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トヨタの新型ヤリス 最新情報を紹介!価格・スペック・燃費・内装は?

トヨタの新型ヤリス 最新情報を紹介!価格・スペック・燃費・内装は?

ついに発売されたトヨタの新世代コンパクトカーであるヤリス。TNGAを採用する初めてのコンパクトカーである点や驚愕の燃費性能、そしてスポーツ仕様のGR-FOURが今夏から納車されるなど、話題に尽きない車種となりました。それらをまとめて、詳しく見ていきましょう。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


トヨタ ヤリスとは?

トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリスはトヨタが2020年2月10日に販売を開始した新世代コンパクトカーです。

これまでのヴィッツにあったコンパクトカーのイメージ(常識)を覆すような1台になることが期待される、2020年注目度トップクラスの車種と言えるでしょう。

トヨタ ヤリスの意味は?

メモする男性

名前の由来は?

ヴィッツに変わってヤリスの名称を採用

ヤリスの国内販売開始によって、ヴィッツという名称を持つ車種の販売はなくなることとなりました。トヨタのコンパクトカーと言えばヴィッツ、それがこれまでの周知の事実でしたが、ヤリスの発売開始によってこれは大きく変化することとなります。

ヴィッツは日本国内での車種名、そしてヤリスとは欧州などで販売されていたモデルの車種名なのです。つまり、世界で販売されている名称に統一されたということになります。

ヤリスという名称はギリシャ神話に由来する造語である

ヤリスという名称はギリシャ神話に由来する造語です。ギリシャ神話にカリスという女神(美に関する女神)の単数形がCharis(複数形だとCharites)となっており、単数形のを弄ったことでヤリスとなりました。

ちなみに、ヴィッツという名前の由来にも触れておくと、英語のvivid(「鮮やかな」という意味の形容詞)とドイツ語のwitz(機知・ジョーク)を折衷させた造語です。

こうして名称を比較してみると、ヴィッツの方が小洒落た印象を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新型ヤリスの走行性能面における注目点

走行性能面における注目点を挙げますと、TNGAプラットフォーム(GA-B)が採用された初めてのコンパクトカーであるというが大きな要素です。軽量・高剛性に加えて低重心化されているプラットフォームを採用するで走行性能の向上は、確実と言えるでしょう。

トヨタのコンパクトカーとして初めてE-Four(電気式4WDシステム)を採用したグレードが用意されている点もポイントです。

1.5L 直列3気筒ダイナミックフォースエンジンは新開発となっており、Direct Shift-CVTと合わさって、MTにはない気持ち良い加速感を味わうことができます。

トヨタの新型ヤリス 最新情報

トヨタ ヤリス

価格

新型トヨタ ヤリスの価格はグレード毎に以下の通りとなっています。

【1.0Lエンジン搭載モデル】

 X “Bパッケージ” 
1,395,000円   
 X
1,455,000円
 G1,613,000円

【1.5Lエンジン搭載モデル】

 X           1,543,000〜1,831,000円
 G1,701,000〜1,954,000円
 Z1,871,000〜2,124,000円

【ハイブリッドモデル】

 HYBRID X      
1,998,000〜2,241,000円
 HYBRID G
2,130,000〜2,338,000円
 HYBRID Z
2,295,000〜2,493,000円

※新車情報は公式サイト調べ(2020年2月現在)

1,395,000〜2,493,000円と、コンパクトカーとしてはかなり広い価格帯となっていることがわかります。

現行ヴィッツは1,203,400〜2,115,300円(通常グレード除く)という価格帯ですから、全体的に価格帯が高くなっていることは明らかです。

この価格帯の高騰は、TNGAの採用などでヴィッツよりも高性能化されたことが要因となっていることは確実でしょう。

燃費

燃費性能をまとめる、以下の通りです。

■ガソリン車(km/L、WLTCモード)
2WD:20.2(1.0Lエンジン搭載モデル)、19.6〜21.6(1.5Lエンジン搭載モデル)
4WD:19.2(1.5Lエンジン搭載モデルのみ)

