コペンってどんな車
ダイハツ コペン セロ
ダイハツコペンは、世界で最も小さい量販電動トップを備えている軽自動車です。2シーターのオープンカーやスポーツカーに切り替えることができます。
初代コペンは、2002年から2012年まで約10年かけて販売され、2014年からは2代目となる現行型が登場し注目を集めています。
屋根を開いてシーサイドを駆け抜け海風を感じたり、春夏の爽やかな新緑の風を受けながら颯爽とドライブしたりと、ダイレクトに風を感じることができることも魅力のひとつです。
360度ワイドな景色を眺めることができるので、ダイハツのコペンはドライブに最適と言えます。
2シーターのオープンカー
ダイハツ コペン セロ
ダイハツのコペンは、2シーターのオープンカーです。2シーターとは2名分の大人用シートのみの車の事です。2014年にデビューしたコペンは、660ccの専用チューンされたターボエンジンが搭載されています。
排気量が小さいためやや馬力は欠けますが、いかにもスポーツカーらしい骨太な走りが堪能できるのでおすすめです。
国産車で2シーターのオープンカーが販売されているケースは現在少なく、その中でのライバル車となるのはホンダのS660です。
ホンダS660は、アクセルレスポンスの鋭い専用チューンの660ccターボエンジンが搭載され、スポーツカーの醍醐味である曲がる楽しさを最大限に堪能できることが特徴です。
ダイハツコペンの最大の魅力
ダイハツ・コペン ローブ AT
ダイハツコペンの最大の魅力は「クルマって楽しいを届けたい」、をモットーに開発された走りの良さです。コペン専用に新開発した骨格D-Frameは、骨格だけで強度が担保できます。
フロントからサイド、リヤへとトンネル部やクロスメンバー部などに補強が施されることで、ボディ上下曲げ剛性が3倍、ボディねじれ剛性も1.5倍ほど強化がされています。
初代コペンよりも飛躍的に車体剛性がアップした結果、安定的な操作性と乗り心地が向上しました。加えて、内外装を好みのデザインにカスタマイズすることができるようになりました。
購入後でも、ドア以外の外板の11部品の樹脂パーツを入れ替えてデザインやカラーを自由にカスタマイズすることができるのも、車好きにはたまらない魅力があります。
ダイハツコペンの性能
ダイハツ・コペン
ダイハツコペンの基本性能は、すべて優れた高いボディ剛性が原点となっています。フロント、サイド、リヤのフロアを切れ目なくつないだ構造を採用することで、高い曲げ剛性・ねじり剛性を実現することに成功しました。
カーブで車体に大きな荷重がかかっても、しっかりと確保できる接地性能や高速走行中でも安定した走行ができることが特徴です。コペンの小さなフロントには、660ccの3気筒ターボエンジン(64ps/92Nm)が収まっています。
状況に応じて吸気バルブの開閉タイミングを変化させるDVVTが採用されているので、低回転でも力強いトルクが得ることができます。街中の低速走行から高速道路での走行まで、無駄なく十分なパワーが引き出せるように設計されているのも魅力です。
ダイハツコペンのライバル
Honda(ホンダ)S660 α
箱型の実用車が目立つ現在では、2シーターオープンカーの国産ライバル車はあまり多くはありません。現行型の国産ライバル車は、ホンダのS660かマツダロードスターが挙げられます。
ホンダS660は、1996年に生産終了したビート以来にホンダから発売された軽オープン2シーターです。
トップには、着脱式のロールトップがついていて、昇降式リアセンターガラスで風の流れを調節できるようになっているのも特徴のひとつです。
現行型の4代目マツダのロードスターは、スカイアクティブ技術というマツダ独自の技術と魂動という開発テーマが融合し、心が躍るような2シーターオープンカーに仕上がっています。
ロードスターにはスカイアクティブ G1.5という最高出力132PSの直噴1.5Lガソリンが搭載されていますが、車体が軽量かつタイトな作りなので、一見物足りなそうに見えるエンジン出力でも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。
S600について詳しく知りたい方はこちら
ダイハツコペンのモデル・グレード
ダイハツ コペン GRスポーツ
ダイハツのコペンには、テイストが大きく異なるRobe・Cero・XPLAYの3モデルが存在しています。Robe(ローブ)は、直線と曲線が融合したデザインで、躍動感や流麗さを表現しているタイプです。
揚力を大幅に低減して走行の安定性を高めるダックテールと呼ばれる形状がスポーツカーらしい印象を与えています。Cero(セロ)は、初代コペンを彷彿とさせるレトロな印象が魅力的です。
丸型ヘッドランプとLEDを放射状に配置しているリアランプは、まるで万華鏡のようなきらびやかさと可愛らしさを演出しています。XPLAY(エクスプレイ)は、独特のツートンカラーで構成されているので、とても力強くSUVのようにワイルドな印象です。
これらの3タイプに上級グレードのSグレードが用意されていて、ノーマルグレードとは内装のデザインが異なります。
サスペンションのスプリングの揺れを吸収し、抑える役割を担う高品質なビルシュタイン製ダンパーを使用していることや、疲れにくいと世界でも注目を集めているレカロ社製のスエード調シートが使用されています。
Sグレードは、ノーマルグレードよりもより良い乗り心地が追及され、走りに対してのこだわりが詰まっている仕様となっているのです。
