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ダッシュボードとは?インパネとの違いや傷の予防方法も紹介!

ダッシュボードとは?インパネとの違いや傷の予防方法も紹介!

車を運転する方にとってはとても身近なダッシュボード。しかし似たような意味の言葉にインパネ(インストルメントパネル)があります。貴方はこの違いを説明できますか?本記事ではダッシュボードとインパネの違いについてご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそも、ダッシュボードとは?

ダイハツ ロッキー ダッシュボード

ダイハツ ロッキー ダッシュボード

自動車に関連した用語の中でも耳にする機会が多いのは、ダッシュボードです。ダッシュボードというのは運転席や助手席に座った時に、前方に取り付けられている広い範囲を覆う主に樹脂製のパーツを指します。

フロントウインドウの下の部分にあるダッシュボードは、自動車にとって欠かせない部分のひとつです。 ダッシュボードは元々、自動車が発明される前に馬車に取り付けられていた板でした。

馬車は馬の後ろで御者が手綱を取ることにより操縦されます。その際、馬が跳ね上げた泥や小石などを防ぐ必要があり、そのために設置された板がダッシュボードの由来というわけです。泥除けの他にも、御者が足を踏ん張るための踏み台としても機能していました。

自動車が発明された後は、車の前方に計器類や操作レバーなどを取り付けるための板がダッシュボードと呼ばれるようになりました。現在は計器類や操作スイッチに加えて、この部分に助手席エアバッグが格納されています。

インパネ(インストルメントパネル)とは?

マツダ3新型、ファストバック

マツダ3新型、ファストバック

自動車の前列席正面部分のことを、インパネと呼ぶ方もいます。

インパネも自動車にとって欠かせないパーツのひとつで、正式名称はインストルメントパネルです。インパネを“インテリアパネル”を省略した物だと考えている方がいますが、これは誤りです。

インパネは日本語で計器盤のことで、運転席から見て前の部分にある計器パネルの部分のことです。速度計などのメーター類が取り付けられています。

ダッシュボードとインパネの違いは?

自動車に詳しくない方であれば、ダッシュボードとインパネは同じ意味だと思っているかもしれません。両方とも人が乗車するキャビンの前方の部分に取り付けられたパーツを指しますが、意味が違います。

ダッシュボードとは、運転席から助手席側まで車内の前の部分全体を意味します。これに対してインパネとは本来、主に運転席前の計器類などが表示されるパネル部分を指します。つまり、ダッシュボードの一部であるパネル部分がインパネというわけです。

それぞれの場所

ダッシュボードが取り付けられている場所は、運転席や助手席に座った際にフロントガラスよりも下側に見える部分にあります。左右のエアコンの吹き出し口の間で、助手席前部の収納スペースや計器パネルなどをすべて含む場所です。

インパネの方は、運転席に座って見ることができる計器盤の部分です。計器類を収めたカバーガラスや、運転に関係するスイッチ類が設けられているパネルの部分がインパネに相当します。助手席側には計器類がないので、本来の意味ではインパネには該当しません。

しかし現在では、カーナビなどパネル表示される機器全般をインパネと捉える傾向が主流となり、助手席側も含めてダッシュボードに取り付けられているパネル全般をインパネと呼ぶのが一般的となってきました。

役割の違い

前述の様に、馬車の時代にはダッシュボードは泥除けの役割を果たしていました。自動車の場合は泥除けではありませんが、もっと重要な役割を担っています。

現代の自動車のダッシュボードには、エアコン吹き出し口・メーター類・エアコンなどのスイッチ・収納スペース、などがあります。これら以外にも、助手席エアバッグやシガーソケットなども取り付けられています。

ダッシュボードにカーナビ・カーオーディオなどの機器を装着したり、カップやスマホ用のホルダーを固定したりすることも出来ます。フロントガラスの下の部分にドラレコを設置する目的でも使用されます。

インパネには、物を収納したり何かを固定するホルダーを取り付けたりすることはできません。それでも、この部分は自動車にとって重要な役割を果たしています。 インパネには計器パネルがあり、ドライバーが運転中に速度やエンジン回転数を確認するために使用します。

走行している自動車を運転しながら計器をチェックする場合には、一瞬で情報を取得する必要があります。そのため、計器パネルはドライバーが少ない目線移動で計器の確認が出来るように工夫されています。

