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使い方自由自在!ホンダ バモス&バモス ホビオ

使い方自由自在!ホンダ バモス&バモス ホビオ

1999年に登場し、2018年までの19年間、モデルチェンジせずに販売され続けた、ホンダ バモス。変化の激しい自動車業界で、19年間もモデルチェンジなしで生き残れた秘密は何なのでしょうか?今回は、ホンダ バモスの魅力について見ていきましょう!

⏳この記事は約3~4分で読めます。


バモスってどんなクルマ?

アクティバンの乗用車バージョンがバモス

《写真提供:response》ホンダ・バモス

ホンダ・バモスは、1999年に軽トラック・バンのホンダ・アクティ、アクティ バンのフルモデルチェンジに合わせて、軽乗用車として登場しました。

「バモス」は、正確には2代目のモデルで、先代は1970年に発売されたオープントップ型のユニークなデザインをした軽乗用車でした。ただ、初代バモスは1973年に製造終了となっていて、2代目バモスとは直接の関係は無く、単に名称を復活させただけ、となっています。

基本的なメカニズムはアクティと共用で、後輪の直前にエンジンを横倒しで配置する、ユニークな「ミッドシップエンジンレイアウト」をそのまま採用していました。

1999年の発売当時は、エンジンは自然吸気エンジンのみ、駆動方式は2WDと4WDが選択できました。トランスミッションは、2WDは5速マニュアルトランスミッション(MT)と3速オートマチックトランスミッション(AT)が選択できましたが、4WDは5速MTのみとなっていて、3速ATは選択できませんでした。

2000年には、ターボモデルが追加され、4WDモデルには4速ATが選択できるようになりました。

同じバモスなのに、中身が違う!?

ホンダ公式ホームページ バモスのエンジン搭載位置

バモスが面白いのは、5速MT・3速ATモデルと4速ATモデルで、なんとエンジンの搭載方向が異なる、という「えっ?それって同じ車なの!?」と言いたくなるほどのメカニズム的な大きな違いがある事です。

5速MTと3速ATモデルのエンジンは横置きに搭載れていますが、4速ATモデルのみエンジンが縦方向に搭載されています。なんで同じ車なのにこんな面倒くさい設計変更をやっているのかと言うと、バモスの4WDモデルのパワートレインは、「ミッドシップ・4シーター・ターボ」という軽自動車とは思えないスゴいスペックを持っていた、1998年登場のホンダ・Z用に開発されたものをそのまま採用したからです。

ホンダ・Zの開発時に、商品性を向上させるために4速ATモデルをラインナップしたのですが、その4速ATトランスミッションは新規開発では無く、こちらもビックリの普通車のシビック用のそれをそのまま流用すると言う大胆な設計になっていました。

軽自動車と普通車の部品を、しかもトランスミッションのような部品を共用する事はあまり例がなく、ホンダらしいと言えばホンダらしい大胆な設計ではあります。しかし、シビック用の4速ATトランスミッションは、軽自動車用としてはサイズが大きく、エンジンを横置きにすればクルマに入りきれないという事になり、じゃあ!と言うことでエンジンを横置きから縦置きにしてしまったのです。この頃のホンダって、本当になんでもありな設計をしていたんですね!

なので、見た目は同じバモスとは言え、5速MT・3速ATモデルはアクティバンやトラックと中身が一緒、4速ATモデルはZと中身が一緒という、本当に同じ車かよ!と言いたくなるような中身の違いがある事に注意してください。

兄弟車でバモス ホビオもある

《写真提供:response》ホンダ・バモス ホビオ

バモスボビオは、2003年に追加されたバモスのハイルーフバージョンです。「ホビオ」という名前の通り、バモスよりもよりアウトドアの様な趣味の道具として活用するのに便利な装備が追加されています。

ホビオは、ノーマルのバモスの比べ室内高を120mm高めて1,180mmにしたり、様々なアタッチメントを固定するためのユーティリティナットの取り付け穴を最初から28箇所も開けていたりと、オーナーが自分好みの内装にカスタムするための仕掛けが様々に用意されています。

バモスって、どんな使い方ができるの?

