2023年モデル新型セコイアについて
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型
まずは2023年モデル、新型セコイアの概要です。2021年1月に北米トヨタから発表されたモデルで、アウトドアシーンでもストレス無く駆け抜けられるよう、パワフルなツインターボV6ハイブリッド「i-FORCE MAX」パワートレインを採用しています。
437psの馬力に790Nmのトルクを可能とした独自のパワートレインを全車に搭載しており、先代モデルに比べてパワフルながらも滑らかな走りを可能にしているのが特徴です。
走行モードを運転席から「エコ」「ノーマル」「スポーツ」が標準装備されており、街乗り、山乗りなど、シーンに合わせた走行が可能に。独立したフロントサスペンションは、新型ラックマウント式電子パワーステアリングとの相性も抜群です。
先代モデルからさまざまな場面がグレードアップし人気を高めています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5286mm×2027mm×1885~1892mm |
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エンジン | ツインターボV型6気筒ハイブリッド |
馬力 | 437馬力 |
ホイール | 18・20インチ |
■セコイアのエクステリア
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型
新型セコイアのエクステリアデザインは、ラグジュアリーながらもワイルドさもプラスされた絶妙なバランスをしています。あえてごつめに作られたLEDデイタイムランニングライトやBi-Beamヘッドランプに、シルバー加装にハニカム形状のグリルパターンを取り入れ、洗練されたスポーティーなデザインに仕上がっているのが特徴です。
全体としてオフロード感が強いエクステリアとなっていますが、チープさを感じさせないようフロント・リヤフェンダーはカラードタイプに仕上がっている点もポイント。
リヤデザインは北欧風に、水平基調で整えられており、テールランプ間にメッキガーニッシュ、セコイアのレタリングバッジが貼付けられています。今までのモデルであるトヨタ セコイアはテールランプすぐ下にレタリングがついていましたので、この点は米国モデルと異なる点でしょう。
新型セコイアはランクルを超える程の大型モデルで、ボディサイズは全長208.1インチ、全幅79.6インチ、全高74.2インチ~77.7インチとなっています。このボディサイズにTRDプロ専用の18インチアルミホイールを取り付けた他、2本出しエキゾーストシステムも装備。ワイルドなデザインとの相性が非常に良く、力強さを感じさせるエクステリアに仕上がっています。
セコイア | ランクル | |
ボディサイズ | 5,286mm×2,027mm×1,885~1,892mm | 4,950~4,985mm×1,980~1,990mm×1,925mm |
ホイール | 18・20インチ | 18・20インチ |
■セコイア標準装備
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型
セコイアは内装に大型タッチスクリーンマルチメディアシステムを採用しています。機能性に優れたシステムで、スマートフォンの連携に対応することはもちろん、「ヘイ、トヨタ」という声で起動するボイスコントロールも対応し、運転中でも操作が可能です。
トヨタオーディオマルチメディアは、Bluetoothを使って2台同時電話接続できる他、Wi-Fiコネクト契約者はセコイアホットスポットに最大5台まで、4G接続に対応しています。統合ストーリーミング機能によって、AppleミュージックとAmazonミュージックをリンクさせ、好きな曲を流しながらドライブも可能です。
また、安全性能を高めるために、トヨタセーフティーセンス2.5を安全装備として標準搭載しています。前方車両に歩行者、日中の自転車や交差点での対向車、曲がる際の歩行者まで検知する歩行者検知機能付きプリクラッシュシステムを採用しており、状況に応じたセーフティーネットを確立。
他にも、ブラインドスポットモニターを標準装備。こちらは隣接車線に接近する車両や、近辺にある車両をいち早く検知して警告アラームを鳴らすシステムです。
