月々定額支払いのカーライフ!カーリースの人気が上昇中
《画像提供:Response 》カーリース展示 イメージ
自動車は、かなり金額の大きな買い物です。さらに購入した後も、走行距離に応じた燃料代は仕方ないとしても、税金や保険料、車検費用など、維持にもかなりお金がかかりますよね。
これらの金額的負担を考えると、自家用車の便利さは分かっていても、車を維持することは非合理的と判断される方が増えているように感じられます。
しかし近年、そんな車の持ち方に大きな変化が訪れています。月々定額払いのカーリースを利用することで、無理のない月々の支払い額で新車に乗れる上、車関連の諸費用もリース料にまとまるプランを選べば、突然出費がかさむ車検や税金などを気にする必要もありません。
広告や宣伝でも積極的にアピールされていることもあり、ここ数年で一気にユーザー数を増やした印象のあるカーリース。人気があるだけに、複数の会社がさまざまなプランを展開しているので、きっとあなたにもピッタリのカーリースが見つかるはずです。
カーリースだとどんなところが楽なの?メリットまとめ
ホンダ N-BOX
■頭金が不要!月々の支払いも低く抑えられるかも
車を買う際は、一括払いではもちろん、ローン支払いでもある程度まとまった頭金が求められるものです。その点カーリースなら、リース期間終了後の下取り予想額を残価として除いた車両価格と諸経費を月割りして支払っていくので、リース額が比較的低く抑えられることもあって、頭金が不要なプランも多く存在します。
もちろん頭金をある程度支払うことで月々の支払額を下げることもできますので、ユーザーのお好みで選びやすい点が特徴的。あまり貯金とかはしてないけど新車に乗ってみたい!とお思いなら、ぴったりのプランと言えそうです。
■車関連の支払い額が変動しない!税金、メンテ…
日々車を利用していると、年に1回の自動車税、数年に一回の車検費用、メンテナンスや点検の費用など、突発的に車関連の出費が発生することがあります。しかしカーリースなら、それらもろもろがリース料に組み込まれていることも多いので、車関連の出費はリース料のみとまとめてしまうことができます。
変動が大きくて面倒なことも多い車の維持費ですが、月々のリース料だけ気にしておけばいいというのは、心の余裕にもつながりそうですね。プランによっては任意保険料もリース料に含まれる場合もあるなど、サービス向上の競争が続いていますので、しっかりプランを比較しておきたいところでしょう。
■ネットで手続き完結のサービスも!
車を買うとなると、カーディーラーを訪れてセールスさんと会話して、見積もりを出してもらって、下取りをチェックしてもらって… と面倒そうなイメージをお持ちの方も多いのでは。カーリースでは、店頭での手続きももちろん多くの会社で可能ですが、ネット手続きのみで注文を完結させることができるところも増えてきており、このご時世でもありがたいですね。
普段お仕事や家事で忙しくなかなかカーディーラーを訪問する時間が取れないという方でも、ネット申請ならパパッといつでも済ませられるので、時間の有効活用にもなりますね。
カーリースはここに気をつけたい!デメリットまとめ
トヨタ RAV4 PHV
■支払い総額では割高になる場合も
プランにもよるものの、残価として設定されている下取り価格が市場価格よりも低めだったり、維持費部分にも金利がかかるなどによって、支払い総額で見るとローン支払いよりも割高となってしまうカーリースも多いようです。
支払いがまとまる、頭金がいらないなどのメリットを重要視するならばこのデメリットも目をつぶるしかありませんが、安さを求めてカーリースを契約すると、結局は損をしてしまうかもしれません。ローン支払いなど別の方法もしっかり検討して比較しておきたいところですね。
■途中解約はできないか、高額になるサービスがほとんど
カーリースは数年単位の長期契約となるプランがほとんどで、しかも多くのプランではその期間中の解約は原則することができないように定められています。車は長期にわたって生活に役立ってくれる存在ではありますが、転勤やお引っ越し、またご家族が増えた場合など、ライフステージの変化に応じて車の重要度が上下したり、必要な車種が変化する可能性もあります。
その際に、数十万円程度が一般的な違約金と残りのリース料金を支払うというのはなかなか難しい場合もありそう。リース開始から一定期間が経過すると乗り換えが簡単になるプランなどもありますが、、将来的にその車をずっと乗るだろうか、としっかり考えた末の車選びが必要でしょう。
■年間走行距離など、車両に関する制約も
多くのカーリースプランでは、下取り価格を残価として設定し、車両価格から残価分を差し引いてリース料金を設定していることはご紹介しました。これによってリースされる車は、リース期間終了後に一定以上の「質」を維持していることが求められます。
具体的には、下取り価格が下がる要因である「過走行」やボディや室内のダメージなどがある場合、リース開始時に設定されていた残価よりも実際の下取り価格が下回ってしまう場合もあります。その際の差額は、リース終了時に精算が必要となるプランがほとんどです。そのためリース車両には、年間走行距離などの厳しい制限がかかっていることがほとんどです。
憧れのマイカーながら、思い通りに使えないシーンもあることが予想されますので、ちょっぴりもどかしさを感じてしまいそうですね。
話題のカーリース、3社を比べてみた!