とにかく広いバモスの室内空間

ホンダ公式ホームページ バモス ボビオの室内空間

バモスとバモス ホビオの特徴は、なんと言ってもその広大な室内空間。フロントシートを一番前までスライドさせた場合の室内長は、衝撃の1,940mm!これなら、車中泊も余裕ですね。

この空間をどうやって使うのかは、本当にオーナーさんの自由!実際、バモスはいろんな趣味を持っている人の相棒として愛されています。

趣味のお供として

バモスの使い方として王道なのが、「トランスポーター」。趣味でバイクや自転車を楽しんでいる人が、サーキットやロードレースの会場まで大切なマシンを運ぶためのクルマとして、バモスは愛用されています。

大きなバイクを積むのはギリギリのようですが、それでもなんとか積めるようですね。

バイク用のトランスポーターとしてはハイエースも沢山使われていますが、あちらはボディサイズも大きくて車両価格も維持費も高価!

どうせなら、そのお金を自分のマシンのチューンナップにつぎ込みたい!と言う人にとっては、バモスは維持費の安い、とってもありがたいトランスポーターですね!

旅のお供として

旅のお供としても、バモスは最適。最大室内長が1,940mmもありますから、車中泊も余裕でOK!バモス用の車中泊キットも発売されていますから、チェックしてみて下さいね。

バモスは、エンジンをミッドシップレイアウトにおいているので、ライバルの軽バンに比べて重量配分に優れており、ハンドリングがいいと言う評判があります。

また、エンジンがドライバーから離れた場所に置いてあるので、車内の静粛性が高いというメリットもあります。

なので、長い旅で長距離をドライブするには、バモスはうってつけの相棒になるのです!

本格的なキャンピングカーとして

バモスのオーナーさんのなかには、車中泊仕様だけでは飽き足らずにDIYで本格的なキャンピングカー仕様にしてしまう人もいます。

自作キャンピングカーだったら、どんな室内にするのかはオーナーさんの自由なので、工夫のしがいがありますね!

バモスの中古車ってどうなの!?

《写真提供:response》ホンダ・バモス トラベルドック仕様

中古車のタマ数は豊富!

残念ながら、もう新車では買えないバモスとバモス ホビオ。でも、心配無用です。約19年間に渡って販売されてきた軽ワゴンのベストセラーですから、中古車は豊富に流通しています。2021年3月現在で、バモスは748台、バモス ホビオは186台がレスポンス中古車に登録されています。

価格帯は、なんと!1.5万円から189万円と非常に幅広くなっていて、平均価格はバモスが33万円、バモス ホビオが47万円となっています。

バモスの中古車の選び方

《写真提供:response》ホンダ・バモス 無限エアロ装着車

バモスの中古車を選ぶ際は、流通量が多いゆえに「どんな状態・仕様のクルマが欲しいのか」という点を明確にしないと、迷ってしまいます。

もちろん、もっとも重要なのは予算になります。19年間販売されたクルマですので、低年式の過走行車であればなんと1.5万円!から販売されています。それらの激安車は車検が切れているクルマが多いので、車検や登録の費用としてプラス10万円程度は見ていたほうがいいですが、それでも安い事には代わりがありません。

ただ、それらの激安車は事故車だったり、点検整備が十分にされていない可能性が大いに考えられますので、買う際には慎重なチェックが必要です。もちろん、道具として壊れれるまで使えればいいという割り切ったニーズであれば、これらの激安車は非常に魅力手にな選択肢になります。

《写真提供:response》ホンダ・バモス

いやいや、せっかく買うんだったら、もっと長くバモスと付き合いたいと言う人にとっては、もう少し予算を増やす必要があります。機械的なトラブルの可能性を少なくしたいのであれば、登録から10年以内、走行距離10万キロ以下ぐらいの条件から探し始めたいですが、その場合、だいたい40万円ぐらいからの価格帯となっています。

その後は、走行距離と年式が新しくなって来るに従って価格も高くなっていく、という誠に分かりやすい価格構成となっています。よって、自分の予算とクルマの状態を見極めながら、中古車を選ぶと良いでしょう。中には、走行距離5,000kmなんて言う、新車みたいな個体もあります。本当に、タマ数は豊富ですね!

