車にガソリンを入れる手順はこちら
さっそく車の給油方法を見ていきましょう!
■給油口の位置を確認
車の給油口
ガソリンスタンドに着く前に、まずは自分の車にある給油口が右側か左側のどちらかについているのかを確認しましょう。
車を停めたあとに給油口が逆側にあると、ガソリンを入れるホースが届かなくなります。そうならないように、あらかじめ自分の車の給油口の場所を確認しておくことが最初の手順です。
給油口の場所を確認したのに忘れてしまった人や、どちらについているのかがわからない人は、ガソリンメーターの給油機マークを見てください。
この給油機の横に矢印がありますが、実はこの矢印が向いている方向に給油口がついています。そのため、給油口の場所がわからない人はぜひこの方法で確認してみてください。
■停車場所へ車を移動する
店員さんが誘導してくれることも
次に、3色のノズルがついているスペースがガソリンスタンドにはいくつかあります。そこに自分の車の給油口を近づけます。
この時、近づけすぎないようにします。ホースは長いので近づけすぎる必要はありません。
停車する時に黄色の線か白線で停車するスペースが示されていることがあるので、距離感がわかりにくい人はその線を参考にしてください。
■給油口を開ける
給油口を開ける
それから、給油口を開けます。給油機マークがついているボタン(もしくはレバー)を押して(引いて)ください。
カチャ、と開く音が聞こえたら給油機が開いているので成功です。車種によってはボタンやレバーがなく、給油口のふたを押すと開けることができる場合もあります。
■スタンドのパネルを操作する
給油口を開けることが出来たら、次は実際にパネルを操作します。最初に、支払い方法について選択します。
支払い方法は主に「現金」「クレジットカード」「プリペイドカード」の3種類です。クレジットカードとプリペイドカードのほうが、値引き額が大きいのでどちらかの決済方法がおすすめです。
操作パネルの案内と一緒に音声でも案内をしてくれます。セルフでも、店員さんが入れてくれるガソリンスタンドでも支払うタイミングは先払いで統一されているので覚えておきましょう。
続いて給油するガソリンの種類について説明します。給油するガソリンには3つの種類があります。
「レギュラー」「軽油」「ハイオク」の3つの種類のガソリンからご自身の車に合ったものを選択します。車種によってガソリンの種類が変わります。
わからない場合は店員さんにどのガソリンを入れる必要があるのかを聞きましょう。
ガソリンを選択したら、次は入れる量を決めます。入れる量は人それぞれですが、不安や心配がある人は満タンで入れることをおすすめします。
先述した支払い方法で決済します。なお、こちらも音声での案内もあります。
ちなみに、現金で入れることが出来る金額は1,000円、5,000円、10,000円に限られます。
■給油する
給油してみよう
支払いが終わったら、次は実際に給油をします。
給油をする前にまずは「静電気除去シート」を触ります。静電気で引火して爆発することがあり、大変危険です。事故を起こさないためにも、ノズルに触れる前に必ずシートを触りましょう。
静電気除去シートに触ったら、給油口を開けます。反時計回りに回すとキャップが外れます。外したキャップはそのまま給油口に引っかけるか、パネルの下にあるキャップ置き場に置きましょう。
そして、ノズルを手に取ります。この時、色でガソリンの種類が分けられているので注意しましょう。
給油口にノズルを差し込みます。車によって給油口のサイズが違うので、完全には入りません。ある程度ノズルが入ったら、ノズルのレバーを引きます。
この時、ガソリンが注入される時にノズルが外れてしまわないようにしっかり持ちましょう。ガソリンが漏れてしまうと危険で、車につけば塗装の劣化にも繋がります。
ガソリンは支払った金額分か、満タンになると自動で止まります。止まったらレバーから手を離して指定の場所に戻します。
■給油キャップを閉める
給油キャップの閉め忘れに注意
指定の場所にノズルを戻したら、給油キャップを時計回りに回して閉めます。給油キャップが閉められているのをしっかり確認しましょう。
給油キャップが閉められていないまま走行するとこちらも危険があります。給油キャップの閉め忘れに注意しましょう。
お釣りがある場合は、精算機からお釣りが出てくるかレシートにお釣り引換券が出てきます。お釣り精算機の場所が分からない場合は店員さんに聞きましょう。
給油口の場所、開け方には違いがある
ガソリン給油口
給油方法は先述した通りですが、次は給油口についてもう少し詳しく説明していきます。
まず、給油口がついている場所は車種によって変わります。給油口がある場所の確認方法は先ほど説明しているので、こちらでは割愛します。
どうして給油口の場所が違うのかというと、もともとは給油口の場所に決まりはない、というのが答えです。これといった基準が決められていないので、車種によって右側か左側かにわかれているという状況になっています。
給油キャップの開け方についても同様に、車種によって変わります。同じメーカーでも車種によって開け方が違います。
例えば、運転席にあるボタンやレバーを押すタイプ(レバーの場合は引く)、給油キャップを直接開けるタイプ(または引き上げて開けるタイプ)などがあります。
鍵で開ける給油口
また、一部の商用車や輸入車に関しては、給油キャップに鍵穴がついていて、そこにカギを挿し込んで開けるといったものまであります。
他に異なる開け方がある車種として、トラックがあります。トラックの給油キャップは、運転席の後ろ側や、右側後輪の上にある場合があります。
このように、メーカーや車種によって給油キャップの場所や開け方が異なるので、事前に確認しておきましょう。
【ガソリンの入れ方】給油時に注意すること!