■ハイブリッド車(km/L、WLTCモード)
2WD:35.4〜36.0
4WD:30.2

※新車情報は公式サイト調べ(2020年2月現在)

まず興味深いことは、燃費測定モードがJC08モードではなく、全てWLTCモードで測定されているという点です。

世界基準はWLTCモードであるということを考慮しても、JC08モードよりも実燃費性能に近いとされるWLTCモードでのみ燃費のカタログ値を出しているところから、新型ヤリスの燃費性能の高さが伺えます。

ハイブリッドモデルの2WDタイプが最大36.0km/Lという燃費性能をWLTCモードで記録しており、期待が持てます。

ヤリスのガソリンエンジンモデルでは変速機に6MTとCVTの2種類を用意しているのですが、CVT・2WDモデルのカタログ燃費は6MTモデルよりも優れた値を出しています。

外装

トヨタ ヤリス

新型ヤリスでは「B-Dash!」というコンセプトがデザインに取り入れられています。大胆さ・活発さ・美しさを掲げ、エネルギッシュなイメージが与えられた外装です。

加えて、キャビンの無駄を削ぎ落とすことにも力が注がれています。ボディでは、その中心から前後のタイヤへ向かっていくような造詣が意識されており、デザインコンセプトに一致したアクティブなイメージの向上を狙っている点にも注目です。

トヨタ ヴィッツ

ヤリスとヴィッツを写真で比較しますと、以下の点に気がつくことができます。



・フロントグリルは全体が開いているようなデザインとなった。

・ヘッドライトがヴィッツの時よりも引き締まってスタイリッシュになった。

・ヤリスにはツートーンカラーのグレードが登場した。

内装

内装デザインの設計にあたっては、快適性やスペースを十分に確保しながらも、インパネを薄くすることで室内に広々とした印象を与える工夫がされています。

また、ステアリングホイールには径の小さいものを採用するなど、見せ方にも積極的にこだわられています。

トヨタ ヤリス

まずこちらが運転席・助手席周りの写真です。インパネとダッシュボード周りがツートーンカラーとなっていて、柔和的な印象を感じさせます。シートも似たような系統の配色が採用されており、ユニバーサルなデザインとなっています。

各種メーター類は近未来感を感じさせるデザインを備えています。シンプルかつ無駄のなくスッキリとした印象です。

それに対してステアリングホイールやシフトレバーそしてインパネ中央部分に置かれるディスクプレイオーディオ(サイズは7〜8インチ)などのブラック系のカラーリングで全体をビシッとシメる役割を果たしています。

どの性別・年齢層の方でも落ち着くことのできるカラーリングで、まさに大衆コンパクトカーといったところでしょう。

試乗記

トヨタ ヤリス

姉妹サイトのレスポンスで新型ヤリス(1.5Lエンジンのガソリン車とハイブリッド車)の試乗記事がありますので、以下にリンクと気になった点を引用してまとめます。

加速フィールで印象的だったのは、発進加速が力強く、排気量の少なさから想像していた信号スタートからのもたつきが感じられそうもないことだ。低回転トルクにも拘りながら、組み合わされるCVTの発進ギアをバランスよく活用しているからだ。

街乗りでも走り出し時のストレス無く、気持ちよく運転することができるのではないでしょうか。

ただし、3気筒ゆえの雑味は拭いきれない。低回転域から高回転域まで安定してトルクがキープされてはいるものの、かすかに耳に届くサウンドと振動は、いわゆる大衆車3気筒のそれだったのが残念である。

おそらく慣れてくるとは思いますが、4気筒エンジンに乗り慣れていた方からすると最初は3気筒エンジンは少し違和感を感じるかもしれません。

トヨタ ヤリス

経済性を優先したタイヤを履く。だが、フットワークが軽快なことには驚かされた。もちろん絶対的に速いわけではない。だが、タイヤが激しくスキール音を高めるような非現実的な走りに挑んでも、強いアンダーステアに閉口することもなく、テールスライドを襲われてハッとすることもない。

