トップへ戻る

【初心者マーク】貼り付け位置・掲示義務ルールを解説! 1年過ぎても貼っていいの?

【初心者マーク】貼り付け位置・掲示義務ルールを解説! 1年過ぎても貼っていいの?

初心者マークを貼る場所、みなさんは知っていますか?免許交付1年以上で初心者マークをはってもいいのか、さらにマグネット式、吸盤式、はってはがせる初心者マークが買える場所など、気になる初心者マークの疑問についてご説明します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


初心者もベテランも知っておきたい「初心者マーク」のこと

初心者マーク

初心者マーク

初心者マークとは、運転に慣れていない初心者であることを示すマークのことです。初心者マーク、若葉マークと呼ばれるマークですが、正式名称は「初心運転者標識」いいます。

普通免許と準中型免許取得から1年以内のドライバーは車に初心者マークの掲示義務があります。また、初心者マークの周囲のドライバーは初心者マークを掲げている車を保護しなければいけません。

当記事にて、初心者マークについての法律・ルール等を詳しく説明していきます。

初心者マークを掲示するのは義務?

結論から言うと、初心者マークを掲示するのは義務です。

普通免許の初心者マーク掲示義務に関しては、下記の道路交通法第71条の5第2項で記載されています。(準中型免許は道路交通法第71条の5第1項)

第八十四条第三項の普通自動車免許を受けた者で、当該普通自動車免許を受けていた期間(当該免許の効力が停止されていた期間を除く。)が通算して一年に達しないもの(当該免許を受けた日前六月以内に普通自動車免許を受けていたことがある者、現に受けている普通自動車免許を受けた日以後に当該免許に係る上位免許(第八十五条第二項の規定により一の種類の運転免許について同条第一項の表の区分に従い運転することができる自動車等(以下「免許自動車等」という。)を運転することができる他の種類の運転免許(第八十四条第二項の仮運転免許を除く。)をいう。第百条の二第一項第一号及び第三号において同じ。)を受けた者その他の者で政令で定めるものを除く。)は、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。

初心者マーク掲示義務を怠るとどうなるの?

「初心運転者標識表示義務違反」の罰則
反則金
4,000円
違反点数1点

初心者マークの掲示は義務であることをお伝えしましたが、初心者マークの掲示義務を怠ると「初心運転者標識表示義務違反」となり罰則があります。

《「初心運転者標識表示義務違反」の罰則》
反則金:4,000円
違反点数:1点

ちなみに、レンタカーやシェアリングカー他人の車などを運転する際でも初心者マークは掲示義務があります。

事前にレンタカー会社などに確認を取るか、持参するのを忘れないようにしましょう。

初心者マークの車には「保護義務」がある!違反行為はコレ

道路交通法では初心者ドライバーを保護するために、道路交通法第71条5第4項において初心運転者保護義務を設けています。

五の四 自動車を運転する場合において、第七十一条の五第二項から第四項まで若しくは第七十一条の六第一項から第三項までに規定する者又は第八十四条第二項に規定する仮運転免許を受けた者が表示自動車(第七十一条の五第二項から第四項まで、第七十一条の六第二項若しくは第三項若しくは第八十七条第三項に規定する標識を付けた普通自動車又は第七十一条の六第一項に規定する標識を付けた準中型自動車をいう。以下この号において同じ。)を運転しているときは、危険防止のためやむを得ない場合を除き、進行している当該表示自動車の側方に幅寄せをし、又は当該自動車が進路を変更した場合にその変更した後の進路と同一の進路を後方から進行してくる表示自動車が当該自動車との間に第二十六条に規定する必要な距離を保つことができないこととなるときは進路を変更しないこと。

「初心運転者保護義務違反」の罰則
反則金
大型車:7,000円
普通自動車:6,000円
二輪車:6,000円
小型特殊自動車:5,000円
違反点数1点

初心者マークを掲示している車に無理な割り込みや幅寄せをした場合、「初心運転者保護義務違反」により罰則があります。

《「初心運転者保護義務違反」の罰則》
反則金:大型車7,000円、普通自動車6,000円、二輪車6,000円、小型特殊自動車5,000円
違反点数:1点

最近では煽り運転が事故につながるケースもあり、悪質な場合は免許停止処分を受ける可能性もあります。初心者ドライバーには積極的に道を譲るなどのマナーを心がけましょう。

【貼り方・注意点】初心者マークを正しく貼ろう!

