空転を活かす泥道、抑える岩場。2つの専用モードで4WDの力を引き出す
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ RAV4
トヨタは2026年11月2日、SUV「RAV4」を一部改良して発売しました。今回の主役は、オフロードでの走りを支える「マルチテレインセレクト」。路面の違いに合わせて車両の制御を切り替え、悪路走破性を磨いています。
用意された専用モードは「MUD&SAND」と「ROCK&DIRT」の2種類です。ひと口に悪路といっても、柔らかい泥や砂の上と、岩が露出した凹凸の大きな道では、タイヤに求められる働きが異なります。新機能は、その違いに合わせて駆動力やブレーキを協調制御する仕組みです。
「MUD&SAND」では、あえて適度なタイヤの空転を許容。駆動力配分やブレーキを調整しながら、泥や砂から抜け出すための力を引き出します。一方の「ROCK&DIRT」は空転を抑える方向に制御し、路面をしっかり捉えることを重視。従来のTRAILモードよりも、路面状況に応じたきめ細かな走行支援を狙いました。
《画像提供:Response》《写真提供 トヨタ自動車》 トヨタ RAV4
操作と表示も、この機能に合わせた構成です。ドライバーがモードを選ぶと、メーター内のディスプレイに選択状態を表示。クルマがどの路面を想定した設定になっているか、運転席で確認できます。
現行RAV4は、2.5リッターエンジンを使うハイブリッドと、外部充電に対応するプラグインハイブリッド(PHEV)をラインアップ。電動4WD「E-Four」による前後の駆動力制御に、路面に応じた走行モードを組み合わせることで、アウトドアでの行動範囲を支えます。
価格は税込で、ハイブリッドの「アドベンチャー」が454万9,600円、「Z」が495万円。PHEVは「Z」が605万円、「GRスポーツ」が635万300円で、こちらの発売は2027年1月6日を予定しています。
見た目の刷新を主役にするのではなく、悪路でタイヤの力をどう活かすかに手を入れた今回のRAV4。舗装路の先へ足を延ばしたい人に向けた、走りのアップデートです。