ここからは、話題のカーリースの中でも知名度のある3社のサービスや特徴をまとめていきます。
近年人気のカーリースだけに、各社それぞれが様々に工夫したプランを用意しており、どれも魅力的です。きっとあなたの理想のカーライフにもぴったりのプランが見つかることでしょう。
■KINTO:トヨタの「サブスク」は任意保険コミ、期間内の乗り換えも
KINTO ロゴ
国内最大手自動車メーカーであるトヨタが展開するサービスが「KINTO」です。トヨタではカーリースとは呼んでおらず、「車のサブスク」としています。とはいえ、数年スパンで、カーライフの様々な出費をまとめたリース料金を月額払いしていくという点では、カーリースと同様です。
わざわざKINTOをサブスクとしてアピールするトヨタですが、カーリースとサブスクの違いとしては、KINTOのプランには任意保険料金も含まれるため、車にかかる出費が一般的なカーリースよりもさらにまとまっている点や、カーリースでは難しい中途解約や乗り換えにも柔軟に対応するなど、より利用者目線でうれしい特徴がたくさん揃っている点を挙げています。
また、自動車メーカーによるサブスクという点を最大限活かし、充実装備でお買い得なKINTO専用の特別仕様車が設定されていたり、モデリスタパーツやGRパーツを特別装備したグレードが設定されていたりと、ラインナップのユニークさも光ります。
KINTOの大きな特徴のひとつが、サブスク期間中の乗り換えや、中途解約に柔軟に対応する点です。割安な手数料で車両の乗り換えに対応する「のりかえGO」や、こちらも割安かつ明確な料金設定の中途解約システムなど、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応してくれます。
特に中途解約は、オーナーが亡くなった、免許を返納した、海外に転勤するなど、車両を使わなくなった条件によっては、車両の返却をするだけで解約金が発生せずに解約できる点が特徴的。高齢の方が安全装備の充実した新車を利用するのにもぴったりといえそうです。
トヨタのサービスだけあってトヨタ車を対象としている「KINTO ONE」ですが、高級ブランドのレクサス車を対象とした「KINTO for LEXUS」も用意されている点もうれしいところ。
サブスクとはいえ、オーナー専用のコールセンター「レクサスオーナーズデスク」やレクサスディーラーに用意された「レクサスオーナーズラウンジ」など、レクサスオーナーならではの上質なカーライフがしっかり体感できます。
■コスモMyカーリース:プランが豊富、ガソリン代値引きもうれしい
コスモ石油 公式サイト
ガソリンスタンドでおなじみのコスモ石油が展開するのが「コスモMyカーリース」。日本全国に広く存在するコスモのガソリンスタンドの中でも多数の店舗がMyカーリースに対応しているので、より親しみやすいカーリースとして人気があります。
ガソリンスタンドで車選びってどうなの?とお思いかもしれませんが、国産全メーカー全車種のリースにしっかり対応するだけでなく、カーライフコンシェルジュが車選びから手伝ってくれる「MyカーリースSTORE」も展開が広まっているなど、カーディーラーなどに劣らない安心の選びやすさがあります。
特徴的なのは、コスモのガソリンスタンドで給油する際に、月間100Lまでガソリン代を値引きしてくれるサービスが付帯する点。カーリースで出費を管理しやすいだけでなく、カーライフに欠かせないガソリン代が節約できるという点は、コスモならではの特徴的なサービスでしょう。
