洗車は自分でやる、だけじゃない!
洗車は自分でやる方法しかない、と思っていませんか?
実は、洗車は自分で行うだけではなく、専門家に依頼したり、洗車機を利用して自動的に洗ったりと
様々な方法があります。
この記事では、「自分でやる手洗い洗車」、「プロに任せる手洗い洗車」、「洗車機」のメリット・デメリットを徹底解説します!
手洗い洗車のメリット・デメリット
手洗い洗車のメリット・デメリット
手洗い洗車には、「自分で手洗い」「プロに依頼」の2つがあります。
「安く済ませたい」「自分でやりたい」という人は自分で手洗いする方法、「技術のある人にしっかりと洗車してもらいたい」という人はプロによる手洗い洗車が向いています。
自分で手洗いするメリット
1・圧倒的に安く済む
自分で手洗いする場合、必要な道具と水を使うだけなので、一番安く済みます。最初に道具を揃えるときにまとまった費用が要りますが、一度揃えればあとは大きな出費がありません。
2・洗車機よりも細かな洗車が可能
手洗いの場合は自分の手で隅から隅まで洗うことができます。洗車機のブラシが届かないような凹凸部分や下回りも綺麗にすることができます。とくにワイパーやドアミラー付近はゴミやホコリが溜まりやすくて洗車機が苦手とする部分であり、その箇所を重点的に洗えるのが手洗いの利点です。
細かな汚れやゴミが気になる人・隅から隅まで綺麗にしないと満足できない人にはおすすめの方法です。
3・自分の車に対して愛着が湧く
自分の手で手間暇をかけて洗車することにより、車に対してより一層愛着が湧いてきます。「自分でピカピカにしたんだ!」と思えば、ドライブ時の気分も高まることでしょう!
4・車の細かな変化に気づける
洗車するときに車の細かな部分をチェックすることができます。そのため普段では気づかなかった異変に対処することができます。目に見えない部分にあった傷に気づいて処置することができるのも、大きなメリットですね。
自分で手洗いするデメリット
1・きちんと洗わないと車を傷つける恐れがある
自分で洗車をする場合、洗い方に気を配らないと車を傷つけてしまう恐れがあるので要注意です。
よくある例としては、「最初に水洗いせずいきなりスポンジでこする」「硬いブラシでこすってしまう」「コーティング車に合わないシャンプーを使った」などがあります。いろいろと気を配りながら洗車しないといけないので、クルマに詳しくない人にとってはいろいろと気疲れしてしまいますね。
2・水とスペースを用意しなければならない
洗車をするためには、スペースと水を用意しなければなりません。アパートやマンションといった共同駐車場では、スペースの確保や水を用意するのに苦労することでしょう。
その場合はコイン洗車場を利用する手もありますが、利用するたびに費用がかかります。
3・時間と体力が要る
自分の手で全て洗車するには、まとまった時間と体力が必要です。手洗いの場合、おおよそ1時間から2時間ほどかかります。また雨の日には出来ないので、晴れまたは曇りの日にしかできません。
洗車は想像以上に体力を要します。中には、中腰姿勢でずっと洗車をしていたために腰を痛める人、立ちっぱなしで足がむくんでしまう人もいます。
プロに手洗いしてもらうメリット
1・安心して任せられる
プロによる手洗い洗車は、技術や知識に長けている人に依頼できるので安心感があります。
クルマに洗詳しくない人は、自分で洗車をしてしまうとボディに洗車傷がついてしまったり、汚れが綺麗に取れないケースが発生する場合がありますが、プロに任せることでそれらの心配を回避できます。
2・仕上がりが綺麗
ワックスやコーティングを綺麗にムラなく塗布するのは、素人には難しいです。プロのスタッフなら均一に綺麗にワックスやコーティングをしてくれるので、美しい仕上がりになります。
3・時間や労力を省ける
自分で洗車すると時間がかかりますが、プロによる洗車なら早くて30分程度で終わります。待っているだけで完了するので、労力もかかりません。
プロに手洗いしてもらうデメリット
1・費用が高額
プロに手洗い洗車を依頼すると、費用はそれなりの金額になります。軽自動車でも最低2,000円以上は必要です。ワックスやコーティング依頼もすると、10,000円以上かかる場合もあります。
2・予約が必要
プロによる手洗い洗車を依頼するときは予約が必要なケースがほとんどです。当日に受付してくれるところもありますが、混み具合によっては断られるケースもあります。
洗車機のメリット・デメリット
洗車機のメリット・デメリット
洗車機は自動で洗車してくれる機械であり、主にガソリンスタンドやコイン洗車場に設置されています。
