シボレーカマロってどんな車?
シボレー・カマロ2020年モデル
現行モデルではクーペとコンバーチブルの2種類があります。
初代モデルが発売されたのは1967年で、1970年に発売された2代目モデルから日本に正規輸入されるようになりました。現行モデルは2015年に発表された6代目で、2018年11月にマイナーチェンジが実施されています。
シボレーカマロは発売されてから半世紀以上の歴史があり、米国映画やテレビドラマなどで目にすることがあります。
肉厚の大きなボディと大排気量エンジンを搭載したカマロは、欧州車や日本車とは異なるデラックスなアメ車の雰囲気を醸し出しています。
シボレーカマロ最新情報
シボレー・カマロ(米国仕様車)
現行モデルは2015年に発表された6代目で、新型プラットフォームを採用することで先代モデルと比べて90kg以上の軽量化を実現しました。
これに加えて6代目モデルには2L直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンバージョンが追加され、日本仕様車は6.2LV8気筒直噴エンジンとの2種類となりました。
2018年11月に新型カマロが発表され、多くのアメ車ファンの注目を集めました。今回はマイナーチェンジですが、以前のモデルと比べて外観に大きな変更が加えられています。
外観で一番大きな変更点は、フロントグリルの開口部が大幅に拡大されたことです。フロントグリル部分の変化は一目で違いが分かるほどで、冷却効率が大幅に向上しています。
テールランプのデザインも変更が加えられており、視認性が向上しています。
シボレーカマロの性能
シボレー・カマロ2020年モデル
シボレーカマロの、6.2LV8気筒エンジンの最高出力は453馬力(最大トルク617N・m)に達します。
トランスミッションは8段(4気筒エンジン)または10段AT(8気筒エンジン)で、多段階のギヤのおかげで滑らかな加減速が楽しめます。
ちなみに北米仕様車はATに加えて6速MTも存在しますが、正規輸入車はAT車のみです。
■シボレーカマロの走行性能
車体重量が1.5tを越えていますが、大出力エンジンのおかげで軽快かつ俊敏な走りが楽しめます。サスペンションは硬めに設定されており、高速走行時やカーブの多い山道を走行する際に安定感を感じることができるでしょう。
欧州車と比べるとギヤ比は低めに設定されているので、加速が強くて自分の思い通りの走りが楽しめます。
新型カマロには手元のスイッチで走行モードを切り替えることが可能で、「ツーリング」「スポーツ」「雪/凍結」が用意されています。
「ツーリング」がノーマルモードで、必要に応じて「スポーツ」や「雪/凍結」を選択します。走行モードはシフトチェンジやエンジン出力だけでなく、パワーステアリングにも連動しています。
各モードに合わせて、ステアリングの重さが自動的に変わります。
シボレーカマロの外装
シボレー・カマロ2020年モデル
シボレーカマロのエクステリアの大きな特徴は、灯火類に新設計のLEDが多用されていることです。
また、モデルチェンジでフロントグリルのエアインテークが開放的なデザインに変更され、スポーティーな雰囲気の顔になりました。
フロント部分のエアインテークが拡大したことで、ボンネット内の冷却効率が向上しています。開放的なフロントグリルとは対照的に、足元のホイール周りは引き締められたデザインに変更されました。
シボレーカマロの内装
シボレー・カマロ2020年モデル
シボレーカマロの内装は、ジェットブラックとアドレナリンレッドの2種類から選べます。いずれも黒を基調とした重厚かつ落ち着いたデザインで、男性的な雰囲気が感じられます。
走行モードの変更やその他のスイッチ・ボタンは運転中でも操作がしやすい位置に配置されており、見た目はシンプルですっきりした印象を受けます。ドライバーが手を伸ばさなくても、スイッチ類を簡単に操作することができます。
ステアリングホイール・シフトレバー・ペダルは操作性や視認性を重視した位置に配置されており、長時間のドライブでも疲れにくいように設計されています。
■シボレーカマロのコックピット
シボレー・カマロ改良新型
運転席の各種メーターやパネルは、航空機のコックピットのように機能的かつ視認性が高くなる様に作り込まれています。
運転席に座ってすぐに目に入るのは、大きなタコメーター(左側)とスピードメーター(右側)です。左右のメーターの間にはドライバーインフォメーションセンターが配置されていて、走行モード・走行距離・作動温度・タイヤ空気圧・ラップタイム・燃料使用量・バッテリー電圧などの情報が表示されます。
