関東の道の駅はいくつある?
関東地域の一都六県に道の駅は177駅あります。中には廃校を利用したユニークな駅もあり、一度は行ってみたいものです。東京から最も遠い群馬や栃木でも3〜4時間のドライブで着くので、小旅行にはもってこい。ぜひお気に入りの道の駅を見つけてください。
関東の道の駅おすすめランキング 10
都心から近い距離とはいえ、関東地方にはまだまだ自然が残っている場所も多く、道の駅もその土地の特色を活かした駅が多く存在しています。
どちらかというと、海の幸よりも山の幸が多く味わえる駅が多く、都会ではめったに食べることができない打ちたてのそばやとれたての野菜を活かした料理が味わえるのが特徴となっています。また、四季折々の新鮮な野菜を購入できる駅も多く、ご自宅の食卓を充実させてくれるでしょう。
それでは、関東地域の道の駅おすすめランキング10を発表していきます。
※ランキング順位は筆者の個人的な見解によるものです。
■第10位 道の駅 八王子滝山(東京都)
写真は八王子の山
東京都で唯一の道の駅です。都心から中央高速に乗って約1時間。窓辺の景色が徐々に変わり、八王子ICで降りればそこは都会のオアシスといってもいい風景が広がっています。下道を走ること約5分で道の駅 八王子滝山につきます。
公共の交通機関で行く場合はJR八王子駅から「ひよどり山トンネル経由戸吹行き」のバスに乗り「道の駅八王子滝山入口」停留所で下車、徒歩3分です。
住所:東京都八王子市滝山町1-592-2
TEL:042-696-1201
営業時間:9:00〜21:00
定休日:年中無休(一部店舗を除く)
おすすめポイント1:東京産食材にこだわったお惣菜「はちまきや」
東京で育まれたご当地豚肉の「東京X」の新鮮な内臓を煮込んだ「東京Xのモツ煮」やホクホクのじゃがいもを使った「昔ながらのコロッケ」など、地元の農家のお嫁さん達が集まり、手作りのお惣菜を販売しています。
おすすめポイント2:東京の野菜を味わえる、野菜の食卓「八農菜」
「お野菜バー」は地元産のフレッシュな野菜を使ったサラダやお惣菜などが食べ放題です。日頃の野菜不足を解消したい方にはぜひおすすめです。東京でも美味しい野菜がとれることを実感してみてはいかがでしょうか。
また、東京はいわゆる「そば文化圏」の地域ですが、多摩地域の一部に「うどん文化圏」もあります。八王子の滝山はうどん文化圏なので、美味しいうどんが味わえます。コシのある麺を豚肉たっぷりのつけ汁で食べれば病みつきになるでしょう。
おすすめポイント3:搾りたての味「ミルクアイスMO-MO」
八王子市内の牧場から直送された新鮮な牛乳でソフトクリームやジェラートを作っています。爽やかな甘さと搾りたてのミルクの風味を感じてください。ドライブの疲れも吹き飛ぶでしょう。
■アクセス情報
■第9位 道の駅 常陸大宮(茨城県)
道の駅 常陸大宮は茨城県常陸大宮市の道の駅です。
車でのアクセスは常磐自動車道を那珂ICで降りて、国道118号線を大子方面へ約19kmで到着します。列車を利用する場合はJR常陸大宮駅からタクシーで約12分、大宮駅から市内循環バスで「道の駅かわプラザ」停留所下車する必要があります。
ただ、このルートだとバスの本数が少ないので、常陸大宮駅からタクシーを利用するルート、または大宮駅でレンタカーを借りてドライブするもの楽しいかもしれません。その場合、常磐道に乗ってもいいのですが、せっかくなので国道118号線でのんびり行くがおすすめです。
建物の前は広場になっていて、椅子やパラソルも備えてあるので、開放的な気分で楽しむことができるでしょう。
住所:茨城県常陸大宮市岩崎717-1
TEL:0295-58-5038
営業時間:9:00〜18:00
定休日:年中無休
おすすめポイント1:絶品瑞穂牛が味わえる「キッチンCOWCOW」
常陸大宮市のブランド牛、瑞穂牛のステーキやメンチカツなどが味わえます。「瑞穂牛ロースステーキ定食」は柔らかく、肉汁たっぷりの瑞穂牛の美味しさを存分に味わえる一品です。たまの贅沢にいかがでしょうか。
また、瑞穂牛のミンチを揚げたサクサクの衣が美味しい「瑞穂牛メンチカツ」もおすすめしたい一品です。昼時なら瑞穂牛の旨みたっぷりの「瑞穂牛カレー」や「牛もつ煮定食」が手頃な値段でちょうどいいでしょう。
おすすめポイント2:野菜も加工品も「特産品販売所」
