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日産の軽自動車にはOEMが多い?現行モデルの価格、スペック等一覧で紹介

日産の軽自動車にはOEMが多い?現行モデルの価格、スペック等一覧で紹介

日産の軽自動車は、OEM車は日産と三菱の出費で株式会社NMKVが作って販売しています。NMKVとはどんな会社なのか、ハイブリットやEV、安全装置はどうなっているのか性能や内容を詳しく解説します。売れ筋の新型車両にもぜひ注目してください。

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日産の軽自動車はどこが作っているの?

日産と言えばGT-R、エルグランド、ノートなど普通車を思い浮かべる程に普通車で数々のヒットモデルを生んだ自動車メーカーとして知られています。日産の軽自動車の歴史は新しく、2002年4月11日に発売されたMOCO(モコ)が日産初の軽自動車となり、このMOCOの販売を皮切りに軽自動車市場へと参入をして現在に至ります。
現在、日産の軽自動車は三菱、スズキからのOEM供給とNMKVという会社によって、乗用車から商用車まで様々なラインナップが揃っています。

いまさら聞けないOEMって?

日産の軽自動車はOEM供給でラインナップを揃えている事を先述でご説明しましたが、そもそもOEM供給とはどのようなものでしょうか。

日産初の軽自動車であるMOCOも、スズキのMRワゴンをOEM供給したモデルになります。自動車業界のOEM供給とは中身は殆ど手を加えず、一部外観などを変更して他社モデルの自動車を自社モデルとして販売する事です。主な狙いとしては、他社モデルに少し手を加える事で自社モデルのラインナップを増やす事ができ、新たに開発するコストを抑える事ができるという狙いがあります。

つまり、コストのかからない外観、エンブレム、車名などの軽微な変更だけで原則としてベースは他社モデルをそのまま流用するのが一般的となっています。そして、日産の軽自動車はスズキと三菱などの既存のモデルからOEM供給されたラインナップで構成されています。

株式会社NMKVが作っている場合も

日産で販売されている三菱からOEM供給されたモデルは、日産と三菱との合同会社であるNMKVという会社が携わっている場合があります。

このNMKVという会社は企画からプロジェクトマネジメントまで、OEM供給を円滑に進める為だけではなく、日産と三菱双方の技術とノウハウを生かしてOEM供給に関する様々な役割を担っています。
NMKVが実際に開発から手掛けたモデルもあります。

日産の「デイズルークス」(三菱では「ekワゴン」)はNMKVが開発を行い三菱で生産されました。

日産の軽自動車 現行車種一覧

日産の軽自動車はNMKVが手掛けたモデルから、三菱やスズキなどのモデルからOEM供給されたモデルによってラインナップが構成されています。では、日産の軽自動車のラインナップをご紹介します。

NMKVが手掛けた軽の乗用車タイプである「デイズルークス」、軽貨物で人気のあるスズキのエブリィから「NV100クリッパー」と軽ワゴンである「NV100クリッパーリオ」、そして「NT100クリッパー」などがあります。

乗用車タイプから貨物・ワゴンと一通りのラインナップが揃っており、今後もニーズに応えて種類が増える可能性もあります。

デイズルークス

日産の軽自動車である「デイズ」と「デイズルークス」ですが、一体何がどう違うのでしょうか。デイズは次項で解説しますが、同じ“デイズ”という名称が共通していますのでデイズと比較すると、デイズは乗用車タイプであり、スズキで例えるとワゴンRのようなオーソドックスなモデルです。

そして、エブリィワゴンのような軽ワゴン車と、このオーソドックスな乗用車タイプの中間に当たる、屋根が高くて室内高が高くなっているタイプのモデル(トールワゴン)に該当するのが「デイズルークス」になります。

日産の軽自動車には乗用車タイプから貨物タイプまで、一通りのラインナップがある事はわかりましたが、やはり気になるのはハイブリッド車やEVについて採用されているモデルがあるかどうかではないでしょうか。ハイブリッドと言えばマイルドハイブリッドのスズキ「ワゴンR」、EVと言えば三菱「i-MiEV(アイ・ミーブ)」などが有名な車種として挙げられますが現在これらの車種のOEM供給はありません。

現行モデルであるデイズスークス(DBA-B21A)も三菱性のエンジン3B20のNAとターボ車のラインナップとなっており、ハイブリッドのラインナップはありません。しかし、次項の「デイズ」の約1年後に「デイズクルーズ」の新型が登場する予定です。

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デイズ

NMKVより開発された「デイズ」が3月28日に最新モデルにフルモデルチェンジを予定しています。現時点(3月初旬)の発売間近の情報なので限りなく確かな情報ではありますが、あくまでも予定という形でご紹介しましょう。

現行デイズのパワートレインは三菱が主導で開発しましたが、フルモデルチェンジで新しくなる新型デイズのパワートレインは日産が主導で開発しています。リーフ、ノートと実績は立証済みの日産によって開発されていますので、とても期待ができますね。マイルドハイブリッドとなる事が想定されていますが、EVモデルも導入される可能性がかなり濃厚となっています。

そして先進運転支援システムである「プロパイロット2.0」が導入される見込みとなっています。ホンダのN-BOXに対抗してくるという点と、国内販売がメインであるデイズが海外でのテスト走行を繰り返しているという点からも導入する可能性が高い事が推察されています。

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NV100クリッパーリオ

「NVクリッパーリオ」はスズキのエブリィからOEM供給された日産の軽ワゴン車です。こちらもハイブリッドはありませんが、クラストップクラスの燃費なのでガソリン車でも十分満足のいくレベルとなっています。初代クリッパーリオは三菱のタウンボックスからのOEM供給で、パワートレインもそのまま流用しているので、熟成されたエンジンである3G83を搭載しています。

二代目クリッパーリオはスズキのエブリィワゴンのOEM供給です。こちらも搭載している車種が多い信頼できるK6Aエンジンを搭載しています。

三代目クリッパーリオとなって、新しいエンジンR06Aエンジンを搭載し、変速機も新しいものに変更しました。これにより、クラストップクラスのハイブリッド並みの驚きの燃費を実現しています。しかし、変速機に特徴的なクセがあるので、気になる方は一度試乗してから購入するのがいいかもしれません。

三代目クリッパーリオが登場して日が浅い為、次期モデルについての情報は乏しいですが次期モデルにハイブリッドが採用される場合、当然ながら現行のガソリンエンジンよりも優れていなければなりません。そして、現行モデルが驚きの燃費を実現している事を考えれば四代目にハイブリッドを採用するにもハードルがかなり高くなっています。
次期モデルのエブリィのOEM供給となるのか、NMKVによって開発されるのか注目したいところです。

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まとめ

日産の軽自動車ランナップについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。三菱、日産共に色々とお騒がせしてしまう事がありましたが、NMKVの活躍には期待したいものですよね。

アウトランダーで世界的にも珍しいPHEVのSUVを生んだ三菱と、リーフでスポーツカー並みの走りが可能なEVを生むなど、両者独自の進化を遂げているメーカーなので今後生まれるNMKVによって開発される車に注目したいですね。

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