しても変わらない。するすると滑るように静か走り出し、アクセルを踏み込めばとても力強い走りを実現する。アクセルをラフに操作しても、それをいなして滑らかな走りを実現するのが良い。
まとめ
思わず感動してしまいそうな高級感を放つ「シーマ」。一度は乗ってみたいものです。
新車は無理でも中古ならなんとかなるとお考えの方にはおすすめです。
特にハイブリッドカーは燃費も良く、値は張りますが、それだけの価値はありますよ。