(1)取得する免許の種類を決める
車の大きさ等に合わせて運転免許には種類がある。
運転免許証を取得する際にまず決めなければならないことは、どの程度の大きさの車、どういう車を扱いたいのかを考え、取得する免許の種類を決めなくてはなりません。
運転免許証には色々と種類があり、取得したい免許証によってはすぐに取得できないものもあります。
その免許証により取得条件が違うためです。
大型免許や二種免許の場合、免許の取得条件に運転経験年数が含まれています。
運転免許証は、第一種運転免許と第二種運転免許および仮運転免許という区分に分けられていて、種類は、大型免許・普通免許・普通二輪免許・原付免許等があります。この運転免許証によって運転できる車が決められています。
また、普通自動車の免許証には、マニュアル(MT)免許証とオートマチック(AT)限定免許証の2種類があります。ちなみに、普通乗用車運転免許を取得された方は、原動機付自転車免許は自動で付加されます。
マニュアル免許証はオートマチック車の運転も可能ですが、オートマチック限定免許ではマニュアル車の運転は不可です。
免許を取得する際に大事なことは、まずこのマニュアル免許を取得するか、オートマチック限定免許を取得するかです。これにより免許の取得の方法も少々変わってきます。
またすでに普通免許を取得しておられる方であれば、条件さえ揃えば大型免許や二種免許の取得も可能です。
■運転したい車でAT・MTの免許の種類を選ぼう
運転したい車、今後乗用する車が決まっていたら、その車に合わせた免許を取得しましょう。
選択肢も豊富で、運転操作もマニュアル車に比べ簡単な、オートマチック車を主に使うことを前提にしている方には、マニュアル免許よりも免許の取得しやすいオートマチック限定免許が適しているかも知れません。
(2)教習所・自動車学校を決める
車の免許を取得するには、幾つかの方法があります。
■運転免許取得には大きく分けて3つの方法がある
②ご自身で学習して合法的に運転技術も練習して、運転免許試験場にて個人の資格で受験する、いわゆる一発免許取得方法
③ある一定期間宿泊所に泊まり込んで、短期で免許を取得する合宿免許
こういった方法が主な免許の取得方法です。いずれの取得方法にも、長所と短所があります。
■免許合宿のメリット・デメリット
合宿免許の場合は、一般的に短期間で免許の取得可能ですが、ある期間連続して日数の拘束があります。しかし最短で運転免許取得を目指すならおすすめです。
取得費用も多くの場合、安く設定されているようです。また、いわゆるリゾート地などに事業所が設置されていて、観光気分で免許取得といった事も可能です。
教習の種類によりますが、普通車でも最低で2週間近くご自宅を離れる事になりますので、その間は仕事や学校などを休まなければいけないため、社会人の方は難しいかもしれません。
■一発免許のメリット・デメリット
一発免許は理論上では合宿免許よりも短期で取得が可能です。そして費用も、どの取得方法よりも安価に済ませることが可能ですが、あくまで理論上の話です。
一発免許は安く早く免許取得が可能な方法ではありますが、難易度は最も高い取得方法です。
■やっぱりおすすめは教習所・自動車学校に通うこと
やはり一般的な免許の取得方法は、教習所・自動車学校に通い取得する方法ではないでしょうか。通常の通いかたで行けば、およそ2、3か月で普通免許を取得可能だと言われています。
早くて一か月かからず取得する方もいらっしゃいますし、中には数か月かかる方もいらっしゃる様ですが、教習には有効期限がありその期限は9カ月間です。
この9カ月間内に、全ての学科・技能教習を終えておかなければなりませんので注意してくださいね。
■教習所と自動車学校は何が違うの?
基本、教習所や自動車学校・ドライビングスクールなど名前は違いますが、内容は同じです。違うとすれば、公安委員会が公認した指定自動車教習所かどうかという点ですが、この指定自動車教習所の指定を受けていないところは、あまりみかけないのが現状です。
運転免許は自動車学校で取得すると、お考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、免許取得は自動車学校で運転技術や運転に必要な学科を学んで卒業したのち、運転免許試験場で学科試験に合格した人が取得できるものです。
名前は違いますが、指定自動車教習所公認校であれば、どちらを選んでも問題はありません。
(3)教習所・自動車学校に通う
公安委員会から指定を受けている指定自動車教習所の卒業生であれば、試験場での2つの実地試験(技能試験)が免除されます。
これこそが、教習所・自動車学校に通う最も大きな動機ではないでしょうか。一発免許などで、運転免許試験場で、実技を受ける方の合格率は、合格者全体の2%です。
教習所・自動車学校に通い、卒業証明書を交付して頂いた方は、この難関の実技試験が免除になるのです。(※教習所にて同等の内容を走りなれた教習車両とコースで実施します)
(4)運転免許センターまたは運転免許試験場では
運転免許を取得するには試験に合格する必要がある。
自動車学校をしっかり卒業したら、次は免許の交付を受けるためには運転免許試験場で学科試験に合格する事が必要です。
運転免許試験場で学科試験に合格し、免許証を取得してください。ちなみに学科試験の合格率は、平均70%くらいで推移しています。
しかし万が一、学科試験が不合格となっても、自動車学校卒業後1年間は何度でも学科試験は受けることが出来ますので、諦めず挑戦して下さい。
まとめ
仮免許まで進んだら免許取得までもう一息!!
運転免許証は、自動車の運転だけではなく、公的な身分証明書としても活用できます。
実際身分を証明する際に免許証以外ですと、パスポートかマイナンバーカードですが、なかなか普段から持ち歩いている!という人も少ないのではないのでしょうか。
そういった意味で運転免許証は一番身近な身分証明書の一つと言えます。
運転に興味がある方はもちろん、身分証明にもなる運転免許証。持っていないという方は今年こそ、チャレンジしてみては?