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アルミテープチューンとは?使い方やその効果!

アルミテープチューンとは?使い方やその効果!

アルミテープチューンとは、トヨタが2016年に発表したテープです。本記事ではこのアルミテープチューンとは何か、またその使い方や効果について解説していきます。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


アルミテープチューンってなに?

アルミテープとは?

アルミテープとは?

アルミテープチューンは、金属物質の一種であるアルミが含有されたテープを貼り付けることで走りを向上させるというチューニング法です。

アルミテープを前後バンパーやステアリングポスト・フロントガラスなどに貼り付けることで、ハンドリング性能を向上させる効果が得られるというものであり、2016年にトヨタ自動車によって発表されました。

機構的な部分に手を加えず、単純に車体にテープを貼って車の走りを良くする方法ということになります。なにやら怪しげでまことしやかな噂話とも捉えられるでしょう。しかし、一定の科学的な原理を根拠として考案されたチューニング法ではあるのです。

その科学的根拠に基づくアルミテープの役割について、簡単に言い表すと、車体の除電ということになります。

アルミテープチューンの効果について

フロントガラス下にアルミテープを貼った

フロントガラス下にアルミテープを貼った

車体の除電が車の走行に関して、どのようなメリットをもたらすのか見ていきましょう。

走行中の車は、微粒な物質を含む大気との摩擦による静電気で、車体表面が+電荷を帯びやすくなります。すると同じく+に帯電した空気との間で電気的な反発力が生じ、そのぶん空気抵抗を強めることになります。

空気抵抗は車の走行性能を低めてしまう要因の1つと言えなくもありません。と言う事は電気的な反発力を発生させなければ、その分の空気抵抗も低下するとも考えられます。そこで考案されたのが、アルミテープチューンという方法です。

金属の一種であるアルミは電気を通しやすく、静電気を除去する性質を持っています。それを車体表面、特に空気抵抗が生じやすく非金属製の箇所に貼り付ければ、その部分の静電気を除去することが可能です。

それにより車体が+に帯電して生じる空気との電気的反発力が弱まって空気抵抗が低下し、走行性能が向上する、という効果を生み出すこととなるわけです。

また、アルミテープチューンは、車体表面に貼って空気抵抗を減少させること以外に、別の用途でも効果が期待できるとされています。それは、エンジンルーム内の外装樹脂部品への使用です。エンジンルーム内には帯電性が高く静電気を帯びやすい部品も設置されています。

帯電により静電気が溜まると、電気回路に影響を及ぼし電力的効率の低下を招く要因の1つともなります。逆を言うと、静電気の除電措置を取れば電力的効率の低下要因を1つ除去することが可能となるわけです。

つまりアルミテープチューンによる除電を施すことで静電気による能力低下を防ぎ、相対的に自動車のポテンシャルを増加させることが可能となるというわけです。

このようにトヨタは、静電気が自動車のポテンシャルを低下させることに着目し研究を重ねた結果、アルミテープを貼ることでマシンの性能を引き上げるチューニングを確立したのです。

アルミテープはどこに貼ればいいの?

ステアリング下のコラムカバーにアルミテープを貼る

ステアリング下のコラムカバーにアルミテープを貼る

アルミテープを貼るべき場所は、どのような走行性能を向上させるかによって異なります。コーナリング性能を上げる場合には、自動車のタイヤに沿ったバンパー部分に貼ることで効果が期待できるでしょう。

ハンドリング性能を向上させる場合には前後のバンパーに貼り付けるのが適しています。またフロントガラスの継ぎ目を塞ぐ形でアルミテープを貼るのも効果的です。継ぎ目に生じる空気抵抗の軽減が期待できる貼り方と言えるでしょう。

またエンジン回りについては、ヒューズボックスやバッテリーなどに利用するのが良いとされています。これらのように電力が使用される場所は静電気が溜まりやすいため、それを除去する手段としてアルミテープが有効というわけです。

アルミテープにより静電気が除かれた場合、バッテリーでは電力に対する静電気の影響が取り除かれ、その分、効率が良くなることでしょう。

ヒューズボックスに関しては、アルミテープチューンにより各動力への電力供給安定化が図れます。エンジンの制御装置や燃料噴射装置などがより効率よく機能し、パワー向上へと結びつけることができるわけです。

