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その歴史100年以上!ダッジの歴史と車種をザックリ紹介

その歴史100年以上!ダッジの歴史と車種をザックリ紹介

世界中にはさまざまな自動車メーカーが存在しています。100年以上の歴史を持つメーカーがあれば、テスラのように誕生から17年しか経っていないながらも先鋭的なモデルを生み出すメーカーも。今回は数あるメーカーの中から、アメリカで誕生した自動車メーカーのダッジを紹介します。

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ダッジの創設から現在に至るまでをザックリ紹介

ダッジの前身にあたるダッジ・ブラザーズが設立されたのは1914年で、100年以上の歴史のある自動車メーカーです。

しかし1925年には投資会社へ売却され、さらにその3年後の1928年には当時のクライスラーに買収されました。これによりクライスラーの一部門となったのです。独立した1つの自動車メーカーとしての期間は、その長い歴史とは裏腹に短命でした。

さらにここからも数奇な運命が続くこととなります。1998年にクライスラーがドイツの自動車メーカーであるダイムラー・ベンツと合併して、その9年後の2007年に解消。

そして2008年に発生した世界金融危機の影響もあって資金繰りが悪化したクライスラーは2009年に経営破綻となったのです。

5年後の2014年にはイタリアの自動車メーカー フィアットの完全子会社となり、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)が誕生したのです。

クライスラーの一部門であったダッジはFCAの社内カンパニー(=社内にありながらもひとつの独立した会社として扱われている企業組織のこと)となり、現在に至ります。

ダッジを代表する車種を一挙紹介

チャージャー

《写真提供:response》2005年のニューヨークモーターショーで発表されたチャージャーSRT8。

マッスルカーブームを巻き起こしていた1960年代に、ダッジのマッスルカーとして発表されたのがチャージャーです。映画『ワイルドスピード』の初代作品でも主要登場人物の愛車として登場しており、チャージャーと聞くとワイルドスピードを思い浮かべる人も多いでしょう。

初代モデルは1966年から1978年にかけて、そして2代目モデルは1982年から1987年の間で販売されていました。現行車として販売されている3代目モデルは2005年に発表されたもので、こうして販売期間を見比べると3代目モデルが最も販売期間の長いモデルになっているのがわかりますね。

特に3代目モデルは過去に日本国内でも販売されていた期間がありました。新車購入ができた唯一のチャージャーといえるでしょう。

《写真提供:response》リアからのビュー。

《写真提供:response》映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』に登場したチャージャー。いわゆるワイスピカー(劇中車)。

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バイパー

《写真提供:response》ダッジ バイパー 2015年モデル

ダッジさらにはアメリカンスポーツカーを代表するスポーツカーの1つであるのがバイパーです。

1989年に発表されたコンセプトカーをベースに、初代バイパーは1991年に発売されました。2012年に発売された3世代目モデルが生産終了となったのは2017年で、そこに至るまでの27年間、ダッジの顔として存在し続けたスポーツカーです。

《写真提供:response》4世代目バイパー

初代から4世代目バイパーに至るまで、エンジンには大排気量V型10気筒エンジンが搭載されていました。

より環境に配慮したクルマづくりが進んで各社が大排気量エンジンの代わりに排気量ダウンされたエンジンにターボチャージャーを組み合わせるダウンサイジングターボを押し進める中、初代モデルからの一貫性を感じられる点はバイパーの付加価値といえるでしょう。

最終モデルでは6種類の限定車が販売され、全て2日以内に完売したほど。

信憑性は定かではありませんが、ミッドシップ仕様になって復活するという噂も。噂の域を出ませんが、バイパーの人気具合がよくわかりますね。

《写真提供:response》2010年に発売されたバイパーSRT10ベースのワンメイクレース仕様

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チャレンジャー

《写真提供:response》ダッジ チャレンジャー SRTヘルキャット

ゴツくてインパクトの強いフロントフェイスが印象的なダッジのクルマといえばチャレンジャーでしょう。チャレンジャーの歴史は先ほど紹介したバイパーよりも長く、なんと初代モデルが登場したのは1969年になります。アポロ11号が月面着陸したと言われている年と同じですね。

ポニーカーと呼ばれるクルマの市場に投入された初代チャレンジャー(70年モデル)は、たちまち人気を博し、1974年まで発売されました。一度はラインナップから姿を消すも、1977年に2代目モデルが復活します。

実はこの2代目チャレンジャーは三菱自動車が販売していたギャランΛ(ラムダ)の輸出モデルの名称で、実質的に2代目チャレンジャーは三菱の血が流れているということですね。このチャレンジャーは1983年まで発売されました。

