SUVとは?
ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド
SUVとはスポーツユーテリティビークルの略であり、日本語でスポーツ多目的車と訳されます。車の形態の一種ですが、明確な定義が存在するわけではありません。
比較的ロードクリアランスが高く、荷室の広いのが特徴です。アウトドアやスポーツを主としていますが、街乗りにも適しており、近年もっとも人気の高いモデルです。
ベンテイガの名前の由来
ベントレー ベンテイガ
ベンテイガのスペルは「Bentayga」、ふたつの単語が組み合わさった造語と言われています。ひとつはスペイン領カナリア諸島にある標高1,414mの岩山「ロケベンテイガ」、そしてもうひとつはシベリアの針葉樹林タイガのことです。
いずれも人智を超えたダイナミックな自然に由来し、南の岩山から厳寒の森林までを走破する意味合いがあります。
ワイルドな想像力とチャレンジ精神を掻き立てられるネーミングです。
ベントレー ベンテイガとはどんな車?
ベントレー・ベンテイガ・スピード
世界最速、かつ世界で最も豪華なSUVとして2016年に登場したのが、ベントレー ベンテイガです。
高級車で知られるベントレー初のSUV市場への参入。富裕層へ向けたラグジュアリー感にいささかの手落ちもなく、まさに世界最高峰のクルマとなっています。
すでに富裕層の方へ、あるいはこれから富裕層へ成長してゆく方の「いつかはベントレーへ」という思いに応える車です。
■エンジン性能
ベントレー ベンテイガには、2016年に衝撃的なデビューを飾った6.0L W12ガソリンエンジンの他に4.0L V8ディーゼル、そして2018年にデビューした4.0L V8ガソリンエンジン、他にも3.0L V6ガソリンプラグインハイブリッドがあります。
いずれも桁外れのパワーと高級感を備えていることに違いはありません。
4.0L V8ガソリンエンジンに装着されているのは、ツインスクロールターボです。ポルシェ・カイエン・ターボにも搭載されているユニットで、低回転域のトルクと高回転域のパワーが両立しやすく、ターボラグが少なくて済みます。
アイドリングストップ機能も備え燃費も向上、最大トルク・最高出力共に同ランク他車の追随を許さない性能を誇ります。
■走行性能
威風堂々の剛健なボディの重量は2.5t前後。それにも関わらず滑らかな走り出しと軽妙なコーナリング、スムーズなブレーキングを可能にしているのは、ベントレーならではの技術の高さです。
エンジンのポテンシャルが高いため、悠々とした走りからの加速性能も抜群。6.0L W12における0km/h~100km/hの加速は4.1秒、最高速度は301km/hと、ポルシェ 911カレラに匹敵します。
4.0L V8でも290km/h、ベンテイガ スピードに至ってはSUV史上最高の306km/hを記録します。
■外装について
ベンテイガ 外装
周囲を圧倒する威風堂々たる佇まいでありながら、アピールしすぎない外観こそがラグジュアリーの神髄。
特徴的なのは、大型のフロントグリルとダーク調に抑えられたヘッドランプです。丸型のLEDヘッドライトからは、前面に出なくても滲み出てくる威厳が感じられます。
グレードによる外観の違いはほとんどありませんが、ベンテイガ スピードのテールゲートスポイラーは空力性能を支える重要なパーツとなっています。
■内装について
ベンテイガ 内装
インパネ周りやコンソール周辺のきらびやかさ、気品あふれるレザーシートの荘厳さはベントレーならではです。
ウッドパネルや金属装飾、およびフロントシートは手作りというこだわり。まさに世界最高級の自動車インテリアと呼ぶにふさわしい内装となっています。
■燃費性能
市街地走行で5km/L前後、郊外ではゆうに10km/L以上、平均値としては7km/L~8km/Lです。
4.0L V8のグレードになると8.7km/Lを記録します。車重2.5t前後という条件を考慮すると、十分な数値と言えます。
■ベントレー ベンテイガの評価は?
