目次へ戻る

【表で解説】スピード違反。超過速度毎の点数と罰金額は?逮捕事例も

【表で解説】スピード違反。超過速度毎の点数と罰金額は?逮捕事例も

日ごろ、車やバイクを運転する方は気を付けなくてはいけないのが「スピード違反」。スピード違反は最も取締りされる件数が多い交通違反の1つとなっています。もし、スピード違反で捕まってしまった場合の点数は何点?罰金はいくら?何キロオーバーしたら免停になる?などの疑問点を詳しく説明していきたいと思います。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


道路交通法における「スピード違反」とは?

スピード違反とは正式な交通違反を「速度超過」といいます。

法定速度で規制された速度を上回ることとされており、重大な事故につながることも多いので道路交通法によって厳しく制限されています。

スピード違反になる定義は2つで「道路交通法第22条」と「道路交通法施行例 第11条」に記載されています。

第二十二条 車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。


第十一条 法第二十二条第一項の政令で定める最高速度(以下この条、次条及び第二十七条において「最高速度」という。)のうち、自動車及び原動機付自転車が高速自動車国道の本線車道(第二十七条の二に規定する本線車道を除く。次条第三項において同じ。)以外の道路を通行する場合の最高速度は、自動車にあつては六十キロメートル毎時、原動機付自転車にあつては三十キロメートル毎時とする。

道路交通違反ではスピード違反についてこのように定められています。

普通車の一般道の法定速度は60kmですが、40kmや50kmに規制されている道路もあります。
そのため理解はされていると思いますが『60kmまでならスピードを出してOK』と認識しないようにしましょう。

また、原付バイクの場合は標識の有無に関わらず法定速度は30kmとなっています。スピードを出そうと思えば60km前後までは簡単にスピードが出てしまうので注意が必要です。

【スピード違反点数別】反則金・罰金はいくら?

スピード違反で取締りを受けた場合、反則金、罰金、懲役の3つの中からいずれかの罰を受けなくてはなりません。

反則金と罰金は同じと思っている方も少なくないと思いますが、明確な違いがあります。

まず、反則金と罰金の違いを説明するにあたって「交通反則通告制度」についてを簡単に説明します。

「交通反則通告制度」とは、違反点数が6点未満の軽微な交通違反の手続きを簡略化する制度です。

軽微なものでも刑事罰として手続きを進めることは可能ですが、軽微な交通違反のすべてを裁判所で裁判を起こしていては、裁判所や警察などの行政機関がパンクしてしまいます。

そのような事態を避けるために、軽微な交通違反には「交通反則通告制度」によって行政上の手続きを簡略化し、行政だけでなくドライバーの負担も軽減しているのです。

反則金は行政処分

反則金は交通反則通告制度によって、軽微な違反に課せられる行政処分になります。

課せられた反則金は行政上において秩序罰であるため、罰金のような刑事罰と異なるため「前科」がつくことはありません。

反則金は、スピード違反を犯した際に警察から渡される「納付書・領収証書」に記載があるため郵便局や銀行の窓口にて現金の一括払いのみで支払いをします。

罰金は刑事処分

軽微な違反に課せられる反則金の支払いと違い、6点以上の重い交通違反に対して課せられる刑事罰を罰金刑になります。

罰金を伴う重大な交通違反を犯してしまった場合「告知書(通称:赤切符)」が当事者に渡されます。
赤切符を切られると罰金か懲役刑になるため、当事者には「前科」が付きます。

反則金と罰金の違いについて、詳細はこちらの記事にてご覧下さい。

スピード違反点数別の反則金・罰金一覧【一般道路・高速道路】

スピード違反での反則金や罰金は、速度超過によって変わってきます。

罰金の場合は、裁判官が判決によって罰則を決めるため予め罰金額が決まっているわけではありません。反則金は超過速度によって金額が変わります。

 
【一般道】スピード違反(速度超過)の反則金(罰金)と点数一覧
超過速度違反点数反則金罰金
15km未満1点9,000円-
15~20km未満1点12,000円-
20~25km未満2点15,000円-
25~30km未満3点18,000円-
30~50km未満6点-最大10万円※6~8万円が相場
50km以上12点-最大10万円※6~8万円が相場
 
【高速道路】スピード違反(速度超過)の反則金(罰金)と点数一覧
超過速度違反点数反則金罰金
15km未満1点9,000円-
15~20km未満1点12,000円-
20~25km未満2点15,000円-
25~30km未満3点18,000円-
30~35km未満3点25,000円-
35~40km未満3点35,000円-
40~50km未満6点-簡易裁判所で罰金決定
50km以上12点-簡易裁判所で罰金決定

スピード違反に対する刑事罰は?80km/L以上は逮捕?

車でのスピード違反(速度超過)は原則的に道路交通法違反となり、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金の刑事罰を受けることになります。

ただ、冒頭でも説明させて頂いたとおり、軽微な違反については交通反則通告制度に基づいて刑事罰として裁かれないことがほとんどです。

しかし、下記の場合は刑事罰として逮捕される例となります。

■ スピード違反以外にも交通違反を起こしている場合
■ スピード違反で取締りを受けた際に無免許だった
■ アルコール反応が出た

また、スピード違反の停止命令を受けているのに逃走した場合や、法定速度からあまりにも速度超過している場合(80km/hが目安)は略式裁判とならず、検察が公判請求を行い刑事処分とされ懲役刑になる可能性があります。

記憶に新しい事例としては、2018年3月1日、東京都国立市の中央自動車道で法定速度を135km/hも上回る、時速235kmで逮捕されたという事件や、11月には東大阪市内の自動車専用道路「第2阪奈道路」で、60km/hの法定速度を220km/hも上回る時速約280kmで走行し、逮捕された事例があります。

スピード違反で免許停止(免停)になるのは時速何km超過から?

