BMW史上最強のセダン「新型M5」登場
《画像提供:Response》〈photo by BMW〉BMW M5 新型
BMW「5シリーズ」は、1972年に誕生したミドルクラスセダン。現行モデルは、約7年ぶりのフルモデル・チェンジをとげ、2023年に誕生した8代目です。
8代目では、BMW伝統のデザインを踏襲しつつ、コンセプトを一新。格式のある存在感とエレガントさを同時に高めています。
また、走行性能面では、電動モデルや、48Vマイルド・ハイブリッド・システム搭載のガソリンおよびディーゼルエンジンモデルも用意し、豊富なラインアップとしています。
そんな5シリーズをベースに、BMWの高性能車両を手掛けるBMW M社が開発したハイパフォーマンスモデルが「M5」です。
そんなM5の第7世代となる新型モデルが、2024年10月2日に発表されました。
《画像提供:Response》〈photo by BMW〉BMW M5 新型
BMW M社の高性能“Mモデル”には、レーシング・カーの技術を採用し市販車でありながらサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデルと、公道における高いスポーツ走行性能とプレミアム・カーとしての快適性の両方を妥協なく高めたMパフォーマンス・モデルの2種類がありますが、M5は Mハイ・パフォーマンス・モデルに属する車です。
新型M5のボディサイズは、全長5,096mm×全幅2,156mm×全高1,510mmとミドルサイズとしながらもやや大きめ。ホイールベースは、3,006mmです。
エクステリアは、M専用エアロで武装したスポーティーなデザイン。フロント75mm、リア48mm拡大したワイドボディが存在感を高めています。
インテリアは、先代モデルに比べてボタン類が大幅に削減され、洗練された印象となっています。最新の12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成されるBMWカーブド・ディスプレイが存在感を高めているほか、インストルメント・パネル中央からドア・トリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクション・バーを標準装備し、Mカラーのアンビエント・ライティングをはじめ、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間を演出します。
《画像提供:Response》〈photo by BMW〉BMW M5 新型
このほか、Mモデル専用のMマルチ・ファンクション・シートを始め、M専用装備が随所に採用され、差別化を図っています。
パワートレインは、最高出力585ps(5,600-6,500rpm)、最大トルク750N・m (1,800-5,400rpm)を発揮する高効率な4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。これに、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用した電池容量22.1kWhを持つ、197psを発揮する電気モーターを搭載するM専用プラグイン・ハイブリッド・システム「M HYBRIDシステム」を組み合わせます。
このツイン・ターボ・エンジンは、ツイン・スクロール・ターボ2機を、向かい合うシリンダーの排気管を敢えて跨いで配置することで、ターボに排気のパワーが、遅れずに干渉することなく理想的な間隔で加わるため、鋭いレスポンスとスムーズで力強い加速を実現しています。
組み合わされるトランスミッションは、BMW Mモデル専用に開発された8速Mステップトロニック・トランスミッション。システム最高出力は、727ps、最大トルクは1,000N・mを発揮します。
同パワートレインは、電気自動車を除き、BMW史上最強のパワー・ユニットとなります。
このパワートレインの出力は、Mモデル専用の4輪駆動システム“M xDrive”を介して路面に伝達されます。
M xDriveは、Mモデル専用に開発された制御システム「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御。さらに、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)が装備されており、日常の行から、サーキット走行まで多種多様な走行に対応します。
《画像提供:Response》〈photo by BMW〉BMW M5 新型
基本設定は「DSCオン・4WDモード」ですが、DSCオフ時に選択可能な後輪駆動「2WDモード」では、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ダイレクトなドライブを楽しめるようになっています。
また、センシングと同時に最短時間で直接制御されるホイール・スリップ・テクノロジー、統合ブレーキ・システム、可変ステアリング・レシオを備えたスポーツ・ステアリング、アダプティブMサスペンション、アクティブMディファレンシャル、BMW M5初となる4輪操舵を可能とするインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングといったMモデル専用の最先端シャシー・テクノロジーが標準装備されます。
先進安全装備には、BMW社が初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能な運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」等、最先端の運転支援システムが搭載されます。
「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能となる音声認識や、Apple CarPlayへの対応や、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、最新世代のコネクティビティも有しています。
また、BMWデジタル・キー・プラスも標準装備しており、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能なほか、エンジンの始動も可能となっています。
価格は1,998万円。先代モデル同様に、ドイツのディンゴルフィング工場において、生産が行なわれます。発売は発表と同時に行われ、実際の納車開始は、同年11月中旬以降を予定しています。
新車購入なら自動車ローンがおすすめ
新車購入なら自動車ローンがおすすめです。大きなメリットは、一括払いの重圧を感じず、お財布にやさしく車を手に入れられること。さらに、金利が低い場合、他の支払方法よりも賢い選択となることもあります。
自動車ローンを利用して車を購入する場合、まずはローン会社の比較が大切です。金利や手数料、審査のスピードなど、自分に合った会社を見つけましょう。