三菱 ミニキャブMiEV(再発売)
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱ミニキャブ・ミーブ
ミニキャブMiEVは、一度生産を中止したものの電動化志向の高まりによって、再登場しました。EVとして見るべき新しい点は少ないものの、他車にはない電動モデルです。
運転経路が決まっている集配車はもちろんのこと、住居から離れていない農場や畜産場などとの往復に使用されている方にもおすすめできます。
■2022年発売の新型クーペ
日産 フェアレディZ(ビッグマイナーチェンジ)
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 フェアレディZ 新型
新型フェアレディZは、ボディスタイルと搭載エンジン、ATを含めて大幅に変更されました。型式はZ34系ではあるものの、実質的にはフルモデルチェンジに近い変更を受けたモデルと考えて良いでしょう。
エンジンは、ビッグマイナーチェンジ前の最高出力336馬力を発揮するVQ37VHRエンジンのから、すでにスカイラインに搭載済みの、最高出力405馬力を発揮するVR30DDTTツインターボエンジンに換装されました。
MTは従来通りの6速式ですが、ATは9速式に変更されました。ボディスタイルは、ボディラインやフロントマスクはS30型の初代モデルを、リヤコンビネーションランプはZ32型の4代目モデルをオマージュ。フェアレディZ伝統のアイコンを各部に用い、クラシカルなスタイルを得ています。
この種のクーペが極端に減少している中、おそらく最後の純エンジンモデルになることでしょう。高性能ターボエンジンをMTやATを駆使して乗りたい方に、おすすめのモデルです。
トヨタ スープラ(マイナーチェンジ)
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ スープラ RZ ホワイトエディション
スープラはトヨタの高性能スポーツモデル。これまで、6気筒ターボエンジンと4気筒ターボエンジンの2種類をラインアップしていましたが、いずれもATとの組み合わせでした。
現代のATは、変速レスポンスやシフトスケージュールの上でMTを凌駕しており、一般の人がスポーツドライブをする上ではATの方が速く走れるでしょう。しかし、今やMTは速く走るための機構ではなく、「ドライバーと車が一体となるための構造」である側面が高く、スープラにもMTが切望されていました。
今回のマイナーチェンジで、スープラはようやくMTを搭載し、ファンの要望に応えることが出来ました。昨今、スープラが話題に上がることが少なくなっていますが、フェアレディZの発表とスープラへのMT追加設定が重なり、にわかに大排気量スポーツモデルの市場がにぎわっています。小型スポーツモデルを卒業して次のステップに進みたい方、BMW製エンジンをMTで味わってみたい方は、ぜひ試乗をしてみてください。
■2022年発売の新型セダン
トヨタ クラウン クロスオーバー(フルモデルチェンジ)
《画像提供:Response》〈写真撮影:雪岡直樹〉トヨタ クラウン クロスオーバーRS Advanced
クラウンは、旧型モデルに対して大きな変更を受けました。計4種類のボディスタイルとなることが発表されておりますが、現在発売されているのは地上高が高いセダンの「クロスオーバー」のみです。
2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンに従来からの2モーター式ハイブリッドシステムと後輪モーターを組み合わせたモデルと、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンと新型の1モーター式ハイブリッドシステムと6速AT、後輪モーターを組み合わせたモデルの2モデルがラインナップされています。一見ハッチバックに見えるファストバックスタイルですが、トランクが独立した4ドアセダンモデルになっています。
クロスオーバーは、地上高が上げられ、ホイールアーチモールや太いサイドモールが装着され、SUV風の意匠を得ています。ベースの駆動系統は横置きエンジンによる前輪駆動ではありますが、後輪モーターの出力が高くなっており、これまでのモデルと駆動方式が変更された点は、それほど考慮しなくても構いません。
2023年以降に、ハッチバックのスポーツ、RV風のスタイルをとるステーションワゴン、そしてセダンが控えています。モデル上の共通点は少ない可能性がありますが、用途の上で気になる方はそれらの発売を待っても良いでしょう。
トヨタ プリウス(フルモデルチェンジ)
《画像提供:Response》〈写真撮影:安藤貴史〉トヨタ プリウス HEV 新型
トヨタのプリウスはその初代モデル登場から25年が経過し、5代目が登場しました。
