車を買取に出すまでの流れ
車の買取はどんな流れ?
車を買取に出す場合、まず何をどうすればよいのかを悩んでしまう人もいます。スムーズに車の買取を済ませるために、事前にその流れを把握しておきましょう。
■1:買取先を選ぶ
まずは買取店選び。買取店を選ぶ際には、取り扱い台数や買取・販売実績数を目安に探してみましょう。アフターフォローや台車無料サービスに着目してみるのもいいですね。
ある程度買取店が絞れたら、インターネットで口コミも確認しておくとさらに安心です。実際に連絡をしてみて、自分で担当者の対応などを確認してみるのもよいでしょう。
■2:査定してもらう
買取店を決めたら、実際に査定してもらいましょう。査定してもらう日時や査定の際に必要な物、持ち込みか出張かなどを事前に決めますが、ここでは買取店からの指示に従っておいて問題ありません。
査定当日は、まず車の状態や希望買取価格などのヒアリングがあり、その後チェックシートを用いて査定が行われます。買取業者は多数ありますが、査定の時にチェックする項目は基本的に同じです。
■3:契約をする
査定額に納得ができたら、買取をしてもらうための契約に進みます。ただし、車の買取契約は書類にサインをするだけで済むようなものではなく、書類の事前準備や手続きが必要です。
買取店で対応してもらえるものもありますが、車という高額な物を売却する契約なので、事前にどのようなものが必要になるのか把握しておきましょう。詳しくは後述します。
■4:車を引き渡す
手続きがすべて終われば車を引き渡します。車内に私物の置き忘れがないか、カーナビの個人情報は消去したかなどを事前に確認しておきましょう。
■5:入金の確認をする
車の引き渡しが終われば、査定額が支払われます。担当者に入金時期を確認しておくと安心です。もし予定日を過ぎても入金がない場合は、買取店に連絡しましょう。入金が確認できれば車の買取は無事に完了です。
車買取に必要になるもの
車の買取に必要な書類とは?
車を買取してもらうには、手続きでいろいろな書類等が必要になります。発行に時間がかかるものもあるので、余裕をもって準備しておきましょう。必要な書類は以下の通りです。
■自動車検査証
自動車検査証は車検証のこと。ダッシュボードで保管している人が多いと思います。車検証を紛失した場合は、ディーラーや代行業者に依頼するか、自分で運輸支局や軽自動車検査協会で手続きを行って再発行してもらいましょう。
■自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、自賠責保険への加入を証明する書類です。見た事がない人もいると思いますが、車検証と一緒にまとめられていることが多いので、車検証を確認する際にあわせて確認しておきましょう。
自賠責保険証明書を紛失した場合は、保険会社に連絡をしましょう。加入している保険会社もわからない場合には、車を購入した販売店やディーラーなどで確認することができます。
■自動車納税証明書
自動車納税証明書は、自動車税を納めていることを証明する書類です。
自動車納税証明書を紛失した場合は、都道府県もしくは運輸支局場内の自動車税事務所で再発行ができます。
■自動車リサイクル券
新車購入時にディーラーなどから発行される、リサイクル料が正しく納められたかを証明する券です。こちらも車検証と一緒にまとめられていることが多いです。
もし紛失した場合、再発行はできませんが「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷することで、自動車リサイクル券の代わりとして使用できます。
■印鑑登録証明書
印鑑登録証明書は役所で(マイナンバーカードがあればコンビニでも)発行をすることができます。あらかじめ発行して準備しておくとよいでしょう。ただし、印鑑登録証明書の有効期限は発行から3ヶ月なので、期限には注意が必要です。
※軽自動車の場合、印鑑登録証明書は不要です
■実印
印鑑登録をした印鑑が実印です。車の買取では印鑑登録証明書と実印がセットで必要になります。
※軽自動車の場合、認印でも問題ありません
■振込口座情報
買取契約成立後の支払いは、ほとんどが振込みになります。ある意味一番重要な項目なので、提出する口座情報は間違えないように注意してくださいね。
車を買取をする際の4つの注意点
車の買取の際に注意する事とは?
車を買取してもらう場合、いくつか押さえておくべき注意点があります。車の購入や売却には複雑な手続きが必要になります。
高額な金銭のやり取りが発生するため、後に大きなトラブルとなってしまう可能性も。車の買取でトラブルを起こさないためにも、必ず注意点を押さえておくようにしましょう。
■1:事故や修繕があれば伝える
車に乗っていれば、事故を起こしたり、修繕をしたりすることもあるでしょう。事故や修繕歴は査定に大きな影響を与えます。もし事故や修繕がある場合は、事前に申告しましょう。
査定額を下げたくないからと、事故や修繕がないと嘘をついても、相手は車のプロ。車の状態を確認すれば必ず見破られてしまうので、正直に伝えてくださいね。
■2:名義を確認する
普段から自分が乗っている車なので、その車が自分名義だと思い込んでいる場合があります。しかし、ローンで購入している場合、その車の名義はローンを組んでいる会社であったり、ディーラーとなっていることがあります。
もし、車の自分名義でなければ、当然ながら勝手に車を買取に出すことはできません。ローンが残った車を買取に出せないというわけではありませんが、車の所有権を移したり、ローンを組み直したり、別途対応が必要になります。
車を買取に出したいのであれば、まずは車の名義確認をしておきましょう。
■3:査定前に車は綺麗にしておく
車が汚れた状態では査定時によい印象を与えられません。査定額に影響を与える可能性もあるので、査定をしてもらう前には車を綺麗にしておきましょう。
ただし、これから買取をしてもらう車なので、お金をかけてまで綺麗にするのはナンセンス。洗車や車内の清掃をするくらいで十分です。安易に自分でキズの修繕などをしてしまうと、塗装の色ムラや凹凸ができて、逆に査定額が落ちてしまうこともあるので注意しましょう。
■4:買取に出す時期を選ぶ
企業の決算期に近い1月〜3月、8月〜10月くらいが狙い目。決算前に多くの車を売りたいと思っていることが多いため、その分車の買取も積極的に行われる、というわけです。
また、春は生活環境が変わる時期で、車の購入が増えやすい時期でもあります。そのため、とくに1月〜3月は査定額が上がりやすい傾向があります。
まとめ
上手な買取の準備を整えましょう
車を買取に出したいと思った時、何から始めればよいのかわからないという人も多いでしょう。よくわからないまま車を買取に出してしまうと、知識不足が原因でトラブルを起こしてしまう可能性があります。
ぜひこの記事を参考に、スムーズな買取を実現してくださいね。