そしてそこから25年の月日が流れ、2008年に3代目チャレンジャーが再び登場します。こちらは現在もアメリカ国内で販売中です。初代チャレンジャーを彷彿とさせるスタイリングが特徴的ですが、ほんの少し丸みを帯びたフォルムで今時のクルマらしさも少し出ています。

《写真提供:response》ダッジ チャレンジャー SRT ヘルキャット

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トマホーク

《写真提供:response》ダッジのコンセプトカー(4輪バイク?)のトマホーク

続いて紹介するのは2003年のデトロイトオートショーでダッジがコンセプトカーとして発表したトマホーク。

コンセプトカーとは言いながらも、ステアリングがバーハンドルとなっていたり、独立したタイヤが4本装着されていることを踏まえると、コンセプトバイクと表現してもよいでしょう。

世界限定で10台だけ生産されたバイクであり、その生産数の少なさがこのコンセプトバイクに希少性と付加価値を与えています。最高時速は480km/hを出すのも理論的には可能とも。価格は55万5千ドルです。

エンジンはそれこそアメリカンマッスルカーが好きそうな大排気量のV10エンジンで、それをバイクに搭載しているわけですから、パワーもですが一度見たら忘れなさそうな、重厚感溢れるデザインとなっています。

サイドスタンドやセンタースタンド無しで自立するところは、「クルマ」ですね。

《写真提供:response》ダッジ トマホーク

《写真提供:response》ダッジ トマホーク

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デュランゴ

《写真提供:response》ダッジ デュランゴ R/T の2015年モデル

デュランゴは、ダッジラムチャージャーの後継種としてピックアップトラックベースのミッドサイズSUVとして導入、後にフルサイズSUVへ移行されました。

初代(1998-2003年)モデルはミッドサイズSUV初の3列シートを採用、駆動方式は後輪駆動と四輪駆動、グレード構成は「SLT」「SLT+」「RT」の3種類、搭載エンジンは排気量3.9L/5.2L/5.9Lと豊富なラインアップで登場。

2代目(2004-2009年)モデルはクライスラー・アスペンと大部分のメカニズムを共用し、とくに新世代V型8気筒エンジンHEMI5.7を搭載する初のSUVとなったほか、新デザインのラジオや近代化した内装を備えていました。しかし、2009年モデルで製造終了を発表、同年12月19日に製造を終了しています。

2009年モデルで製造を終了した翌年、2010年8月16日に3代目となるティーザー写真をインターネットで公開、2011年より3代目となるデュランゴが販売再開されました。

《写真提供:response》ダッジ デュランゴの2014年モデル

3代目(2011年〜)の標準エンジンは、新型となる3.6リットルのV6エンジンで5速ATを組み合わせています。また、復活した5.7リットルのHEMIV8は最大出力360hpを発生し、5速ATが組み合わされました。

7人乗車可能なSUVで、排気量の大きいエンジンの搭載しているアメ車らしいトルクを感じられるデュランゴは、人気の一つといえるでしょう。

《写真提供:response》ダッジ デュランゴの2014年モデル

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マグナム

《写真提供:response》【LAショー2003速報】ダッジ『マグナムSRT-8』

マグナムは初代(1978年〜1979年)と2代目(2004年〜2008年)に発売されていた車両です。元々マグナムはNASCAR参戦のために、チャージャーSEをベースに生み出されたモデルです。

大きな違いはフロントマスクにあり、マグナムはヘッドランプの透明カバーがリトラクタブルになっています。ヘッドランプ点灯とともにカバーが隠れるというユニークな構造でした。

ボディデザインはオペラ・ウィンドウを備え、ボディタイプはT-バーかパワーサンルーフを選択できました。

しかし、NASCARに投入されたマグナムはエンジントラブルなどが続いたこともあり、芳しい成績を上げることはできず1979年にて販売終了しています。

《写真提供:response》【ロサンゼルスモーターショー05】ダッジから マグナム SRT8 スーパーワゴン

2代目となるマグナムは往年のスポーツカーではなく、クライスラー・300と基本骨格を同じとするステーションワゴンとして開発されました。

グレード展開は当初3つで、2.7L V6を搭載したベーシックモデルのSE(190馬力)、3.5L V6を搭載したミドルレンジのSXT(250馬力)、5.7L"HEMI"V8を搭載したハイパフォーマンスのR/T(340馬力)となっています。

《写真提供:response》【クライスラー300Cツーリング 登場】多様性のあるラゲッジスペース

「マグナム」を名乗るのは北米のみで、他の地域では車格が上で、兄弟車であるクライスラー300Cツーリングが販売されていました。

米国市場では既にステーションワゴンの需要が下がっており、クライスラー300とは対照的に販売低迷に加えクライスラー自体の経営悪化に伴い、2008年に生産を終了しています。