初心者マークをどこに貼る?絶対守るべきはこの2つのルール

初心マークはどの位置に貼ればいいの?

と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。実は初心者マークを貼る場所には2つの決まりがあります。

■車両の前後両方に必ずつける
■視認性の高い部分(地上0.4m-1.2m以内)

に掲示することが法律で定められています。

前後のどちらかだけ、視認性の低い位置に掲示していると、掲示していない場合と同じく初心運転者標識表示義務違反で反則金と加点の対象になりますので、ご注意くださいね。

初心者マークを貼る期間はいつまで?

初心者マークの掲示の義務がある期間は、免許交付から1年間です。この期間は必ず初心者マークをつけている必要があります。

また「免許交付から1年以上だけど、初心者マークをつけていたい!」という方も多くいらっしゃるようです。

この場合の罰則はなく、免許交付から1年以上経過していても初心者マークをつけるのは問題ないのでご安心下さい。

フロントガラスに初心者マークを貼ってもいいの?

初心者マークをフロントガラスにはるのは視界が悪くなるため違反です。フロントガラスに掲示していいのは、検査標章(車検シール)のみと決まっています。

ただし、フロントガラスに初心者マークをはっていても罰則などはなく、警察官からの口頭注意でとどまっているようです。

番外編:初心者マークのつけすぎは違反?

2017年末にTwitterで話題になった、「初心者マーク貼りつけすぎ」な1枚。SNSでは車体の全面を覆うように初心者マークが貼り付けられた写真を見かけることがあります。

違反であるのかは判断が難しいところです。たしかに視認性は高いのですが、恥ずかしいのでやめましょう。

初心者マーク以外にもマークはある!

高齢運転者標識(四つ葉マーク)

もみじマーク(高齢者マーク)

もみじマーク(高齢者マーク)

高齢運転者標識とは、70歳以上で免許を持っている人が表示するマークです。2011年から用いられているのは四つ葉のクローバーと「シニア」のSを組み合わせたデザインで、「四つ葉マーク」と呼ばれることもあります。

高齢運転者標識の表示は努力義務であり、表示していなくても罰則にはなりませんが、周囲への注意喚起になるため、対象の方は付けておいた方がいいですね。

なお、高齢運転者標識を表示している車に対して、割り込みや幅寄せなどの行為を行った場合には、初心者マークと同じく道路交通法で罰せられることも覚えておきましょう。

身体障害者標識・聴覚障害者標識

身体障害者マーク

身体障害者マーク

聴覚障害者マーク

聴覚障害者マーク

身体障害者マークは、四葉のクローバーが目印です。

聴覚や身体に障害があり、それにまつわる条件付きの免許を保持している方が表示しているマークです。このマークももみじマークと同様で、努力義務となります。

しかしながら、聴覚障害者マーク(ちょうちょのイラストのもの)は、対象者が表示していなかった場合は、道路交通法違反となりますので気を付けましょう。

初心者マークはどこで買える?価格は?

初心者マークで皆さんがお悩みなのが、「一体どこで買えるのか?」ということではないでしょうか?

教習所を卒業時に貰えるマグネット式や吸盤式の初心者マークがはがれた、無くした、もう1枚必要
など理由は様々だと思います。

下記に初心者マークが買えるお店と、もし近くで見つからなかった時のためにAmazonでの商品を
タイプ別にご紹介します。

初心者マークが買える場所を探してみた所

■百円均一ショップ(百均、ダイソーなど)
■ドン・キホーテ
■カー用品店(オートバックスなど)
■ホームセンター
■運転試験場の売店
などで初心者マークを購入することが可能です。

しかし、お近くの店舗では買えなかった方のために、Amazonで購入できるお手頃な初心者マークをご紹介します。

タイプ別初心者マークをご紹介!

