■2020年コンパクトカーの予測と新型車
ホンダ 新型フィット
トヨタヤリス
そしてコンパクトカーの最大のイベントとなりそうなのが2020年2月の、「ヴィッツ」改め新型「ヤリス」と新型「フィット」の発売です。両車とも事前受注は順調であり、スタートダッシュがどのような成績になるのか注目を集めています。
総合順位はホンダのN-BOXが5連覇
ホンダN-BOX
「N-BOX」はホンダとしては過去最高台数となる25万3500台を記録して3年連続、軽自動車では5年連続の首位獲得となりました。そして12月単月でも首位となっています。タントが浮上しましたが「N-BOX」には6万台近い大差を付けられています。
そして普通車(登録乗用車)のトップは12万5587台のトヨタ「プリウス」で、2年ぶりの年間トップとなりました。また前年首位だった日産の「ノート」は後半に落ち込んだ影響で「プリウス」に抜かれて普通車の2位、総合では7位に終わっています。
トップ10には軽自動車と普通車が5台ずつランクインし、セレナがトップ10からはずれ、カローラが入ったのが前年と異なるところです。
【2019年車名別新車乗用車販売台数ランキング トップ10】
【2019年普通車(登録乗用車)販売台数ランキング トップ10】
1位トヨタ・プリウス 12万5587台
2位日産・ノート 11万8472台
3位トヨタ・シエンタ 11万0880台
4位トヨタ・カローラ 10万4406台
5位トヨタ・アクア 10万3803台
6位日産・セレナ 9万2956台
7位トヨタ・ルーミー 9万1650台
8位トヨタ・ヴォクシー 8万8012台
9位ホンダ・フリード 8万5596台
10位トヨタ・ヴィッツ 8万1554台
※参考:日本自動車販売協会連合会
■普通車(登録乗用車)はプリウスが首位も身内にライバル多し!
トヨタプリウス
プリウスはマイナーチェンジ以降、エクステリアデザインを一新と、コネクテッド機能・安全性能を強化したことで4月からは4か月連続で月間販売台数トップになるなど好調をキープして、本来の居場所である首位にやっと戻ってきました。
前年首位の日産ノートは後半販売が伸び悩み2位に転落。3位にトヨタのミニバン「シエンタ」、4位に「カローラ」、5位に「アクア」がランクインするなど、7台が普通車トップ10に入っています。
トヨタ カローラツーリング
単月では「カローラ」が首位をキープしており、「アクア」も踏ん張り、さらに単月ではSUVトップとなった「ライズ」が、12月単月では「カローラ」に肉薄する好調さを見せています。
そして、2月には新型「ヤリス」とホンダの新型「フィット」の登場により、2020年は「プリウス」も4番手~5番手に後退するものと見られています。
まとめ
今回は2019年通期と12月度の販売台数をもとに各クラスごとのランキングをご紹介しました。
2020年もハスラーから始まり、フィット、ヤリスと春から新車が怒涛のごとく発売されます。消費税増税もなんのその、今年も新車は熱い!そんな一年になりそうです!