これらに加えて航空機の様なヘッドアップディスプレイ(HUD)を搭載しており、運転中に視線を変えずに速度・エンジン回転数・オーディオ情報を一目で確認できます。
シボレーカマロには外部機器との接続機能も搭載しており、スマートフォンと接続するとカーナビアプリと連携させることも可能です。
■シボレー・カマロのシート
シボレー・カマロ2020年モデル
新型カマロのシートは前後・左右方向に体を支えてくれる独自の「スポーツバケットシート」が採用されており、前席はシートヒーターとベンチレーション機能が搭載されています。
このため、夏や冬でも快適にドライブが楽しめます。一般的にスーパーカーやレーシングカーは体全体をしっかりと固定するようなフルバケットシートが使用されていますが、体を自由に動かしたり手を伸ばしにくいというデメリットがあります。
シボレーカマロのシートは体をある程度自由に動かせるような構造なので、長時間ドライブでも快適に過ごせます。車体が大きいので、運転席と助手席は大柄な大人が乗車してもゆったりしています。
シートのリクライニングや前後の移動は電動式で、スイッチを操作してドライビングポジションの調整が可能です。リヤシートは狭いですが、3人以上で移動したい時や手荷物を置くのに便利です。
シボレーカマロのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,785mm×1,900mm×1,345mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,810mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 1,560kg | |
燃費 | JC08モード:-km/L | |
エンジン種類 | 直噴 直列4気筒 DOHC VVT(インタークーラー/ターボチャージャー付) | |
最高出力 | 202kW(275PS) /5,500rpm | |
最大トルク | 400N・m (40.8kg・m) /3,000-4,000rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8速オートマチック |
(2020年4月現在 シボレー公式サイトより)
【シボレー・カマロコンバーチブル】風の流れが心を解き放つ
シボレー・カマロ・コンバーチブル
シボレーカマロにはクーペに加えてオープンカー(コンパーチブル)もあり、開放的な気分でドライブが楽しめます。日本仕様車のコンパーチブルは4気筒エンジン車のみで、走行性能はクーペと同じです。
ルーフは布製で、スイッチ一つで簡単に開閉が可能です。先代モデルは手動でロックをする必要がありましたが、現行モデルはフルオート式に変更されました。
コンパーチブルの乗車定員は4人でクーペと同等のサイズの後席が設置されていますが、ルーフをオープンにすると背の高い大人でも屈む必要がないので開放的な気分でドライブが楽しめます。
シボレー・カマロ・コンバーチブルのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,785mm×1,900mm×1,350mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,810mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 1,680kg | |
燃費 | JC08モード:-km/L | |
エンジン種類 | 直噴 直列4気筒 DOHC VVT(インタークーラー/ターボチャージャー付) | |
最高出力 | 202kW(275PS) /5,500rpm | |
最大トルク | 400N・m (40.8kg・m) /3,000-4,000rpm | |
駆動方式 | 後輪駆動 | |
トランスミッション | 8速オートマチック |
(2020年4月現在 シボレー公式サイトより)
シボレーカマロ新車価格
シボレー・カマロ改良新型
現行シボレーカマロのメーカー希望価格(消費税抜き)ですが、2L4気筒エンジン車のクーペタイプ(LT「 RS」)が約505万円です。
6.2L「V8エンジン」車(SS)のほうは、645万円となっています。コンパーチブルは584万円で、クーペ「のLT RS」タイプよりも高くなっています。
まとめ
シボレー・カマロ2020年モデル
シボレーカマロはアメリカンな雰囲気が味わえる「マッスルカー」で、欧州車や日本車とは異なる魅力があります。アメ車ファンの方でスポーツカーの購入をお考えの方は、シボレーカマロを検討してみてはいかがでしょうか。