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【完全ガイド】玉掛けの資格の取り方

【完全ガイド】玉掛けの資格の取り方

玉掛けとは何か、ご存知ですか?履歴書記入の際に必要な玉掛け資格の正式名称を教えます。次に玉掛け資格の受講資格や試験の流れについて解説します。玉掛け作業に必要な玉掛け資格以外の資格を紹介します。また、玉掛け資格を取得する難易度を解説し、玉掛け試験にかかる費用や会場を詳しく解説します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


玉掛けとは

玉掛けとはよく工事現場などで見かけるクレーン車にワイヤーなどで荷物をつるして、今ある場所から指定された場所へとその荷物を運ぶことを指します。
クレーン車で運べる荷物はとても重たいものも可能であり、そのため万が一ミスをしてしまうと大きな事故になりかねないので玉掛け操作を行うには、安全上の知識や操作方法を知っているという証の玉掛け資格が必要です。
また、玉掛けの資格には玉掛けを行う荷物の重さで2種類あり、1トン未満の荷物を運ぶ場合と1トン以上の荷物を運ぶ場合に分かれています。

玉掛け資格の正式名称

玉掛け資格は国家資格です。取得すればもちろん履歴書に書くことが出来ます。
履歴書に書く際に悩むのが正式名称ではないでしょうか?
玉掛け資格と書いてしまいそうになる方もいらっしゃるかと思いますがそれは間違った名称なので注意してください。
玉掛けの資格を履歴書に書く際の正しい名称は以下の通りです。

「玉掛け技能講習修了」

玉掛けの資格は講習を修了したことによる証明となるためこのような表記となっております。
また、取得した日付が分からないという方は玉掛け技能修了証の表面か裏面を確認していただければ記載されていると思います。この修了証を紛失してしまった方は再発行が必要なのですが、再発行はご自身が玉掛け技能修了証を発行してらった教育機関でしか再発行してもらえないので注意してください。

玉掛け資格について

先ほど説明したように正式名称は玉掛け技能講習修了という名称なのですがこれ以降では玉掛け資格と呼んでお話を進めていきたいと思います。
玉掛け資格には2種類ありクレーン車で玉掛けを行う荷物の重さが1トン未満の場合と1トン以上の場合で、おもに玉掛け資格を指しているものはクレーン車で玉掛けを行う荷物の重さが1トン以上の場合です。
クレーン車で玉掛けを行う荷物の重さが1トン未満でも1トン以上でも扱える資格が玉掛け資格といい、クレーン車で玉掛けを行う荷物の重さが1トン未満のものまで扱える資格は玉掛け特別教育というものを修了した者となっております。

講習の受講資格

玉掛け試験は18歳以上であれば基本的にどなたでも取得できる資格で、若いころに取得しておけば仕事の幅も広がります。
また、すでに現場に出て仕事をなさっている方が玉掛けの資格を取得しようとした場合、受講時間を短縮することが可能です。
受講期間などを詳しく説明しますと以下の通りです。

 
受講時間受講日数受講資格
19時間3日間誰でも受験可能です。
16時間3日間移動式クレーン、デリック、1トン以上のクレーン、 揚貨装置の玉掛け補助作業が6ヶ月以上経験ある方が受験可能です。
15時間3日間移動式クレーン、またはデリックの運転士免許を持っている方 小型移動式クレーン、または床上操作式クレーンの技能講習修了証を持っている方

講習の流れ

今回は玉掛け技能講習について説明します。
玉掛け技能講習は3日間かけて行われ2日間学科、1日間実技という工程が一般的で、詳しい講習科目や時間は以下の通りです。

 
学科
クレーンに関する知識1時間
クレーンの玉掛けに必要な力学の知識3時間
玉掛けの方法7時間
関係する法令について1時間
 
実技
玉掛け6時間
クレーンの運転の合図1時間

玉掛け作業に必要な資格

玉掛けに必要な資格というのは玉掛け資格と合わせて持っておきたい資格のことです。
玉掛け資格の際に必ず登場するのはクレーン車です。クレーン車に荷物をかけて運ぶ際に玉掛け資格が必要となってくるので、実際に働いたときにはクレーンを運転する資格も必要になってくることが多いのです。

