車のナンバーは変更できるって知ってる?
自動車といえばナンバープレートがついていることも特徴のひとつですが、このナンバーを自分の希望する番号に変えたいという人も意外といます。
自動車のナンバーは変更できるかとの問いに対して結論からいってしまえばナンバーは変更することができます。
自動車のナンバーを変更するには希望番号制度という制度を利用して変更することになります。
今回は自動車のナンバーの変更の仕方などについて紹介していこうと思います。
ナンバーを変更するタイミングとは
ナンバーを変更するタイミングというのは人によっても違いますし、その理由も人それぞれだといえるでしょう。
例えば、ナンバープレートが劣化してきてしまったから新しいものに変えたい、事故や災害によって破損してしまったなどです。
また、他人もしくは家族から自動車を譲り受けたタイミングでナンバーを変えるという人もいるでしょう。
このようにナンバーを変更するタイミングは人それぞれです。
■引っ越し
引っ越しのタイミングでナンバーを変更するという人も少なくはないはずです。
というのも、知らない人も意外と多いのですが、引っ越しをした場合は法律的にはナンバーの変更はしなくてはならないからです。
自動車のナンバーというのは自動車を保管している場所、つまりは駐車してある場所がどこなのかという目安になります。
これは届け出をしなければならないことですが住民票をうつさない人がいるように届け出をしないという人も大勢います。
見つかった場合は虚偽の申告にあたり罰金に処される場合があります。
ですので、引っ越しの際は必ずナンバーは変更しましょう。
■好きなナンバーに変えたい
ナンバーには4桁の数字がありますが、この数字を自分の好きな番号に変更するのが希望ナンバープレートの申し込みサービスになります。
こうした申し込みは難しいと考えている人も中にはいるようですが、インターネットからでも簡単に申し込むことが出来ます。
気になる費用ですが、通常取得の倍以上はかかると考えて良いでしょう。
少しでも興味がある方は申し込みをしてみてはいかがでしょう。
ナンバー変更の方法
ナンバーを変更しようという気持ちになってもナンバーの変更の仕方がわからないという人も多いはずです。
そこでこの項目ではナンバーをどのように変更すれば良いのかその手順などについて紹介していこうと思います。
■どこで変更できるのか
自分でナンバープレートの交換手続きを行う場合は運輸支局に行くことで変更できます。
その際は現在つけているナンバープレートを外し返却した後、必要書類を運輸支局の窓口に提出し、新しい車検証をもらいます。
車検証を受け取った後は、住所の変更があった場合は自動車税の申告窓口にて、車検証に記載されている住所に変更があったことを伝える必要があります。
こうした手続きを踏むことで翌年以降に自動車税の通知が現住所に送付されるようになります。
もちろん、住所に変更がない場合は必要ありません。
■必要書類は?
ナンバープレートの変更手続きに必要な書類は自動車検査証、所有者の印鑑または委任状、字光式番号表交付願、住民票、車庫証明書、場合によっては理由書なども必要になってきます。
また、運輸支局で手続きをする際に、申請用紙、手数料納付書、自動車税申告書が必要になります。
これらの必要書類は運輸支局にて窓口に提出する必要があるので必ず事前準備しておきましょう。
■変更にかかる時間や費用は?
ナンバーを変更する場合のかかる時間はナンバーを単純に変更するのか希望ナンバーに変更するのかによって変わってきます。
ナンバーを変更するだけでしたら、30分もあれば変更できてしまいますが、希望ナンバーへの変更ともなると長くて10日間ぐらいはかかってしまうと思っておいて良いでしょう。
ナンバー変更にかかる費用は通常であれば、2000円程度あれば済みますが、希望ナンバーの取得ですと倍の5000円以上はかかってしまいます。
変更する際はこうした時間と費用を考えた上で変更手続きにに臨むと良いでしょう。
ナンバー変更を代行してもらう
自分でナンバーの変更手続きをするのは面倒だという人は少なからずいるでしょう。
そんな方のために世の中にはナンバー変更そのものを代行してくれるサービスも存在しています。
では、具体的にどこにどのように代行してもらえば良いのでしょうか?
■ディーラーにお願いする
車検証には所有者の欄と使用者の欄がありますが、これは自動車をローンで購入した場合に担保として自動車の所有者をディーラーにしてしまうという場合があります。
これを所有権をつけるというのですが、ディーラーが所有者となっている場合はナンバーの変更手続きの際に所有者の委任状が必要になるのでディーラーにお願いしなければならないという場合も出てきます。
もちろん所有権のついていない車であれば先程あげたような手順で書類と印鑑と変更手続きにかかるであろう数千円を持っていきさえすれば変更することは可能ですが、そうでない場合はディーラーに委任状を渡してお願いしなければなりません。
代行にかかる手数料は変更場所によっても異なるので一概にはいえませんが、高いところですと2万円以上かかってしまう場所もあるので事前確認をしておくと良いでしょう。
■代行業者を利用する
希望ナンバーの手続きを代行してくれる民間のサービスは意外と多いです。
サービスの探し方はインターネット検索などで代行業者を探せば簡単に探し当てることが可能です。
代行費用はディーラーに頼んだ場合と変わらず、相場は1万円から4万円の間といわれています。
代行業者を利用するのは確かに全て任せることができますが、本来は数千円で済む費用を数万円にしてしまうので、時間に余裕がある人にはおすすめできません。
他人に任せるというのはお金がかかってしまうのでできれば自分で手続きができるようにした方が良いのではないかというのが結論です。
希望ナンバーの取り方
希望ナンバープレートを取得するには大きくわけて3つの申し込み方法があります。
1つ目は、直接希望ナンバー予約センターに出向き申し込む方法、2つ目はFAXや郵送を使って申し込むという方法、3つ目はインターネットを使って申し込むといった方法です。
2つ目にあげたFAXや郵送を使って申し込む方法は別途手数料がかかってしまうのであまりおすすめできる方法ではなく、多くの人は1つ目の直接希望ナンバー予約センターに出向き申し込む方法か3つ目のインターネットを使って申し込む方法を選択します。
希望するナンバーの取り方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。なお、リンク先の情報は軽自動車の情報になりますのでご注意ください。
希望ナンバープレートを申し込む際にはナンバープレートをどういったものかにするということも重要です。
特殊なデザインやナンバーの数字が発行するものに関しては別途費用が必要なので、このあたりも予算と相談して考えなければなりません。
さて、希望ナンバープレートということは好きな数字に変更したいと考えている方も多いはずです。
人気の高いナンバーは抽選となり、毎週月曜日に抽選が行われるために申し込みから最大5日程度時間がかかってしまいます。
これらは当選が確定してから交付手数料の支払いや予約済証が発行されるので、どうしてもこの番号にしたいというこだわりがある人は待ちましょう。
もちろん、抽選に敗れてしまっても番号を妥協したくないという場合は再抽選も可能なので、あきらめずに根気よく挑戦すれば希望する番号を取得できる可能性が高まります。
気になるのは当選確率ですが、これは番号によっても異なるので一概にはいえません。
皆さんも是非挑戦して希望の番号をゲットしてください。
まとめ
今回は、自動車のナンバー変更について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
自動車のナンバーの変更手続きはさほど難しいものではなく、慣れてしまえば誰でもできてしまうことです。
ただ、自分で変更しに行く場合は車に乗って運輸支局まで行かねばなりませんし、希望ナンバーを取得する場合は抽選に時間がかかったりと面倒なことも多いということがわかりました。
それでも、ナンバーを格好良くしたい、手続きがどうしても必要だという方は今回の記事を参考にしてナンバーの変更を行ってみてはいかがでしょうか。