トップへ戻る

メルセデスベンツ SLの歴史と歴代モデル|中古価格から評価に至るまで総まとめ

メルセデスベンツ SLの歴史と歴代モデル|中古価格から評価に至るまで総まとめ

歴史あるメルセデスベンツのSLクラスの歴代モデルや気になる燃費、そして中古価格などをまとめてみました。買い替えを検討されている方は是非ご覧ください。(※情報は2019年4月現在のもの)

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

2シーターオープンスポーツの最高峰の「SLクラス」

ベンツSLクラスは2シーターオープンスポーツの最高峰に位置づけられるクラスです。初代モデルは1954年に発売されました。

クーペ・カブリオレ・クーペカブリオレタイプがあります。

現行モデルは6代目で、2011年より発売されています。

初代 W198はメルセデスベンツ300SL。

初代モデルW198は「300SL」が正式名称です。300SLはレトロな外見と、初めて直噴エンジンを自動車で搭載した車とあって、ベンツ愛好家のみならずスポーツカー愛好家にも最も人気のスポーツカーとなっています。

2代目 W113は1963年にフルモデルチェンジ

2代目モデルW113は300SL・190SLに続く第2世代のSLとして、1963年に行われた「ジュネーヴ・モーターショー」でフルモデルチェンジを発表し、機械式燃料噴射装置付き2.3L 直6SOHCエンジンを積んだ230SLというコンセプトでデビューしました。

スタイリングは当時のダイムラー・ベンツのデザイナーであったフランス人のポール・ブラックによるもの。

3代目 R107

1971年にデビューした3代目モデルR107は、シャシーコンポーネンツをミッドサイズのW114から転用し、エンジンはSクラス用のユニットを搭載しています。

R107系は、実に1971年~1989年という長きにわたって生産されました。生産台数はなんと23万7000台というから驚きです。

4代目 R129

1989年、18年ぶりにして3度目のフルモデルチェンジを実施し、4代目R129が登場しました。

電子制御式のアクティブ・サスペンションやTRC(トラクション・コントロール・システム)、転倒時に自動的に飛び出すロールバーなど、最新のハイテク装備が採用された事が特徴でした。

スタイリングは直線基調の先代から一転、やや丸みを帯びたエアロダイナミックなフォルムに変貌すると共に、Cd値0.32の空力特性を実現しました。

5代目 R230 バリオルーフがついた

5代目モデルR230は2001年にフルモデルチェンジが行われ、「バリオルーフ(電動格納式ハードトップ)」を採用し、ボタン操作のみでカブリオレとクーペの2つのスタイルが楽しめるようになった事が最大の特徴でした。

またスタイリングは、異型ヘッドランプの採用によりフロントマスクのイメージを一新すると同時に、先代にも増してエアロダイナミックが追及されたフォルムとなり、Cd値は0.03ポイント低い0.29を実現しました。

現行モデルは6代目 R231

現行モデルの特徴は、ボディ形状が先代と同じくクーペ・カブリオレで、基本的なプロポーションを受け継ぎながら、オールアルミボディを採用したことにより軽量化と高剛性化が図られています。

ラインナップはSLとSLCのロードスターで、ともにAMGモデルも設定されています。

ボディサイズは全長4,615~4,645mm×全幅1,875mm×全高1,310~1,315mmで、先代よりも少し長くてワイドなディメンションに変化したほか、ホイールベースも僅かに延長され2,585mmとなっています。

「ベンツSL」の燃費や性能に関する評価は

「SLクラスは極めて高いパフォーマンスを持つが、それを発揮させるスポーツ性より快適な高速クルージングを楽しむ豪華な高級車という印象の方が強い。2機種の搭載エンジンは既にCLクラスなどに搭載されているのと同じもの。動力性能を向上させながら、燃費を大きく向上させた新世代エンジンだ。試乗車はSL350がAMGスポーツパッケージ装着車でタイヤは19インチだったが、ABC(アクティブ・ボディ・コントロール)付きの電子制御サスペンションにより、乗り心地の良さも相当なもの。30/35偏平のタイヤを履いているとは思えない乗り心地だ。この快適性もラグジュアリーなクルーザーのものである。」

このように現行モデルになって燃費がかなり良くなり、より走りを楽しめる高級車となった感じがします。そして乗る人を満足させてくれるのだと思います。

中古価格はどのくらい?

