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スバル 新型BRZはどこが進化した?その性能を徹底解説

スバル 新型BRZはどこが進化した?その性能を徹底解説

スバルとトヨタが共同開発した、いまや日本では貴重な本格的なスポーツカー、スバルBRZ。発売から8年が経過し、現行型の生産は既に終了しています。しかし、先日、新型BRZの情報がワールドプレミアされました!新型BRZ、現行型と何が変わったのかを確認していきましょう。

⏳この記事は約3~4分で読めます。[PR]


BRZって、どんなクルマ?

新型スバルBRZ

スバル・トヨタ共同開発の「若者でも買える」本格スポーツカー

BRZは、スバルの2ドアのスポーツクーペで、2012年3月に発売されました。

比較的コンパクトなボディサイズに、スバル独自の2.0リッター水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載。マニュアルトランスミッションも用意された後輪駆動という、日本では貴重な本格的なスポーツカーとして人気を博しています。

初代トヨタ86

BRZの特徴は、トヨタと共同開発されたクルマ、という点です。トヨタからは、ほぼ同じ仕様でトヨタ86として発売されました。

BZRが、スバルとトヨタの共同開発となった理由は、「若者でも買える価格で、性能的に妥協しないスポーツカー」を作るためです。なぜ、スバルとトヨタは「若者に買える価格」にこだわったのか。それは、若者のクルマ離れをなんとか食い止めたい、という強い思いがありました。

スバルとトヨタは、「若者のクルマ離れ」の原因を、「若者がクルマ離れをしているのではなくて、自分たちが若者が求めるクルマをれていないのはではないか?」と考えました。

確かに、BRZと兄弟車のトヨタ86が企画された当時、スバルもトヨタもラインナップの中心はエコカー。数少ないスポーツモデルは非常に高価で、若者には手の届かないクルマになっていました。

スポーツカーの基本は、「低重心」「軽量」「コンパクト」。この3条件を達成しなければ、スポーツカーらしい走りは実現できません。しかし、当時のトヨタには、スポーツカーに使える低コストなエンジンや、シャシーがありませんでした。

一方、スバルには低重心、かつ後輪駆動化しやすい縦置きの水平対向エンジンとトランスミッションがありました。それらのコンポーネントを活用できれば、新型スポーツカーの開発費を大幅に節約でき、「若者でも買える価格」を実現出来ます。

また、スバルの水平対向エンジンとシャシーは、世界ラリー選手権(WRC)への参戦で鍛え上げられた非常に高性能なもので、こちらは「性能的に妥協しないスポーツカー」作りの大きな助けとなります。

そして、トヨタには新型スポーツカーをできるだけ多く販売するために必要な、強力な国内ディーラーネットワークがありました。

そこで、スバルとトヨタは、お互いの強みを活かす事で、「若者でも買える価格で、性能的に妥協しないスポーツカー」を実現するために、共同開発をスタートし、BRZ/86の2012年4月の発売にこぎ着けたのです。

もうひとつの魅力、極めて豊富なアフターパーツ

初代BRZ

若者を、もう一度クルマに引き寄せる、というスバル・トヨタ両社の大きな期待を込めて、BZRと86は2012年4月に発売されました。

そして、この兄弟車の発売を大歓迎した業界が、もう一つありました。それは、自動車のアフターパーツ業界です。若者に手が届き、チューニングのベースとなるようなスポーツカーが長らく発売されなかったため、アフターパーツ業界は低迷を続けていました。

そこに、チューニングの素材にぴったりなBRZと86が販売されたのです。アフターパーツ業界は大いに盛り上がり、その結果として、BRZ/86用のアフターパーツが数多く販売されました。

HKS BRZ/86用サスペンションキット

HKS BRZ/86用 スーパーチャージャーキット

「低重心」「軽量」「コンパクト」なBRZ/86は、ノーマルでも優れたコーナリング性能を発揮しますが、その美点をさらに磨くためにサスペンションキット、よりパワーを求める人へのスーパーチャージャーやターボなどの過給器を追加するキット等々、様々なメーカーから豊富なアフターパーツが発売されています。

普通、自動車メーカーは、自分たちが販売したクルマを、ユーザーがチューンナップパーツを取り付けて改造する事を嫌います。それは、ノーマルの状態が一番性能のバランスが取れている、との自負があるからです。

しかし、スバルとトヨタは、BRZ/86を楽しむための大きな要素として、アフターパーツメーカーの商品開発をバックアップしています。

そのため、BRZ/86のオーナーは、ノーマルの状態で飽き足りなくなったら、数多くのアフターパーツを使って、自分好みのクルマを作る事が出来、それが、BRZ/86のもう一つの大きな魅力になっています。

新型BRZ、どこが進化したのか?

