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ルーレット族とは?走り屋や暴走族とはどう違う?ルーツを徹底解説

ルーレット族とは?走り屋や暴走族とはどう違う?ルーツを徹底解説

関東地方を中心としたエリアで聞かれることの多いルーレット族という言葉ですが、案外その定義を知らないという方も多いようです。そこで、ルーレット族の定義や名前の由来などについてご紹介します。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


ルーレット族とは

スピード感のある道路(森)

ルーレット族って何?

自動車は本来移動手段として開発され、普及が進められてきたものです。もちろん、現在においても自動車を日常の移動手段として利用している方が多いでしょう。

その一方で、自動車での走行そのものを楽しんでいるという方も少なくありません。実際にF1などのモータースポーツは世界中で高い人気を誇ります。今や、自動車は単なる移動手段や道具以上の存在であるといえるでしょう。

自動車をスポーツ走行させる施設としてはサーキットなどがありますが、公道上でもスピード違反などの危険行為を伴った運転を楽しむ人たちがいます。「ルーレット族」と呼ばれる方々もそのひとつです。車好きな方であれば一度はルーレット族という言葉を耳にしたことがあるでしょう。

そのような公道上で自動車を使った違法行為を行う人たちのことを指す言葉としては走り屋や暴走族などさまざまなものがあります。しかし、その違いがイマイチわからないという方も多いようです。そこで、ルーレット族とは何なのか、そして暴走族などとはどのような違いがあるのかといった点について詳しくご紹介します。

関東地方の走り屋?

ルーレット族という言葉は90年代中頃から後半にかけて使われるようになった言葉です。関東地方を中心として、環状道路をサーキットのように見立ててタイムを競う集団が現れ、一般的にルーレット族と呼ばれるようになりました。

交通量が少なくなる深夜の時間帯を利用して毎晩レースのように走行を楽しむルーレット族は、90年代後半には大きな問題となっています。

日本全国にはいくつもの環状道路がありますが、なかでも都内の首都高速道路には何度も周回可能なルートが存在しており、特にルーレット族に好まれました。そのため関東近郊の車好きが都内に集まるようになったことで、取り締まりが強化されて2000年代後半からはあまり見られなくなっています。

しかしここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大などによって夜間の外出が自粛されるようになったことで、首都高の交通量が激減しました。その影響から再びルーレット族が出現し、話題となっています。

一般的にルーレット族は関東近郊での呼び名ですが、関西地方などにも同様のグループが存在しており、こちらは「環状族」と呼ばれているようです。

走り屋や暴走族などとの違い

走り屋、暴走族、ルーレット族、環状族などさまざまな名称のグループが存在しますが、明確な定義を持って分けられているわけではありません。これらに共通しているのは「公道を利用して暴走行為などをする集団である」という点です。

一般的に走り屋やルーレット族、環状族はスピードや特定のルートを走行するタイムを競うなど、擬似的なスポーツ走行を楽しむことを目的としており、暴走族はバイクの違法改造などによって騒音を鳴らすなどの迷惑行為をするといったイメージが持たれています。その一方で、走り屋やルーレット族も暴走族と呼ばれることもあります。

ルーレット族の名前の由来

ルーレット族の名前の由来はいくつかありますが、もっとも有力なのが、環状線を何度も周回する姿がまるでルーレットのようだからというもの。

前述の通り、90年代頃からこの名前で呼ばれるようになりました。その後2000年代後半には数が減り集団が見られなくなり、少数ながらも環状道路を暴走する人が見られることはあったものの徐々にルーレット族という名称は使われなくなりました。

ルーレット族という名前があまり聞かれなくなり10数年が経過し、思わぬ形で復活したことになります。そのため一定世代以上の方にとっては懐かしい言葉であり、若い世代にとっては新鮮な響きの言葉なのかもしれません。

ルーレット族は違法行為!トラブルに巻き込まれないために

夜間の高速道路

トラブルに巻き込まれないためには?

ルーレット族が当たり前の存在のようにお話しましたが、公道で暴走行為をすることは立派な違法行為です。いくら多くの人が行っていたとしても、違法行為であることに変わりはありません。

高速道路にも当然速度制限はありますし、さまざまなルールを守る必要があります。

実際にルーレット族を対象とした取り締まりなども行われています。そこで、続いてはルーレット族の違法性やトラブルに巻き込まれないためのポイントをご紹介します。

公道での暴走行為は違法!罰則は?

ルーレット族は都内のいくつかの環状道路で見られますが、なかでももっとも多いのが首都高です。首都高こと首都高速道路は、原則としてほとんどのルートが時速60kmに規制されています。もっともスピードを出せる区間であっても時速80km規制です。
たとえ車の通りが少ない深夜であったとしても、これ以上のスピードを出せば違法行為となります。

ルーレット族のなかには国産車の制限速度以上のスピードを出すためにリミッターカットを行った改造車や、そもそもリミッターがついていない外車に乗っている人も少なくありません。そのためかなりのスピードを出しており、問題視されています。

高速道路でも当然道路交通法が適用されますので、スピード違反で摘発されれば罰則を受けることになります。

ご存じの通り、スピード違反の罰則は超過速度によって異なります。例えば高速道路で時速40km以上の速度超過をすると「6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金」が課せられると定められています。たかがスピード違反だと思われるかもしれませんが、悪質な場合には懲役刑を受ける可能性もあるのです。

さらに、前述の通りルーレット族のなかにはよりスピードを出すために改造を行っているケースも少なくありません。もちろん、一定の範囲内であれば車両の改造しても問題なく公道を走行できます。しかし違法改造は道路運送車両法で禁止されており、発覚すれば「6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金」が課せられると定められています。

このようにルーレット族の行為の多くは違法であり、罰則も決して軽いものではないことから注意が必要です。

ルーレット族が多いのはどの道路?