クレーン運転の資格

玉掛け作業に必ず必要といっても過言ではないものはクレーンの運転の資格です。
玉掛け作業を行う際、クレーンを運転しない玉掛けする側の人に玉掛け資格が必要なのはもちろんのこと、クレーンを運転する人も玉掛け資格が必要となって来るので、実際に作業をするときにはクレーンを操る人は、クレーンの運転資格と玉掛け資格の両方が必要となっってきます。
クレーンの運転に関する受けておくと役に立つ講習や資格を下記に記載しました。
・クレーン・デリック運転士免許
・床上運転式クレーン限定免許
・床上操作式クレーン運転技能講習
・クレーンの運転のための特別教育

クレーン運転の資格は絶対必要?

工場や作業現場などで一人で玉掛け作業を行うことになったときは、必ずクレーンの運転資格が必要となってきます。
クレーンの運転資格を持っておらず玉掛け資格だけの場合ですと、複数人で玉掛け作業を行う際にクレーンを運転する人が別にいて玉掛け作業だけを行ったりする仕事になってくるかと思います。
このことから、玉掛け資格を取得するのならクレーンの運転資格も取得するべきだと言えます。たとえ複数人で作業する場合でもクレーンの運転資格と玉掛け資格の両方を持っていれば万が一何かが起こった際にすぐ対応できますし、どちらの知識も持っていることで監督者という立ち位置にもなれます。

実際の工場や作業現場で玉掛け資格だけですと必ず他の人に頼らなければいけないので一人で玉掛けを行うことが出来ずその場に合わせて臨機応変に対応することがしづらくなってきます。
もし玉掛け資格の取得を考えているかたは、合わせてクレーンの運転資格も取得することを考えたほうがいいと言えます。

玉掛け試験って難しいの?

次に玉掛け試験の難易度についてお話ししたいと思います。
皆さんが一番知りたい情報としてはどれくらい難しい試験なのかというところではないでしょうか?
玉掛け試験は国家資格だから多くの人が落ちてしまう試験なのではないかと思われている方も多くいらっしゃるのかもしれません。

ですが玉掛け試験はそんな心配をするような試験ではありません。
クレーンの操作や合図などで覚えるものが多く難しい操作となってくるのであればそれは機械を操作するうえで操作の覚え間違いや手順のミスなどで事故につながる恐れも出てきます。基本的に機械の操作などは簡単に行えるものとなっているのが普通です。

難易度はどれくらい?

玉掛け試験の難易度としては落ちる人はごく少数と言われています。
学科の授業が長くとても眠くなってしまってしっかり勉強できなかった方や、極度の緊張で実技試験の合図を間違えてしまったり指示にきちんと対応できなかったりする方が落ちてしまうことが多いです。

その反対にきちんと授業を受けて冷静に実技試験もこなせば必ず受かると言っていい資格です。
玉掛け試験は3人1グループとなって実技試験が行われるのですが、あなた自身が冷静にこなしていてもグループのひとがミスをしてしまうかもしれません。そうなると試験管のチェックも厳しくなってしまいがちなので、冷静さを保って確実に実技の授業で習ったことをこなしていきましょう。そうすれば落とされることはほとんどないと言えます。

試験費用と会場について

難易度の次に気になってくるところは試験を受ける費用ではないでしょうか。
試験結果によっては2度目3度目と受けることになってしまうので試験にかかる費用は重要となってくると思います。
また、玉掛け試験を行っている会場もあわせてご紹介します。

試験費用

試験費用は受験する場所や受験者の持っている資格などで多少の変動はありますが、
20000円前後と記憶しておけば間違いないと思います。

20000円で講習を受けられて国家資格が取れるとなるとなるべく若いうちに資格を取得しておいたほうが後々出世にも役に立ってくるのではないでしょうか。

試験会場

玉掛け試験は全国多くの場所で実施されていますので皆さんのご自宅の近くで検索していただければ必ず試験場が見つかると思います。
試験会場としましてはクレーン学校や技能講習所などで受けることが可能です。
このように費用や試験会場の多さからしても取りやすい資格であると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
比較的簡単に短期間で受けられる資格ではあると思うのでぜひ受けてみてください。
玉掛け試験を受けようと考えている皆さんの参考になれば幸いです。

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