欧州やアジア圏向けの300Cツーリングについても2009年に販売終了となってしまいました。

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アベンジャー

《写真提供:response》ダッジ アベンジャーR/T

アベンジャーは初代(1995年〜2000年)、2代目(2007年6月〜2014年)にクライスラーが製造、ダッジブランドで販売されていた車両です。

2000年にモデルチェンジを行った際にアベンジャーという名が一度消えるも、2008年に新しいセダンとしてその名が復活しました。

ダッジのどのモデルを見ても、ひとめでダッジとわかる“クロスヘア”デザインのフロントグリルや存在感たっぷりのフォルムが特徴の中、おとなしく見えるのが、ミドルサイズサルーンの「アベンジャー」です。爽やかなフェイスがそう思わせるのかもしれません。

一方、サイドからリアにかけてのクーペを思わせるデザインは、兄貴分の「チャージャー」の特徴を受け継いでおり、セダンでありながら、“タダモノではないゾ”のオーラを発しているのが、このクルマ一番の価値といえるでしょう。

《写真提供:response》【ダッジ日本導入】邪悪なマスク アベンジャー

2011年式で内外装のモデルチェンジがあり、3.6lエンジンと2.4lエンジンのみの展開となり、2014年モデルを以て製造・販売を終了しました。

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ナイトロ

《写真提供:response》ナイトロ 2010年モデル

ナイトロは、チェロキー(アメリカ国内ではリバティ)のコンポーネントを流用し、よりカジュアルに、より若者向けの設定をしています。

この車の魅力は、何といっても大胆な顔つきに代表されるデザインではないでしょうか。

《写真提供:response》ナイトロ

1950/60年代の雰囲気を放つ、立体的なオーバーフェンダーからつながるバンパーの力強さ、四角いエンジン収納箱のボンネット、十字グリルバーなど周囲を威圧する要素を感じさせます。

搭載するエンジンは、V6SOHCで3,700ccと4,000ccとなっていますが、日本仕様では、全グレードが右ハンドルのみの導入となり4,000ccのエンジンは搭載されず、3,700ccのエンジンのみ導入となりました。

《写真提供:response》ダッジ・ナイトロ

北米地域では、チェロキーの売り上げが好調で、ナイトロの販売不振が続いたことから、2011年をもって生産が終了しています。

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ダート

《写真提供:response》ダッジ ダート(デトロイトモーターショー12)

ダートの歴史は古く、初代1960年〜4代目1976年での販売、廃止を受けた30年余の時を経て5代目(2012〜2016年)が製造、販売されていました。

《写真提供:response》ダッジ・ダートGT

当初フルサイズカーとして登場しましたが、モデルチェンジを重ねる毎にボディサイズが小さくなっています。

ダートのモデルチェンジ周期が短い中、4代目モデルは1967〜1976年と約10年と長いライフスパンを保っていたのが特徴です。

《写真提供:response》ダッジ・ダートGT

5代目ダートはフィアット社の傘下に入ったことからこれまでとは違い、アルファロメオ「ジュリエッタ」をベースになるといった、これまでとは異なった成り立ちで登場しました。

それでも、ジュリエッタのフロントマスクとは全く異なるオリジナルの意匠を採用するなど、差別化を図るとともに体格のいいアメリカ人が快適に乗車できるように、幅を広げ3ボックスセダンスタイルとしています。

2016年にクライスラー社が販売不振を理由に打ち切ることを決定しました。

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ラム

《写真提供:response》ラム1500

ラム (Ram) は、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が、ラム・ブランドとして製造・販売する大型ピックアップトラックです。現在はダッジから独立してラム・ブランドで販売しています。

初代ダッジ・ラムはこれといった特徴がなく販売不振となっていたものの、これを契機に2代目モデルは躍進を果たしました。

初代の不振を糧にデザインをリニューアルし、アクの強さを全面的に押し出してきました。とくにひと目見てわかる巨大なフロントグリルは圧巻であり、デザイン以外にもラム特有の選択肢としてV10エンジンを用意したのも人気の秘密でした。

V10エンジンを搭載したラムはなぜだか遠くにバイパーを感じさせてくれ、ついついトラックであることを忘れてしまうくらい、走りも気分もスポーティになれるでしょう。

5代目ダートはフィアット社の傘下に入ったことからこれまでとは違い、アルファロメオ「ジュリエッタ」をベースになるといった、これまでとは異なった成り立ちで登場しました。

それでも、ジュリエッタのフロントマスクとは全く異なるオリジナルの意匠を採用するなど、差別化を図るとともに体格のいいアメリカ人が快適に乗車できるように、幅を広げ3ボックスセダンスタイルとしています。

2016年にクライスラー社が販売不振を理由に打ち切ることを決定しました。

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ダッジ バイパー

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