一般道路では30km以上、高速道路では40km以上の速度超過からが一発免停となります。
しかし、これは「前歴なし」の方のみ当てはまります。

3年以内に他の交通違反を起こして点数が加算されている場合は、上記のスピード超過以下でも免許停止になる可能性があります。

免停(免許停止処分)については下記の記事にて詳しく紹介しています。

最後に

スピード違反は、交通違反の中でも取締りが多いため普段から車を運転する方は特に気を付ける必要があります。

また、スピード違反は他の交通違反よりも反則金が高くなっています。
そして、罰金刑になった場合も5万~10万円の支払いを命じられることがあります。

ここまで反則金や罰金が高額な理由は、重大(生死に関わる)な事故につながる可能性が高いからです。

高い反則金や罰金を払うのを回避するだけでなく、事故防止のためにもスピードの出し過ぎには注意し安全運転を心がけましょう。

関連するキーワード


交通ルール・マナー

関連する投稿


【駐車禁止・駐車違反】罰金・懲役・点数は?罰則の全てをわかりやすく解説

【駐車禁止・駐車違反】罰金・懲役・点数は?罰則の全てをわかりやすく解説

当記事では駐車禁止違反(駐禁)について、違反をしてしまった際の反則金・罰金、違反点数などの罰則内容から、駐車禁止のステッカーを貼られてしまった場合、どうすれば良いのか等の対処方法、駐禁の際の反則金の支払いについてや、違反をしてしまった場合はすぐに出頭すべきか否か等をまとめて掲載しています。


【免許停止】免停とは?免停になる違反点数 免停期間 講習の内容ほか解説

【免許停止】免停とは?免停になる違反点数 免停期間 講習の内容ほか解説

何かしらの交通違反を犯してしまい、点数が加算されると免許停止(免停)となってしまいます。免停となる点数、免停期間は?免停講習はどのようなことするの?など免停に対して良くある疑問を分かりやすくまとめています。免停になってしまった場合どうなるのか?わかりやすくご紹介したいと思います。(※2020年5月更新しました)


【免許不携帯】無免許運転との違い 違反時の点数や罰金は?事故が起きたら?

【免許不携帯】無免許運転との違い 違反時の点数や罰金は?事故が起きたら?

無免許運転ではなく、運転する時に免許証を持っていない「免許不携帯」。無免許との違いについてや違反時の点数や反則金・罰金などについてや、事故を起こしてしまった場合等についてを掲載しています。


【初心者マーク】貼り付け位置・掲示義務ルールを解説!

【初心者マーク】貼り付け位置・掲示義務ルールを解説!

初心者マークを貼る場所、みなさんはご存知でしょうか?免許交付1年以上で初心者マークをはってもいいのか、さらにマグネット式、吸盤式、はってはがせる初心者マークが買える場所など、気になる初心者マークの疑問についてご説明します。 (2020年3月更新しました)


【気を付けて】免許取り消しの点数から再取得までを解説!

【気を付けて】免許取り消しの点数から再取得までを解説!

行政処分である免許取り消しの制度の仕組みは、交通違反として最も重い処分です。点数による処分がどのように行われているのかしりたいところでしょう。免許取り消しの理由は、また、違反による点数によって講習を受ける必要性があります。取り消しの期間から最終的に再取得までの流れを改めて見ていきましょう。


最新の投稿


AR・VRとは?車に搭載されている機能についても解説

AR・VRとは?車に搭載されている機能についても解説

ARとは「拡張現実」VRとは「仮想現実」と呼ばれているもので、いずれもパソコンやスマホなどを使い仮想の世界をあたかも現実の世界にいるような体験ができる技術です。最近では車にもこの技術が使われ始めています。


ドライブレコーダーは前後がいい?タイプ別の特徴や取り付け方も紹介

ドライブレコーダーは前後がいい?タイプ別の特徴や取り付け方も紹介

万が一のことを考えてドライブレコーダーを装着する車が増えてきましたが、前方だけのタイプの方もまだまだ多いようです。しかし、ドライブレコーダーを装着するなら是非前後に装着する事をおすすめします、今回はドライブレコーダーについて詳しくご説明していきます。


スマホホルダーを購入検討中の方必見!使い方や注意点をご紹介

スマホホルダーを購入検討中の方必見!使い方や注意点をご紹介

日本国内での携帯電話の普及率はなんと100%を超えていると報告されています(総務省調べ)。もはや携帯なしでは生活に支障をきたすレベルです。そんな今、車の運転時に必要となってくるのがスマホホルダーです。今回は、スマホホルダーの使い方や注意点についてご紹介していきます。


カーエアコンが効かないのは故障?確認から対処方法までご紹介

カーエアコンが効かないのは故障?確認から対処方法までご紹介

「カーエアコンが効かない!」とお悩みの方必見。夏が本格化する前に、カーエアコンの効きが悪い原因を確認から対処する方法をまとめました。ここ数年、地球温暖化による異常気象によって、日本各地で記録的な猛暑が記録されています。暑い中ではカークーラーが効かないのは、命取りになってしまいます。


知らないと危険?!オーバーヒートとは

知らないと危険?!オーバーヒートとは

気持ち良くドライブをしていたらボンネットから煙が。異臭もするし、見たことのない警告灯も点灯。こんな時どうしたらいいのか?今回は、オーバーヒートの原因と対処法、修理についてを解説します。