日本国内では「トヨタ・ハリアー」として1998年に登場
1998年に「ハリアー」として国内で販売されたのが初代の「レクサスRX」で、「高級クロスオーバーSUV」ということで特に北米で大ヒットしたモデルです。
発売から5年間の販売台数は約37万台にも昇り、レクサスRXが登場したことで、後に世界中のメーカーから数多くの追随モデルが発売されることにもなりました。
また、2005年には高級クロスオーバーSUVとしては世界初となるハイブリッドモデルがラインナップに追加され、こちらも人気車種となっています。
2003年にモデルチェンジして「ハリアー」の2代目となる
2003年2月にフルモデルチェンジが行われ、2台目「ハリアー」として国内では発売されました。
V6 3,000ccの最上級グレード (AIRS)には電子制御エアサスペンションが搭載され、ミリ波レーダーを併用する自動車装備として、世界初となるプリクラッシュセーフティシステムがオプションとして選択可能になったところが大きな特徴です。
2006年1月の一部改良では、1MZ-FEエンジンが廃止され、新開発の3,500cc・2GR-FEエンジンが採用されました。
さらに350Gの2WD車にVSC&TRCを標準装備とし、240Gと350Gにはオートレベリング機構付きのディスチャージヘッドランプを設定して、全車に標準装備にしました。
また全車にシートベルト警告ブザー、2鏡面式補助確認装置、ワイヤレスドアロック対応キー3本を標準設定し、カーナビゲーションをHDDタイプに改めるなど装備がかなり充実しました。
スペックは次の通りです。
ボディタイプ | 5ドア クロスオーバーSUV |
エンジン | 2003年2月-2005年12月モデル: 2006年1月-2013年10月モデル: |
駆動方式 | FF / 4WD |
変速機 | 4速AT / 5速AT |
ボディサイズ | 全長4,735mm、全幅1,845mm、全高1,670-1,680mm |
3代目モデルから国内でもレクサスRXとしてデビュー
2009年1月よりついに国内でも「レクサスRX」として発売されました。
「レクサスRX」はこれまでにはなかった、くつろぎの時間を提供するプレミアムクロスオーバーSUVとして誕生しました。
特徴としては伸びやかで余裕のある走行性能と高い省燃費性能や、「統合安全コンセプト」に基づいた先進の安全性能。そして優れた居住性と走行性能を持つプレミアムセダンとSUVらしいモダンで洗練されたスタイリングと機能性などが挙げられます。
発売当初のラインナップはガソリンエンジンの「RX350」とハイブリッドモデルの「RX450h」で、両車ともにV型6気筒3.5 Lエンジンが搭載され、2010年8月には直列4気筒2.7 Lエンジンを搭載する「RX270」もラインナップに追加されました。
ボディタイプ | 5ドア SUV |
エンジン | 2GR-FSE型:3,456cc V型6気筒DOHC |
駆動方式 | FF/アクティブトルクコントロールAWD |
最高出力 | 206kW (280PS)/6,200rpm |
最大トルク | 348N・m (35.5kgf・m) |
変速機 | 6速AT(6 Super ECT) |
ボディサイズ | 全長4,770mm、全幅1,885mm、全高1,690mm |
レクサスRX 現行モデルは2015年に発売
2015年10月に発売された現行モデルは、先代から続くレクサスラインナップに共通したスピンドルを大胆にとり入れていて、ダイナミックで洗練されたボディデザインになっています。
迫力いっぱいのフロントグリルとフロントバンパーからボンネットの造形をはじめ、繊細な薄型ヘッドランプやボリューム感あふれる流れるようなサイドビュー、クォーターピラーが浮いたようなユニークなボディスタイル、そしてディフューザーを装備した安定感のあるリヤビューなど、個性的なエクステリアが特徴となっています。
スペックは次の通りです。
ボディタイプ | 5ドアSUV |
エンジン | 8AR-FTS型:1,998cc 直列4気筒 直噴DOHCターボ |
駆動方式 | FFダイナミックトルクコントロールAWD |
最高出力 | 175kW (238PS)/4,800-5,600rpm |
最大トルク | 350N・m (35.7kgf・m)/1,650-4,000rpm |
変速機 | 6速AT(6 Super ECT) |
ボディサイズ | 全長4,890mm、全幅1,895mm、全高1,710mm |
2018年8月、特別仕様車ブラックシークエンス発売
レクサス LX 特別仕様車 三眼フルLEDヘッドランプ(特別仕様車専用クリアブラック)
2018年8月23日から、レクサスは国内における累計販売台数50万台達成したことを記念して、GS・IS・CT・LX・RX・NXの各モデルに特別仕様車である「Black Sequence」を設定しました。
RXの特別仕様車「Black Sequence」は、標準仕様をベースにスピンドルグリル、LEDフロントフォグランプベゼル、アルミホイール、リヤバンパーロアガーニッシュなどのカラーをブラックとし、エクステリアに精悍な印象付けをしています。
そしてインテリジェントクリアランスソナーやリヤクロストラフィックオートブレーキなどを標準設定し、安全運転を支援する装備も充実させているのが特徴です。
レクサスRXの性能や評価は?
レクサスRX改良新型
262馬力、335Nmのスペックを持つV6・3.5リットルエンジンに167馬力、335Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドユニットがフロントタイヤを駆動、リヤは68馬力139Nmのモーターで駆動するE-FOURシステムを採用。雪道などの滑りやすい路面ではもちろん、コーナリング時のトルク配分も担い安定感を向上している。
このように乗り心地にも配慮し、軽快な走りも楽しめるのがRXの良いところと言えそうです。
レクサス RX 燃費はモデルごとでかなり違うの?
燃費につきましては
初代モデルが10・15燃費で9,1km/Lから11,0km/L、実燃費が6,67km/Lから9,92km/Lとなります。
2代目モデルが10・15燃費で9,0km/Lから9,7km/L、実燃費が6,08km/Lから8,38km/Lです。
3代目モデルがJC08燃費で9,1km/Lから10,0km/L,実燃費が9,32km/Lです。
4代目モデルがJC08燃費で11,2km/Lから11,8km/L、実燃費が9,68km/Lから9,72km/Lとなっています。
レクサス RX各モデルの中古車価格はどれくらい?
中古車価格は初代モデルが1999年の型式で走行距離が8,9万キロのものが19,8万円で安く、2003年の型式で走行距離が3,9万キロのものが129万円となっています。
2代目モデルは2004年の型式で走行距離が10,1万キロのものが28,8万円と安く、2009年の型式で走行距離が8,1万キロのものが139,8万円となっています。
3代目モデルが2009年の型式で走行距離が20,0万キロのものが99万円と安く、2015年の型式で走行距離が4,1万キロのものが628万円と高値になっています。
現行モデルでは2015年の型式で走行距離が4,2万キロのものが258万円と安く、2019年の型式で走行距離が13kmのものが852,2万円と高値がついています。
このように初代モデルでも中古価格であっても、100万円を超えるという流石高級車という価格になっています。
まとめ
海外でも高い人気を誇っていた「レクサスRX」は、やっぱりどこから見てもカッコイイです。
値段はそれなりにしますがそれだけの価値があります。
ただし中古車になると価格も手ごろなものもありますし、台数も結構揃っているので自分に見合ったものが探せると思います。中古でレクサスRXを買って、豪華な気分を味わってみましょう。