より迫力を増したフロントマスク

新型BRZ フロントマスク

新型BRZでは、フロントマスクの迫力が大幅にアップしています。

旧型に比べ、スバルのブランドアイコンとも言えるヘキサゴングリルが大型化し、より低く、より前方に配置され、視覚的な押し出し感をより感じるデザインとなっています。

ヘッドライトの形状も、現行型の親しみを感じさせる涙目から、キリッと引き締まった鋭い眼光の、シャープなデザインに変更され、グリルのボリュームアップと合わせて、フロントマスクから感じる迫力が向上しています。

サイドビューを引き締める、大型エアアウトレット

エアアウトレットとサイドスポイラー

サイドビューは、前後のフェンダーの膨らみをより強調した、グラマスなデザインに進化しました。フロントフェンダーの後端には、新たに大型のエアアウトレットを配置し、スーパーGTに参戦するレース仕様のBRZを彷彿とさせる、迫力のあるデザインとなっています。

エアアウトレットから連なるサイドシルには、ボディ一体型のサイドスポイラーが追加されています。サイドスポイラーは、彫りが深くシャープな形状の大型のもので、視覚的な迫力の向上だけでなく、空力性能の向上にも寄与していると想定されます。

ダックテールが目を引くリアビュー

ダックテール形状のリアビュー

新型BRZでは、リアのトランクリッドに明確なダックテール形状が与えられました。ダックテールとは、アヒルの尻尾のようにトランクリッドの後端がキュッと盛り上がった形状の事を言います。ダックテール形状を与える事で、高速域でダウンフォースを獲得し、リア廻りの空力的安定性を高める事が出来ます。

そして、ダックテール形状が、より盛り上がったリアフェンダーと有機的につながる事で、リア廻りのボリューム感が大幅に増し、ひとクラス上のスポーツカーに匹敵するような迫力を与えています。

正常進化したインテリア

シンプルなインテリア

インテリアは、スポーツカーらしい奇をてらわないシンプルなもので、ドライバーがドライビングに集中できる環境となっています。

新たに採用されたデジタルメーター

インテリア関連で最大のトピックは、メーターがデジタルメーター化された事です。デジタルメーター化で、必要な情報を、よりわかりやすいカタチでドライバーに提供する事ができ、スポーツドライビング時のクルマとの一体感をより高める効果が期待できます。

写真でも確認できますが、Gメーターのようなスポーツドライビングをより盛り上げる機能が搭載されているようです。

8インチ多機能液晶ディスプレイ

ダッシュボードの中央にある8インチ液晶ディスプレイは、Apple CarPlay、Android Autoに対応したSUBARU STARLINKマルチメディアインフォテインメントシステムのモニターとして使用され、スマートフォンのような直感的な操作感を実現したとの事。

また、コネクティッドサービスのSUBARU STARLINK Safety and Securityも採用され、緊急時に「つながる安全」をドライバーに提供します。

大排気量化された、2.4リッター水平対向エンジン

水平対向 2.4リッター自然吸気エンジン

「低重心」「軽量」「コンパクト」というBRZの基本コンセプトは、新型でもそのまま踏襲されています。そのため、現行型に搭載されている水平対向4気筒自然吸気エンジンが、新型BRZでも採用されています。

しかし、排気量は現行型の2.0リッターから、2.4リッターに大排気量化されました。現行型の2.0リッターエンジンは、レスポンスに優れたスポーツカーらしいエンジンとの評価がある一方で、「よりパワーを!」と言う声がユーザーから数多く寄せられていました。

そこで、新型BRZでは排気量を2.4リッターに拡大し、パワーアップを図りました。

新型エンジンは、最高出力228hp、最大トルク249Nmを発揮。吸排気性能のブラッシュアップと、フリクション低減と言う、自然吸気エンジンの王道と言えるチューニングを施した結果、トルクが15%向上。滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに力強い加速をもたらす、とスバルは主張しています。

大幅に強化したボディ

スバル BRZ

スバル BRZ

BZRはトヨタ86と共に、日本最大級のワンメイクレース「86/BRZ Race」の競技車両としても大活躍しています。「86/BRZ Race」は、ナンバー付きのBZR/86で参加可能なレースで、国内Aライセンスをもっているドライバーであれば、誰でも参加できます。

そのようなモータースポーツでも大活躍なBRZですが、それ故に、ボディ剛性の強化を求める声が上がっていました。また、スポーツタイヤの性能向上により、ボディへの負荷は年々増加。スポーツカーは、弛まないボディ剛性の強化が求められています。

新型BRZでは、スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れ、ボディ構造の設計を再構築しました、より広範囲への高張力鋼板の採用、インナーフレーム構造や構造用接着剤などの、最新技術の活用により、現行型比でフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と、ボディ剛性を大幅に向上させました。

また、スポーツカーに欠かせない「軽量化」を追求し、ルーフやフード、フロントフェンダーに軽量なアルミ素材を採用。前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、運動性能を高めています。

ボディ剛性の強化と、軽量化により、ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させています。

18インチアルミホイール装着車には、215/40R18 ミシュランパイロットスポーツ4という、多くのスポーツドライビングを楽しむドライバーに支持されている、スポーツタイヤの定番ブランドを装備。優れたコントロール性能と応答性能で、BRZの走りの質をさらに向上させています。

新型BRZはアイサイトを新規採用!

現代のスポーツカーは、スポーツ性能だけなく高い安全性も求められます。そこで、新型BRZでは、運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備しました。

プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロール等のアイサイトの機能が、安心で快適な移動をサポートし、普段使い出来るスポーツカーとしてのBRZの魅力をより向上させます。

まとめ

スバル BRZ

スバル BRZ

新型スバルBRZ、ワールドプレミアの発表資料を見ただけでも、全方位に確実に進化しており、魅力が大幅に向上しています。

アメリカでの発売が2021年秋とアナウンスされていますが、兄弟車のトヨタ86も含め、日本市場での発売が本当に待ち遠しいモデルです。

価格も、現行型を引き継げば、誰でも少し頑張れば買えるモノになるはず。

 さらに魅力が高まった新型BRZは、スポーツカーがほしいドライバーにとって、非常に気になるモデルになると保証いたします。

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