年間200トンを超える収穫高を誇る「奥久慈なす」、食味値85の美味しいお米「奥久慈の恵 うまかっぺ」などの農産品を販売しています。常陸大宮市の名産品は御前山産のゆず「多田錦」を使った加工品も人気です。ご当地サイダーやドレッシングなど、日持ちする商品もあるのでお土産に喜ばれるでしょう。
そして、茨城といえば納豆が有名です。水戸市というイメージが強いかもしれませんが、常陸大宮市でも生産しています。市内限定発売の「ちびまるなっとう」は小粒で歯ごたえもよく、これだけれもご飯がすすみます。
おすすめポイント3:絶品の天然物が味わえる「鮎の塩焼き」
道の駅 常陸大宮内では、市の魚でもある鮎を食べることができます。館内の加工室では久慈川・那珂川でとれた貴重な天然鮎を1匹ずつ丁寧に塩焼きにし、その場で頬張ることができるようになっています。
川石の苔を食んで育った天然鮎はスイカの香りがするとされ「香魚」と呼ばれるほど、優れた香りがする魚です。川魚が苦手、という方もいるかもしれませんが、ぜひ頭から食べてみてください。川魚に対する認識が変わる美味しさです。
■アクセス情報
■第8位 道の駅 川場田園プラザ(群馬県)
道の駅 川場田園プラザは群馬県利根郡川場村の県道64号沿いにある道の駅です。公共の交通機関で行く場合はJR上越線「沼田駅」から川場循環バスで約30分、「田園プラザ」停留所下車1分で行けます。上越新幹線を利用した場合は「上毛高原駅」で降りてタクシーで約30分です。
しかし、せっかく行くのだから車で行くのがおすすめでしょう。関越自動車道を沼田ICで降りて、約10分で着きます。武尊山の麓に広がる広い面積を持ち、食べることから遊ぶことまで、1日いても飽きない道の駅となっています。
住所:群馬県利根郡川場村大字萩室385
TEL:0278-52-3711
営業時間:9:00〜17:00
定休日:年中無休
おすすめポイント1:コシと喉越しが抜群「そば処虚空蔵」
地場産のそば粉と自然が育んだ清らかな水で打った手打ちそばが味わえます。「十割そば」はそば粉が持つ芳醇な香りと喉越しが楽しめる絶品。1日15食しか提供されない限定メニューなので、どうしても食べたい方は早めに行くことをおすすめします。
おすすめポイント2:記念に自分だけの陶器を作れる「ろくろ体験陶芸教室」
道の駅 川場田園プラザでは、ろくろ体験ができます。プロの陶芸家によるレクチャーがあるので、初めてろくろに触れる方でも安心です。せっかくなので、訪れた記念にオリジナルの作品を作ってみてはいかがでしょうか。
■アクセス情報
■第7位 道の駅 もてぎ(栃木県)
道の駅 もてぎは栃木県芳賀郡茂木町にある国道123号沿いの道の駅です。
車で行く場合のアクセスは常磐自動車道の水戸ICより約50分、北関東自動車道で行く場合は真岡ICより約40分です。列車を利用する場合は真岡鐵道「茂木駅」より、JRバスで「笠間道」停留所下車2分ですが、茂木駅から歩いても12分程度です。毎週の土曜、日曜と祝日には真岡鐵道のSLも運行されるので、写真撮影にも絶好のポイントです。
モダンな建物が印象的で、夜になるとライトアップされ、素敵なムードを醸し出すので、家族連れだけでなくカップルにもおすすめの道の駅です。
住所:栃木県芳賀郡茂木町大字茂木1090-1
TEL:0285-63-5671
営業時間:9:00〜18:00(10〜3月)、9:00〜19:00(4〜9月)※いずれも一部の店舗は異なる。定休日:年中無休
おすすめポイント1:週末はSLを眺めながら食事できる「レストラン 桔梗」
名物のわっぱ飯は茂木産のもち米を使用し、エビや椎茸など具の旨みが染み出た一品です。
木の器で供されるので、ご飯の余計な水分を吸い取り、ふっくらとした食感を楽しめます。このわっぱ飯に手打ちそばを組み合わせた「もてぎ御膳」は野菜の天ぷらや小鉢もついてお腹いっぱいになれるでしょう。また。このレストランの裏には真岡鐵道の線路が走っているので、週末や祝日にはSLの雄姿を眺めることができます。
おすすめポイント2:手作りアイスコーナー
地元産のイチゴやゆずなどのほか、サツマイモやカボチャで作ったアイスクリームを味わいましょう。果物も野菜も地元の農家で取れた新鮮なものばかりです。季節ごとに異なる味は全部で15種類とどれにするのか迷ってしまう多さです。
おすすめポイント3:手作りバウムクーヘン「バウム工房 ゆずの木」
道の駅 もてぎにはバームクーヘン工房があります。本場のドイツの赤レンガ建築を思わせるモダンな建物が目印です。目の前でバウムクーヘンを作る過程を見学することもできるので、お子様連れには喜ばれるでしょう。地元産のコシヒカリの米粉を使ったちょっと珍しいバウムクーヘンは、しっとりとした舌触りが特徴で、お土産として喜ばれること請け合いです。