また、エアクリーナーなどにアルミテープを貼るのも効果的です。エアクリーナーは静電気の作用で内部が詰まり、空気の吸気量が減少するという問題点を抱えています。

その解決策の1つとして挙げられるのがアルミテープによる除電と言えるでしょう。これにより燃焼効率の上昇が期待できるわけです。

しかし、どこにでもアルミテープを貼れば性能が向上するというわけではありません。特に車の内部機構においては適さない箇所も存在することに注意しましょう。

そのような箇所に使用すると、性能が良くなるどころか、かえってパフォーマンスが低下し、最悪の場合故障という事態を招きかねません。むやみやたらとアルミテープチューンを施すより、効果が確認済みの箇所に限定して使用するほうが無難と言えるでしょう。

どんなアルミテープでも良いのか?

ステアリング下のコラムカバー

ステアリング下のコラムカバー

アルミテープチューンに使用するアルミテープですが、どんなアルミテープでも良いのでしょうか?結論から述べれば、アルミテープチューンには導電性対応アルミテープが適合していることになります。

電気を通すタイプのアルミテープであれば、静電気を発散させることができます。しかし、電気を通さない絶縁性のアルミテープの場合、その効果が望めません。

また、テープの粘着力についても注意すべきです。粘着力が弱すぎるアルミテープの場合、走行時に剥がれ落ちる可能性も高いのでアルミテープチューンには適していません。

100均で売られている安価なアルミテープなどは、通電不可または粘着力が弱いなどの懸念が考えられます。必ずしもアルミテープチューンに適合するとは言えないと考えたほうが無難でしょう。

最適な製品としては、アルミテープチューンの提唱元であるトヨタから、その用途専用の純正品として販売されているテープモールディングが挙げられます。他のアルミテープを使用する際には、通電性があり、車走行時の風圧に耐え得る充分な粘着力を備えたタイプを選ぶことが重要です。

アルミテープチューンの体験談

右リアバンパーにも

右リアバンパーにも

ここで、アルミテープチューンの効果について取り上げてみたいと思います。コーナリング性能が良くなったかどうかについては未知数です。

しかし、樹脂パーツやエアクリーナーなどにアルミテープを貼り付けることで、エンジン性能や燃焼効率が増加したように感じ取ることがありました。その上で言いますと、除電に関しては効果があったように思えます。

古くからの手法として、バッテリーにより効率のよいアースを接続して除電し車の性能をアップさせるアースチューンと言うチューニングがあります。ですがそれには、アースの長さや接続する場所を考慮せねばならず、簡単にチューンを施すことができないという難点が見られます。

それに対して、アルミテープを貼り付けるだけで済むのがアルミテープチューンの利点と言えるでしょう。アースチューンと比較するとより簡単に作業できた印象があります。

サスペンションに使用してみた際の感想について、かすかながらに反応速度が上昇しており、サスペンションの戻りが早いような印象を持ちました。

サスペンションの戻りが早いということは、姿勢制御の反応速度が上昇していることを指します。ハンドリングがより向上したものと言えるでしょう。

エアクリーナーに試した際には、エンジンの回転が滑らかになり、パワーも増加したように感じられました。

このアルミテープチューンというチューニング法がもたらすメリットは、除電したい場所に貼り付けることで静電気を除去し自動車の性能を向上させる点にあります。効果を数値化して示すのは困難ですが、効果自体はあると思われます。

アルミテープチューンのテープはどこで買えるの?

オートバックス・ロゴ

オートバックス・ロゴ


通電性の高いアルミテープは、アマゾンなどの通販サイト、あるいはホームセンターでも購入可能です。中にはアースの代わりに使用するものとして取り扱われている製品もあり、そちらをアルミテープチューンに使用するのも1つの手と言えるでしょう。

また、価格帯で言えば100円均一の商品で代用できる場合もあります。テープとしての粘着力に不安な点があることは否めません。しかし外力が加わらず剥がれが生じにくい場所に限定するなど、使用の余地を見出すことは可能かと思われます。

まとめ

フロントバンパーにもアルミテープ

フロントバンパーにもアルミテープ

以上の通り、アルミテープを車体やエンジンルーム内の部品に貼付けすることによって静電気を除電し、それによって自動車の性能を向上させる方法がアルミテープチューンであることを確認してみました。

理論的には道理に適っていますが、実際の効果についてはドライバー各々の印象次第かと思われます。

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