一般的に多く使用されているのは「全自動洗車機タイプ」です。洗車機入り口にある機械でメニューを選択し、お金を投入します。あとは機械の指示に従って車を所定位置に移動させれば、水洗い・ブラッシング・乾燥まで自動で行ってくれます。
洗車機で洗車するメリット
1・短時間で終わる
自分で手洗いするのと比較すると、洗車機での洗車時間はたったの数分です。ワックスやコーティング洗車でも10分〜15分程度で終わります。時間のないときには非常に便利です。
2・プロ洗車と比較すると安い
洗車機の料金は、プロに洗車依頼するのと比較して、圧倒的に安く済みます。プロに依頼すると安くても数千円以上しますが、洗車機は最安値で数百円です。また車種による料金の違いもありません。そのため、大型車でも低価格で洗車できるのは大きな魅力でしょう。
ガソリンスタンドによっては洗車機の回数券やプリペイドカードを販売しており、それを活用すればさらに安く済ませることもできます。
3・労力が少ない
手洗い洗車では、水洗い・シャンプー・拭き上げまで全てを自分でやらなければなりません。一方の洗車機で必要な労力は拭き上げだけ。必要最小限の労力で済むのが洗車機のメリットです。
拭き上げをするときも、洗車機の風圧で水を飛ばしてくれているので、軽く拭き取るだけで済みます。
洗車機で洗車するデメリット
1・細かな部分の洗車は苦手
洗車機では、細かな部分の汚れやゴミが残っていることが多くあります。専用のブラシが当たる部分しか洗えないので、凹凸部分は汚れたままになってしまうのです。
とくにミラー部分・ワイパー付近は汚れが付着したままであることがほとんどです。
さらにブラシの圧力は一定なので、しつこい汚れがある場合でもその部分だけ念入りにブラッシングすることはできません。
2・傷がつくこともある
洗車機では回転した専用ブラシが車体をこするため、細かな洗車傷が付きやすいです。最近は傷がつきにくいように改良された洗車機などもありますが、それでも車に付着したホコリやゴミによって、細かい傷が付いてしまう場合もあります。特に、ボディー色が黒・赤・茶色などの濃い色ほど洗車傷が目立ちやすくなります。
3・不注意でパーツが壊れる可能性も
洗車機で洗車する前に必要な処置をしないと、車のパーツが壊れる可能性もゼロではありません。
ただし、これは洗車機をかける前には自分の車に付いているパーツを確認し、注意事項に記載されている処置をすれば防ぐことができます。
洗車にかかる費用はいくら?それぞれ解説!
洗車で一番安い方法は、やはり自分で手洗いする方法でしょう。必要な道具を揃えるだけで済むので、余計な費用は一切不要です。その次に洗車機による洗車方法であり、一番安くて数百円で済みます。最も高いのが、ガソリンスタンドや専門店に依頼する方法です。
丁寧に洗車してもらえる安心感はありますが、その分費用が高いのがネックです。
以下、それぞれの詳しい費用を紹介します。
※情報は2021年現在のものです
■1.手洗い洗車
自分で洗車するときに必要な費用は、道具代・水道代・場所代などがあります。
最も高額なのは洗車ブラシやカーシャンプー、拭き上げ用のタオルなどの洗車グッズですが、カー用品店で数千円で揃える事が出来ます。道具を一度揃えてしまえば、あとは水道代・場所代だけで済みます。
◯道具代の一例
・バケツ:水を溜めておくためで、100均で売っているようなもので十分です。
・ホース:シャワー付きのものが便利でおすすめです。また長さがあるものだと大型車でも苦労しません。ホームセンターで2,000円から販売しています。
・ブラシ、スポンジ:傷がつきにくく、柔らかめのものを選びましょう。泡立ちが良いものだと便利です。安いものだと数百円、性能が良いものだと千円以上します。
・吸水タオル:マイクロファイバータオルがおすすめ。複数枚セットで1,000円〜で販売しています。
・カーシャンプー:汚れを落とすのが目的のもの、コーティング車専用、コンパウンド入りなど、シャンプーの種類によって価格も変動します。安くて300円、高くて3,000円以上のものがあります。
・カーワックス、コーティング剤:ワックスやコーティング剤を塗布することで、撥水効果・艶出し効果・色あせ防止効果など、愛車のコンディションを長く良好に保つことができます。ただし、少量のものでも2,000円以上します。
◯水道代
洗車1回で使う水量はおよそ200L〜250Lとされています。シャワーノズルを使うなどして工夫をすれば、水道代を安く済ませることができます。
◯場所代
洗う場所が確保できない場合、コイン洗車場を借りて洗車する必要があります。1回につき500〜1,000円ほどかかります。
■2.洗車機
洗車機の料金は使用する洗車機によって変動します。洗車機はガソリンスタンド・コイン洗車場ごとに異なります。