リヤクロス・トラフィック・アラートは、バック中に左右から近づいてくる車を感知し、視角と聴覚で警告を行います。
自動ブレーキ付フロント&リヤパーキングアシストでは、静止物や接近する車両と衝突の恐れがある場合や駐車中のタイミングなど危険を察知した際に、ブレーキ制御を自動的に働かせます。
このように初心者ドライバーでも安全運転がしやすいように、さまざまな場面で制御機能が作動することも新型セコイアの特徴です。内装、安全装備ともに、オフローダーはもちろん、セコイアファンにとって嬉しいシステムが盛りだくさんで、発売後は逆輸入ユーザーが増加するのではないでしょうか。
セコイアのグレードと価格
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア新型(TRDプロ)
ここからはセコイアのグレードと価格についてご紹介します。今回ご紹介するのはSR5、プラチナム、リミテッド、TRD Proと、新たに加わった新グレードのキャップストーンを合わせた5種類です。
※価格は1ドル144円換算
■SR5
10速オートマチックトランスミッションに、i-FORCE MAXパワートレイン、Toyota Safety Sense 2.5、ムーンルーフ、シートヒーターが標準装備となります。
メーターディスプレイは12.3インチ、合わせてパノラミックビューモニターが装備され、インテリアの充実さが特徴です。
さらに18インチホイールに、20インチのマットブラックTRDホイールを合わせたTRDスポーツパッケージも人気のポイントで、エクステリア面も満足出来る仕上がりとなっています。
価格は日本円にして2WDが約816万円、4WDが約883万円ほどです。
■プラチナム
こちらのグレードはフロントヒーター&ベンチレーションに、2列目キャプテンチェアや、パノラマムーンルーフ、ヘッドアップディスプレイに、14スピーカー搭載のJBLプレミアムオーディオシステムを搭載することで、室内空間をより快適に、ラグジュアリーなドライブを可能にしています。
機能性もさらに追求されており、ハイグレードLEDヘッドランプ&テールランプ、シーケンシャルターンシグナルを装備した点も特徴です。
雨を感知して自動で働くレインセンサーワイパーも追加されたグレードで、運転性能はさらにアップ。Qiワイヤレス充電も標準装備で、長時間ドライブをより快適なものとしています。
価格は日本円にして2WDが約1,021万円、4WDが約1,035万円ほどです。
■リミテッド
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア新型(リミテッド)
SR5グレードをベースに、さらに利便性を向上させたのがリミテッドグレードです。トヨタオーディオマルチメディアタッチスクリーンは14インチを標準装備。
メモリー機能付きシートヒーターにベンチレーションフロントシート、ステアリングヒーターなど季節に関係なく快適に過ごせる工夫が施されているほか、電動格納式3列目シートやハンズフリーパワーリフトゲートも標準搭載で、ドライバーの負担を減らします。
2列目3列目に手動サンシェードも付属しているグレードのため、強い日射しからも同乗者を守ります。
価格は日本円にして2WDが約932万円、4WDが約975万円ほどです。
■TRD Pro
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」
オフロードを頻繁にドライブする予定があるユーザーにぴったりのグレードがTRD Proです。
こちらは2列目キャプテンチェア、TRDヒーテッドステアリングホイールを採用。さらに、シートとシフトノブにTRDアクセントを標準装備することで、オフロードタイプながらもプレミアムなインテリアを可能にしています。
機能面でいえば、TRDルーフラックを搭載すると、荷物の積載量を増やせるオプションも対応可能。トレイル性能をさらに高めるために、セレクタブルロック式リアデフやマルチテレインセレクト、ダウンヒルアシストコントロールに、CRAWLコントロールを標準装備しているのも特徴です。
販売は4WDのみで、価格は日本円にして約1,107万円ほどです。
■Capstone(キャップストーン)
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型の「キャップストーン」