マグネット式の初心者マーク

東洋マーク製作所 初心者マーク マグネット式2枚入り [ 品番 ] SM-MG

車外に取り付けるマグネット式/2枚入り

最も一般的な初心者マークで、価格も安くてお得です。

しかし一部で、トヨタのプリウスなどアルミボディの車にはくっつかないという点があります。

はってはがせる初心者マーク

シリウス 初心者マーク はってはがせるタイプ 1枚入り[品番]SD-03

車外にも車内にも/はってはがせるタイプ/1枚入り

少し価格は高いですが、マグネット式がつかないトヨタのプリウスなどにもつけることができます。

吸盤式の初心者マーク

ミラリード 初心者マーク 吸盤・マグネットタイプ各1枚入り[品番]MJ-503

車外にマグネット車内に吸盤タイプ/各1枚入り

吸盤タイプは後部のリアガラス専用で使用することができます。

車外に取り付けたくない方にはおすすめですが、後部の視界を遮らないように注意しましょう。

まとめ

初心者マークに必要なこと、関連する情報をすべて網羅させていただきました。

初心者ドライバーも、ベテランドライバーも改めて交通ルールを確認していただけたら幸いです。

おすすめ記事はこちらです

よくある質問

初心者マークを貼るのは義務なの?

初心者マーク(初心運転者標識)を定められた一定期間掲示することは、道路交通法で決められた義務です。違反すると初心運転者標識表示義務違反として、反則金や違反点数の対象となります。初心運転者期間は、ご自分の車だけでなく、他人の車やレンタカーを借りて運転する場合でも初心者マークを掲示する必要がある点にも要注意ですね。

初心者マークを貼るメリットってあるの?

あります。まだ運転に不慣れであることが周囲のドライバーに伝わるので、ミスをした際にも対応してもらいやすくなるほか、周囲のドライバーには初心者マークを掲示している車への保護義務が発生するので、幅寄せや無理な割り込みをすることは保護義務違反行為として反則金や違反点数の対象となります。

初心者マークはいつまで貼ればいいの?

初心者マークを掲示する必要がある「初心運転者期間」は、免許の取得日から1年間です。しかし、初心者マークは初心運転者期間間中の掲示義務があるものの、それ以降掲示してはいけないとするルールはありません。普段車を運転する機会が少ないなどいわゆる「ペーパードライバー」でも、初心者マークを掲示しても問題はありません。

関連する投稿


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


【豆知識】初めての免許更新!運転免許証の更新ハガキが届いたら

【豆知識】初めての免許更新!運転免許証の更新ハガキが届いたら

運転免許証の更新ハガキ(更新連絡書)は、免許更新年の誕生日40日前から35日前ごろまでに、各都道府県の公安委員会から届くことになっています。ハガキを見ると免許証の更新手続きがどのようなものなのか気になってきますよね。今回の記事では、免許の更新がなぜ必要なのかという疑問から更新の手続きまでを説明します。


釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣り人の「足」として欠かせないアイテムが「車」!車釣行派であれば愛車にさまざまなグッズを備えておくことで、快適かつ便利に釣行を楽しむことができますよね。そこで今回は、そんな釣行車に備えておきたい「おすすめグッズ5商品」と「釣り用におすすめの10車種」を紹介します!


【チャイルドシート】着用義務は何歳まで?免除されることってあるの?

【チャイルドシート】着用義務は何歳まで?免除されることってあるの?

2000年4月1日からチャイルドシートの着用が義務化されました。本記事では、チャイルドシートの着用義務年齢や、着用しない場合の罰則、着用が免除されるケースをわかりやすく紹介します。(※2022年7月更新)


【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

【交通安全協会】入会は任意、会費を払うメリットは?実はお得?

免許証の交付や更新時などに入会できる「交通安全協会」ですが、そもそも入会は任意なのか義務なのかといった疑問から、チャイルドシートの無料レンタルや協賛店の割引などの入会メリット、会費を紹介します。また、入会と退会の方法についても記載しています。


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。