主なメニューの平均的な料金は、以下のとおりです。
水洗い | 100円〜300円程度 | |
---|---|---|
シャンプー | 300円〜500円程度 | |
ワックス洗車 | 700円〜1,000円程度 | |
コーティング洗車 | 1,000円〜1,500円程度 | |
グラスコート、ガラスコート | 2,000円程度〜 | |
オプション(下部洗車・ホイール洗車・泡洗車など) | 500円程度〜 |
シャンプー洗車で安くて300円、ガラスコートやオプションなどを付ければ3,000円以上します。
ガソリンスタンドによっては、「初回のみシャンプー洗車無料」「◯◯円以上で◯円引き」といった期間限定セールやキャンペーンなどを行っているところがあります。洗車機を利用して少しでも安くしたいなら、そうしたキャンペーンを活用すると良いでしょう。
■3.ガソリンスタンドのスタッフによる手洗い
ガソリンスタンドに行こう
ガソリンスタンドスタッフによる手洗い料金は、洗車機よりも割高です。
ガソリンスタンドによって価格設定は大きく異なりますが、主に「車のサイズ」や「利用するメニュー」によって変動します。
軽自動車 | 1,500円程度〜 | |
---|---|---|
普通車 | 2,000円程度〜 | |
高級車、大型車 | 3,000円程度〜 | |
コーティング付 | 10,000円程度〜 | |
オプション追加 | 1,000円程度〜 |
■4.プロによる手洗い
有名な専門店の1つに「KeePer PRO SHOP」があります。コーティング技術に優れたスタッフが愛車を丁寧に洗車してくれることで評判が高いです。
KeePerの料金は車のサイズ、コースによって異なります。
SSサイズ | 2,200円〜 | |
---|---|---|
Sサイズ | 2,320円~ | |
Mサイズ | 2,600円~ | |
Lサイズ | 2,850円~ | |
LLサイズ | 3,240円~ |
なお「キーパー施行車用」では値段が上記よりも安くなります。
さらに洗車オプションで「虫落とし」「ホイール拭き上げ」も追加でき、オプション1つにつき800円~ほど料金がかかります。
費用と目的に合わせて洗車方法を選ぼう
自分で細かな部分まで綺麗にしたい人は手洗い洗車、時間と労力を減らしたい人には洗車機による洗車をおすすめします。
また手洗い洗車でもプロに依頼する方法がありますが、費用は高額となります。それぞれの方法のメリット・デメリットを比較して、その時に合った方法を選択するのがベストです。
洗車費用が一番安いのは自分で洗車する方法です。
逆に費用が一番高いのはプロに依頼する方法となります。
お金に少しでも余裕があるのなら、手間を省くことができてかつ綺麗になる「プロに依頼する方法」をおすすめします。
費用は高いですが、その分大事な愛車を美しく保つことができます。
費用や目的に合わせて、洗車方法を選択していきましょう。
洗車に関するFAQ
■洗車って、どんな方法があるの?
大きくわけて、「手洗い洗車」と「洗車機での洗車」の2種類があります。手洗い洗車には、「自分で洗車する」と「プロに洗車してもらう」という2つの方法に分かれます。まとめると「自分で洗車する」「プロに洗車してもらう」と「洗車機での洗車」の3種類があると言えます。
■手洗い洗車のメリット・デメリットは?
手洗い洗車を自分でやる事のメリットは、安い!と言う事です。洗車グッズを買い揃えるのに数千円かかりますが、その後は洗車をする場所と水道さえ確保できれば、ほぼタダで洗車ができます。ただし、「スポンジでクルマを洗う前に、しっかりと水をかけてホコリを落とす」等の洗車の基本動作を覚えておかないと、自分の愛車を洗車キズだらけにしてしまう場合もありますので注意が必要です。
ガソリンスタンドのスタッフなどのプロに手洗い洗車をしてもらう場合は、洗車キズがつくなどの心配はありませんし、仕上がりも一般のユーザーさんが洗うよりもキレイになります。ただし、最低でも2,000円〜と、洗車にしては比較的高額な費用が発生してしまいます。
■洗車機のメリット・デメリットは?
洗車機のメリットは、「安い」「速い」と言う点です。手洗い洗車であれば30〜1時間かかりますが、洗車機であれば5〜10分もかからずに洗車が完了。その後の拭き上げも含め、30分もあれば余裕で洗車ができてしまいます。費用も、最も安いコースであれば500円程度から利用できます。
デメリットは、クルマによっては塗装に負担をかける場合もある事です。特に古いクルマは、塗装のクリア層が劣化して弱くなっているいる可能性があるので、洗車機でダメージを与えてしまう事もあるので、使用は控えたほうがいいでしょう。