4代目モデルは、2代目モデルをオマージュした、客室部分を前寄りにしたスタイルでしたが、5代目モデルは3代目モデルのルーフラインを模したスタイルに。どっしりとしたボディ下半分にやや小さく見える屋根を載せ、ハッチバック車ながらクーペのようなスタイルになりました。
エンジンは3代目以降継続して採用している1.8リッターエンジンモデルと、ハリアーなどにも搭載している、新開発の高効率な2.0リッターエンジンモデル、そして2.0リッターエンジンモデルの駆動用バッテリー容量を増したPHEVモデルで構成されます。
エンジンとモーターが強調して発揮する出力は、それぞれ1.8リッターエンジンモデルで140馬力、2.0リッターエンジンモデルで193馬力、PHEVモデルで223馬力とパワフルに。なお、PHEVモデルはこれまで駆動用バッテリーを荷室下部に搭載していましたが、後席下部へ移動し、荷室容量もアップしています。
他の車種でもハイブリッドモデルをラインアップし、プリウスの優位性は小さくなっていたのですが、「ハイパワーなハイブリッドモデル」として新たな道を歩み始めました。
スタイルも、フロントマスクにはクラウンエステートやクラウンスポーツを、リヤスタイルはクラウンクロスオーバーをイメージさせるデザインとなり、近未来感あふれるものに。従来の車のスタイルにとらわれないデザインを目指す最近のトヨタ車にあって、ひときわ個性的でスポーティなスタイルとなりました。
ホンダ シビックe:HEV(グレード追加)
《画像提供:Response》〈写真撮影:中村孝仁〉ホンダ シビック e:HEV
1.5リッターターボエンジンのみだったシビックに、e:HEV方式のハイブリッドシステム搭載車が追加設定されました。この方式は、低速時にエンジンが発電用モーターを駆動し、駆動用モーターで車輪を駆動、高速域になるとエンジンと車輪が直結され、エンジン主体の走行になるものです。
ドライバーに運転感覚を伝えるために、エンジンの回転数はアクセルペダル操作量に応じて上下する制御とされています。さらに、加速時などにはまるでATが変速しているかのようにエンジン回転数を細かく上下させており、エンジン車を思わせる制御が採用されています。
エンジン車に近い雰囲気と、エンジンの効率が高い領域のみ使用することによる低燃費をバランスさせたモデルです。
ホンダ シビックタイプR(モデル追加)
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ・シビックタイプR
CO2排出量低減が叫ばれる世の中ですが、現モデルにもタイプRが追加設定されました。
これまでのK20C VTECターボエンジンの性能をさらに向上させ、ボディ剛性も向上させた、従来の手法を継承して走行性能を向上させたモデルです。
エンジンは、歴代モデルはもちろんのこと、他社の2.0リッターエンジンと比較しても最高クラスの最高出力330馬力を発揮しています。トランスミッションは6速MTで、前輪駆動最高峰の操縦性を誇っています。国際的にみても高性能なFWD車の一つであり、他の追従を許しません。
フェアレディZと同様に、純エンジンモデルとしては最後になるともいわれているモデルですから、ホンダならではの第一級のスポーツ性能を味わいたい方に、ぜひ乗っていただきたい車です。
カローラ/カローラツーリング/カローラスポーツ(マイナーチェンジ)
《画像提供:Response》トヨタ カローラツーリングW×B(ハイブリッド車・2WD)(マッシブグレー)、トヨタ カローラスポーツG“Z”(ハイブリッド車)(オレンジマイカメタリック)、トヨタ カローラW×B(ハイブリッド車・2WD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>
カローラ系列は、10月にマイナーチェンジを受けました。少ない外装の変更とともに、搭載エンジンや駆動系統も変更を受ける、見た目よりも大幅なマイナーチェンジです。
エンジンは、1.2リッターターボエンジンが廃止され、セダンは1.5リッター3気筒エンジンに、ツーリングとスポーツは2.0リッター4気筒エンジンに変更されました。なお、すべてCVTとの組み合わせで、これまで設定されていたMTモデルは廃止されています。
ハイブリッドモデルは、エンジンこそ変更されていませんが、駆動用モーターが変更され、さらに効率が向上しています。2.0リッターエンジンは新型の高効率エンジンであり、排気量をアップしながら、実用燃費の向上が期待できます。
なお、セダンのリヤサスペンションがトーションビーム式という、ややコスト低減優先の方式となりましたが、スポーツ性能を求めない方にはそれほど大きな問題にはならないでしょう。
日産 スカイライン(マイナーチェンジ)