新型モデルとして、セコイア史上もっとも豪華な仕上がりとなったのが、キャップストーングレードです。こちらは高級志向を掲げて作られているからこそ、他グレードに比べてもエクステリア、インテリアともに圧倒的な仕上がりになっています。
まずインテリアには高級感とスタイリッシュさを絶妙なバランスで兼ね備えたパーフォレーションに、キャップストーングレードオリジナルのブラック&ホワイトのカラーコンビネーションを採用しています。
センターコンソールと助手席側ダッシュボードはアメリカンウォールナット材をアクセントに、木目を生かしてデザインされたオープンポア仕上げで、ダッシュボードはウォルナット材がキャップストーンのロゴを囲んでおりラグジュアリーさをプラス。ドアを開けたタイミングでLEDのムード照明が点灯する作りになっています。
グレードの中で唯一、アコースティックガラスの採用で、車外消音効果を高め、より快適な走りを可能にしているのが魅力です。
エクステリアの特徴として、キャップストーングレード専用の22インチクロームホイールも、ワイルドさに拍車をかけています。ワイルドさとラグジュアリーさ、どちらも兼ね備えている最高級グレードをお探しの方にぴったりです。
価格は日本円にして2WDが約1,084万円、4WDが約1,136万円ほどです。
新型セコイアの購入方法
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア新型(TRDプロ)
新型セコイアは米国トヨタで販売が決定しており、日本トヨタで発売される可能性はほとんどないと考えられます。
理由は大きく分けて2つ。1つは日本で走るにはサイズが大きく、全長5,200mm以上、全幅2,000mm以上、全高1,880mmというビッグサイズなので、現在トヨタ正規ディーラーで購入可能な最大クラスのランクルを一回りも越えるサイズ感となっています。
日本の狭い道で走るには何かと不便を感じる可能性があるほか、トヨタで新型セコイアを販売すると、上位ブランドのレクサスで販売されているLXと顧客ニーズが被る恐れもあり、トヨタでは販売されないと考えられているのです。
2つめの理由として、生産ラインがアメリカのオハイオ州にある工場のみという点が挙げられます。セコイアは北米専用車として開発されたビッグサイズなため、生産ラインも非常に特殊です。日本国内で生産ラインを1から準備するとなると数十億円にも及ぶ可能性がありますので、コスト面を考えても1からは作らないでしょう。
上記の理由から新型セコイアは日本国内での入手はほぼ不可能と考えられており、アメリカから逆輸入するのが現実的です。逆輸入の際には日本仕様にするために、さまざまな費用が上乗せされる可能性もあります。輸送費や輸出代金など諸々混みで考えても1千万円は下らないでしょう。
逆輸入する方法は大きく分けて2つあり、1つは個人輸入をする方法です。こちらは自身でアメリカに赴き、直接購入手続きなどを行いますので、手間暇時間が非常にかかりますが確実に新型セコイアを手に入れられるでしょう。
2つめは中古車ショップで並行輸入されるのを待って購入する方法です。セコイアを中心に取り扱っている中古車ショップは数多くありますので、今後並行輸入で新型セコイアが入荷される可能性は少なくありません。こちらはショップに新型セコイアが輸入されるのを待つほかありませんので、手間暇コストを抑えて購入したいとお考えの方にはおすすめです。
このように新型セコイアは2つの逆輸入する方法が一般的なので、自身の都合に合わせて負担の少ない方法はどちらなのか考えた上で、購入方法を選ぶといいでしょう。
まとめ
《写真提供:response》〈photo by Toyota〉トヨタ・セコイア 新型
新型セコイアは現在日本で販売されている中で、もっとも大きいランクルに比べても一回り大きく、そのビッグサイズさに惹かれたユーザーから注目を集めています。
ワイルドでスポーティーなエクステリアながらも、洗練されたラグジュアリーなインテリアとの相性が抜群で、そのギャップに魅了されて購入を検討されている方も少なくありません。
もちろん機能性にも優れており、オフロード街乗り、どちらにも対応するハイスペックな名車です。日本で購入をするとなると、新車時の販売価格は日本円にして650万円以上になると想定しています。
現状、日本で生産ラインが組まれる可能性は非常に低いため、購入するためには逆輸入する方法が現実的でしょう。逆輸入する際にはそれぞれのコストや手間暇を比較して、自分に負担が無い方法を探してみてください。