昔ながらのスポーツ走行が好きな方は6MTモデルを購入する傾向にあると思われますが、仮にCVTを選んだとしても、速く走るという意味ではどちらもある程度楽しむことができそうです。

何よりも、それだけの走行性能を備えているという点はヤリスという自動車を判断する上で重要なファクターとなるでしょう。

発売日

冒頭で述べたように、すでに新型ヤリスは発売されています(発売日は2020年2月10日)。発売店舗は、以下の3店舗にて購入可能です。

・全国のネッツ店
・トヨタモビリティ東京(株)
・トヨタ西東京カローラ(株)

「新型ヤリス良いな」と思った方はディーラーへ走りましょう。

WRCにも使われているヤリス

トヨタ ヤリスWRC

日本国内でヴィッツの名称でこれまで親しんできた方にとっては、ヤリスと聞くとWRC(世界ラリー選手権)でトヨタ・ガズーレーシングがトミー・マキネンレーシングと協力して走らせているワールドラリーカー(WRc)のイメージが強いでしょう。

世界を舞台に活躍するワークスマシンと同じ名前の自動車に乗っている・所有しているという事実が、オーナーやドライバーの運転における高揚感を高めることに疑いはありません。

そして今夏、GRヤリス(GRヤリス - 1st Edition -)というトヨタのスポーツカーが登場します。2020年1月10日から期間限定予約が始まっており、6月30日までそれを行った後、同年夏頃に販売予定です。

以下ではGRヤリスがどういう車であるのかを、紹介します。

GR ヤリスの魅力はFR-FOURにあり

東京オートサロン2020でお披露目されたGRヤリス

GRヤリスの魅力は、何と言ってもトヨタがWRCを通じて培われた技術力や経験そしてデータなどが取り入れられている点です。

国内外のプロドライバーによるテスト走行から得られたフィードバックを取り入れた新開発スポーツ4WDシステム"GR-FOUR"の採用、GRヤリスのために新開発されたスポーツ専用エンジンG16E-GTS、空力性能向上を考え抜いてデザインされたワイド&ローなボディフォルムなど、実際にモータースポーツに携わっているからこそできる内容となっています。3ドア仕様となっている点も、本気具合がよくわかります。

インテリアにも専用装備が数多く採用され、GRヤリスそしてスポーツカーとしての付加価値が至れり尽くせりです。

グレードには通常グレードにあたるRZと、RZよりも装備の充実したRZ "High performance"の2つが用意されています。主要スペックは同じですが、装備品で重要な違いがありますので、要チェックです。

GRヤリス のスペックをチェック

主要スペックをまとめますと次の通りです。

高性能スポーツカーとしての性能が期待できるスペックとなっていることは、こちらをご覧になれば明らかと言えるでしょう。

【スペック】
■ボディサイズ (mm)
全長×全幅×全高:3,995x1,805x1,460
ホイールベース :データ無し
トレッド (前/後):データ無し
最低地上高:データ無し

■車両重量 (kg):データ無し

■最大乗車定員 (名):4

■エンジン
型式:G16E-GTS (直列3気筒インタークーラーターボ)
総排気量 (L):1.618
最高出力 (kW(PS)):200(272)
最大トルク (N・m(kg・m)):370(37.7)
使用燃料:データ無し

■トランスミッション:6MT

■サスペンション
フロント:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
リア:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング

■ブレーキ関係
【フロント】
・スリット入りスパイラルフィン式ベンチレーテッド2ピースディスク(18インチ)
・アルミ対向4ポッドキャリパー(高μパッド)
・GR専用(レッド)カラードキャリパー
【リア】
・スリット入りベンチレーテッドディスク(16インチ)
・アルミ対向2ポッドキャリパー(高μパッド)
・GR専用(レッド)カラードキャリパー