自動車関連の税金は全プランのリース料金に含まれていますが、それ以外のメンテナンス費用や車検費用などは、ニーズに応じて3つのメンテナンスプランが用意されているので、カーリースで全部まとめたり、車検や点検は自分で探したりと、予算や求める便利度に合わせたプラン設計がしやすい点もポイントです。
さらにユニークな取り組みとしては、運転免許教習とマイカーリースをまとめた「めんくるパック」も注目しておきたいところ。全国の提携自動車学校での教習費用と、カーリースの利用費用がまとまっているので、これから免許を取得したい新社会人や、急に免許と車が必要になった方などにぴったりのパックとなっています。
■カーコンカーリースもろコミ:残価設定なし!選びやすい特選車も
カーコンビニ倶楽部 公式サイト
車のキズやへこみの修理でおなじみのカーコンビニ倶楽部でも、「カーコンカーリースもろコミ」としてカーリースを展開しています。
もろコミの特徴は、カーリースながら残価設定をしていないこと。その分月割りする車両価格が高くなりがちですが、7年または9年と長めのリース期間とすることで支払額を抑えつつ、リース期間終了後には車が「もらえる」点も特徴的です。
多くのカーリースプランでは残価設定がある分、走行距離制限があったり、傷やへこみをつけないように神経を使ったりと面倒が多いものですが、もろコミはその点安心感がありますし、カーライフの自由度も上がりそうです。
また、リースのプラン設計が柔軟という点も特徴的。国産全メーカー全乗用車に対応するのはもちろん、毎月の支払額などを自由設計とすることで、ライフスタイルに応じた支払いプランを立てやすくなっています。
成約でカーコンビニ倶楽部でのキズへこみ修理が3万円まで無料になるクーポンがもらえるなどの特典もうれしいですし、店舗数豊富なカーコンビニ倶楽部でメンテナンスなどを行ってもらえる点も便利がいいポイントですね。
いますぐ車が欲しい!という方でも、契約から納車まで最短14日の即納車が用意されていたり、お買い得なもろコミ特選車が用意されているなど、車選びにあまり詳しくない方へのサポートも忘れていません。
まとめ
カーリース展示 イメージ
カーリースで話題の3社の特徴をご紹介してきました。あなたにぴったりのカーリース会社が見つかったでしょうか?
支払額の安さに気を取られがちですが、長期間の契約となるカーリースだけに、契約前にはしっかりと様々なプランを比較検討しておきたいところ。さらに、新車にこだわらないのなら中古車もという選択肢もありますので、カーリースがあなたにぴったりかどうか、まずはカーリース会社の店頭を訪ねてみるのもよいでしょう。
よくある質問
■カーリースはどんな車でも選べるの?
カーリース会社にもよるものの、国産車全車種を対象としているプランもあるため、こだわりの車が欲しい方でも安心です。あまりこだわりのない方なら、カーリース会社が格安車をおすすめしている場合も多いので、選びやすいですね。
■カーリースはお得なの?
税金などの諸費用がリース代に組み込まれている場合が多く、車関連の支払い額を月々定額に抑えられる点はうれしいポイント。しかし、支払い総額でみると割高になってしまう場合もあり、メリットとデメリットをよく見極める必要があるでしょう。
■カーリースで注意しておきたいポイントは?
見逃されがちなのが、カーリースではリース期間終了時の下取り価格を差し引いたプランとなっていることが多く、その場合は走行距離や車両の状態など、下取り価格が下がってしまう条件に対して厳しい制限がかかる場合がほとんどです。好きにカスタムできなかったり、年間走行距離を気にしながらのお出かけとなったりする点には注意が必要です。