走りの軽快さと快適さはもちろん、何処を走っても違和感のないエクステリアが好評です。他の高級車のように一見でわかる特徴ではないため、ジロジロ見られたりすることもありません。
贅のかぎりを尽くした最高級のクルマに落ち度など見当たるはずもなく、逆に、相応しいオーナーであるかを試されている部分もあります。
ベントレー ベンテイガのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,150mm×1,995mm×1,755mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,995mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,480kg | |
燃費 | JC08モード:-km/L | |
エンジン種類 | 4.0L V8ツインターボチャージド | |
最高出力 | 404kW(550PS)/6,000rpm | |
最大トルク | 770N・m(-kgf・m)/1,960-4,500rpm | |
駆動方式 | フルタイム全輪駆動 | |
トランスミッション | ZF製8速オートマチックギアボックス |
(2020年4月現在 ベントレー公式サイトより)
ベントレー ベンテイガの価格
ベンテイガ W12
世界最高のクルマですので、相応のお値段になることは間違いありません。気になる新車価格、中古車価格について見ていきます。
■新車価格
ベンテイガ W12の税込み本体価格は、29,075,000円。V8から一気に約800万円、他の高級車を一台購入できるくらいのプライスアップとなります。もちろん、それに相応しい性能を備えています。
※公式メーカー価格調べ(2020年4月現在)
■中古車価格
ベンテイガ W12の中古車価格は1,780万円~2,650万円の価格帯が相場となっています。
もっとも多いのが2,200万円前後。3,000万円近い新車価格からすれば、かなりのプライスダウンです。
※車情報サイトResponse中古車情報調べ(2020年4月現在)
ベントレー ベンテイガV8の価格
ベントレー・ベンテイガ・スピード
総排気量5945cc、W型12気筒ツインターボエンジンを搭載したベンテイガが発売されたのは2016年。
ラグジュアリーでありながらスポーツカー並みの加速性能と最高速度を誇り、衝撃的なデビューから時を経てもなお、そのモンスターぶりは色褪せません。
■新車価格
ベントレー ベンテイガV8の価格は、税込みで20,817,000円、郊外の住宅一軒分の値段です。
「いつかはベントレーに」の購買意欲を煽る、この価格もまた魅力のひとつなのかもしれません。
※公式メーカー価格調べ(2020年4月現在)
■中古車価格
販売台数自体が少ないため、中古車の在庫も少なく価格は安定しています。
新車価格とほぼ変わらない2,000万円前後で推移するのは、中古車といえど比較的新しく状態が良いからでしょう。
※車情報サイトResponse中古車情報調べ(2020年4月現在)
ベントレー ベンテイガにはスピードというグレードもある
ベントレー ベンテイガスピード
2019年に、さらなる進化を遂げたベンテイガとして登場したのがベンデイガスピードです。
最高出力はW12の608psから635psへ。最高速度も306km/hとなり、世界最速SUVの地位を取り戻します。
0km/h~100km/hの加速性能はさらに短縮され3.9秒へ。もはや究極のSUV、前人未到の域に達しています。
■新車価格
気になる新車価格は、車両本体税込みでジャスト3,000万円です。
まさに世界最高最速SUVに相応しい金額と言えるでしょう。
※公式メーカー価格調べ(2020年4月現在)
■中古車価格
日本国内には限定20台出荷されており、中古車の在庫も稀有となっています。少ない情報の中から拾い上げたデータによると、2020年式、走行2,000kmで税込み3,130万円。
新車時より若干プライスアップされているのは、さまざまなオプション設定が組み込まれているからか、希少価値ゆえのプレミア価格かのどちらかでしょう。稀有なクルマですから、巡り合った幸運を手放さないことが大切です。
※車情報サイトResponse中古車情報調べ(2020年4月現在)
まとめ
ベントレー ベンテイガスピード
いかがでしたでしょうか?思わずため息の漏れる世界最高のSUV、ベントレー ベンテイガ。時代に関係なく最高を追い求めるカーオーナーは存在し、メーカーは絶えず最高を追求し更新し続けます。
今後もさらなる高みを目指したベントレーの挑戦は続くことでしょう。ベントレーベンデイガを所有することは、ひとつのステイタスの証しなのです。