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 スカイライン 400R(ミッドナイトパープル)
スカイラインは、大別すると3.5リッターハイブリッドモデルと3.0リッターターボエンジンモデルの二本立てで構成されていました。今回のマイナーチェンジでは、3.5リッターハイブリッドモデルが廃止されました。7速ATとの組み合わせによる、ダイレクト感が高い日産独自のハイブリッドシステムでしたが、削減が避けられなかったのでしょう。
スカイラインは、前回のフルモデルチェンジから8年が経過しており、若干古くなっています。しかし、希少な後輪駆動のスポーツセダンです。今となっては、ライバル車はほとんどいません。気になっている方には、他車は目に入らないことでしょう。
2023年以降に発売が見込まれる新型車
■2023年以降に発売が見込まれる新型SUV
《画像提供:Response》〈photo by Toyota〉トヨタ・コンパクトクルーザー EV
今や、登場する新型車の多くがSUVです。日本市場はミニバンや軽乗用車の人気が高いですが、世界的にはSUVが中心に売れています。全生産台数のうち、日本向け販売台数が2割程度の日本メーカーでは、海外市場を重視せざるを得ません。
日本国内の市中では、必ずしもSUVだけが多いわけではありませんが、多くの人が注目するモデルは、SUVやその派生車種です。そのため、2023年もSUVが中心となると考えられます。
レクサス LBX
《画像提供:Response》 〈写真提供:レクサス〉 レクサス LBX
トヨタの高級自動車ブランド「レクサス」のエントリーモデルといえば「CT」でしたが、2022年に生産を終了。現在のエントリーモデルはSUVの「UX」でベースグレードでも400万3,000円と高額で、レクサスの敷居が高くなっています。
そんなレクサスのエントリーモデルとして、新たに登場すると一部メディアで噂されていたレクサス最小SUVが、2023年5月22日ついに正式に同年6月5日に登場することが明らかとなりました。
その名も「LBX」。ティザー画像が公開されたのみで、詳細はまだ明らかとなっていません。ティザー画像では、フロントのヘッドランプ周りと、テールランプのデザインが明らかになりました。
これを見るとフロント周りは、レクサスの新たなデザインであるスピンドルボディが採用されることと、4月にも発表されたばかりのミニバン「LM」と同様のデザインのグリルが装備されることがわかります。
またテールライトは車幅いっぱいに広がる、湾曲した横一文字形状のもので、シャープな印象です。
現在のところエクステリアの一部意外はほとんど明らかになっていない新型LBXですが、一部メディアでは、プラットフォームの候補として、トヨタ「ヤリス」と同様の「GA-B」プラットフォームであることが推測されています。
トヨタでこのプラットフォームを用いたSUVはヤリスクロスなので、この車のレクサス版と言える存在かもしれません。もしそうであれば、搭載するパワートレインは、ヤリスクロスと同様1.5リッター直列3気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドになるでしょう。
詳細は6月5日にも明らかになる予定。同日の発表が待ちきれません。
スバル フォレスター
《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉スバル フォレスター 次期型(予想CG)
フォレスターは、スバルのミドルサイズSUV。その初代モデルは1997年に誕生、「RVがスポーツの走りを手に入れた」というキャッチコピーの通り、2代目モデルまでは、SUVとしては全高の低いステーションワゴンのような形状で、走りと走破性を両立したモデルでした。
3代目モデルからは、全体的にボディが拡大、全高も高くなりSUVらしいスタイルに。現在販売されているのは2018年登場の5代目モデルで、2021年にマイナーチェンジを受け現行の形になりました。
そんな現行フォレスターも、2023年で6年目となり、モデルチェンジサイクル的にも2024年夏以降にはフルモデルチェンジを受けるのではと各紙は予想しています。
搭載されるパワートレインは、2.0リッター水平対向4気筒エンジン(FB20型)+モーターのハイブリッド、次世代「e-BOXTER」の搭載が予想され、燃費性能が大幅に改善されるのではないかという見込みが強くなっています。
また、先進安全装備「アイサイト」の進化や、コネクテッド機能のアップデートも考えられます。
さらにエクステリアデザインは、コの字型ヘッドランプの採用などさらに思い切った先進性の強いものになるかもしれません。
現在次期型フォレスターについて、スバルからの公式な発表はありませんが、スバルの主力SUVなだけに、その登場に期待がかかります。
レクサス 新型TX