■アクセス情報
■第6位 道の駅 保田小学校(千葉県)
写真はイメージです
道の駅 保田小学校は千葉県安房郡鋸南町にある県道34号線沿いの道の駅です。
車で行く場合は富津館山道路を鋸南保田ICで降りてすぐの場所にあります。電車で行く場合はJR保田駅から歩いて約15分ほどの距離です。車で行くのが便利ではありますが、子供の頃の遠足を思い出して電車で出かけても楽しいでしょう。この道の駅の最大の特徴は、廃校になった小学校の校舎をそのまま道の駅に転用したことです。教室や体育館はそのまま残っており、子供の頃を思い出して楽しむことができる他にはあまりない道の駅となっています。
住所:千葉県安房郡鋸南町保田724
TEL:0470-29-5530
営業時間:9:00~18:00(店舗によって異なる)
定休日:店舗によって異なる
おすすめポイント1:懐かしの給食を味わえる「里山食堂」
旧校舎の1階にある食堂です。ここはただの食堂ではありません。小学校時代の給食がそのまま味わえるのです。子供の頃、あのアルマイトの食器と先割れスプーンでワイワイ食べると、何の変哲もないシチューやカレーがとても美味しく感じられた方は多いと思います。
訪れた際には、童心に返って皆で懐かしの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
おすすめポイント2:体育館が市場になった!「きょなん楽市」
元々は体育館だった場所は、地元産の農産物や花を販売する市場に変わりました。四季折々の野菜や果物に加えて、お土産に最適なお菓子類も販売しています。おすすめは地元産のハチミツでふわっと仕上げたオリジナルのカステラで人気ナンバー1です。
「きょなん花MARCHE」には地元産の花や園芸グッズも並びます。
おすすめポイント3:学校に泊まれる「学びの宿」
元々校舎として使われていた建物の2階は「学びの宿」という宿泊施設になっています。黒板など、小学校時代の設備はそのまま残されているので、ノスタルジックな気分に浸れるでしょう。学校に泊まれるなんて滅多に無い体験です。この機会に一泊してみてはいかがでしょうか
■アクセス情報
■第5位 道の駅 とみうら 枇杷倶楽部(千葉県)
写真はイメージです
道の駅 とみうらは千葉県房総市にある国道127号線沿いの道の駅です。アクセスは車の場合、富津館山道路を富浦ICで降りてすぐの場所です。電車で行く場合はJR富浦駅から徒歩15分程度です。「びわ倶楽部」と名の付く通り、名産品のびわを味わうことができる道の駅です。毎年、春になると駅の前一面に菜の花が咲き、暖かな南房総らしい風景を楽しむことができます。
住所:千葉県南房総市富浦町青木123-1
TEL:0470-33-4611
営業時間:9:15~18:00
定休日:年中無休
おすすめポイント1:甘くて美味しいびわを買うことができる「ショップ」
富浦町の名産品であるびわは、皇室への献上品になっているほど糖度が高く、そのまま食べるのが一番おすすめです。ここのショップでは極上の「信房びわ」をリーズナブルな価格で求めることができます。ここまでのびわを東京の果物店で買えば、かなりの出費を覚悟しなければなりませんが、数千円で買えるのは地元ならではの嬉しい点でしょう。地方発送やオンラインショップもあるので、大事な方へのお土産に最適です。
おすすめポイント2:南房総ならではの風景を眺められる「カフェレストラン」
ガーデンテラスになっていて、庭に咲き誇る様々な花々を眺めながらびわを使ったスイーツや食事を楽しめます。おすすめは「びわカレー」です。
びわのピューレを隠し味に混ぜ込んだカレーはフルーティな味わいで、ご飯だけでなくナンやパスタにもよく合う一品となっています。食事の締めくくりのデザートには枇杷を使った「びわソフトクリーム」やさっぱりとした甘さが美味しい「びわジュース」がいいでしょう。
■アクセス情報
■第4位 道の駅 日光街道ニコニコ本陣(栃木県)
道の駅 日光街道ニコニコ本陣は、栃木県日光市の国道119号線にある道の駅です。アクセスの方法は車でも電車でも便利な場所にあります。車の場合は、日光宇都宮道路の今市ICを降りて5分ほどで着きます。列車では東武線の「下今市駅」かJR「今市駅」から歩いて5分ほどです。道の駅は車で行くことが前提となっているため、鉄道駅からのアクセスが悪い場所が多いのですが、ここは列車でも行くことができるのが嬉しい点です。
