カーボンシートって何?
カーラッピングフィルム カーボン調
自動車のカーボンシートとは、炭素素材の外見に類似した柄でラッピングするシートのことを指します。
そもそもカーボンとは炭素繊維のことで、素材の軽量さが特に重視されるレーシングカーなどで、実際にボンネットやフレームなどに使用されています。カーディーラーなどで販売されている車の中にも、ミラーやボンネットなどに炭素繊維を使用していることもあります。
カーボンは鉄の4分の1という軽さと、強度としても鉄の10倍という特性があり、航空機などでは多用されている素材になります。
車にカーボンを取り入れるのはなぜかというと、カーボンの軽量かつ高強度という特性を活かして、車体の軽量化や剛性の向上を目指しています。
実際にカーボン素材でカスタムをするためには非常に高価になります。また、塗装でカーボンチックにするのも同様にコストが高くなりますが、それらより安いカーボンシートを貼るスタイルは人気を集めています。
車用カーボンシートを使ってDIY
カーラッピング
カーボンシートのメリットの一つとして、DIY感覚で一般の方でも貼り付け作業ができる点が挙げられます。
塗装などでは、下地処理や塗装ブースが必要になるなど、ガレージなどを保有している方でも困難な作業となります。これに引き換えカーボンシートは、身近にあるような器具を使用し、コツさえ抑えれば、高度な技術がなくともシート貼りは可能となります。
こちらでは、車の外装にカーボンシート貼る手順を紹介します。
【用意するもの】
はさみ・カッター・ドライヤー・ヘラ
【カーボンシートの貼り方】
1)カーボンシートを貼る前にきれいに洗車します。ボディに付着している汚れや油分をおとすために必須の工程となります。この工程を省くと、貼り付け後凹凸ができ、カーボンシートの上から目立ってしまいます。
2)次にカーボンシートを、車体より大きめに切り出します。
3)実際にシートを置き、仕上がりのイメージを確認しましょう。曲面の貼り付けは手間が掛かるので要注意となり、貼り付けていく時は左右に分割して作業するのがコツになります。
4)片方を貼り付けながら、中央から空気を押し出すとシワなどを防げます。ドライヤーでシートを熱すると伸びるので活用しましょう。
5)余剰分のシートをカッターでカットします。この時、ボディを傷つけないように細心の注意をはらいましょう。
■車用カーボンシートは何処で売っているの?
カー用品店
カーボンシートは、自動車用品店やホームセンターなどで販売されています。ただしホームセンターでは、予めカッティングされた商品が中心で、内装やミラーなど細々としたカスタムに対応しています。
ボンネットなどをラッピングする時は、メートル売りなどに対応している自動車用品店での購入がベターとなっています。ある程度知識がある方の場合は、ネット通販で購入するという方法もあります。
■車用カーボンシートの選び方
カーボンシートを選ぶ時には色合いと質感がポイントとなります。カーボンということからブラックのイメージが強いかもしれませんが、レッドやブルー・イエローなども用意されています。自分の車のイメージに適したものをチョイスしましょう。
またシートにはツヤありのほかマットな色調のタイプもあります。質感も異なっており、仕上がりのイメージで選択するのがポイントになります。
カーボンシートの人気ランキング10選
カーラッピング
カーボンシートには3D・4D・5Dなどのグレードがあります。3Dタイプはマットで貼りやすい特性があります。専門業者ではない方でも取り扱いやすいので人気が高い商品となっています。
ツヤのある4Dではカーボンの風合いをしっかり出したい方に適しています。ただし、表面保護シートがない分、加工中に傷が付きやすくなっています。
5D以上はよりリアルな質感を得られますが、シートに厚みがあるので表面保護シートを剥がす時に手間が掛かります。
■1. REIZ TRADING リアル5Dカーボンシート
カスタムショップでも使用されている、リアルな質感を再現した5Dカーボンシートになります。常温でも十分な伸縮性があるので、初心者でも簡単に扱えます。
気泡が残ってしまっても簡単に空気が抜ける独自仕様を採用しています。曲面や凸凹にも貼り込めるのでボディの曲面にもぴったりフィットします。
■2. LivelyLife リアル6Dカーボンシート
カーボンの質感に拘った6Dのカーボンシートになります。外観の美しさはもちろん、エア溜りしにくいのがポイント。