《画像提供:Response》〈photo by Toyota〉トヨタ・グランドハイランダー
トヨタは、2023年2月8日、米国で行われた「シカゴオートショー2023」の前夜祭で、3列シートミドルクラスSUVの新型グランドハイランダーを発表しました。
この車は、すでに北米などで販売されているSUVトヨタ「ハイランダー」の派生車種だといい、同車と同様に日本でも展開されるトヨタ「RAV4」や「ハリアー」と同じGA-Kプラットフォームを採用しているといいます。
ボディサイズについては公開されていませんが、全長4,950mm×全幅1,930mm×全高1,730mmの現行ハイランダーより少し大きく見え、大人にも充分な足元スペースを備えたサードシートと、7名分の荷物を収納できる充分な荷室を備えているという情報も。
パワートレインには、2.4リッターターボガソリンエンジン、2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド、システム最高出力362馬力・最大トルク400 lb・ftを発揮するハイブリッドマックスの3種類を用意。ハイブリッドマックス搭載車では、0-60マイル加速が6.3秒と、スポーツカー並のパフォーマンスを誇ります。
そんなグランドハイランダーをベースとしたレクサス版となる「TX」が近々登場すると各紙で話題になっており、実際、米国特許庁には、グランドハイランダーが商標登録された2020年に、「TX350」「TX500h」が登録されています。
TXが登場すれば、「RX L」より大型で、「GX」や「LX」より小さいその隙間を埋めるような、3列7人乗りのクロスオーバーSUVがラインアップされることになります。具体的な仕様については現在不明ですが、グランドハイランダーをベースとするならばある程度近い仕様となることが予測されます。
トヨタ ランドクルーザー70(再再販)
《画像提供:Response》〈撮影者:松下宏〉トヨタ・ランドクルーザー70
トヨタには、高い悪路走破性や「故障が少ない」という高い信頼性などから世界中で愛されている本格四輪駆動車「ランドクルーザー(ランクル)シリーズ」。この車名は、1954年にトヨタBJ型を改名して誕生したもので、70年近い歴史があります。
国産自動車で、最も長い歴史を持つというランドクルーザーシリーズのなかでも、1984年に誕生したランドクルーザー70(ランクル70)は、2004年に国内で販売が終了するも、アジア圏やオーストラリアなど国外では、まだ現行モデルとして改良を重ねられながら販売されており、新車として購入が可能です。
また、日本でも、ランドクルーザー70誕生30周年となった2014年には、「4ドアバン」「ピックアップトラック」が1年限定で再販され、話題となりました。その時国内に導入されたランドクルーザー70は、中古相場でも高値を維持するなど人気を博しています。
そんなランドクルーザー70がまた再販されるのではないかとSNSで話題になっていたり、一部メディアで報じられています。
トヨタからの正式な発表はありませんが、一部ディーラーでは2014年にランドクルーザー70を購入したユーザーに案内を始めているともいわれていおり、その登場が濃厚になってきています。
再販されるとなると、2014年に行われた再販のときとは保安基準が変わっており、同じ仕様では販売できません。緊急ブレーキや、バックモニター、オートライトの搭載が必須となるでしょう。
また、燃費基準も厳しくなっていることから、パワートレインも以前と同様ではなくなるかもしれません。一部報道によれば、ディーゼルエンジンを搭載する可能性も。
2024年は、ランドクルーザー70登場から40周年、ランドクルーザー登場から70年を迎える節目の年になります。この節目に世界でも愛されるランドクルーザー70を再販する可能性に注目が集まります。
レクサス 最小SUV(BX)
《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉発表間近と思われるレクサスの新型ミニSUVの予想CG
トヨタの高級自動車ブランド「レクサス」には、かつてエントリーモデルとなる「CT」が存在しましたが、2022年に生産が終了され、現在エントリーモデルは実質空席となっています。
そんなレクサスのエントリーモデルとして、新たに登場すると一部メディアで噂されているのが、レクサス 最小SUVです。そのネーミングについては、未だ不明ですが、「BX」になると言う説もあり、ここでは便宜上、新型BXと呼称します。
新型BXの、プラットフォームとして上がっているのが、トヨタ ヤリスと同様の「GA-B」プラットフォーム。トヨタでこのプラットフォームを用いたSUVはヤリスクロスなので、この車のレクサス版と言える存在となるでしょう。