ベンツSLは高級ブランドだけにさすがに高いと感じるかも知れませんが、古くてもかっこいいから欲しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それで初代モデルだと1550万円、2代目モデルで800万円から1100万円、3代目モデルで169万円から450万円、4代目モデルで75万円から1100万円。

5代目モデルが85万円から698万円そして最後に現行モデルが315万円から1098万円ほどとなっています。

※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2020年3月現在)

終わりに

ベンツSLは長い歴史の中でいつも目立つ存在でした。

それはなかなか真似のできない高級感と話題性によるものだったかも知れません。

今でも古いモデルが高値で販売されていることに驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけ評価が高い、人気の車ともいえますよね。

ぜひ一度見に行って実際に触れてみてはいかがでしょうか?

  • カービュー査定

関連する投稿


【2025年】メルセデス・ベンツのセダンの一覧と各車種の特徴を紹介

【2025年】メルセデス・ベンツのセダンの一覧と各車種の特徴を紹介

メルセデス・ベンツはドイツ有数の自動車メーカーで、ドイツ国内外問わず、日本でも人気を博しています。この記事では、メルセデス・ベンツの車種のなかからセダンの現行ラインアップをピックアップし、各車種の特徴を紹介します。


3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

ファミリーカーとして人気を博しているミニバンに待ったをかけるのが、多人数も乗れるSUV。最近では3列シート・7人乗りSUVが続々市場に導入されています。本記事では、現在日本で購入可能な、現役の国産車から外車まで、ありとあらゆるメーカーの「3列シート/7人乗り SUV」についてまとめてご紹介します。


【2023年】風を感じるオープンカーおすすめ5選!人気車種と最新情報をお届け

【2023年】風を感じるオープンカーおすすめ5選!人気車種と最新情報をお届け

「オープンカー」という言葉を聞いただけで、クルマ好きの人なら心がときめくはず。屋根を開けて、風を感じながら走るドライブは爽快そのもの。この記事では、2023年の最新のオープンカー情報を紹介します!


いつかは手に入れたい、憧れのSUV 6選!

いつかは手に入れたい、憧れのSUV 6選!

最近発売されるクルマはSUVばかり!もう、どんなSUVがあるのかなんて、わからないですよね。今回は、数あるSUVのなかから、ああ、いいなぁ。そのうち欲しいなぁと思えるようなモデルをご紹介します!


2021年に注目すべき新型車をドドンと大胆予想8選!話題のあの車も

2021年に注目すべき新型車をドドンと大胆予想8選!話題のあの車も

2021年もまだまだコロナの影響は色濃く、ニューノーマルを模索する1年となりそうな予感がしますが、気晴らしに発表が予想される新型車に思いを馳せてみるのはいかがでしょう。大混乱だった2020年の間も着々と開発を進めることに成功した新型車たちは、自動車の未来がどんな風に変わっていくのかを教えてくれる重要な一台となること間違いなし。詳しく見ていきましょう。


最新の投稿


 1~5年で車を買い替えた方の約6割が後悔!?乗り換えるまでの期間が短いほど後悔する方が多く"もっと長く乗ればよかった"と感じやすい【ナイル調査】

1~5年で車を買い替えた方の約6割が後悔!?乗り換えるまでの期間が短いほど後悔する方が多く"もっと長く乗ればよかった"と感じやすい【ナイル調査】

ナイル株式会社は、同社が運営する個人向けカーリースサービス「おトクにマイカー 定額カルモくん」にて、自家用車を所有している全国の男女を対象に、車の買い替え時期や理由などについてインターネット調査を実施し、結果を公開しました。


クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

パーク24株式会社は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象「ガソリン価格」に関するアンケート実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年4月の新車販売台数ランキングによると、1〜4位までは変化がなく、いつも通りの力強さを見せつけましたが、5位以下では「アクア」や「ノア」「ヴォクシー」などトヨタ勢の躍進がみられるなど、ランキングに変化がありました。


mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

日本を拠点とするモビリティ・物流向けAIソリューション企業 mobiAI株式会社は、インドネシアの通信技術企業 PT Jasnita Telekomindo Tbkおよび韓国のモビリティプラットフォーム企業 Ciel Mobilityと、オンデマンド型公共交通(Demand Responsive Transport、以下「DRT」)事業の共同展開に関する覚書(MOU)を締結したことを発表しました。


ダイハツ新型「ムーヴ」発表へ!11年ぶりの全面刷新を実施へ

ダイハツ新型「ムーヴ」発表へ!11年ぶりの全面刷新を実施へ

2025年5月12日、ダイハツは、2年ぶりの復活、そして11年ぶりの全面刷新を遂げた7代目となる新型軽乗用車「ムーヴ(MOVE)」に関する情報を先行公開しました。発売は同年6月を予定しています。