コペンGRスポーツはトヨタのGAZOO Racingの協力のもと開発された特別なコペンになります。エクステリアも一体感のあるデザインでワイド&ローが表現され、リア・フロント共にブラックを基調としておりより精悍さを増しています。
言わずと知れたGAZOO Racingにより、走りの気持ちよさを磨き上げられた大人のスポーツと言える仕上がりになっています。コペンGRスポーツはトヨタ車以外では初めてGRの名前が使用された注目のモデルになります。
■ダイハツコペンのインテリア
コペンのインテリアは、ホールド感のあるシックでスポーティーなシートが採用されています。シートのカラーは、ベージュ・レッド・ブラックの3色から好みの色を選択することができます。
オープンカーは、屋根が開くと外からインテリアが良く見えるので、インテリアにもこだわれるようにカスタマイズすることが可能です。またSグレードは、レカロ社のスエード調シートを採用されています。
ノーマルグレードのシートでも十分に高級感がありますが、Sグレードのスエード調シートではさらにラグジュアリー感が演出されていて、質感やカラーなども3タイプそれぞれの雰囲気にあったデザインとなっています。
■ダイハツコペンのエクステリア
ユーザーの個性が活かせるように、エクステリアは樹脂製のフェンダーやバンパー部分など、部分的にインテリアも自由に組み合わせることができることが特徴です。
エクステリアの外板パネルの着せ替えが自由にできる軽自動車は、ほぼ初めての試みといってもいいほど珍しく、ファッション感覚で自由に車のエクステリアやインテリアを気分に合わせて変更することが可能となっています。
購入後でもボディの色と外板パネルを自由に交換することができるので、多種多様な組み合わせを楽しむことができます。
■コペンのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,280mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,230mm | |
最大乗車定員 | 2名 | |
車両重量 | 870kg | |
燃費 | WLTCモード:19.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 | |
最高出力 | 47kW(64PS)/6,400rpm | |
最大トルク | 92N・m(9.4kgf・m)/3,200rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 7速スーパーアクティブシフト付CVT車 |
■ダイハツコペンの新車、中古車価格
ダイハツコペンの新車価格
Robe(ローブ)7速スーパーアクティブシフト付CVT車のメーカー希望小売価格は1,715,000円(税抜き)です。 Robe(ローブ)5MT車のメーカー希望小売価格は1,735,000円(税抜き)となります。
ボディカラーはブラックをベースとして、カラードフロントグリル・ロッカー・リアバンパーをマタドールレッドパールのツートンカラーに変更するカラーフォーメーション タイプAというメーカーオプションの用意もあります。
Cero(セロ)7速スーパーアクティブシフト付CVT車のメーカー希望小売価格は1,765,000円(税抜き)です。 Cero(セロ)5MT車のメーカー希望小売価格は1,785,000円(税抜き)となります。
XPLAY(エクスプレイ)7速スーパーアクティブシフト付CVT車のメーカー希望小売価格は1,715,000円(税抜き)です。 XPLAY(エクスプレイ)MT車のメーカー希望小売価格は1,735,000円(税抜き)となります。
GRスポーツ
2WD 7速 スーパーアクティブシフト付CVT車のメーカー希望小売価格は、2,163,636円(税抜き)です。2WD 5MT車のメーカー希望小売価格は、2,213,636円(税抜き)です。
※ダイハツ公式ページより(2020年11月)
ダイハツコペンの中古車価格
Robe:80万円台~380万円台。
Cero:110万円台~230万円台。
XPLAY:90万円台~180万円台。
GRスポーツ :220万円台~240万円台。
価格はSを含む車両本体価格で、中古車価格は80万円から380万円と幅広くあります。
※2020年11月レスポンス中古車価格調べ
ダイハツコペンの評判
ダイハツ・コペン
軽自動車とは思えないほど、乗るとがっちりしている印象があります。公道をまっすぐ走る程度では一般的な軽自動車と大差は感じにくく、また重心が低いのでコーナーが安定して、気持ちよく曲がることができます。
スポーティーな車にしては燃費が良く、街乗りで15km/L前後の消費燃費です。クローズ時は右後方が見えないという点がありますが、屋根を開ければ遮るものは何もないので、オープンにした時の運転の楽しさは格別と言えます。
まとめ
ダイハツ コペン GRスポーツ
ダイハツコペンは、お客様に車を楽しんでもらいたいという思いから、もっと多くの人にスポーツカーに乗ってほしいという願いを込めて開発された軽スポーツカーです。200万円前後という価格帯でスポーツカーが手に入るのもお得感があります。
美しい光景の中を颯爽とドライブしても良し、ファッション感覚で自由にカスタマイズするも良し、遊びごごろ満載のコペンとの楽しみの可能性は無限大に広がっています。