■ガソリンの吹きこぼれに注意
吹きこぼれに注意!
ガソリンを入れる時に注意することはいくつかあります。まずは、吹きこぼれです。自分で入れるガソリンスタンド(セルフ)では、指定した金額分か満タンになるまでガソリンが入ると自動で給油が終わります。
その時、ノズルを奥まで挿し込んでいない場合に自動で給油が止まるシステムがうまく動かないことがあります。
すると、ガソリンが給油口から溢れて出てきます。そうなると、引火して爆発を起こすので大変危険なことになります。その事故を防ぐために、ノズルは奥までしっかり挿し込みましょう。
■静電気除去シートにタッチする
ガソリンスタンドの静電気除去シート
次に、給油している最中について説明します。ガソリンは、給油中に引火してしまうこともあります。静電気でも引火することがあるので、給油前には必ず「静電気除去シート」を触りましょう。
給油中に給油口から炎が出てくる場合もあります。その場合には、ノズルをそのままにした状態で店員さんを呼んでください。慌ててノズルを引き抜いてしまうと、ガソリンがこぼれてこれまた引火してしまいます。
他に注意することとして、給油中はエンジンを切ることです。エンジンを切らないで給油をしてしまうと、ガソリンの蒸気で引火してしまう恐れがあり危険です。そのため、給油前にはエンジンを必ず切りましょう。
■ガソリンの種類をよく確認する
ガソリンの種類にも注意!
軽自動車もメーカーや車種によってガソリンの種類が決められています。軽自動車だからといって軽油で給油してしまうと、走行している時にトラブルが起きてしまいます。
こちらもメーカーや車種で確認し、わからない場合や不安がある場合は店員さんに聞きましょう。確認は繰り返し行うほうが安全性も高くなります。
また、セルフでのガソリンスタンドでは容器にガソリンを入れることは禁止されています。大変危険なものなので、必ずセルフではないガソリンスタンドで入れてもらうようにしてください。
【ガソリンの入れ方】原付&バイク
プジョー ジャンゴ125 ABS(ディープピンク)
続いて、原付やバイクでのガソリンの入れ方も説明します。
■原付(スクータータイプ)のガソリンの入れ方
まずは原付でのガソリンの入れ方を説明します。ガソリンスタンドに行ってパネルを操作、ガソリンの種類を選択、給油、お釣りをお釣り精算機から受け取るという流れは車と変わりません。
どこに違いがあるのかというと、原付の場合ガソリンの種類が基本的にはレギュラーであることです。海外の一部の原付はハイオクガソリンですが、日本でつくっている原付は全てレギュラーガソリンです。
他に車と違う点は、給油口がシートの下にあることです。原付は車のように、後ろ側に給油口がついていません。
シートの開け方は、エンジンを入れる鍵穴と同じ場所にあり、カチッと音が鳴るとシートが開きます。
慣れるとそこまで難しくはないので、慣れるまではゆっくり確実に給油をしましょう。
■バイクのガソリンの入れ方
次はバイクでのガソリンの入れ方について説明します。ガソリンスタンドにあるパネルの操作は、車の時と同じです。
そして、バイクも原付と同様にガソリンの種類は基本的にはレギュラーガソリンを給油します。こちらも原付のように海外の一部のバイクはハイオクガソリンです。自分のバイクが日本で販売している場合はレギュラーガソリンを選びましょう。
バイクの給油口は、ハンドルとシートの間(タンクの上)にあります。どのメーカーの、どの車種のバイクでも同じところに給油口があります。
バイクで給油する時に注意する点は、ガソリンをボディにつけないこと、給油口からガソリンを溢れないように入れることです。
以上がバイクでのガソリンの入れ方、そして注意することです。
まとめ
ガソリン 給油
ガソリンの入れ方について、理解できたでしょうか。ガソリンは引火しやすいとても危険なものなので慣れるまではゆっくり入れる必要があります。
最初は分からず不安かもしれませんが、ゆっくり確実に回数をこなすことで慣れるようになってきます。
そのため、焦らずに入れることが大事です。安全運転で素敵なカーライフを送ってください。