新型BXは、2015年のジュネーブモーターショーで発表された「LF-SA」というコンセプトモデルの市販型という見方もあり、そのエクステリアデザインについては、同車に親しいものとなる可能性がありますが、「LF-SA」は2ドアモデルなので、これは4ドアとなる可能性が高いでしょう。
搭載するパワートレインは、プラットフォームを共有するヤリスクロスに搭載される1.5リッター直列3気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドになると思われます。
各紙では、早ければ数ヶ月以内の発表が予測されています。今後のレクサスからの続報に注目が集まります。
マツダ CX-80
《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉マツダ CX-80 予想CG
2023年2月1日、マツダは3列シート・クロスオーバーSUVの新型CX-90をアメリカで世界初公開しました。
新型CX-90は、新開発の大型プラットフォームを採用した、マツダのラインアップの中で最も大きいSUVであり、マツダの新しいフラッグシップモデルとされています。
そんな新型CX-90は、アメリカやオーストラリアなど国外向けの車両ですが、同じラージ商品群で3列シートを有するクロスオーバーSUVとして、欧州や日本向けに新型「CX-80」を用意しており、今回の新型CX-90の発表と同時に2023年中の導入を公表しています。
マツダのラージ商品群については、同社が2021年10月7日におこなった「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」の発表で、ふれられており、道路が比較的狭い欧州や日本には、ナローボディで2列シートモデルとなるCX-60と同じくナローボディで3列シートのCX-80を導入、道も広く大きなサイズを好むアメリカやオーストラリアなどの市場には、ワイドボディ2列シートのCX-70とワイドボディ3列シートのCX-90が導入されるとしていました。
つまり新型CX-80は、アメリカやオーストラリアにとってのCX-90と同様、日本や欧州にとってマツダのフラッグシップSUVとなるはずです。
新型CX-90も、すでに日本で展開されているCX-60と共通点が多いエクステリアデザインとなっており、新型CX-80でも同様でしょう。
新型CX-80について導入時期が2023年内という情報以外、詳細な情報は明らかになっていません。今後の続報に期待です。
レクサス GX
《画像提供:Response》 〈photo by Lexus〉 レクサス GX 新型のティザー
レクサスは、UX、NX、RX、LX(サイズ順)といったSUVを日本で展開していますが、国外では、GXというRXとLXの中間に位置するモデルも展開しています。
トヨタ ランドクルーザープラドと基本構造を共通とするため、ランドクルーザープラドのレクサス版にとも言える位置づけです。
現行モデルは2009年に登場した2代目で、ボディサイズは、全長4,879mm×全幅1,884mm×全高1,874mm-1,884mm(北米仕様)。3列シートを有する7人乗りモデルも設定されます。
最高出力約305馬力を発揮する4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載し、これに組み合わされるトランスミッションは6速ATで、4輪駆動です。
そんなGXは、2021年に日本特許庁に「GX550」の商標登録がおこなわれたのに加え、2023年1月に開催された「東京オートサロン2023」と併催された「東京アウトドアショー2023」のレクサスブースで公式に「GX460」が展示されたことで、日本導入を予測する声が強まっていました。
今回、米国で2023年6月8日に米国で世界初公開されると、日本でも発表されました。この発表と同時に、ティザー画像が公開され、エクステリアの一部が判明しています。
これを見ると、全体的に角張ったタフな印象のデザインであることがわかるほか、泥に塗れた姿から、本格的なそうは性能を有することが予想されます。
現在のところ、国内に導入されるかについてはっきりとした発表はありませんが、わざわざ日本でも報じるからには、何かしらの意図があるはず。今後の続報が待たれます。
トヨタ ランドクルーザー プラド
《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉トヨタ ランドクルーザープラド 次期型(予想CG)
ランドクルーザー プラドは、トヨタの中型SUV。その初代モデルは、1990年登場と長い歴史を持ちます。現在販売されているモデルは、2009年に登場した4代目モデルのなかでも、2度目のマイナーチェンジモデルとして2017年に登場した後期モデルです。
