1 ホンダ アクティとは
■アクティは現在も続く軽トラの代名詞
1977年に登場したアクティですが、なんと現在も続くまさに軽トラの代名詞とも言ってよい存在です。
現行モデルは4代目で、2009年に登場し、販売中です。シリーズ3代目までは商用バンも発売されていました。
■車名の由来は?
車名の「アクティ」については、英語の「ACTIVE(活動的な)」から作られた造語です。
あらゆる場面においてキビキビと動く車という意味合いが込められています。その名の通り、非常に小回りも良く効く車ですので、命名した意図はバッチリと盛り込まれた機能性となっています。
■アクティバンというバンタイプもある
なお、アクティは軽トラックだけではなく、アクティバンというバンタイプの車種もあります。
屋根付きで軽トラックに比べれば積載量は劣りますが、軽バンが欲しいという方にはおすすめです。しかしながら、2019年10月31日に販売終了してしまったので、購入したいと思った方は中古車でお求めください。
2 歴代アクティの特徴を紹介
ホンダ アクティ
では次により詳しくアクティについて知っていただくために各代のアクティについて紹介をしていきます。
■ホンダの初代アクティ(1977-1988年)
T360、TN360、TN-V、TN7と続いてきたホンダの軽トラックの後継車として開発をされたことがそもそもの発端になります。
この頃からバンタイプの車も登場しており、また毎年のように細かなマイナーチェンジを繰り返して品質の向上に努めていきました。
■ホンダの2代目アクティ(1988-1999年)
初代アクティの系統を受け継ぎ、1988年5月にフルモデルチェンジを果たした2代目アクティですが、エンジンをEH型から直列3気筒のE05A型エンジンに変更、4WDシステムも変更があり、トランスファーを用いたパートタイム4WDから、構造が簡単なリアルタイム4WDになりました。
■ホンダの3代目アクティ(トラック:1999-2009年、バン:1999年-2019年)
初代から2代目へ移行するのと同じように約10年間の推移を経て3代目アクティが登場します。前年に軽自動車規格改定がされた事もフルモデルチェンジのきっかけとなりました。
それまでのデザインとは大きくデザインのテイストを変更し、非常にスタイリッシュな見た目になったものの操作性で不評が多く、トラックは2009年にフルモデルチェンジも行っています。また、バンに関してはその後販売が伸び悩み、ついに2018年7月に製造・販売が中止される事になりました。
アクティバンの後継車はN-VANになります。
ホンダ N-VAN
■ホンダの4代目アクティ
バンタイプが廃止となり、残る軽トラックのみがフルモデルチェンジを行い生き残りをかけて開発されました。3代目で不評をもらった点に関して主に操作性のところで修正を行い、機能性に優れた車となりました。その後はこのトラックのみが改良を加えられていく事になります。
3 アクティの維持費
それではアクティに対するイメージもできてきたところで、本題の所有するとなった場合にかかってくる費用面についてご紹介していきます。
■アクティの中古価格相場
アクティは中古車に関して割とお手軽な値段で購入をする事が可能です。
平均値としては40万円を少し超えるくらいの額がかかっては来ますが、他の車に比べれば安いものです。ただし、価格帯に関しては5万円~138万円という事で思っている以上に幅があるため、購入に至る前に自身にとって外せない条件を持っておくことが良いでしょう。
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年5月現在)
■アクティは新品で購入することは可能?
先ほども申し上げた通り2018年を最後にバンタイプのアクティについては製造・販売を終了しております。そのため、現在新車を購入出来るのは軽トラックのタイプのアクティのみとなっています。
■アクティの燃費
アクティですが、およそ14~17km/Lの燃費(公式サイト調べ)です。
他の軽自動車と比較すると、2019年現在、20km/L超えが当たり前なことが多いため、燃費はいいとは言えません。
5 まとめ
いかがでしたでしょうか。アクティはバン、および軽トラックの歴史の1ページを築いてきた歴史のある車です。非常に小回りが効き、燃費や車検の面でも経済的に利用者を助けてくれるので、軽トラック、軽バンを探している人は検討してみてもいいかもしれません。