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人気のSUV、貴方ならどちらを選ぶ?フォスターe-BOXERとCR-V

人気のSUV、貴方ならどちらを選ぶ?フォスターe-BOXERとCR-V

ホンダ「CR-V」の復活で日本のSUV市場が活気づいています。そして、スバルの「フォレスター」の評判が非常によく、販売も順調に推移しています。そこで今、ミドルサイズのSUVを選ぶとしたら必ず候補にあがるであろうこの2車を、それぞれのパワーユニットや、使い勝手の良さを比較してみたいと思います。貴方ならどちらを選びますか?

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新型ホンダ「CR-V」やっと?発売

フォレスターより後発となる「CR-V」、といっても2016年10月から北米市場で発売を開始しており、その後中国・東南アジア・南米・ロシアにもすでに投入され、2018年になって欧州で発売開始となっているので、おひざ元の日本だけが発売されていなかっただけなのです。すでに発売から二年がたとうとしている車種ですから、これで新型・・というのもどうかと思いますが、約2年ぶりの復活というのは、へたなキャッチフレーズよりインパクトがありそうです。

ボディサイズ比較

ホンダCR-V3列シート車

スバルフォレスター

新型「CR-V」の特徴のひとつは、新世代プラットフォームの採用で、大きくなったボディサイズによる広い室内空間と、その空間を活かした7人乗り3列シート車の設定にあります。

新世代プラットフォームの採用は新型「フォレスター」も同様です。3列シート車こそ設定していませんが、ボディサイズは、全長、全幅、そしてホイールベースもサイズアップしています。全長を比較すると、わずかながら「フォレスター」の方が「CR-V」より長く、全高も35mm高いのです。そして「CR-V」が勝るのが車幅で、「フォレスター」を40mm上回ります。

このサイズから造られた室内空間を、居住性能に活かすのは当然ですが、3列目のシートを押し込むのは少し無理があるようで、同じ3列シートSUVのマツダ「CX-8」と同じトは言えません。あくまで補助シートとしての役割なのは日産の「エクストレイル」と同レベルでしょう。

2列シート車はさすがに余裕があり、「CR-V」「フォレスター」ともにミドルサイズSUVとしてはトップクラスといえます。また、創出される荷室も十分なスペースがあり、ロングドライブやアウトドアなどの荷物を積み込むのには最適といえます。

パワーユニット比較

ホンダCR-V新型 1.5L 直噴VTEC TURBO エンジン

スバル フォレスター「e-BOXER」

「CR-V」と「フォレスター」の大きな違いにパワーユニットがあります。新型となった「CR-V」には、1.5L直噴ターボと、2.0Lハイブリッド仕様の「SPORT HYBRID i-MMD」を採用しています。1.5L直噴ターボエンジンは、先代の2.4L自然吸気エンジンに匹敵するトルクと出力を発揮します。

「SPORT HYBRID i-MMD」は、走行状況などに応じて「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の3つのモードをシームレスに切り替え、低燃費と力強い走りを両立の目指しており、また、初となる電子制御で前後輪の駆動力配分を緻密かつ素早く行うリアルタイムAWDを採用している点が注目されます。

基本的には「ステップワゴン」と同じラインナップですが、ボディ形状の違いから両パワーユニットともに「ステップワゴン」以上のパフォーマンスを引き出すはずです。

新型「フォレスター」には、スバル独自の、2.0L直噴NA水平対向エンジン+「e-BOXER」を新採用。リチウムイオンバッテリー採用に伴い、SI-DRIVEの制御を変更。モーターが力強くパワーアシストすることで、低燃費性能ではなく、あくまで動力性能を高めるためのマイルドハイブリッドであることが特徴です。加えて、約90%の部品で設計を見直した2.5L直噴NAエンジンもラインナップします。

安全装備比較

安全運転支援システムでは「CR-V」が「ホンダ センシング」、「フォレスター」がアイサイトの進化系「アイサイト・ツーリングアシスト」を全グレードに標準装備しています。

さらに「フォレスター」は、ドライバーモニタリングシステムを採用。専用カメラがドライバーをモニタリングし、ドライバーの居眠りを推定した場合は、メーターやディスプレイへの警告表示と警報音で、ドライバーと同乗者に注意喚起。わき見を推定した場合には、メーターへの警告表示と警報音でドライバーに注意喚起を行うシステムです。また、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録したドライバーごとに自動調整する乗員認識技術を初採用しています。

まとめ

どちらも予約販売は好調で、フォレスターは正式発売後も好調さを維持しています。「e-BOXER」はあまり新鮮味のないマイルドハイブリッドなのですが、低燃費志向の強い日本のユーザーにもようやく認知されるようになり、「欧州では主流」というキーワードが、マニアックなスバルファンを筆頭に琴線に触れるのかも知れません。
「CR-V」はハイブリッドとターボという二つのパワーユニットですが、「ステップワゴン」で採用されたもの。それより、「SPORT HYBRID i-MMD」初の4WDが光ります。

どちらにするかはデザインを含めお好みですが、「SPORT HYBRID i-MMD」の割高感が気になります。それでも、同じように危惧した「ステップワゴンスパーダ・ハイブリッド」もけっこう売れているので、正式発売が楽しみな一台であることに違いはありません。

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