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トヨタ プロボックス|特徴・スペック・中古車情報

トヨタ プロボックス|特徴・スペック・中古車情報

プロボックスは、トヨタが販売していたクルマです。今回はプロボックスがどういうクルマなのか、価格や試乗記、スペックなど購入する際に参考になるように説明していきます。

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プロボックスとは

トヨタ プロボックス

トヨタ プロボックス

プロボックスとは、トヨタ自動車が製造販売するライトバンタイプの商用車となります。2002年7月に商用のバンタイプと乗用5ナンバーのワゴンタイプと同時に発表、発売が開始されました。

名前の由来はプロフェッショナルの「PRO」と、箱の「BOX」を合わせた造語となり、シンプルなネーミングに仕事をする人のために作ったという強い意気込みが感じられます。乗用5ナンバーのワゴンタイプは2014年10月に生産が終了しました。

その後の生産販売は商用のバンタイプのみ「シンプルイズベスト」をコンセプトにコストダウンを図り、機能性を徹底的に追求した商用車となっていました。

リーズナブルな維持費と使い勝手の良さから、営業用の社用車として使っている企業が数多くあります。働く車ライトバンの完成形とも言えるでしょう。

プロボックスの特徴

プロボックスという車名を知らなくてもビルの前やオフィス街に並ぶ商用バンの姿を目にすることは多いでしょう。

シンプルな外観は車の名前より所有する企業の名前を前面にPRしています。その謙虚さこそプロボックスの立ち位置。商用に特化させ、無駄な機能と装飾を徹底的に排除した逸品となります。

商用に特化された特徴として挙げられるのが収納性の高さと荷室の広さにあります。大きなドアポケットにはA4ファイルやモバイルノートパソコンが楽々収納できます。

格納式テーブルもありパソコンを広げたり弁当を食べたりと自由自在で、動くオフィスと言っても過言ではない収納性と機能性となっています。特に荷室の広さは他車の追随を許さず、後部座席を倒さずとも1,415mm(幅)×1,040mm(長さ)×935(高さ)mmの広さが確保できます。

商用で使われる方は後部座席を畳んでいることが多く、その場合の荷室の長さは1,810mmにもなります。厚みのないシンプルな座席を畳むと凸凹もなくフラットな床面になり、タイヤハウスのでっぱりも最小限に留められているのでスペースを最大限利用できます。

前座席をスライドさせると約2メートルの長さになり、大人2人が就寝できるスペースを確保できます。商用に特化され造られた車ですが、アウトドアや車中泊にも十分対応できる車となっています。

トヨタプロボックスF

トヨタプロボックスF

車重が軽く余計な膨らみもないすっきりとしたボディは比較的小さめに設計されています。回転半径もクラス最小で小回りが利き狭い路地での右左折も楽にできます。走行の安定感はもちろん特筆すべきは燃費の良さにあります。

ハイブリッドにおけるリッター20km超は当然のこととして、ガソリン車でも1リッターあたり20km弱となります。圧縮比のアップやバルブタイミングの最適化など、エンジンのランニングコストの無駄を抑えていくことで実現できる数値となり、ここにも徹底した機能性へのこだわりが見られます。

プロボックスのスペック

プロボックス 2WD 1.3L DX

2014年8月にマイナーチェンジされたプロボックスは1.3Lで2WDのNSP160Vと1.5Lで2WDのNCP160V、そして4WDのNCP165Vに型式が分けられます。

このうち2WDの1.3Lはもっともオーソドックスなプロボックス。メーカー希望小売価格も1,272,000円(消費税抜き)とリーズナブルになっています。

トランスミッションをスーパーCVT-iにすることで燃費も向上し、JC08モードで17.6km/Lを記録します。

トヨタ プロボックス DX(2WD 1.3L)のスペック

【トヨタ プロボックス DX(2WD 1,3L)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,245mm×1,690mm×1,525mm
ホイールベース2,550mm
最大乗車定員5名
車両重量1,090kg
燃費JC08モード:17,6km/L
エンジン種類直列4気筒DOHC
最高出力70kW(95PS) /6,000rpm
最大トルク

121N・m (12,3kgf・m) /4,000rpm

駆動方式前輪駆動方式
トランスミッションSuper CVT-i(自動無段変速機)

(2020年4月現在 トヨタ公式サイトより)

プロボックス 2WD 1.5L DX

1.5L車のJC08モードにおける燃費消費率は、アイドリングストップ機能付きで19.6km/Lを記録します。1.3L車と同様に燃費基準を楽々とクリアしています。

新車価格も2WDで1,435,000円(消費税抜き)とお求めやすく、維持費もかからないというコストパフォーマンスに優れた車となっています。

トヨタ プロボックス DX(2WD 1.5L)のスペック

【トヨタ プロボックス DX(2WD 1,5L)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,245mm×1,690mm×1,525mm
ホイールベース2,550mm
最大乗車定員5名
車両重量1,090kg
燃費JC08モード:18,2km/L
エンジン種類直列4気筒
最高出力80kW(109PS) /6,000rpm
最大トルク

136N・m (13,9kgf・m) /4,800rpm

駆動方式前輪駆動方式
トランスミッションSuper CVT-i(自動無段変速機)

(2020年4月現在 トヨタ公式サイトより)

プロボックス 4WD 1.5L DX

4WDになると、新車のメーカー希望小売価格が1,582,000円(消費税抜き)と2WDよりは割高になります。走行時の燃費も2WDより劣りますが、それでもJC08モードで15.8km/Lの燃費です。

車体が軽い分同クラスでも高い数値が出ます。寒冷地や山間部にお住まいの方にとって、4WDは必須となるためおすすめとなります。

トヨタ プロボックス DX(4WD 1.5L)のスペック

【トヨタ プロボックス DX(4WD 1,5L)】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,245mm×1,690mm×1,530mm
ホイールベース2,550mm
最大乗車定員5名
車両重量1,170kg
燃費JC08モード:15.8km/L
エンジン種類直列4気筒
最高出力76kW(103PS) /6.000rpm
最大トルク132N・m (13.5kgf・m) /4,400rpm
駆動方式四輪駆動方式
トランスミッションSuper CVT-i(自動無段変速機)

(2020年4月現在 トヨタ公式サイトより)

プロボックスの中古価格

プロボックスの中古価格の相場は、バンタイプでは約9万円から150万円程となっています。業者によるオリジナルカスタムなどは総額で130万円を超えています。リフトアップやカラーリングなどアウトドア向けに改造したプロボックスが人気のようです。

元々積載量が大きく仕事に必要な機能を取り揃えているため、長距離ドライブや車中泊にも向いています。

もはや中古でしか入手できなくなった一般ユーザー向けのワゴンタイプは10万円台から出品され幅広い価格で取引されています。特に多いのが25万円から65万円台と、ちょうど狙いやすい価格帯になっています。

(2020年5月レスポンス中古車調べ)
※価格はすべて消費税抜きです

まとめ

トヨタ プロボックスDXコンフォート

トヨタ プロボックスDXコンフォート

これほどの車が商用のみで流通しているのは、惜しいと言わざるを得ません。しかしながらトヨタの頑なな姿勢がここまでの車を作り上げたとも言えます。

機能性を追求すれば華美な装飾が省略されるのは当然のことで、車にとって「必要なのは長時間走行に耐えられる走行性能と居住性、そして安全性となります。

もちろんプロボックスにはそれらすべてが備わっています。さらに、仕事をするための合理性と徹底的なコストパフォーマンス。これらが加味された素晴らしい作品となっています。

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