リーズナブルな価格ながら、長さ400cmの特大サイズなので広い範囲に貼りたい方にもおすすめとなり、定番のブラックをはじめレッドやブルーなど6色から選ぶことができます。
■3. TARO WORKS(タロウワークス) 3D リアル カーボンシート
カーボンシートはブラックの色合いという既成概念に挑戦し、カラーリングの豊富さがポイントになります。11色の中から好みのカラーリングを選べるので、オリジナリティを重視したい方に最適となります。
しかも比較的リーズナブルな点も人気の理由で、最大152×500cmまで用意されておりラインナップも充実しています。
■4. AVANTI EAST(アヴァンティイースト)リアル5Dカーボンシート
アヴァンティイーストは何種類かのカーボンシートを販売していますが、こちらはリアルさを追及したタイプとなります。
ツヤのある漆黒さはピアノのような深いツヤとなっており、その光沢が高級感を演出します。厚みがありエア抜きエアベント加工がされているので、初心者でも施行可能となっています。
■5. Lypumso カーボンシート
6Dのリアルなカーボンシートで、ツヤと光沢感が漂います。伸縮性のいい素材を採用しているので初心者でも施行に手間取ることはありません。
裏面には気泡対策にエアが逃げやすい構造になっており、多層構造で耐水性にも優れているのでボディを覆うにもぴったりとなります。
■6. HAWK's EYE(ホークスアイ)リアルカーボンシート
気軽に使えるコスパの高さが魅力で152×40cmと大きめのサイズになります。余裕のあるサイズ感は、多少の施工で失敗してもカバーできるので初心者にも使い勝手がいいでしょう。伸縮性や柔軟性にも富んでいるので、貼り付けがしやすい仕様となっています。
■7. AVANTI EAST(アヴァンティイースト)リアル4Dカーボンシート
立体加工で高級感のある4Dのカーボンシートになります。エア抜き溝付きで伸縮性にも優れるので曲面にも密着し不慣れな方でも施工できます。
152cm幅の大きめサイズは、たっぷり使えて失敗してもリカバリー可能になっています。折り目が付いてもヒートガンで回復可能となります。
■8. とことこマーチ カーボンシート
過度にツヤのない微光沢仕上げで、落ち着いた風合いに高級感を感じさせる質感のカーボンシートで、A4サイズなので細かい部分をカスタマイズするシーンに最適になります。
3Dから5Dまでの豊富な質感とデザインでリーズナブルな価格で、裏面にはマス目が付いているので加工もサポートしてくれます。
■9. AUTO MAX izumi リアルカーボンシート
光沢を抑え目にしたリアルなカーボンテイストが魅力のカーボンシートとなります。伸びがいいのでドライヤーを用意しなくても簡単に貼り付けることが出来ます。
初心者でもボンネット全面貼りなども可能。カラーは定番のブラックをはじめ8色あり、サイズ展開も豊富でカスタムする部位に応じて選ぶことが出来ます。
■10. SEAMETAL 7Dカーボンシート
より立体感のあるカーボンのテイストを重視したい方にぴったりのカーボンシートになります。7Dデザインなので厚みがあり、耐久性や耐水性にも優れています。
折り目ができてもヒートガンで加熱すれば元の状態に戻るなど、作業のしやすさにも拘わっている商品になります。
カーボンシートで車の雰囲気を変えてみる
ラッピングの施行
ボンネットやミラーを本物のカーボンにしている車も中にはありますが、実際に自分の車をカーボンに変えるには費用が掛かります。
そこで、見た目や雰囲気をカーボンチックに変えるためのアイテムとして、人気のカーボンシートを活用するドレスアップが主流となっています。
愛車の雰囲気をガラリと変える、カーボンシートを使ったイメチェンも「ボンネットまではちょっと・・・」という方は、ルーフラッピングと、ミラーだけという方法もあります。
他には、内装にカーボンシートを使用して、独自のアクセントを演出する方法など。車の印象や雰囲気を少し変えてみたいという方には、カーボンシートは最適の素材となります。
まとめ
カーラッピングフィルム
カーボンシートは炭素素材の風合いを車にプラスしてくれるのが特徴で、色合いや質感などに応じていくつかのタイプが用意されおり、特別な設備や技術がなくても自分で貼り付けることが出来ます。
印象や雰囲気を変えるか、カーボンのリアルさを追求するかは、使用される方の選び方次第となり、車体を広く覆うカスタマイズやアクセントを付け加えるなど、カーボンシートの柔軟な使い方が出来るのも大きなメリットとなります。