インパネは運転席に座ると必ず見える部分で、運転者にとって自動車の“顔”に相当します。この部分のデザインは車内の内装や雰囲気に大きな影響を及ぼすので、手間暇掛けて丁寧に設計されます。

インパネには速度計や、その他の重要な計器類が取り付けられているので、運転のしやすさや安全性も左右します。

ダッシュボードの傷を予防するには

ダイハツ コペン ダッシュボード

ダイハツ コペン ダッシュボード

ダッシュボードは運転席や助手席に座ると目の前にあるパーツです。カップホルダーやスマホ用のホルダーの取り付け部分にも利用され、助手席部では机のように使用されることもあるでしょう。

手の触れる機会が多く、物を置く目的としても多用されるだけに、汚れや傷が付きやすい部分であるとも言えます。

ダッシュボードは乗車する方にとっては車の“顔”なので、いつまでも綺麗な状態に保ちたいと思われるでしょう。傷を予防するために便利なグッズが開発されているので、活用してみることをおすすめします。

ダッシュボードトレイで一部分を保護

ダッシュボードトレイとは、助手席の前の部分やインパネの上などに物を置くためのトレイです。平坦な板なので、小物やスマートフォンなどのモバイル機器を置くのに便利です。

尖ったペンなどを置く場合でも、ダッシュボードに傷が付くのを予防することができます。ダッシュボードトレイはいくつかの種類があり、サイズや形状などが異なります。

スマートフォンを置く小型タイプのトレイや、コップやペットボトルなどが置けるタイプもあります。小物などが滑り落ちないように、滑り止め加工が施されている製品もあります。

ダッシュボードマットで全体を保護

ダッシュボードは物を置く以外にも、乗車時に人が手で触れたり紫外線を浴びたりすることでも劣化します。いつまでもダッシュボードを美しく保ちたい方には、ダッシュボードマットがおすすめです。

このアイテムは、直射日光が当たる上部を覆うマットです。グローブボックスの部分はマットで覆われておらず、開閉が出来ます。マットで樹脂の部分を覆うことで、運転中に反射した光がフロントガラスに映り込むのを防ぐ効果も発揮します。

ダッシュボードマットは、汎用品とオーダーメイド品の2種類があります。汎用品は形状やサイズが決まっていて、自分の車に合うサイズを選びます。オーダーメイド品は、自動車の年式・型式に合わせてぴったりと合うようにカットしてもらえます。

マットの色や素材も様々で、光の反射を防ぐ効果や滑り止め機能が付いている製品なども選べます。高級車であれば、絨毯風で高級感のあるマットが車内インテリア的にマッチするでしょう。

傷が付いたら塗装なんてことも?!

塗装

塗装

不注意でダッシュボードに傷を付けてしまったり、紫外線による経年劣化で色が変化してしまったりすることがあります。このような場合は、塗装をして傷や色あせが目立たないようにする方法があります。

カー用品店に行けば、内装用の塗料やクリーナーなどが販売されています。市販の塗料を使用すれば、自分で再塗装をすることが出来ます。 塗装のやり方ですが、最初に行う作業はマイナスドライバーなどを使って傷が付いた樹脂製のパーツを丁寧に取り外すことです。

パーツを取り外したら、下処理として専用のクリーナーで表面に付着した油分や汚れを落としましょう。下処理が済んだら、新聞紙などを下に敷いて専用の塗料を使って均一に塗装をします。

スプレー式の塗料を使用する際は、全体を一定のスピードでなぞるように均一に塗料を吹きかけるようにします。

ガスが漏れないように、スプレー缶を傾けないように注意しましょう。塗布した後は風通しが良い場所で溶剤を乾燥させて、再び自動車に装着すれば完了です。

しかしながら、このダッシュボードの塗装は大掛かりで難易度の高い作業です。余程車について詳しく、スキルに自信のある方以外は専門の業者に依頼する方が無難でしょう。

まとめ

マツダ3 新型

マツダ3 新型

ダッシュボードは、インパネ・収納スペース・エアコン吹き出し口などが取り付けられている大切なパーツのひとつです。

この部分は自動車の“顔”でもあり、常に美しく保ちたいところです。傷や経年劣化を防ぐために、ダッシュボードトレイやマットなどのグッズを活用することをおすすめします。

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