■スタビライザー
フロント:データ無し
リア:データ無し

■燃費 (km/L):データ無し

■駆動方式:4WD

■純正タイヤサイズ:
225/40Z R18

【車両価格(消費税10%込)】
RZ:3,960,000円
RZ "High performance":4,560,000円

※新車情報は公式サイトとカタログ調べ(2020年2月現在、カタログは1月時点のもの)

GRヤリスにパワーユニットやGR-FOURの性能をチェック

最高出力272ps(200kW)の1.6L直列3気筒ターボエンジン

GRヤリスのために新開発された型式G16E-GTSエンジンは、1.6L 直列3気筒ターボエンジンとなっています。コンパクトカークラスにおける最小・最軽量を目指して開発されたこのエンジン、直列3気筒という点は新型ヤリスと同じですが、こちらにはターボチャージャーが搭載されている点は決定的に違う点です。

コンパクトなエンジンでありながら、最高出力272PS(200kW)に最大トルク 370N・m(37.7kgf)というハイパフォーマンスな仕様となっています。

パワーウェイトレシオ(1馬力あたりにかかる重量のこと)は4.706kg/psとなっており、トヨタ 86よりも優れた数値(1,210kg ÷ 207ps ≒ 5.85)です。

ちなみに、逆算して考えるとGRヤリスの車両重量は次の値ではないかと想像することができます。

272PS x 4.706kg = 1,280kg

High performanceモデルではインタークーラーに冷却スプレー機能が標準装備

High performanceモデルでは、インタークーラーに冷却スプレー機能が標準装備されています。RZには装備されていない装備の1つで、サーキット走行やラリーといった高回転でエンジンを回し続けるような局面での熱ダレ対策に貢献することでしょう。

3ドア仕様で日常生活での使い勝手は少し不便になる可能性は高いですが、5ドアハッチバックでは味わうことのできないボディ剛性を得ることができるのであれば、価値ありです。

BBS製鍛造アルミホイールとENKEI製鋳造アルミホイール

トヨタ ヤリスGR High PerformanceモデルのBBS製鍛造18インチホイールとミシュラン製タイヤPilot Sport 4S

GRヤリスは前後ともに18インチホイールと225/40Z R18サイズのタイヤを標準装備としています。しかし、ホイールとタイヤの種類はそれぞれ異なるものが採用されているのです。

High performanceモデルではBBS製の鍛造ホイール(特別色のマットブラック、1st Edition特別仕様)とミシュラン製Pilot Sport 4Sが、RZではENKEI製鋳造ホイール(標準色のブラック)とダンロップ製SP SPORT MAXX 050がそれぞれ組み合わされています。

ホイールとタイヤを見るだけでも、特にHigh performanceモデルの限界性能の高さを想像することは容易でしょう。

電子制御多板クラッチセンターデフを採用、High performanceにはトルセンLSD装備

GRヤリスでは電子制御多板クラッチセンターデフが採用されています。これにより、走行時の駆動力前後配分が最適化が可能となっています。

High performanceモデルではトルセンLSDが前後それぞれに標準装備されている点も注目です。

NORMAL/SPORT/TRACKの3つから選べるドライブスタイル

GRヤリスではNORMAL/SPORT/TRACKという3つのドライブスタイル(走行モード)が用意されています。シフトレバーのすぐそばにある4WDモードスイッチでモードの変更操作も簡単です。

NORMALモードは前後輪トルク配分60:40で街乗りで便利な仕様、SPORTモードは30:70でFRテイストな仕様へ、そしてスポーツ走行最速仕様とされているのが50:50のTRACKモード、というようになっています。

また、スポーツモード付きVSC(VEhicle Stability Control)も標準装備されています。限界走行で挙動が乱れた時に動きを緩和する制御が行われますので、より安全にスポーツ走行やスキルアップが可能となるでしょう。

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