ジープ グランドチェロキーについて
ジープ グランドチェロキー
日本におけるジープのSUVは4モデルあり、ラインナップでも特に小柄なボディを持つSUVの「レネゲート」、チェロキーからデザインを洗練させ、シャープな印象に仕上げた街乗りサイズの「コンパス」、個性的なフロントグリルを持つ、ジープのフラッグシップモデルとも呼べる「チェロキー」、「グランド」と名がついている通り、チェロキーをひと回りサイズアップしたモデルの「グランドチェロキー」の4種です。
※情報は2020年3月現在のものです
その中でも1993年に発売が開始されたのがグランドチェロキーですが、Jeepでは初めてとなるオンロード性能が謳われたモデルです。今でも日本で走行している車両もあり人気のあるモデルとなっています。
グランドチェロキーはグレードの取り扱いが幅広く、Laredo・Limited・Summit・SRT8・TRACKHAWKなどがあり、それぞれ内装デザインも様々です。
ジープ グランドチェロキーの燃費、基本スペック一覧
グランドチェロキーの中でもSRT8モデルは最上級クラスに位置します。
SRT8は、車のパフォーマンス向上を目的としてクライスラー社が立ち上げた「ストリート・アンド・レーシング・テクノロジー」プロジェクトの中心となるフラッグシップモデルとなっている車です。
エンジンは、V型8気筒6.4Lが搭載されており、最高出力は468ps、最大トルクは63.6kgmと驚異的なパワフルさを誇ります。
【SRT8詳細】
大きさ(全長×全幅×全高):4,850×1,985×1,800mm
重量:2,380kg
燃費(JC08モード):5.5km/L
ホイールベース:2,915mm
エンジン:V型8気筒OHV
最高出力:468ps
最大トルク:63.6kgm
※情報は2019年5月現在のものです
ジープ グランドチェロキーのインテリアとエクステリア
新型ジープ・グランドチェロキーのベースモデルとなるLaredoの内装はファブリックシート、Limitedはレザーシート、SRT8とTRACKHAWKにはそれぞれのロゴが入った専用レザーシートが設定されています。
ちなみに、Summitはプレミアムナチューラプラスレザーシートが標準装備となっているのですが、メーカーオプションによってラグーナレザーパッケージを装備することも可能です。背もたれ部分には「SUMMIT」のロゴ入りとなっています。
快適性に優れたラグーナレザーパッケージは、白をベースとした品のあるデザインです。シートだけではなく、ドアパネル・センターコンソールにもレザーを贅沢に使用しているので、非常にラグジュアリーなインテリア設計となっています。加えて、ナチュラルな本木目のインパネとなっているので、より上質な内装空間を演出しています。
運転席と助手席にはシートヒーターやベンチレーションが完備されており、後部座席にもヒーターが用意されています。運転席と助手席で異なる温度に設定できるデュアルゾーン温度調整機能付きのオートエアコンも搭載されている形となっています。
■ジープ グランドチェロキーVSトヨタ ランドクルーザープラド性能や内装比較
トヨタ ランドクルーザープラド
ジープ グランドチェロキー
室内の広さ
ジープ グランドチェロキー
トヨタ ランドクルーザープラド TZ-G
グランドチェロキー
室内長/室内幅/室内高:1,800mm×1,525mm×1,200mm。
ランドクルーザープラド
室内長/室内幅/室内高:1,825mm×1,565mm×1,240mm。
室内の広さに関してはランドクルーザープラドに若干軍配があります。ただグランドチェロキーも十分な大きさを確保しているので、不便な思いをすることはほとんどありません。
運転席の居住性
ジープ グランドチェロキー
トヨタ ランドクルーザープラド TZ-G
ラグジュアリーSUVと称しているグランドチェロキーは、高級車の必須装備とも言えるパワーシートを搭載しています。一方のランドクルーザープラドではTXではオプション、手動調整が標準装備となっています。
もしも、シートの微調整が苦手な方の場合はパワーシートがおすすめです。
快適装備
グランドチェロキー、ランドクルーザープラドのどちらも現在では主流となっているツーゾーンのオートエアコンが装備されています。このエアコンの特長は、運転席と助手席が独立して温度を設定できるという点にあります。同じ空間にいながらにして自分に合わせて温度を変更できるのはとても便利な機能です。
また、インパネの配置ですが、両モデルともにセンターディスプレイの下にエアコン操作ボタンが設置されています。ディスプレイはナビ機能だけでなく、様々な設定を行うことができ、その恩恵でインパネ周辺はボタンが密集せず比較的シンプルなデザインです。
上記のようにどちらもラグジュアリーな空間を演出しつつ、満足のいく装備となっていますので嗜好に沿った車を選ぶとよいでしょう。
ジープ グランドチェロキーの評価・口コミ
好みはあるでしょうが、個人的には「とにかくカッコいい!」と思える現行唯一の車でした。エクステリアもインテリアも日本車には無い何とも言えない味わいがあります。収納場所が少ないことが日本車よりも劣る点でしょうが、それ以外は大満足!アメ車よりも欧州車に近い乗り味です。今後トラブルは無いとは言えないけど、大切に可愛がっていきます!
ジープ グランドチェロキーの新車価格・中古価格
グランドチェロキーの新車価格は524万円(Laredo)〜1356万円(TRACKHAWK)となっています。
中古での購入となった場合には、5年落ち以内なら200万円〜400万円程度での販売で、10年落ちまで見れば150万円程度からでも購入が検討出来ます。
※情報は2020年3月更新
限定仕様の充実装備「Sモデル」も発売
2019年1月12日から120台限定で『グランドチェロキー』の限定車「Sモデル」を発売しました。
モデル名にある「S」は、グランドチェロキーシリーズの上級モデルである「Summit(サミット)」と、高性能モデル「SRT8」の頭文字に由来しています。特徴的な両モデルのデザイン要素を採り入れるだけではなく、充実した装備を兼ね備えた限定モデルとなっています。
2020年3月現在は発売されていません。
フロントフェイスには、サミットの特徴である3分割タイプのロアグリルや、アクセント付きのフォグライトベゼルを備えたボディ同色フロントバンパーを採用しています。
20インチアルミホイールや、ナッパレザーとスエードを組み合わせた上質なシート、レザー仕立てのインストルメントパネルおよびレザードアパネル、レザーセンターアームレスト、ブラックウッドを用いたインテリアアクセントなど、プレミアムな雰囲気を演出しています。
ボディカラーは「ダイアモンドブラッククリスタルP/C」、「ブライトホワイトC/C」、通常はSRT8専用色となる「ヴェルヴェットmレッドP/C」の3色を設定。
充実した装備でありながら、価格はリミテッドに対して10万円高の620万円に抑えての展開となっています。
まとめ
常に時代の先端を駆け抜けてきている「グランドチェロキー」。
そのと存在感と走破性から人気の車となっています。
一度、乗ってみたらその特別感に一生魅了されてしまうかもしれない素敵な車でしょう。