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三菱のランエボ、ランサーエボリューションってどんな車?復活する可能性は?

三菱のランエボ、ランサーエボリューションってどんな車?復活する可能性は?

世界ラリー選手権で輝かしい歴史を残し、スポーツセダンの最高傑作と言われながらも、2015年に幕を下ろした三菱自動車の“ランエボ”こと「ランサーエボリューション」。今その“ランエボ”が復活する可能性もしれないという噂があります。そこで、歴代“ランエボ”の性能や中古車価格、そして復活する可能性についてみていきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


三菱の名車! ランサーエボリューションとは?

左から、ランサーエボリューションIII、ランサーEX2000ターボ、ランサー1600GSR

左から、ランサーエボリューションIII、ランサーEX2000ターボ、ランサー1600GSR

ランサーエボリューションは、もともと1980年代のWRC(世界ラリー選手権)のグループBカーの認定において、WRCホモロゲーション取得を目指すために、ランサーにハイパワーターボエンジンを搭載して限定生産販売されたスポーツモデルでした。その後WRCの規定が変わり、ランサーエボリューションがWRCに出場することはなくなりましたが、正式なカタログモデルとなって、国内外における三菱自動車のイメージリーダーとして君臨することになります。

人気者となった理由

三菱 エボリューションⅢ

三菱 エボリューションⅢ

“ランエボ”の人気は国内にとどまらず、映画「ワイルド・スピード」でも登場するなど、米国を始めとする海外でも非常に高い人気を誇っています。その魅力は、見た目はコンパクトセダンなのにハイパワーエンジンと高性能な4WDシステムを搭載した異次元の走行性能でした。ベースがコンパクトセダンであるために、高性能でありながらも価格が安かったことで、チューニングのベースとしても人気の大きかったことも理由と言えます。

ライバルは?

スバル インプレッサWRC

スバル インプレッサWRC

“ランエボ”のライバルとしてはスバルの「インプレッサWRX」しかありません。初代の発売以来
、歴代モデルは市販車はもとより、WRCでの活躍も同じで、この2台の日本車の圧倒的な速さにより、WRCの規定が変わり4WD車が出場できなくなったほどです。

独自の水平対向エンジン以外は、軽量+コンパクト+ハイパワー+4WDというスポーツセダンの内容は似かよっており、性能も価格も同等ということから“ランエボ”派と“インプ”派にファンが二分されることになりました。そして、現在は「スバルWRX」として生産・販売が続いています。

当時のスペックと価格、そして中古車価格


“ランエボ”は、1992年に登場してからエボリューションXまで10代に渡り登場しましたが、細かなチューニングの違いを除くと大きく4世代に分かれます。それぞれのスペックと価格、そして中古車価格をご紹介します。

第1世代

三菱 ランサーエボリューション

三菱 ランサーエボリューション

1992年9月発売に初めて登場。ギャランVR-4の4G63型ターボエンジンを、ランサーに移植したことで“ランエボ”の基本が決定しました。

エボリューションⅠ

最高出力:250PS/6,000rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm

エボリューションⅡ

最高出力:260PS/6,000rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm

エボリューションⅢ

最高出力:270PS/6,250rpm
最大トルク:31.5kg-m/3,000rpm
新車価格:256 .8 万円~320 .5 万円
中古車価格:約80万円~425万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年8月現在)

第2世代

三菱 エボリューションⅤ

1996年8月発売。ベースモデルのランサーが前年にフルモデルチェンジしたため、ボディを新型に刷新。旋回性を向上させるアクティブ・ヨー・コントロール(AYC)を新採用した。エンジンは先代から継続採用され、エボリューションⅣ~エボリューションⅥまでエンジンスペックに変更はありません。

エボリューションⅣ、Ⅴ、Ⅵ
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:36.0kg-m/3,000rpm

新車価格:280 .6 万円~356 .2 万円
中古車価格:約64万円~478万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年8月現在)

第3世代

三菱 エボリューションⅨ

三菱 エボリューションⅨ

2001年2月3日発売。ベースモデルは前年にフルモデルチェンジしたランサーセディアになったため、ボディは大型化されています。エンジンは引き続き4G63型を採用しますが、トルクなどが向上しております。

エボリューションⅦ
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:39.0kg-m/3,500rpm
エボリューションⅧ
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:40.0kg-m/3,500rpm
エボリューションⅨ
最高出力:280PS/6,500rpm
最大トルク:40.8kg-m/3,000rpm 41.5kg-m/3,000rpm

