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三菱GTO|その魅力と生産終了の理由は?

三菱GTO|その魅力と生産終了の理由は?

GTOと聞いてすぐに三菱GTOを思い浮かべる方はかなりの車好きの方に間違いないのではないでしょうか。そこで今回は三菱GTOと言う車について振り返ってみます。

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  • カービュー査定

三菱GTOとは?

GTO(1990年)

GTO(1990年)

1989年に東京モーターショーで「三菱HSX」の名で出品された車が1990年にGTOとして市販されました。

これが三菱GTOの初代モデルにあたります、初代モデルの特徴として一部北米向けにFF車がありましたが、それ以外の全グレードは4輪駆動車であったことが大きな特徴としてあげられます。

このモデルはシャーシ・エンジン共にディアマンテをベースに作られており、GTO用にそれらをアレンジしたものでした、エクステリアは三菱らしさが溢れており非常に個性的なものが採用されています。

この時期日産はR32型スカイラインGT-R・Z32型フェアレディZ、トヨタはスープラ2.5ツインターボ、ホンダは初代のNSXが発売され国産スポーツカーの熾烈な競争が始まった時代でした。その中GTOは直線番長とも揶揄されながら確固たる位置を得るモデルでした。

GTOは実質スタリオンの後継車として誕生し、「新時代の4WDスポーツカー」という触れ込みで発売されました。

GTOの販売戦略として高度な車の性能を、どなたでもより安全にかつ快適に楽しむ事が出来るように、AWC(オールホイールコントロール)として4輪を制御するシステムを採用していました。

また高速走行時の安全確保のため車体の揚力を押さえるシステムとして、時速80kmでフロントベンチュリーカバー・リアスポイラーを自動的に稼働させ、安定を増す「アクティブエアロシステム」を一部のグレードモデルに導入していました。

こうした当時最先端の技術が盛りだくさんのモデルが三菱のGTOなのです。先端技術の投入でより高い安全性を確保しながらも、誰でもハイクラスなドライビングを堪能できるモデルそれがGTOという車です。

GTOの生産中止の理由

《写真提供:response》名古屋ナンバーの愛知県警GTOパトカー

GTOは2001年に販売が終了しました。その大きな理由が「側面衝突基準」と言われております。当時国土交通省により設定された側面衝突の際の安全基準に残念ながらGTOはそぐわなかった事がその大きな要因といわれています。

また、スポーツカー人気の低迷期に存在した事もこのGTOの販売終了に起因しているかも知れません。それは1999年の販売台数が267台であったことで証明されています。

販売が好調であれば安全基準への適合も出来たはずですが、時代のニーズとずれた点は惜しくも残念な事ですが、現実として受け止めねばならない事だったのでしょう。こうしてGTOの販売は終了したのです。

GTOの魅力に迫る

三菱自身が銘打った「スーパー4WDスポーツカー」三菱・GTOの魅力は、同時期に販売されていたスカイラインGT-Rや初代NSXの影に隠れてしまいがちですが、三菱のれっきとしたスポーツモデルだったのではないでしょうか?

その魅力の原点は1989年東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「HSX」が始まりでした。その一目で見るものを釘付けにするそれまでの日本車とは一線を引くフォルムは強烈でした。

ボディサイズは、全長4,555mm全幅1,840mmとスポーツカーと呼ぶには、あまりにも巨大でありましたが迫力は圧倒的でした。

国内での販売は4WDのみでしたがエンジンは3リッターV型6気筒DOHCで、インタークーラー付きツインターボモデルと自然吸気モデルの2種類のエンジンが用意されていました。

自然吸気モデルには5速マニュアルと4速オートマティック、ターボモデルには当初は5速マニュアル、後に6速マニュアルのみとなっておりました。またトランスミッションは名門ドイツのゲトラグ社製で国内での採用は初めてでした。

GTOはとにかく車としての基本的な走る・曲がる・止まるに徹底的にこだわった末に行き着いた「オールホイールコントロール理論」を基本理念として設計されました。

その理論の中枢であるサスペンション・ブレーキ・ステアリングを制御するシステムとして、搭載されている「ECS」電子制御サスペンション「4WS」4輪操舵システムとブレーキには、APロッキード製6ポットブレーキがオプションで採用されていました。