ルーレット族が多く見られるのは、周回することのできる環状道路で、C1と呼ばれる首都高速都心環状線が有名です。

前述の通り、都内の首都高速には周回できるルートがいくつかあることから、ルーレット族にとってのメッカとなっています。

時間帯は交通量が少なくなる深夜が中心です。

トラブルに巻き込まれないために

ルーレット族の全盛期には、見物客が発生するというケースもありました。現在においても、再びルーレット族が登場したこともあり、PAなどに見物に出かける方が現れているという報道も出ています。

しかし、ルーレット族がやっていることはあくまで違法行為です。そのため、見物によってトラブルに巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。実際に「走っている人を見ていたら、自分も参加してみたくなってしまう」というケースもあります。

1周だけという気持ちであっても、違法行為に変わりはありません。摘発されるだけならまだしも、取り返しのつかない事故を起こしてしまう可能性もあるのです。

ルーレット族が多く見られるPAやSAなどには改造車のグループが集まっているケースもありますが、興味を惹かれてもできるだけ近づかないようにすることでトラブルに巻き込まれるのを防げます。

スポーツ走行を楽しみたいならサーキットで

秋晴れのサーキット

サーキットで走りを楽しもう

高性能なスポーツカーなどに乗ると、どうしてもスピードを出したくなってしまうものです。スポーツカーではなくても、車や運転が好きな方であれば、速度制限を気にせずに思いっきりアクセルを踏み込んだり、コーナーを攻めたりしたいと考えてしまいがちです。

そんなスポーツ走行を合法的に楽しめる場所がサーキットです。

誰でもサーキットは利用できる?

サーキットというと、ライセンスを持ったプロのレーサーが走行する場所というイメージを抱いている方も多いかもしれません。日本全国には多くのサーキットがあり、なかには一般開放されているところもあります。

もちろんサーキット利用にもルールはありますが、公道のように速度制限などに縛られることはありません。もちろん安全にも配慮されていますので、レジャー感覚で気軽にサーキット走行を楽しむことができます。

サーキット利用の手順

サーキット利用の手順はその場所によって異なります。なかには飛び込みで利用できるケースもありますが、基本的には事前予約が必要です。はじめて利用する場合は、予約が不要であったとしても事前にそれぞれの場所のルールやプランなどを確認しておくようにしましょう。

特にルールはサーキットによって大きく異なりますので、経験者であってもはじめてのサーキットを利用する際には、その場所のルールをしっかりと確認しておくようにしましょう。

ライセンスなしで利用できるプラン

サーキットによっては、運転免許とは別に専用のライセンスが必要となるケースもあります。しかし、多くのサーキットでライセンスなしで走行することができるプランが用意されていますので、事前に確認しておきましょう。

サーキットは公道とは違って道路交通法が適用されません。そのため、運転免許がなくても走行できるケースもあります。もちろん基本的には安全面を考慮して運転免許を所持しており、ある程度の運転経験を持っているに越したことはありませんが、希望するのであれば確認してみましょう。

より本格的にサーキットを楽しめるライセンス

ライセンスがあれば、レースに参加するなどより本格的にサーキットを楽しむことができます。サーキットによってはレースに参加するためのライセンス取得プランなどが用意されているケースもありますので、もっと本格的なスポーツ走行を楽しみたい方はチェックしてみましょう。

ルールを守って楽しいスポーツ走行を

サーキットでは公道とは違ってよりスポーティな走行を楽しむことができますが、ルールがないわけではありません。サーキットや時間帯などによって多くの人と同時に走行することになります。

そのため、しっかりとルールやマナーを守ることが大切です。定められているルールだけでなく、すべての人が快適にスポーツ走行ができるようにマナーも意識するようにしてください。

まとめ

高速道路の上空写真

迷惑をかけないドライブの楽しみ方を考えよう

車好きな方の場合、運転していてついスピードを出したくなってしまうことがあるでしょう。ですが、公道での暴走は立派な違法行為です。ルーレット族と呼ばれる人達が再び増加したことで少し話題になっていますが、彼らの行為の多くは違法です。

スポーツ走行を楽しみたいのであればサーキットなど、安全で合法的に走りを楽しめる場所を利用するようにしましょう。

よくある質問

ルーレット族とは?

ルーレット族という言葉は90年代中頃から後半にかけて使われるようになった言葉です。関東地方を中心として、環状道路をサーキットのように見立ててタイムを競う集団が現れ、一般的にルーレット族と呼ばれるようになりました。ルーレット族の名前の由来はいくつかありますが、環状線を何度も周回する姿がまるでルーレットのようだからというものがもっとも有力です。

ルーレット族は違法行為?

公道で暴走行為をすることは立派な違法行為です。実際にルーレット族を対象とした取り締まりなども行われています。

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