いかにも観光スポットらしい純和風の建物は日本情緒に溢れ、外国人にも人気が高い道の駅だとか。駐車場は広く、トイレなどの設備も清潔なので、女性やお子様づれでも安心して楽しむことができるでしょう。
住所:栃木県日光市今市719-1
TEL:0288-25-7771
営業時間:9:15~18:00
定休日:第3火曜日(祝日の場合は翌日)
おすすめポイント1:地元産の二八蕎麦が味わえる「そば処 蕎粋庵」
日光産のそば粉を使用したそばが味わえます。ここで提供されるのは十割蕎麦よりも喉越しに勝るといわれる二八そばです。おすすめは「日光ひたしそば」でしょう。かき揚げをそばつゆに浸して食べるのが日光流の食べ方です。油っぽいかき揚げはちょっと…という方には葉わさびをそばの上に散らした「葉わさびそば」が食べやすいでしょう。辛味も爽やかでさっぱりと食べられます。オリジナルの「炭そば」は炭で色をつけた真っ黒のそばで滅多に食べることができない珍味でしょう。
おすすめポイント2:金谷ホテルベーカリー
日光金谷ホテルといえば、明治6年創業の老舗のホテルです。古くから外国人の宿泊客が多かったため、パンの美味しさには定評があり、今では全国的に知られているでしょう。その名門ホテルのパンを買うことができるベーカリーです。おすすめは「ロイヤルブレッド」です。金谷ホテルの朝食にも供される食パンで、キメの細かな歯触りが特徴。それを実現しているのが栃木県産の牛乳を使った生地で、この食パンを目当てに訪れる人もいるほどと言われています。トーストにしてももちろん美味しいですが、そのまま食べるとより小麦の風味を感じることができるでしょう。
おすすめポイント3:ドライブ途中のおやつを食べられる「CASTLE」
長時間のドライブとなると、ドライバーはもちろん、長時間乗っているだけでも疲労は溜まります。休憩に車を止めたら甘いものをとって心身を休めましょう。ここでは地元産の新鮮な果物や生乳を使ったスイーツを賞味できます。一番人気は「至福のとちおとめミルク」ジェラートです。また、小腹が空いた時はホイップクリームやイチゴがサンドされたワッフルがおすすめです。
■アクセス情報
■第3位 道の駅 日立おさかなセンター(茨城県)
写真はイメージです
久慈漁港に近いところにあるのが道の駅 日立おさかなセンターです。アクセスは車が便利で、常磐自動車道を日立南太田ICで降りて約10分で到着できます。公共の交通機関を利用する場合はJR「大甕駅」から直通のトランジットバスが出ています。
海をイメージしたようなスカイブルーの鮮やかな建物が目印で、構内には廉価で新鮮な魚介類を買うことができる市場からそれらの食材を味わえるレストランなど、海の幸をお腹いっぱい味わえる道の駅となっています。このような駅は関東圏では希少かもしれません。
住所:茨城県日立市みなと町5779-24
TEL:0294-54-0833
営業時間:9:15~18:00
定休日:年中無休(店舗によって異なる)
おすすめポイント1:好みの盛を好きなだけ!「味勝手丼と浜焼きコーナー」
構内のあかつ水産の名物です。味勝手丼は丼のご飯を購入し、自分の好きな魚介類を選んで好みの海鮮丼を作ることができます。また、浜焼きは買った食材をその場で網焼きし、いただくことができます。どんな食材もとれたてで鮮度は抜群で、満足することは間違いなしです。
おすすめポイント2:なんでも揃う「おさかなセンター」
扱っていない魚介類はないと言ってもいいほど品揃えが豊富な市場です。魚だけではなく、JA常陸直売所や青果店もあるので、野菜や果物も買うことができます。
■アクセス情報
■第2位 道の駅 アグリパークゆめすぎと(埼玉県)
写真はイメージです
道の駅 アグリパークゆめすぎとは埼玉県北葛飾郡杉戸町才羽にある道の駅です。
最寄りのインターチェンジは東北自動車道の岩槻ICから約30分かかります。中央連絡自動車道の幸手ICからは約10分で着きます。鉄道を利用する場合は、東武伊勢崎線で「東武動物公園駅」で下車し「関宿中央ターミナル」行きのバスに乗り、田宮農協前で下車、そこから15分程で着きます。
周囲を田畑に囲まれた中に現れるオレンジ色の屋根が目印となっています。まるで牧場のようなのどかな風景です。
住所:埼玉県北葛飾郡杉戸町才羽823-2
TEL:0480-38-4189
営業時間:9:00~17:00(店舗によって異なる)
定休日:第1、第3水曜日(祝日の場合は営業)