新車価格:293 .8 万円~372 .6 万円
中古車価格:約55万円~459万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年8月現在)

第4世代

三菱 エボリューションⅩ

三菱 エボリューションⅩ

第4世代

2007年10月1日発売。エンジンはこれまでの4G63型ではなく、オールアルミブロックの4B11型を搭載、4WDシステムは新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」が搭載されます。

エボリューションⅩ
最高出力:MC前:280PS/6500rpm MC後:300PS/6500rpm
最大トルク:MC前:43.0kg-m/3500rpm MC後:43.0kg-m/3500rpm
新車価格:324 .5 万円~540 .5 万円
中古車価格:約108万円~495万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年8月現在)

三菱 ランサーエボリューションファイナルエディション

三菱 ランサーエボリューションファイナルエディション

そして、2015年4月10日に最後にして最強の“ランエボ”、「ランサーエボリューション・ファイナルエディション」が1,000台限定で販売されました。また、「ファイナルエディション」の発売をもって日本国内での「ランサーエボリューションX」の生産・販売を終了することも発表されます。

最高出力:313PS/6500rpm
最大トルク:43.7kg-m/3500rpm
新車価格:429万8400円
中古車価格:約498万円~700万円
※車情報サイトResponse 中古車情報調べ(2019年8月現在)

本当に復活する?

三菱 ランサーエボリューション 次期型 予想CG

三菱 ランサーエボリューション 次期型 予想CG

復活の話題に火をつけたのが、益子CEOが2017年6月23日に開催された三菱自動車株主総会において、「ランエボの再開発に挑戦したい」とコメントしたこと。

このコメントで注目を集めたものの、具体的な進展は見られませんでした。そもそも三菱自動車自体がそのようなスポーツモデルの開発を続ける体力がないこと(そもそもの発売終了になった理由)に加え、ルノーや日産も含めたグループのゴタゴタや、EVや自動運転の開発を優先させなければならない状況がその要因になっています。

ルノー メガーヌRS

ルノー メガーヌRS

今、注目されているのが、プラットフォームにルノー・日産・三菱アライアンスによる「CMF-C/D F4」を採用し、メガーヌRSの次期型などと多くのパーツをを共有するというものです。なるほど、これなら三菱が自力で開発するより大幅にコストダウンされ、復活する可能性が見えてきます。

注目されるパワートレインは2.0Lの直列4気筒ターボチャージャーエンジン+48マイルドハイブリッドシステムを搭載し、最高出力341ps、最大トルク433Nmを発揮するというから歴代最強ランエボと比較して不足はなさそう。もちろん、ここに三菱自慢の4WDシステム「S-AWC」も加わるのは間違いないでしょう。

自社開発の目はゼロなのか?

三菱 エクリプス クロス

三菱 エクリプス クロス

新型SUVの「エクリプスクロス」が発表された際、ランサーが無くなった今、次期ランエボのベースとなるのはこの エクリプスクロスしかない!という憶測もありました。

新しい時代のランエボは、従来の4ドアセダンではなくSUVというのは理にかなっています。

しかし、当初からハイパワーエンジンを搭載するようには設計されていなければならず、どうやらそれはなく、純粋なSUVモデルの域を出ないようです。

しかし、次期モデルが独自のボディを許されるなら、SUVクーペというのは可能性があり、エクリプスクロスに似た雰囲気になるかも知れません。

“ランエボ”ファンの想いと現実

三菱 ランサーエボリューションXに搭載された4B11エンジン

三菱 ランサーエボリューションXに搭載された4B11エンジン

“ランエボ”ファンは、三菱の自社開発ではなく、ルノーや日産の姉妹車になってしまうことに不満を持つかも知れません。しかし、生産台数が限られたスポーツモデルを1社で開発することは三菱でなくても不可能な時代になっています。

あのトヨタでさえ、86はスバル、スープラはBMWと組むことで可能になったのですから。もし、自社開発できたとしても、とんでもなく高額な限定生産のスーパーカーになってしまうでしょう。

そうなれば、安価なのに、1000万円オーバーのGTRより速い!というランエボの魅力が失われてしまいます。だから、ルノー・日産とのアライアンスで良かったと思うのが正解なのではないでしょうか。

まとめ

“ランエボ”が復活して発売されるかされないのか、お化けのような話ですが、信じて待つしかありません。

そして未来の“ランエボ”がどのような形で登場するのか、歴代の“ランエボ”を知っている私たちが目撃できるのは、幸せな事ではないでしょうか。

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