SUVとはどのような車種か?
《画像提供:Response 》トヨタ・ハリアー
SUVといっても軽自動車から大型車までサイズもさまざま。そのため、「どの車がSUVなの?」と車選びの時点で悩んでしまう方もいます。SUVの購入を検討しているなら、まずはSUVがどんな車なのか、知っておきましょう。
■SUVの定義
「SUV」はスポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略で、「スポーツ用多目的車」という意味。車高が高い、悪路に強い、荷室スペースが大きいなどの特徴があります。
これらの特徴があることで、荷物の積み込みがしやすく、山道のような悪路でも走行できるので、キャンプや釣りなどのアウトドアや、ゴルフやサーフィンなどのスポーツをする方にマッチした車となっています。
ただし、実はSUVには明確な定義がないので、バリエーション豊富でモデルごとの特徴も多種多様です。
■SUVの種類
その種類は構造とサイズでさらに分類が分かれます。
まず車の構造では、
1.居住空間や荷質空間のあるスタンダードなシェル型
2.頑丈で車高が高いラダーフレーム構造
3.ボディとフレームが一体化していて車体が軽いモノコック構造
があり、サイズは軽、コンパクト、ミドル、フルサイズがあります。
これらの種類や分類によって、SUVは使い勝手が変わるので、使用目的に合わせて選ぶのがポイントです。
中古SUVを選ぶ際の4つのポイント
中古SUVを選ぶ際の4つのポイントとは?
中古であっても、その人気ゆえに高価なことが多いSUV。車選びで失敗しないためにも、押さえておいてほしいポイントはこちらです。
■1:用途
バリエーションが豊富な分、モデルごとの特徴に大きく差が出るのもSUVならでは。
街乗りメインなのか、アウトドアでも使いたいのか、走行距離は……など、事前にシチュエーションをピックアップしておきましょう。用途を把握しておくことで、どのようなSUVを選ぶべきか、判断することができます。
■2:修復歴
中古車は修復歴のある車も販売されています。修復されていれば、部品やパーツを新しい物と交換しているので問題ない、と思う方もいるでしょう。
しかし、修復済みでも車のフレームにダメージを負っていて、安全性や耐久力が落ちてしまっている可能性も考えられます。
そのため、「SUVを買ったのにすぐに乗れなくなった」「購入してすぐに故障して、高い修理費用が必要になった」などの状況に陥ることもあるので注意が必要です。長く乗れるSUVを選ぶためにも、修復歴のある車はしっかりとコンディションを確認しましょう。
■3:状態
中古SUVを購入する際、そのコンディションは過去の整備や点検、修理に関する記録がされているメンテナンスノートで確認できます。
また、ボディの傷やヘコみ、車内の汚れやエアコンの動作チェックなど、その場で確認できることは、しっかりとチェックしてくださいね。
■4:年式やモデル
年式やモデルが古いと、それだけ車の劣化も進んでいることになります。長く乗れるSUVを探している場合には、なるべく新しい年式とモデルを選ぶようにしましょう。
低価格で中古SUVを購入する方法
コツを押さえて、低価格での購入を目指しましょう
中古車でもなかなか値段の落ちないSUVではありますが、その中古SUVを低価格で購入するためのコツはあります。そのコツを押さえて、低価格での購入を目指しましょう。
■年式の古いものを選ぶ
中古車は年式やモデルが古くなるほど、値段が落ちる傾向にあります。そのため、SUVを安く購入したいのであれば、年式やモデルにこだわらずに探してみましょう。
ただし、前述の通り古い車は経年劣化もあるので、コンディションの確認はしっかりとしておく必要はあります。
■カラーは選ばない
人気カラーを選ぶと値段も割高になります。少しでも低価格のSUVをということであれば、カラーへのこだわりはいったん捨ててしまいましょう。
■保証期間の長いものを選ぶ
いくら低価格のSUVであっても、すぐに故障してしまえば、結果的に修理代が高くついて損をする可能性があります。
低価格の中古SUVを選ぶ際は、価格とコンディションのバランスを見極めることが重要です。また、保証期間が長ければ、故障のリスクにも備えられるので、保証期間の長さも購入の判断材料に含めておきましょう。
中古でおすすめのSUV5選
どんなSUVを選べばよいか悩んでしまう方は、おすすめの中古SUVから探してみましょう。
■1:スズキ ジムニー
《画像提供:Response 》スズキ・ジムニー
ジムニーは軽自動車でありながら、悪路にも強いラダーフレーム構造で本格的な4WD。駐車場や維持費の問題で大型車を選べない方におすすめです。
■2:スズキ ハスラー
《画像提供:Response 》スズキ・ハスラー
ハスラーは軽ワゴンとSUVの特徴を合わせ持っていて、街乗りと悪路の両方に対応できるのが魅力。ただし、車高はそれほど高くないので、どちらかというと街乗り寄りです。
街乗りがメインで、ときどきアウトドアに行くという方におすすめです。また、小さくて可愛らしいデザインで、女性からも人気の車種です。
■3:日産 エクストレイル
《画像提供:Response 》日産 エクストレイル ハイブリッド
エクストレイルもハスラーと同様、街乗りと悪路の両方に対応できます。ただし、エクストレイルはミドルSUVでサイズはハスラーよりも大きくなります。
車内はフロアやラゲッジボードだけでなくシートにも防水仕様が採用されているので、汚れたアウトドア用品でも気にせず積み込めます。家族でよくアウトドアに出かける方におすすめです。
■4:スバル フォレスター
《画像提供:Response 》SUBARUスバル フォレスター 新型(プレミアム)
フォレスターはクロスオーバーSUVで、多目的な走りができるのが特徴。そのため、悪路に強いだけでなく、走りの良さも感じられます。
車高は低めで、デザインがステーションワゴンに近く、街乗りの快適性を重視したい方におすすめです。
■5:BMW X1
《画像提供:Response 》BMW X1 18d xDrive
X1は高級自動車メーカーBMWのコンパクトSUV。外国車でありながら日本で乗るにはちょうどよいサイズ感で、運転しやすいのがポイントです。中古でも高いイメージがあるBMWですが、古い年式であれば100万円以下の掘り出し物が見つかることもあるようです。
掘り出し物の中古SUVを探してみよう
掘り出し物の中古SUVを探してみよう
人気の高さから、中古車でも値段が落ちにくいSUVですが、年式やモデル、車のコンディションなどによっては、掘り出し物に出会えることも。
中古SUVを購入するのであれば、この記事で紹介したことを踏まえつつ探してみてくださいね。