こういった当時の最新技術や装備を搭載していたモデルそれが三菱・GTOの魅力であった事はいうに及びません。

今でも探せるGTOの中古車

当時よりも人気が出てきたかもしれないGTOですが、現在の中古市場はどうなっているのでしょうか?今でも探せるGTOについて見ていきましょう。

GTOの中古車の探し方

オークション

オークション

現在中古車市場では在庫が潤沢というほどではありませんが探すことは可能です。探すとすれば一般的には中古車販売業者からの購入が一般的ではありますが、希にオークションサイトなどでも見ることがあります。

ネットでの購入は比較的探すことが安易という事もあり、探しやすさでは一番ですが中々実車が見られないという欠点はあります。

譲り受けるという方法もあります。現在所有している方をご存じならこの探し方も有効ではありますが、なかなか難しいのが現状ではないでしょうか。

一番確実なのは中古車販売業者からの購入でしょう。その販売業者が所有しているのであれば確実に購入出来る方法ですし、ご自身で探すより業者で探して頂く方が短時間に要望に添ったものが入手しやすくなります。

GTOの中古相場

こちらでは、GTOの一般的な中古車相場を見ていきましょう。

GTO 3.0 4WD:110万円台
GTO 3.0 SR 4WD:30万円台~140万円台
GTO 3.0 ツインターボ 4WD:160万円台~380万円台 
GTO 3.0 ツインターボMR 4WD:250万円台~390万円台

GTOの中古車の価格帯は約30万円台~約390万円台と幅広くなっていますが、新車時価格を上回るようなプレミアム価格にはなっていません。また、100万円以下の中古車もまだ流通しています。

※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2021年1月現在)
※車両本体価格となります。

response中古車はこちら

GTOの維持費

維持費

維持費

維持費として普段最もかかるのは燃料代ではないでしょうか。GTOの燃費は良くてもリッター10km位だと思われます。そしてGTOはハイオクを使用するので燃料費はそれなりにかかるものと考えなければならないでしょう。

車検代としてはGTOは分類が大型クラスに区分されるので、安く見積もっても最低でも約8万円はかかるでしょう。

年式もたっている上にハイオク使用・タイヤ代などと維持費は普通車とは比べものにならないほどかかかると思われますが、やはりスポーツカーであること高年式車である点を考えるとそれを高いとはいえないかも知れません。

三菱GTOのライバルは?

《写真提供:response》日産スカイラインGT-R(R32)

発売当時のライバル車としてはバブル期だったこともあり多く存在しました。日産スカイラインGT-RのR32、フェアレディZ・Z32、トヨタスープラ、ホンダのNSXなどがありましたが、やはり代表的なライバル車としてはR32ではないでしょうか?

しかしながらその性格の違いは決定的な物があったのは確かです。レースに勝つことを目指し勝利を宿命づけられていたGT-Rと、アメリカ市場も視野にいれて販売されたGTOでは目指すものが違っていたからです。

エンジン出力やエクステリアなどは遜色のないものがありました。開発の出発点が違ったGT-RとGTOを比べること自体が間違っているのかも知れませんが、発売時期などからライバル視された事は間違いありません。

三菱のスポーツタイプの将来は

《写真提供:response》《撮影 宮崎壮人》三菱 ランサーエボリューションX ファイナル・エディション

現在、三菱の販売するスポーツタイプの車としては残念ながらラインナップにはありませんが、噂としてはランエボ(ランサーエボリューション)の復活などが囁かれています。

過去において輝かしい記録のあるランサーやパジェロなど三菱には多くの遺産があります。今後それらがどのように展開されるかはまだ不明ですが、今後の三菱に期待を寄せる方が多くいることもあり、限り三菱の復活を願うばかりです。

まとめ

三菱 GTO

三菱 GTO

三菱・GTOはまさに隠れた名車と呼ぶに相応しい車であったことを多くの方が認めています。国産車としてGTOが残した功績や評価は当時より現在の方が高いのではないでしょうか。今なお飽きの来ないデザインや走行性能は現在でも十分に通用します。

購入をお考えの方はまだ間に合うこの名車をご検討下さい。あなたの期待にこたえることができるでしょう。

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