それまでのモデルより、力強さと先進性をより一層高めたエクステリアを採用したほか、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備。
そんなランドクルーザー プラドも、4代目モデルの初期型が登場した2009年から14年経過しており、それまでのモデルチェンジサイクルから考えると長らくモデルチェンジがおこなわれていないことになります。
また、兄貴分に当たるSUV「ランドクルーザー」は、2021年6月に新型モデルがデビューしています。各メディアでは、そんなランドクルーザーに続いて弟分のランドクルーザー プラドもモデルチェンジが控えているのではないかと報じています。
ランドクルーザーのフルモデルチェンジでは、V型8気筒エンジンからV型6気筒へとエンジンのダウンサイジングがおこなわれましたが、プラドでもV型6気筒エンジンから直列4気筒エンジンへとダウンサイズが図られることが予想されます。
ランドクルーザー同様、人気車種なだけに、超納期化が予想されます。現時点ではトヨタからの正式な発表はありませんが、どうしても欲しいという方は、何か情報が公開された時点で、早めに行動しなくてはならないかもしれません。
スズキ ジムニー5ドア
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ・ジムニー5ドア(インド仕様)
軽自動車規格のスズキ ジムニーと普通車規格のスズキ ジムニーシエラを含むジムニーシリーズは、コンパクトながら本格的な走破性が人気のコンパクトな車体を持つ3ドアの4輪駆動車です。
現行モデルは2018年に登場した4代目モデルで、発売から4年以上が経過した現在でもその人気は衰えておらず、注文してもなかなか新車が届かない、長納期化状態にあります。
また、普通車規格のジムニーシエラについては国内のみならず海外でも展開され、人気を博しています。
2023年1月13日に、スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディアから発表された、新型コンパクトSUVの「ジムニー5ドア」は、そんなジムニーシエラを延長し、後部ドアを追加したモデル。全長は3,985mm、ホイールベースは2,590mmとなり、3ドアモデルとなるジムニーシエラに対して、全長は435mm延長されました。
パワートレインには、ジムニーシエラと同型の1.5リッター直列4気筒エンジンが搭載され、トランスミッションも5MTまたは4ATから選択が可能です。
エクステリアでは、ジムニーシエラと比較して車体が延長され5ドアとなっているほか、グリルにメッキ加飾を施した専用のパーツが採用されています。
インテリアは、後席に専用のリヤシートや内装を採用するなど、いくつか変更が加えられておりますが、車幅は変わらないため乗車定員は4名のままです。
日本でもかねてより、切望する声の多かったジムニー5ドアですが、現在その日本導入について正式な発表はなく、一部メディアでは「当面の間はない」と報じられています。
ですが、完全に無いと言われているわけでもなく国内でもその登場をアナウンスする正式なリリースがされていますので、国内導入の可能性は大いにあるでしょう。その続報に期待したいところです。
センチュリーSUV
センチュリーは1967年、トヨタグループの創始者である豊田佐吉の生誕100年を記念して発売されたトヨタの最上級セダン。登場以来50年にわたり「日本を代表するショーファーカー」として、各界のエグゼクティブに愛用されてきました。
現行モデルは2018年に、21年ぶりのフルモデルチェンジを果たした3代目モデルで「継承と進化」をテーマに開発されました。内外装デザインは大きく変化させず、保守的なスタイルとしながらも新しい魅力が付与され、パワートレインではハイブリッド化による高い環境性能と快適性が付与されています。
そんなセンチュリーにSUVモデルが登場すると国内のみならず一部海外メディアでも話題になっています。
現在トヨタの最上級SUVと言える車は、本格SUVである「ランドクルーザー」とプラットフォームなど基本骨格を共有するレクサス「LX」。LXももちろん豪華な車ではありますが、ランドクルーザーと同様にラダーフレームを用いた本格的な走破性を有するSUVとなり、世界的なSUVブームもあって登場した国外の超高級SUVとは少し異なる存在になります。
これらの超高級SUVに対抗する意味でも、トヨタの最上級SUVとしてセンチュリーSUVが登場する可能性は決して低くありません。
前述の通り国内外でその出現が噂されるセンチュリーSUVですが、2023年1月現在、トヨタからの正式な発表はありません。その動向に注目が集まります。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ・センチュリー