ダイハツはライバルのスズキに比べてSUVラインナップが弱いとされていましたが、2019年にロッキーが発売されて国内のコンパクトSUV市場に参戦。さらに、2020年中にはハスラーに対抗すべく、軽SUVの「タフト」の発売も予定されるなど、にわかに注目されています。
■ダイハツ キャストアクティバ 1,248,500円~(消費税込み)
■キャストアクティバはどんなSUV?
ダイハツ キャストアクティバ
ダイハツの軽トールワゴンであるキャストには、「スタイル」「スポーツ」「アクティバ」という世界観の異なる3つのモデルがありますが、中でもSUV感あふれるスタイリングと性格が与えられているのが「アクティバ」です。
最大の特徴は165/60R15サイズのタイヤが装着されることで最低地上高が180mmに高くなっていることと、下回りをプロテクトする樹脂製アンダーガードやガーニッシュ類でSUV感を強調していることで、スズキのハスラーの対抗モデルであるとされています。
その他の特徴としては、エクステリアは丸みのある豊かな面質を持たせた台形フォルムとし、サイドシルエットを水平基調とし、インテリアは黒基調で、アクティブな形状のインパネにオープントレイを採用しています。
エンジンはターボとノンターボの設定があり、下り坂でブレーキやエンジン出力、CVTを制御ダウンヒルアシストコントロール、空転したタイヤに個別にブレーキをかけてトラクションを維持するグリップサポート機能を備えています。
■キャストアクティバ のスペックと価格
キャストアクティバ
■全長×全幅×全高(mm):3,395×1,475×1,630
■最低地上高(mm):180
■エンジン:直列3気筒660㏄
■JC08モード燃費(㎞/L):25.0~30.0
■メーカー希望小売価格(消費税込み)
Gターボ:1,512,500~1,743,500円
G:1,402,500~1,639,000円
X:1,248,500~1,452,000円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
■キャストアクティバはこんな人におすすめ
キャストアクティバ
キャストには他のモデルがありますが、アクティバは人気が高く、ハスラーほどSUVがごり押しされてなく、ほんのりSUVテイストが心地よく、少しだけSUVの気分を味わいたい人には、このキャストアクティバがおすすめです。
■ダイハツ ロッキー 1,705,000円~(消費税込み)
■ロッキーはどんなSUV?
ダイハツ ロッキー
ロッキーは、5ナンバーの手頃なボディサイズで扱いがやすく廉価SUV。その手のコンパクトカー造りにおいては定評のあるダイハツが手掛けたコンパクトSUVであり、トヨタにもライズとしてOEM供給されています。
ライズとは、フロントフェイスは大きく異なり、ライズがトヨタのファミリーフェイスであるキーンルックにこだわっているのに対して、ロッキーはSUVらしいアグレシップな大口径のグリルが特徴になっています。
全長4m未満という5ナンバーサイズなので、週末のレジャーでも普段使いでも扱いやすいのが特徴で、可動式のデッキボードを利用した大容量のスペースの荷室は、背丈の高い荷物の積載も可能となっています。
また、エンジンはダイハツ製の1.0L直列3気筒ターボエンジンが搭載され、1.0Lながらもダイハツの新技術「DNGA」よって軽量なボディが、軽快な走りを可能としています。
さらに、185㎜の最低地上高と、ダイナミックトルクコントロール4WDの採用で、SUVとしての性能も十分に確保した買い得感のあるSUVとなり、ダイハツの乗用車でトップの販売台数を誇っています。
■ロッキーのスペックと価格
ダイハツ ロッキー
■全長×全幅×全高(mm):3,995×1,695×1,620
■最低地上高(mm):185
■エンジン:直列3気筒1.0Lターボ
■WLTCモード燃費(㎞/L):17.4~18.6
■メーカー希望小売価格(消費税込み)
Premium:FF 2,200,000円 4WD 2,422,200円
G:FF 1,745,000円 4WD 2,224,200円
X:FF 1,848,000円 4WD 2,086,700円
Z:FF 1,705,000円 4WD 1,944,800円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
■ロッキーをおすすめしたい人
ダイハツ ロッキー
ダイハツとしてはテリオス以来のSUVとなり、テリオスから代替えしそこなっていたユーザーにとっては、待ちにい待った車種。テリオスは、特に地方部では重宝していただけにおすすめできる車種です。
そして、トヨタのライズよりSUVっぽく、若い人には人気があるようで、ダイハツブランドの普通車としては異例の販売台数を記録しています。
【三菱】200万円以内で購入できるSUV
■三菱 eKクロス 1,441,000円~
■eKクロスはどんなSUV?
ekクロス
eKクロス は、SUVテイストのクロスオーバーモデルとして4代目eKワゴンと同時に発売されました。先代のeKカスタムに代わるモデルで、カスタムがスポーティーだったのに対して、今回は三菱自動車の強みであるSUV的要素を取り入れて他車との差別化を図っています。
メカニズムやパッケージングはeKワゴンと変わりませんが、フロントフェイスは三菱自動車のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用し、ボンネットフード下のLEDポジションランプや、縦型の3灯式LEDヘッドライトなど、まるでデリカÐ:5のようなルックスとなっています。
また、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックとしたほか、メーカーオプションでルーフレールを設定できるといった、SUVらしさを強調したデザインとなっています。
また、駆動方式は全車、2WDとビスカスカップリング方式の4WDを設定し、エンジンは全車マイルドハイブリッドとなって、走行性能と燃費を向上させています。
さらに、高速道路同一車線運転支援技術である「マイパイロット」は、軽自動車でありながら、今回ご紹介した車種の中でも群を抜く先進装備となっています。
■eKクロスのスペックと価格
ekクロス
■全長×全幅×全高(mm):3,995×1,475×1,640
■最低地上高(mm):155
■エンジン:直列3気筒660㏄マイルドハイブリッド
■WLTCモード燃費(㎞/L):16.8~21.2
■メーカー希望小売価格(消費税込み):1,441,000~1,798,500円
※新車情報は公式サイト調べ(2020年1月現在)
■eKクロスをおすすめしたい人
ekクロス
軽自動車のカスタムというと、みんなエアロパーツを装備するスポーツタイプで、どれも同じ。もっと個性的な軽トールワゴンが欲しいと思っている人にはekクロスをおすすめします。ハスラーとはまたちょっと異なるSUVテイストで、存在感はナンバーワンの軽自動車です。
200万円という意味
200万円を超えて300万円までとなると、多くの国産SUVを始め外車(輸入車)からも数車種該当するなど、激戦区となります。しかし、3ナンバーサイズが当たり前で、この価格帯が本当に日本のユーザーが求めるSUVなのかという疑問が残ります。
200万円以下となると車も小型になり燃費も良くなります。ここに本当に日本のユーザーが求めるSUVがあるのではないでしょうか。
まとめ
今回は以上8車種をご紹介しましたが、200万円以下となると車種は限られてしまいました。しかし、この中にきっとあなたが求める車種があるはず。
SUV選びの際にはぜひ参考にしてみてください。