バモスの中古車を選ぶ際のポイントは、「どんな仕様のバモスを買うのか?」という点も重要です。何故ならバモスは、駆動方式でATの段数が違う、という設定になっているからです。

家の近所を走る事が多くて高速道路を走る機会は少ない、と言う人であれば3速ATモデルでも良いでしょう。あまり道路が渋滞する地域ではなくて、MTでも苦にならない人であれば、5速MTモデルもおすすめです。限られたエンジンのパワーを有効に活用して、キビキビ走るには5速MTモデルが最適だからです。

《写真提供:response》ホンダ・バモス

一方、バモスを車中泊仕様にして一緒に旅をしたいと言う人にとっては、高速道路を走行する機会も多くなる可能性がありますから、ノンターボモデルの場合は4速AT搭載の4WDモデルを選択するという手もあります。高速巡航時のエンジン回転数が3速ATと4速ATでは大きく違いますので、燃費の面でも静粛性の面でも4ATモデルのほうが有利です。

更に言えば、バモスは車両重量が1トン近くあり決して軽くありませんから、よりパワフルなターボモデルを探す、という方法もあります。ターボモデルは64PSという十分な出力に4速ATの組み合わせですから、高速道路でも余裕をもって走れるでしょう。

残念ながら、ターボモデルは2010年のマイナーチェンジの際に廃止されているので、最低でも10年は経過したモデルしかありません。その意味で言えば、バモスで最も貴重なモデルは、走行距離が少なくてコンディションの良いターボモデル、と言う事になります。

バモス ホビオの中古車の選び方

《撮影 椿山和雄》ホンダ バモス・ホビオ きゃんぱち(東京オートサロン13)

バモス ホビオの中古車マーケットの特徴は、「高額な個体はほとんどキャンピングカー仕様」と言う点。いかに、バモス ホビオが軽キャンピングカーのベース車として優れていたのかがよくわかります。キャンピングカー仕様を購入する際に気をつけなければならないのは、特に、前のオーナーがDIYでカスタマイズしたようなクルマの場合、「車検が通らない」リスクがあると言う点。

クルマを改造する際には様々な関連法規があり、ちゃんとしたビルダーが制作したキャンピングカーであれば、当然それらの法規はクリアしています。一方、普通の人がDIYしたクルマの場合はそれらの法規に抵触している場合もあり、車検の際にそれを指摘されたら、車検を通る状態にまで戻さなければなりません。

よって、キャンピングカー仕様のバモス・ホビオを購入する際は、ちゃんと車検を通るクルマなのかを販売店に確認する事をオススメします。トラブりたくない場合は、キャンピングカーの専門店でクルマを購入する事をオススメします。車検が心配であれば、DIYのキャンピングカーは避けたほうがいいでしょう。

バモス ホビオを購入して自分でキャンピングカーを仕立てたいと思っている人も、キャンピングカーを制作する際の関連法規はよく調べておく事をオススメします。でないと、せっかく丹精込めて作った自作キャンピングカーを、車検の際にバラしてしまわければならない事になってしまいますよ!

《撮影 椿山和雄》ホンダ バモス・ホビオ きゃんぱち(東京オートサロン13)

キャンピングカー仕様ではない、「ノーマル」のバモス ホビオの場合、走行距離が1〜2万キロのような低走行車が100万円前後となっています。新車価格が税抜で130〜150万円程度だった軽自動車とすれば、かなりの高価格と言えます。やはり、程度のいいバモス ホビオは人気なんでしょうね。

走行距離を10万キロ以下と妥協すれば50万円〜70万円の個体も出てきますので、ご自分の予算に合わせて選ぶ事ができます。バモス ホビオもバモス程ではありませんが、流通量はそれなりにあります。

バモス ホビオも、ノンターボモデルモデルを選ぶ際は、3速ATモデルにするのか4速ATの4WDにするのかを検討する必要があります。ご自分の使い方に合わせて選択しましょう。そして、低走行距離のターボモデルが貴重品なのは、バモスと同じです。

まとめ

《写真提供:response》ホンダ・バモス

多くのユーザーから、19年間にわたって愛されてきた、バモスとバモスホビオ。やはり、それだけの魅力があるクルマなんですね。

あなたは、バモスを買ったらどんな風に使いますか?そんな事を考えるだけでワクワクしてきますよね!そう、バモスはとっても楽しいクルマなんです!

新車で買えなかった人も、沢山の中古車が売っていますから、自分好みの一台をぜひ選んでみて下さい!

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